歌野晶午のレビュー一覧

  • 葉桜の季節に君を想うということ

    購入済み

    話を整理するのに時間がかかった

    気が付くと「んっ???」何の話をしてんだ。
    ストーリーをどこか見落としたかと思うほどだまされた。
    色々突っ込みどころはあるが、
    人間の先入観や想像力を見事に利用した話だった。

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    2019年09月13日
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について

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    なぜこれをチョイスしたのか、忘れてしまったけど、確かトヨザキ書評集からだったか。歌野作品だけにどんでん系を勝手に期待してたけど、そういう意味では拍子抜け。でも、物語そのものが読ませる内容だったし、事件と謎解きを主眼にしているのではない、と考えると、これはこれでアリかも。それにしても、グランドキャニオンにおける瞬間移動の謎は、結局最後までほったらかしなんですね。

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    2019年03月12日
  • そして名探偵は生まれた

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    ネタバレ

    推理小説短篇集。

    『そして名探偵は生まれた』は、麻耶雄嵩のとある助手に似たようなキャラが出てきて麻耶作品好きの私には最高だった。

    『生存者、一名』は、この中で一番面白かったかな。
    孤島のサバイバルということでハラハラ感もあった。もう一人ってまさか…となんとなく察したような気になったが最後の最後にまた驚かせてくれた。

    『館という名の楽園で』は、この中では展開が読みやすく驚くポイントはそんなになかったけど、懐かしいような切ないような気持ちになれる作品。

    『夏の雪、冬のサンバ』は、これもオーソドックスな推理小説かな?と思いきや犯人がわかったときに「え?誰!?え?!あぁ!」となって一番純粋に驚

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    2019年02月06日
  • 家守

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    「家」にまつわる短編集。「家守」の最期の謎は伏線が出てきた時点ですぐわかった。あのトリックも他で見た気がする。「転居先~」の夫は自業自得、奥さんは気の毒だけど。

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    2019年01月30日
  • 新装版 長い家の殺人

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    1988年のデビュー作。

    長い廊下にある部屋、覚えにくい部屋番号というところでトリックは思いついた。しかし、暗号は凄いな…。いや、解ける人には解けるんだろうな。

    序章に出てくるM=マリが最後に関係してくるとは。

    結局、犯人は自殺してしまったのかな。
    きっと裁かれたとしても山脇くんに殺されてたかな。

    いや~面白かった!
    すいすい読めました!

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    2018年09月09日
  • 新装版 長い家の殺人

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    やはり歌野晶午先生は面白い!!残念ながらトリックはわかってしまった。好きなテレビドラマと一緒だったから。しかしこれが、88年のデビュー作と聞けば、すごいの一言に尽きる。まさか一日で読んでしまうとは思わないくらい、読みやすく、続きも気になってしまった。時間があるときに読むことをオススメします。

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    2018年08月29日
  • そして名探偵は生まれた

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    ■圧巻の密室トリックと驚愕の結末に瞠目せよ!

    影浦逸水は、下世話な愚痴が玉に瑕だが、正真正銘の名探偵である。難事件解決のお礼に招かれた伊豆の山荘で、オーナーである新興企業の社長が殺された。雪の降る夜、外には足跡一つなく、現場は密室。この不可能犯罪を前に影浦の下す推理とは?しかし、事件は思わぬ展開に……。(「そして名探偵は生まれた」より)“雪の山荘”“孤島”など究極の密室プラスαの、ひと味違う本格推理の傑作!

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    2018年07月16日
  • そして名探偵は生まれた

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    ミステリーはつくづく面白いな、と思える一冊だった!!
    騙されぬように慎重に読み、たまに真相を想像することはできるが、結局は騙されていたり。
    名探偵は生まれた、というのは読み手のことでもあるのかな?と思ってしまった。
    中短編が4作おさめられた本作だが、どれも名探偵気分が楽しめる内容になってる。

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    2018年04月25日
  • 絶望ノート

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    600ページがこんなにスルッと読めたのは初めてです。
    ラスト完全に騙されましたね。人に言葉で伝えるより書いて伝える方が影響力の大きさ、怖さ、ひしひし伝わりました。主人公がど陰キャすぎて少しイライラしました。

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    2025年12月09日
  • 女王様と私

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    最初、キモオタの日常を描いただけの物語かと思ったら、やっぱり殺人事件が起こって、ミステリ的展開に突入していく。そこからは、反則スレスレっていうか、もうこれ、アウトじゃない!?みたいな展開が連発して、何回も唖然とさせられながら、力技でエンディングを迎える。もうこれは、こういうもんだとして楽しんだ方が良いんですね、きっと。ミステリとしての結構云々にとやかく言っても仕方ない。そういう意味では良くできたエンタメ作品だと思うし、”向日葵の~”のときに覚えた反発心を、今回はあまり自覚しなかったのです。読み手としての心持の違いかな。自分の読解力の成長と思いたい。

