歌野晶午のレビュー一覧

  • ハッピーエンドにさよならを

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    11作もの短編が収録されていて、どれもアンチハッピーエンドで新鮮だった。どれも面白かったが、「おねえちゃん」、「サクラチル」、「In the lap of the mother」、「尊厳、死」が好きだった。人の不幸を喜ぶ人には面白い作品だ。

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    2022年08月22日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    ネタバレ

    個人的には防疫と尊厳、死が面白かった。
    特に「尊厳、死」を読んで自分の先入観に気づかされた。これこそ歌野さんが書く私が好きな話だ!と感じた。

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    2022年07月08日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    ネタバレ

    面白かったです。
    王手飛車取りの続きが知りたくて読みました。
    結局あのオフ会でメンバーはどうなったのかが明かされないまましばらく話が続きます。
    1ページ目から最後の最後まで興奮しっぱなしでした。3作目のマニアックスも読みたいです。



    以下ネタバレです。
    オフ会後の展開について書きます。












    王手飛車取りでのオフ会後、頭狂人の死亡とAXEの逮捕が判明しています。負傷したAXEが病院に行って警察の取り調べを受けたためにサークル活動の詳細が世間に流出してしまい、模倣犯が流行ります。作品の途中で同じHNを使用した模倣犯で構成されたサークルであることが明かされ、密室殺人ゲーム2.

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    2022年06月11日
  • 魔王城殺人事件

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    少年探偵団が、主役の話。
    すらすらと読み進めることが出来、謎の種明かしもしっかりとしており楽しんで読むことができた。

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    2022年05月26日
  • 死体を買う男

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    江戸川乱歩作品を知らなくても面白く読めると思います

    生粋のミステリ好きが書くミステリ!!
    という感じ

    種明かし部も、これでもかこれでもかと出るわ出るわで
    しかも、ひとつ残らずすべて綺麗に伏線回収がされているし、
    文章自体はちょっと時代を感じるんだけど
    それでもちゃんと全部理解できたし
    作中作?スタイルなんで
    またすごいお得感

    桜葉…
    絶望ノート
    など
    もう歌野晶午さん最高です

    もう

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    2022年05月19日
  • 家守

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    歌野さんが描く「家」にまつわるミステリ短編集。どの話も奇妙でスリルがあってページを捲る手が止まらない。

    最初の「人形師の家で」はピグマリオンの話から不気味さを醸し出し意外な結末に。「家守」では自動殺人装置のトリックを当日の天候に違和感を感じたところから暴かれる。「埴生の宿」は認知症の高齢者介護の高給バイトを引き受け、そこから思わぬ展開に。「鄙」も完璧なミステリ。まさかの犯人?「転居先不明」はプロバビリティーの犯罪。いわゆる未必の故意。一番好みでラストも秀逸だった。

    歌野さんの本に間違いはないな、と著作を読むたび思う。

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    2022年04月30日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    初めてこの手の小説を読んだ。
    うまく騙されたなーと。違和感をおぼえてくるあたりから、その違和感に気付かされるあたりは秀逸。

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    2025年11月23日
  • 絶望ノート

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    初読み作家さん。滅茶苦茶面白かった。とてつもなく構成が上手い。
    予備知識なく読み始めたので、これは青春小説か、オカルトが、ミステリーか、もしくはホラーなのか!?と
    どう転ぶか先が気になり一気読み
    終盤はなかなかブラックかつシニカルで、それも好み
    救いのない話だけど、どこかコミカルに読めるのは文体の影響か

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    2021年12月10日
  • 絶望ノート

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    終盤に信じられない大どんでん返し
    なんて読むしかないでしょ!!
    となったけど
    なんとなくオチが先読みできてしまって残念

    でも「これはいじめの物語だ」という簡単な話ではなく
    本当にいろいろと絡まりあった大作でないかと思う

    あと登場人物全員がまったく好きになれない
    タイトル通り、読み始めから読み終わりまで
    すべて「絶望」状態で楽しめました

    桜葉…は何年か前に読んでたけどこれもすごく面白かったような、
    でも私はこちらのほうが面白かった

    すごく分厚い本なのにあっという間だった
    ちなみに別にジョンレノンは好きではないので
    その知識があったらもっと楽しかったのかも

    本当にイヤミスもイヤミス
    誰も

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    2021年12月02日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

    購入済み

    紙と鉛筆のご準備を

    2回読みました。1回目を読み終えた時に色々なことを確認したい衝動に駆られ、2回目は紙と鉛筆を準備して読みました。ミステリーの内容も最高でしたが、歌野さんの読者に対するメッセージ性もあって、読後にあたたかい気持ちになりました。とても素敵な作品でした。

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    2021年11月24日
  • ずっとあなたが好きでした

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    ネタバレ

    恋愛の短編集だと思って読み始めて、最後のネタバラシで全てが繋がってそういうこと!と納得しながら読みました。1回だけでなく2回3回読んで色んな伏線に気づくことが出来るんだろうなと思います。

    最後の1行でオチをつけてきたり、色んな意味で裏切られることが多くてとてもワクワクしました。

    全てのことが繋がると主人公はどうしようもなく惚れっぽいし女が好きな体質なんだなと呆れてクスッと笑ってしまうようなキャラクターでいいなぁと思いました。

    個人的に好きだったのは「別れの刃」と「まどろみ」かなあと思います。秘密の関係っぽくて優越感に浸っていたところからフラれて刺されるところまでのちょっとずつ不穏な空気に

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    2021年11月17日
  • ずっとあなたが好きでした

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    これは短編なのか?恋愛もの?それともミステテリー?
    騙されたと思って読んでちょうだい。騙されると思うから。

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    2021年10月11日
  • 絶望ノート

    ネタバレ 購入済み

    さすが歌野先生!

