歌野晶午のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「間宵の母」の続編。
急にコメディ要素が強くになって、私は前作よりもこっちが好き。
主人公・柏原蒼空と前作の悪鬼・間宵己代子の会話劇がコミカルで、読んでいて楽しい。
それが、時々己代子が前に出てくるようになって、いざどうなる⁉︎というところから、ラストへの駆け抜けにはページを捲る手が止まりませんでした。
ラスト4行のどんでん返し。
湊かなえさんの[リバース]とも通ずるが、小説という文字でのみ表現される作品ならではのこういう仕掛けが本当に楽しい!
続編あるのかな?
あるよね?
ある意味ブレーンでもあった己代子と別れた蒼空がどうなっていくのか、続きが読みたい! -
Posted by ブクログ
リアルの触れ合いではなく、インターネット上の交流で繋がる五人の狂人たちによる「殺人ゲーム」は自分たちが行った殺人のトリックを周りの人たちで解き明かしていくリアル殺人ゲームであった。
顔も声も人となりもわからずにある種「記号化」されている登場人物たち、虚構の中で交流する彼らが、現実の「殺人」という形で繋がりを見出すところに狂気やサイコパス性を感じた。特に密室殺人や崩せないアリバイ、連続殺人の法則性などに対するアンサーとして読み手の現実の考えを超えた、ある種の「虚構」の考え、ゲーム上のように感じるようなトリックが展開されており、読み手を虚構の中に入れ込む作品としての構造があったように感じた。
設定 -
Posted by ブクログ
タイトルが気になって読んでみましたけれども、割合面白かったですね! 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
叙述トリックというんでしょうか、自分はよく分からなかったけれども、物語の最後まで読んでああそうだったのか、みたいな落ち着きが得られるかと思いきや、そうではなく(!)前述したように僕はそのトリック的な文章に気が付かなかったので最後まで読んでみてちんぷんかんぷんでした…(!) 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
でもまあ、トリック以外の部分、登場人物たちの心情などに関するところでは共感もしましたし、特に女性の内面部分に関するところなんて大分あれですね、リアルですよ! 著者は女性なんじ -
Posted by ブクログ
我孫子武丸さんデビュー35周年記念のアンソロジーです。
作家陣も錚々たるメンバーで、私に割とトラウマを植え付けた『殺戮にいたる病』に因んだテーマ。
我孫子さんご本人がヘンテコなテーマで作家さん方に申し訳ないし、自身も書かれるとは思って無かったので苦労したと仰っていましたが、そこは流石の力量を持った作家さん方!見事にテーマに沿った短編集となっております。
それでいて、それぞれの作家さんの個性がキラリ。
ではでは、いつもの如くさらっと短編毎の感想をば。
(なるべく短く…)
*********************************************
【切断にいたる病】我孫子武丸さ -
Posted by ブクログ
ネタバレ好みの分かれる作品だと思う。平気で殺人を行う登場人物の倫理観の無さが不快だったが、後半、何かあるのだろうと期待して読み進めた。そして期待どおりだった。
(以下ネタバレ含む)
歌野昌午さんは叙述トリックが上手な作家さんなんでしょうか?(歌野さん作品今回で2冊目)頭狂人が女性ということにびっくり。男だと思い込んで疑いもしなかった。人って知らず知らずに思い込みがあるものなんだなあと思い知った感じ。
最後、平気で人を殺す人達が、頭狂人の死を思い止まらせようとするところも興味深い。
To be continued で終了して「えっ!?」。とても次が気になる終わり方。正直