歌野晶午のレビュー一覧

  • 誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート

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    幼児虐待疑惑から連続誘拐事件へと発展し、その誘拐事件の犯人や動機について何度もどんでん返しが起こる良くできたミステリー。それに加えて高校生になったひとみちゃんは、複雑な育ちの影響を受けたヘンテコな少女から地に足がついて格好いい女性へと成長してきており、1冊で2度美味しい作品でした。
    続編が上梓されていないようですが、いつか大人になったひとみさんの活躍を読んでみたい。

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    2025年03月22日
  • さらわれたい女

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    再読感想。「私を誘拐してください」美しい人妻が便利屋に依頼した狂言誘拐のはずが…事態は思わぬ方向へ。
    シンプルな作品ではあるがハラハラしながら先が気になり一気読みしてしまう良作!
    中田秀夫監督により映像化もされており、人妻を中谷美紀演じておりこちらも良かったぜ!

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    2025年03月21日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    登場人物、全員嫌いすぎる。
    全員しっかりしろよ!!と言いたい。
    いじめの日記の描写が長すぎてちょっとダレたしイライラしたが、まぁ神なんていなくて本当は誰かが実行してるんだろうな誰だろう〜と思いつつ読めた。
    ラストはどんでん返しがあったものの、息子の日記だけを鵜呑みにして直接会話することなく友達に制裁を加える両親も頭おかしいし、両親に愛されてるか確認したいから直接話さず嘘日記で愛情を推し量る照音も気味が悪いと思った。
    どんなひねくれた性格してたらこんな行動になるんだよ。笑
    是永も、それいじめじゃね?笑ということ結局やってたが、嘘日記のせいで殺されたのさすがにかわいそう。
    全体的にもやもや暗い気持

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    2025年03月03日
  • 7人の名探偵

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    「十角館の殺人」刊行から三十周年を記念して出版されたアンソロジー。7人の作家さんが「名探偵」をテーマに本格ミステリを書き下ろした短編集の文庫本。

    ・水曜日と金曜日が嫌い ー大鏡家殺人事件ー 麻耶雄嵩
    →ミステリ作家の主人公が、探偵メルカトルに頼まれた用事の帰りに迷い、大鏡家の邸宅に助けを乞う。休ませてもろてると殺人事件が起きて…。建物の感じとか登場人物の名前とか、どことなく洋風ちっく。鳥を観察するヒュッテ?とか、サラマンダーが〜とか。でも探偵が出てきたらすぐ解決した、すごい…

    ・毒饅頭怖い 推理の一問題 山口雅也
    →落語のまんじゅうこわい、の話が最初に語られ、その後後日談的なスト

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    2025年02月26日
  • それは令和のことでした、

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    初読みの作家さん
    ホラーミステリー系の作家さんかと思っていたのですが、今作はどんでん返しや、読後感が気になるいやミスぽい私的に好きなジャンルの短編集でした。
    他の作品もぜひ読んでみたいです

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    2025年02月19日
  • 新装版 正月十一日、鏡殺し

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     何か事件が起こる気しかしない、そんな物々しい雰囲気が漂う作品が七編収録された短編集で、ある時は恋人同士の諍い、ある時は嫁と姑の確執、またある時はイジメによって起きる悲劇など絶望感を極限まで煮詰めたものばかりで胸糞でありながらどれも続きが気になる面白さだった。特に表題作の『正月十一日、鏡殺し』が一番面白かった。

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    2025年02月18日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    タイトル通り、後味の悪い作品を集めた短編集。
    後味が悪い中に、思いがけない展開があるのがさすが。
    歌野さん、だからやめられないのだ。

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    2025年02月12日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    物語が終盤に差し掛かるその瞬間まで、読者を巧みに騙し続ける叙述トリックの傑作です。語り口は軽妙でユーモラス、どこかハードボイルド風の一人称で進んでいきますが、その文体の奥には、静かに人間の孤独や優しさ、そして「想う」という行為の切実さがにじみ出ています。何気ないやり取りや出来事が積み重ねられた日常のなかに、少しずつ違和感が芽を出し、ラストで一気に真相が明かされたとき、読者はその伏線の巧妙さと物語の構成力に驚かされます。同時に、読み返すことでそれまで気づかなかった視点や感情の機微に触れ、単なるミステリの驚き以上の感動を味わうことができます。特に、タイトルの『葉桜の季節に君を想うということ』が持つ

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    2025年12月23日
  • 間宵の母

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    なかなか面白かった!
    外面がよい夢之丞さん。
    感じが良くて愛想良くて人気者で…。
    私の中では超イケメンを想像笑
    しかしまさかなぁ。
    そんな人とは…。恐ろしい裏の顔。
    そういう人と結婚すると、己代子としては精神的に壊れてしまうだろうなぁ。

    それにしても、現実として自分と接する人たちがどんどん不幸になったとしたら、私ならやっぱり病んでしまうかなぁ。
    ホラー感だけじゃなく、ミステリー要素も強くてかなり良かった!

