歌野晶午のレビュー一覧
-
購入済み
話を整理するのに時間がかかった
気が付くと「んっ???」何の話をしてんだ。
ストーリーをどこか見落としたかと思うほどだまされた。
色々突っ込みどころはあるが、
人間の先入観や想像力を見事に利用した話だった。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ推理小説短篇集。
『そして名探偵は生まれた』は、麻耶雄嵩のとある助手に似たようなキャラが出てきて麻耶作品好きの私には最高だった。
『生存者、一名』は、この中で一番面白かったかな。
孤島のサバイバルということでハラハラ感もあった。もう一人ってまさか…となんとなく察したような気になったが最後の最後にまた驚かせてくれた。
『館という名の楽園で』は、この中では展開が読みやすく驚くポイントはそんなになかったけど、懐かしいような切ないような気持ちになれる作品。
『夏の雪、冬のサンバ』は、これもオーソドックスな推理小説かな?と思いきや犯人がわかったときに「え?誰!?え?!あぁ!」となって一番純粋に驚 -
Posted by ブクログ
最初、キモオタの日常を描いただけの物語かと思ったら、やっぱり殺人事件が起こって、ミステリ的展開に突入していく。そこからは、反則スレスレっていうか、もうこれ、アウトじゃない!?みたいな展開が連発して、何回も唖然とさせられながら、力技でエンディングを迎える。もうこれは、こういうもんだとして楽しんだ方が良いんですね、きっと。ミステリとしての結構云々にとやかく言っても仕方ない。そういう意味では良くできたエンタメ作品だと思うし、”向日葵の~”のときに覚えた反発心を、今回はあまり自覚しなかったのです。読み手としての心持の違いかな。自分の読解力の成長と思いたい。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ
大学でバンドを組んでいた6人は、ラストステージの練習のため、湯沢にあるロッジで合宿をしていた。午後8時頃、メンバーの一人である戸越が酒に酔ったため、しばらく横になるから、麻雀の時間になったら起こすように言い、部屋に戻った。しかし、午後9時頃戸越を呼びに行くと部屋にはおらず、不思議なことに荷物も全てなくなっていた。メンバーはロッジ内を捜索し、午前2時、7時にも再び戸越の部屋を覗いたが、そこには何もなかった。
しかし、14時に戸越は遺体となって部屋で発見される。このことと、死亡推定時刻の状況から、犯人は、戸越を前日の8時から10時ごろに殺害し、一旦どこかに移動させて、翌日の7時過ぎから発見さ