【感想・ネタバレ】そして名探偵は生まれたのレビュー

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ネタバレ

4つの短編のうち、「生存者、一名」が特におもしろかった。冒頭で、生存者一名、死者五名と出てくるので、誰が生き残るのか想像しながら楽しく読めた。

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2015年09月27日

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ネタバレ

中編作四遍からなる本。
この中では『館という名の楽天で』が一番好きだった。いかにもな館で起きる殺人事件、はミステリ好きには王道で憧れなので、それを大人になったらごっこでも実現させたい!と思う気持ちはすごくわかる。
被害者役がほんとに死ぬやつだろ…?!て思ってたらそんなことなくてよかった笑
最期はしんみりしたけど、それでも彼らは最後にミステリ好きの仲間たちと夢が叶えられて嬉しかっただろうなあ。

『生存者、一名』はサバイバルものですごく好きな題材なんだけど……
女性の妊娠と、そこで生まれた子供が〜、みたいな仕掛けはまじで妊娠出産を軽く身過ぎてるから嫌い。ちょっと気持ち悪くなって、そしたらあとはお腹の膨らみさえクリアできれば普段通り行動できると思ってる?なめてんのか?
フィクションだしと言われればそれまでだけどこういうトリックは受け付けなかった。

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2023年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

推理小説短篇集。

『そして名探偵は生まれた』は、麻耶雄嵩のとある助手に似たようなキャラが出てきて麻耶作品好きの私には最高だった。

『生存者、一名』は、この中で一番面白かったかな。
孤島のサバイバルということでハラハラ感もあった。もう一人ってまさか…となんとなく察したような気になったが最後の最後にまた驚かせてくれた。

『館という名の楽園で』は、この中では展開が読みやすく驚くポイントはそんなになかったけど、懐かしいような切ないような気持ちになれる作品。

『夏の雪、冬のサンバ』は、これもオーソドックスな推理小説かな?と思いきや犯人がわかったときに「え?誰!?え?!あぁ!」となって一番純粋に驚いた。
読者に嘘をつかず、かと言って分かりやすすぎないようにうまい具合にミスリードさせていて凄いなあと。

全体的に読みやすいし、気をつけていても驚くポイントがあって、ミステリってこの「えっ!?あぁなるほどー!」という閃きが気持ちいいんだよなぁとあらためて思えた短篇集だった。

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2019年02月06日

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ネタバレ

2017年53冊目。
短編・・ってか中編だったのね。知らずに手にしたけど、シチュエーションの異なる中、それぞれがとても面白かった。
中でもやっぱり「生存者、一名」がいちばんかな。
歌野晶午作品は、「葉桜・・」に次いで2作目。
あたしの中の好きな作家ランキング、急激に順位が上がったw
次作も楽しみ。

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2017年11月13日

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ネタバレ

歌野晶午さんといえば、
「葉桜の頃君を想うということ」での
想像もしない驚きの結末があまりに印象深く
今回も期待して読んだのだけど
短編集だからかな、最後の方はちょっと飽きちゃった

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2016年09月04日

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ネタバレ

雪の山荘,孤島などの密室小説を集めた短篇集。歌野晶午の作品は,本格ミステリらしい本格ミステリが多く,好きな作家の一人である。
「そして名探偵は生まれた」では,関わった事件について書いた小説によって損害賠償を請求されたことがあり,関わった事件について語ることすらしなくなった卑屈な探偵役が登場する。なんともひねくれた作品。真相を解明するのではなく,犯人をゆすろうとし,ワトソン役に殺されるという真相。ワトソン役が,名探偵になろうと誓うラストシーンが「そして名探偵は生まれた」というタイトルと相まって印象に残る。
「生存者,一名」は爆発テロを行った新興宗教団体のメンバーが無人島で希少な食料をめぐって殺し合いを行うという作品。最後に生き残った1名は誰かという,生き残る人物を当てる,一風変わったミステリで,生き残ったのは登場人物のうち,一人の子どもというオチ。新本格系ではちょくちょくあるようなトリックだが,妙に印象に残る作品である。
「館という名の楽園で」は,息子に先立たれた夫婦がトリックを使うために館を建てて,推理ゲームを開催するという作品。こちらも,寂しい雰囲気の作品で,妙に心に残る。
「夏の雪,冬のサンバ」は,キノシタという人物が,日系ペルー人の「アルベルト・キノシタ」であるということを隠した叙述トリックの作品。これは比較的軽いトリックの作品。
いずれも歌野晶午らしい作品揃いだが,できはそこそこという感じ。評価は★3かな。

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2022年08月21日

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