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    2025年01月18日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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     ある夏の終わり、〈私〉は軍艦島の世界遺産登録を記念して行われることになったプロジェクションマッピングイベントに参加するため、長崎港に到着したものの、台風の影響で船は出なかった。落ち込む〈私〉に一人の男が話しかけてきた。目的がなくなり、市内を一緒に回ることになった、その途中、彼と彼から紹介されたスマホの画面の向こうにいる『彼女』の身の上について聞かされる。美しい『彼女』はアイドルユニット『マイヨジェンヌ』のメンバー、ヴィーナスだ、と彼は言う。だけど〈私〉は彼の話に違和感を覚えて――「スマホと旅する男」

     職を失い、定年一歩手前で主夫になった太郎。テレビ局のプロデューサーとして順調なキャリアを

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    2025年01月11日
  • 家守

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    人の住処がテーマのミステリー短編集
    「全然推理できない」謎を解き明かしていくのではなく「分かりそう」な内容で確実にミスリードされる
    最終的には「こういうことっぽく見えるけど、絶対違うんだろうなー騙されてるんだろうなー」と逆張りしながら読むことになる

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    2025年01月03日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    この子、怖い。
    神様はいない、という悲痛な叫びのような日記に同情
    しながら、時には共感しながら最初は読んでいた。
    日記の部分があまりに多くて、その多くは斜め読みし
    てしまったけど、後半、母親に直接語りかけるような
    書き方に違和感を覚えた。他にも母親に関することは
    ”こうして欲しい”と言ってるように聞こえて、最後で
    腑に落ちた。
    母親の”創作”という疑念は、息子がいじめられている
    という事実を受け入れたくない気持ちからきたものだ
    ったのかもしれないけど、多少は直感もあったのでは
    ないかとも思う。
    口から発せられる言葉と文字で書かれた言葉とでは、
    人はどちらの方をより信じるか…というのは、確かに

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    2024年12月27日
  • ずっとあなたが好きでした

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    少し物足りなさも感じながら読み進めていると最後にそうだったのかと!見事に繋がりました。今回も作者の仕掛けにやられました。小説でしかできない見事な仕掛けに。

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    2024年12月13日
  • 間宵の母

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    ネタバレ

    歌野晶午さんのホラーミステリーということで読んでみた。
    間宵己代子は20歳以上年下の夫夢之丞に駆け落ち不倫をされて以来、年中おかしな行動を取り始める…
    •己代子の娘紗江子に近づく同級生、紗江子の娘和香子の友達たちが、間宵家と関わる中で混沌に巻き込まれていく。
    •家中のものに間宵夢之丞と書いてあったり、駆け落ちした不倫相手の女である西崎早苗の顔写真に”WANTED”の文字をつけたビラをあちこちに貼り付けていたり、己代子の狂っぷり(常にお経を読み上げていたり…お隣さんに毎日怒鳴り込んだり、己代子異常性が脳内でリアルに想像できて恐ろしかった。
    •夢之丞はかつて娘の同級生に目をつけ、娘を使って家におび

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    2024年12月01日
  • 春から夏、やがて冬

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     孤独な中年男性と万引き犯の女性のハートフルストーリー…ではなく少しのズレからどんどん登場人物が苦しむようになっていく過程が読んでいてきつかったが、読みやすい文体と奇妙な違和感が気になり読み終えた。結果的にはこの出会いは神の慈悲か、悪魔の罠か、この作品を読んだ人と一緒に考えたくなる作品だった。

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    2024年11月30日
  • 春から夏、やがて冬

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    ミステリ小説では必至とも言える「死」の扱いが今まで読んだ作品とは一風変わっていた気がする。一つの「死」が取り巻くどうしようもない現実がリアルで、異様に重くのしかかってきた。彼らはどうするのが正解だったのか、、やるせない後味だけれど内容は二転三転、面白かった。

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    2024年11月11日
  • それは令和のことでした、

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    主人公が巻き込まれる厄介事が、自分に起こったらとドキドキしながら読んだ。展開や結末が、良い意味で裏切られるので、読む手が止まらなかった。

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    2024年11月07日
  • それは令和のことでした、

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    いいイヤミス短編集だったなー
    どれも最後のドンデン返しがかなりきいてました。
    「わたしが告発する!」と「君は認知障害で」「彼女の煙が晴れるとき」が良かった。

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    2024年11月01日
  • ハッピーエンドにさよならを

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     ハッピーエンドを迎えられなかった11話が収録された短編集で、どの話も終始陰鬱な雰囲気が漂いつつも所々に見られる違和感がラストへ向けた伏線となっており短いながらも切れ味抜群だった。全部陰鬱なラストなのにさっぱりした読後感なのが奇妙だった。

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    2024年10月21日
  • それは令和のことでした、

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    ふとある場面が頭に浮かんで、何だっけ?
    と思ったら、この本の内容でした笑
    結末が転じることぱないですね、毎話。

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    2024年10月07日