歌野晶午のレビュー一覧

  • ハッピーエンドにさよならを

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    基本的に短編はほとんど読まないけど、これはどの話も一捻りあって結構面白かった!
    読み手の想像を上手く裏切ってくれたなぁ笑

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    2025年05月23日
  • 魔王城殺人事件

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    小学生達が主人公。トリックは単純だが面白く、子供向けなのかサクサク読めます。子供視点ならではのもどかしさもあり楽しめました。

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    2025年05月11日
  • それは令和のことでした、

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    違和感を抱きながら読み進めた先の結末はいつも驚かされる。
    想像した世界が一気に反転する歌野マジック。
    さすがでした。
    「葉桜の季節に〜」を読んだときのような反転具合に騙された感とお見事!という気持ちと。
    現代の社会問題に関連した作品が続き、生きづらい世の中だなあってため息が溢れます。
    令和ってこんな時代なのか。

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    2025年05月11日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ネタバレ

    ネット上で殺人事件の推理合戦をする5人。1人が出題者で4人が探偵として謎を解く。これを5人が順番に行う。ただし、出題者は実際に殺人を行わなければならない。犯人は必ず出題者となる。解くべき謎は密室トリックやアリバイトリック、ミッシングリンクなど。それぞれの思考を凝らした殺人ゲームが行われる。

    「殺したい人間がいるから殺したのではなく、使いたいトリックがあるから殺してみた」
    「画期的なトリックを思いついたのに、自分の胸のうちにとどめておけって?」

    次々と殺人を行う5人の人間味のなさに閉口してしまいますが、ネット上でのやり取りや推理合戦での自信満々だったり悔しがったり感心したりする姿は、とても人

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    2025年05月11日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ネタバレ

    誰が話しているのか分かりづらくて読み進めるのに時間がかかった。でも、面白いと思えるトリックは沢山あったし、正体が判明した時はちゃんと驚いた。残り100ページ辺りからとっても面白くなって夢中で読み進めた。でも「そっち系の終わり方か〜」と、心から満足する結末ではなかったので、星四つにしました。

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    2025年05月08日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ほとんどがゲーム参加者5人の掛け合いで、尖ったキャラクターたちの低倫理なやりとりをサクサクと摂取できます。

    「高級コース料理」というよりも、どちらかというと「おやつ」か「おつまみ」の感覚でした。
    エピローグには蛇足感がありますが、それ以外は個人的に好きです。

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    2025年05月08日
  • それは令和のことでした、

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    「葉桜の季節に君を想うということ」が面白かったので、著者の最新作を読んでみた。毎回の話に惹き込まれたが、短編集なのであっさり終わってしまう感じが物足りなかった。今度は長編に手を出そう。

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    2025年05月08日
  • 死体を買う男

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    グイグイと話に引き込まれました。
    昔と今との時点で書き上げてる。読んだあとに他の人感想知りたくて、色々調べました。
    なるほどー、タイトルにもそんな事が!

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    2025年04月30日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ネタバレ

    はじめの数ページで引き込まれた。実際に殺人をしてそれをクイズにするという悪趣味っぷり…。
    殺人を遊びにしてしまっているというところで、登場人物全員に嫌悪感がずっとある。
    頭狂人の性別、その後044APDの正体、と二回驚けるのは楽しい。
    散々罪のない人を殺してきた彼らが、頭狂人の行動に対して慌てるラストは滑稽である。
    最後全員どんな人物か明かされるが、それを知った後に二周目を読むと味わい深い。例えばQ1で兄妹で謎を解いているのとか、Q2で伴道全教授の中の人を当てようとする流れにコロンボが激しく嫌がるなど。

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    2025年04月21日
  • 明日なき暴走

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    初めて歌野さんの本を読んだが、こういう作風の方なのかと。
    この話に関しては登場人物たちがダークな感じで、気持ちよく読める感じではなかったが、ストーリーは面白かった。
    別の作品も読んでみたい。

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    2025年04月06日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    最後の頭狂人の話は面白かったな。
    それまでの他の人の番の謎解きに関しては、トリックとしては別に驚くほどのものでもなかったけど、
    ただそれまでの話1つ1つが最後の話の伏線のためと考えると、複雑化するより良いのかもしれない。
    結局、謎のために無差別に殺人を繰り返していくという所謂サイコパス的な思考を持っている人達の集まり(なのでそこに理由を求めるのは違うとは思うが)
    倫理観の欠片も無いわけで、そこに至るまでの論理的な思考が皆無で「問題を出すため」なのはいかがなのかとも思ったけど、そういった狂気じみた思考も楽しむものなんだろうな。

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    2025年04月04日
  • 誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート

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    幼児虐待疑惑から連続誘拐事件へと発展し、その誘拐事件の犯人や動機について何度もどんでん返しが起こる良くできたミステリー。それに加えて高校生になったひとみちゃんは、複雑な育ちの影響を受けたヘンテコな少女から地に足がついて格好いい女性へと成長してきており、1冊で2度美味しい作品でした。
    続編が上梓されていないようですが、いつか大人になったひとみさんの活躍を読んでみたい。

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    2025年03月22日
  • さらわれたい女

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    再読感想。「私を誘拐してください」美しい人妻が便利屋に依頼した狂言誘拐のはずが…事態は思わぬ方向へ。
    シンプルな作品ではあるがハラハラしながら先が気になり一気読みしてしまう良作!
    中田秀夫監督により映像化もされており、人妻を中谷美紀演じておりこちらも良かったぜ!