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    2018年04月11日
  • 新装版 動く家の殺人

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    ネタバレ

    第三幕になるまで一之瀬徹は登場せず、信濃譲二の視点で描かれているが、まさか偽物とは。似たような作品に、内田康夫『浅見光彦殺人事件』、森博嗣『黒猫の三角』があるが、なんとなく違和感を感じたのは『浅見光彦殺人事件』のみ。

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    2018年03月18日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    トリックや犯人が分かってもまた読みたくなる短編集だなあ、と思った。
    信濃譲二という存在がやけに懐かしく感じる。もう2度とその姿を見ることはないのか…という哀愁かな。

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    2018年02月25日
  • そして名探偵は生まれた

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    まさか…の裏切りというか、狂気。殺人より恐ろしいものがあるとしたら、正常で純粋な狂気かも?

    ここまで悲しみに包まれた名探偵は見たことない。それだけに頭脳明晰さがより際立って見え、それがより哀愁を生んでいた気がしました。

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    2018年02月25日
  • 絶望ノート

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    歌野さんの大どんでん返しはやっぱり凄い。
    歌野さんの作品を読む時は特に、小さな違和感を流さず、騙されないように騙されないように読み進めているはずなのに、いつの間にか世界に引き込まれていて、結局最後に「ええ!!」と驚いてる私がいる。ちょっと悔しい。
    凄いと思う点を書こうとするとネタバレになってしまいそう。
    読んだ人はきっと早い段階で殺人実行犯が誰か検討がつくだろうけど、それは果たして真相か否か。楽しめます。

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    2022年06月02日
  • 新装版 長い家の殺人

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    ネタバレ


     大学でバンドを組んでいた6人は、ラストステージの練習のため、湯沢にあるロッジで合宿をしていた。午後8時頃、メンバーの一人である戸越が酒に酔ったため、しばらく横になるから、麻雀の時間になったら起こすように言い、部屋に戻った。しかし、午後9時頃戸越を呼びに行くと部屋にはおらず、不思議なことに荷物も全てなくなっていた。メンバーはロッジ内を捜索し、午前2時、7時にも再び戸越の部屋を覗いたが、そこには何もなかった。
     しかし、14時に戸越は遺体となって部屋で発見される。このことと、死亡推定時刻の状況から、犯人は、戸越を前日の8時から10時ごろに殺害し、一旦どこかに移動させて、翌日の7時過ぎから発見さ

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    2018年01月03日
  • そして名探偵は生まれた

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    ネタバレ

    2017年53冊目。
    短編・・ってか中編だったのね。知らずに手にしたけど、シチュエーションの異なる中、それぞれがとても面白かった。
    中でもやっぱり「生存者、一名」がいちばんかな。
    歌野晶午作品は、「葉桜・・」に次いで2作目。
    あたしの中の好きな作家ランキング、急激に順位が上がったw
    次作も楽しみ。

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    2017年11月13日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    「何でもやってみよう屋」の成瀬将虎の元に色々な頼みごとが舞い込んでくる。そんな折、自殺を図った女 を助け出した将虎に詐欺グループの悪事を暴いてほしいという依頼が舞い込んできた。 タイトルが素敵ですが本書はミステリーです。読んでいて、何で話がバラバラに展開するのかなと疑問に思ったのですが、最後のネタバラシに見事に引っかかりまし た。もう一つの謎の方は解いたんだけどな...残念。

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    2025年12月21日
  • そして名探偵は生まれた

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    ちょっとブラックユーモアが効いてると言うか、
    捻りがあるというか癖があるというか。
    こういうストーリー大好きだ!

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    2017年07月29日
  • 新装版 動く家の殺人

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    タイトル、冒頭の歌野さんのコメント、本文、全てに騙されました。人物の違和感はあったんですよ。3作続けて読んでいるので。登場人物、内容が暗くて、後半少し明かりを感じたけど、カバーがかぁって見えなくなりました。
    変な感想になっちゃった。ごめんなさい。

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    2017年07月28日
  • 新装版 白い家の殺人

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    犯人は手首のひもでなんとなくわかったが、その他はさっぱりだったので楽しめました。気になったのは、そんな理由で人を殺すのかということ。たぶんこれは私が年をとったからそう思うだけかも。

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    2017年07月28日