    読んでも決して愉快な気分にはなれない
    のに、読むのが止められませんでした。
    主人公が救われるのを願って読み進め、
    何が起こっているのか分からず真相が
    知りたくて読み進め・・・。最後まで
    読んだら、もう、力が抜けてしまって、
    もう、何がなんだか。という気分を1冊
    で味わってしまいました。なんだか、
    本当に、なんだか・・・という気持ち
    です。暗い話が苦手な人にはおすすめ
    できませんが、やっぱり歌野先生は凄い!

    #怖い

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    2022年09月29日
  • ずっとあなたが好きでした

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    大好きな歌野晶午さんの作品。

    読み始め、面白いんだけどなんだか普通の物語が続く。かと思いきや、やっぱりそれだけではなかった。もちろん最後の解説から読んだのだが、そこにはこれ以上読むとネタバレなので本書を読んだ後に…と注意書きがあったにもかかわらず、ページを捲ってしまうのが私の性分。3行ほどですぐに後悔する羽目になった。だがそれでも面白く読めてしまう歌野さんの筆力たるや。ネタバレがいつくるのかとワクワクするのもスパイスの一つ。分かっていながら読んだのにもう一度読み返してしまう。ページ数が多いけどサクサク読めてしまう。

    好色一代男、を読みたくなった。

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    2021年07月05日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    未読と思って読み始めたが、
    以前に読んだ本を加筆・改題したものだった(^ ^;

    でもだいぶ手を加えられたのか、
    私の記憶力が怪しくなったのか(^ ^;
    途中まで既読であることに全く気づかず(^ ^;
    三作目の結末まで読んで、ようやく思い出した(^ ^;

    確か以前に読んだときは、
    「舞田ひとみ11歳、ダンス ときどき探偵」
    みたいなタイトルだったような。
    で、確か「タイトルになってる割には
    舞田ひとみが探偵として活躍しない」
    という印象を抱いたような(^ ^;

    今作では、タイトルから舞田ひとみが抜けた分、
    若い刑事の活躍譚として読めるような。
    その謎解きのきっかけとして、ひとみが役立ってい

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    2021年05月30日
  • ずっとあなたが好きでした

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    ……ブウウーーーーーーーーンンンーーーーンンン……
    こんな蜜蜂の唸るような音をききながら
    この本を開いたことを思い出す。

    歌野晶午といえば葉桜。
    今作もそれに通ずなぁと感じた。
    なかなか分厚いのであるが
    短編集であるが故
    サクサクと読める。
    短編集が苦手とか言われれば
    それまでなのだが。

    様々な年代、シチュエーションでの
    一癖ある恋愛物語。
    次に体験するのは貴方かもしれません。

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    2021年05月19日
  • 絶望ノート

    購入済み

    やっぱり歌野晶午は面白い!

    幾重にも張り巡らされたどんでん返し!
    イジメの内容に読むのが辛くなりながらも、胸の空く展開があるんだろう、と我慢しながら読み進めたらそれどころではなかった。
    何人か、あれ、あの人はあれだけ?と言う登場人物がいなくはないし、ラストに関わってくる人物も少しその関わり方の理由が弱いかな、とは思ったものの、全体的にはとても読みごたえのある裏切られ裏切られ裏切られ、な展開の1冊だった。

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    2021年04月28日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    久しぶりの★5作品!

    たまたま平行して江戸川乱歩の「蜘蛛男」を読んでいたから、現代のテクノロジーが導入されているにもかかわらず違和感のない世界観が展開されている点により驚愕。

    江戸川乱歩をまったく知らなくても楽しめる。
    薄気味悪さがクセになる。

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    2020年12月21日
  • ずっとあなたが好きでした

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    最後で、まさかの大笑いさせてもらったので、☆4から+1個の☆5評価。
    2度読みしますねー、これは

    私的に、今まで読んだ中でオチが一番好きな本だった

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    2021年01月02日
  • 誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート

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    前半の1このヒントからあれよあれよと、解き明かしていったのは、爽快だった

    後半の仕掛けにもスゴいびっくりしたし。

    探偵のキャラも私はとても好きだった

    歌野晶午は、コレと多分いちばん有名なアレしか読んでないけど、私の中でブームが来そうだ

    あと、これシリーズものなんだね、過去の本少し調べたけど手に入る気がしない……
    紙ベースがホントは良いけど、電子書籍でもいいから、やってくれないかなぁ……


    次は歌野晶午の短編読むぞー


    追記
    このシリーズの前のが、装い新たにでてるじゃないかー(嬉)

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    2021年03月02日