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    2025年03月21日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    登場人物、全員嫌いすぎる。
    全員しっかりしろよ!!と言いたい。
    いじめの日記の描写が長すぎてちょっとダレたしイライラしたが、まぁ神なんていなくて本当は誰かが実行してるんだろうな誰だろう〜と思いつつ読めた。
    ラストはどんでん返しがあったものの、息子の日記だけを鵜呑みにして直接会話することなく友達に制裁を加える両親も頭おかしいし、両親に愛されてるか確認したいから直接話さず嘘日記で愛情を推し量る照音も気味が悪いと思った。
    どんなひねくれた性格してたらこんな行動になるんだよ。笑
    是永も、それいじめじゃね?笑ということ結局やってたが、嘘日記のせいで殺されたのさすがにかわいそう。
    全体的にもやもや暗い気持

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    2025年03月03日
  • 7人の名探偵

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    「十角館の殺人」刊行から三十周年を記念して出版されたアンソロジー。7人の作家さんが「名探偵」をテーマに本格ミステリを書き下ろした短編集の文庫本。

    ・水曜日と金曜日が嫌い ー大鏡家殺人事件ー 麻耶雄嵩
    →ミステリ作家の主人公が、探偵メルカトルに頼まれた用事の帰りに迷い、大鏡家の邸宅に助けを乞う。休ませてもろてると殺人事件が起きて…。建物の感じとか登場人物の名前とか、どことなく洋風ちっく。鳥を観察するヒュッテ?とか、サラマンダーが〜とか。でも探偵が出てきたらすぐ解決した、すごい…

    ・毒饅頭怖い 推理の一問題 山口雅也
    →落語のまんじゅうこわい、の話が最初に語られ、その後後日談的なスト

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    2025年02月26日
  • それは令和のことでした、

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    初読みの作家さん
    ホラーミステリー系の作家さんかと思っていたのですが、今作はどんでん返しや、読後感が気になるいやミスぽい私的に好きなジャンルの短編集でした。
    他の作品もぜひ読んでみたいです

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    2025年02月19日
  • 新装版 正月十一日、鏡殺し

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     何か事件が起こる気しかしない、そんな物々しい雰囲気が漂う作品が七編収録された短編集で、ある時は恋人同士の諍い、ある時は嫁と姑の確執、またある時はイジメによって起きる悲劇など絶望感を極限まで煮詰めたものばかりで胸糞でありながらどれも続きが気になる面白さだった。特に表題作の『正月十一日、鏡殺し』が一番面白かった。

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    2025年02月18日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    タイトル通り、後味の悪い作品を集めた短編集。
    後味が悪い中に、思いがけない展開があるのがさすが。
    歌野さん、だからやめられないのだ。

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    2025年02月12日
  • 間宵の母

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    なかなか面白かった!
    外面がよい夢之丞さん。
    感じが良くて愛想良くて人気者で…。
    私の中では超イケメンを想像笑
    しかしまさかなぁ。
    そんな人とは…。恐ろしい裏の顔。
    そういう人と結婚すると、己代子としては精神的に壊れてしまうだろうなぁ。

    それにしても、現実として自分と接する人たちがどんどん不幸になったとしたら、私ならやっぱり病んでしまうかなぁ。
    ホラー感だけじゃなく、ミステリー要素も強くてかなり良かった!

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    2025年01月18日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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     ある夏の終わり、〈私〉は軍艦島の世界遺産登録を記念して行われることになったプロジェクションマッピングイベントに参加するため、長崎港に到着したものの、台風の影響で船は出なかった。落ち込む〈私〉に一人の男が話しかけてきた。目的がなくなり、市内を一緒に回ることになった、その途中、彼と彼から紹介されたスマホの画面の向こうにいる『彼女』の身の上について聞かされる。美しい『彼女』はアイドルユニット『マイヨジェンヌ』のメンバー、ヴィーナスだ、と彼は言う。だけど〈私〉は彼の話に違和感を覚えて――「スマホと旅する男」

     職を失い、定年一歩手前で主夫になった太郎。テレビ局のプロデューサーとして順調なキャリアを

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    2025年01月11日