歌野晶午のレビュー一覧

  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    江戸川乱歩の名作を現代にアレンジ、再構築した短編集です。
    乱歩の原作のオチを忘れてるものもあるのでそちらも合わせて読みたいかも。
    割と胸糞系のお話が多い。

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    2026年07月24日
  • 最後の一行 black

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    最後の一行
    というタイトル通り、最後の一行で物語が完結します。一番好きなのはプカプカ島でした。
    中にはオチが読めてしまうものもありましたが、最後の一行という制約があるにもかかわらず、作家さんたちの熱意と工夫に驚かされます。時間がなくてもサクッと読めました!

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    2026年07月21日
  • 新装版 動く家の殺人

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    最初の一文と最後の一文が本当に光った。切ない終わり方ではあったが、これはこれできっちり纏まったのかな。これでこのシリーズ終わりだと分かりつつもこの主役の探偵が好きで読みたくなる。

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    2026年07月18日
  • 最後の一行 black

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    ネタバレ

    whiteのときも思ったけど、最後の一行というタイトルでまとめるほどの驚きは別にない。
    普通にミステリーのアンソロジーだったら最後に期待しない分もう少しおもしろく感じられそうだけど…

    『プカプカ島』は初読みの作家さんだったし、オノマトペに気を取られすぎでいたから、最後の黒い卵の正体に「わー!そうだったか!そう言われればそうだよ」と楽しい驚きだった。
    結果、一番おもしろい作品だった。

    『雷鳴と稲妻』はこの夏メルカトル鮎シリーズに手を出そうかと考えていたので、様子見にちょうどいいと思ったけど…なにこれ?
    ストーリーもおもしろい、ミステリーの世界観も好み、なのに最後ちょっとよくわからん。
    本当にそんな動機で殺人するの?メルカトルってそういう人なの?それでシリーズ成り立つの?
    ???
    とりあえずこの夏手を出すのは見送ろう。

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    2026年07月13日
  • ずっとあなたが好きでした

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    各編に様々な種類のミステリ要素が織り交ぜられた恋愛短編集…と思いきや!
    正直中盤は好みじゃないかもと挫折しかけていて、それでも少しずつ約1ヶ月かけて読み終えた感想…最後まで読んでよかった!

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    2026年07月11日
  • ●●にいたる病

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    ネタバレ

    前半はイマイチ…。〇〇にいたる病への期待に過剰に反応しすぎているというか、堅いというか、気張りすぎというか。しかし後半矢樹さんと歌野さんはさすがでした。面白かったです。

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    2026年07月07日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    面白かった。良い読書体験でした。
    実際に行われた殺人を題材に、その殺人のアリバイや密室トリックを回答者が解き明かしていくという流れ。出題者の気まぐれや思いつきで人があまりにも簡単に殺される描写に薄ら寒いものを覚えた。
    あまりにも簡単に人を殺してしまうことに、現実の世界もそうやって行われる殺人があるのかもしれないとおもうと怖くなりました。

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    2026年07月05日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    前作の終わりが気になりすぎて読んだ。
    最後の章結構好き。トリックは序盤から何となく察していたが、本当にやるんだ...と感心した。
    前作の要素を入れつつ、少しずらすので二番煎じのがっかり感がなくて面白い。
    三作目も読もうと思う。

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    2026年06月26日
  • ●●にいたる病

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    色んなどんでん返し物語がテンポよく進んで面白がった!雪山の話はゾッとした、、

    ひとつの話が短いととんとんと話が進んで読みやすかった。

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    2026年06月11日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ネタバレ

    一緒に推理を楽しめる感じで良かった。たまに当てられて嬉しかったけれど、ほとんど勘で論理的思考とは言えないので、この五人に披露すれば批判されるだろう。頭狂人と教授にはすっかり騙された。
    面白かったら続きを読もうという軽さで読んだが、この結末では読まずにはいられない。ずるいと思う。
    ザンギャ君が憎めないキャラで結構好き。
    最後デスゲームでも始めるのかと思った。

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    2026年06月09日
  • 春から夏、やがて冬

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    ネタバレ

    事故死や自死で家族を失った絶望感が、田舎町の寂れた雰囲気とともに伝わってきて途中まではジメジメと辛い小説だった。
    そしてラストのたたみかけ…!2回驚けた!当人たちからすると、これで良かったんだろうなあ。
    ますみは嘘ついてでも、命をかけてでも、平田さんを救済したかったんだろうけど、平田さんが真実を知ったらそのときこそ、さらなる絶望を感じてしまうんではないだろうか…。ますみの学のない喋り方が可愛かった。お互いに生きる形で支え合って欲しかったなあ。

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    2026年06月07日
  • それは令和のことでした、

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    それは令和のことであった短編集、8篇

    「彼の名は」小説NON2023年3月
    2025年の戸籍法改正施行を見込んでの創作なんでしょうね
    なかなかの令和のことでした

    「有情無情」
    幼児をターゲットにした犯罪は、昔から後を絶たない。ただ、令和を迎えて、幼児に対しても身体を触るなど本人に不快感を持たせる行動に犯罪として意識が高くなりなました
    なるほど令和のことでした

    「わたしが告白する」
    いつの時代にも多少はあったと思われる
    引きこもりが、長期化して80-50問題などと言われ始めたのは 令和になってからだろうか
    長年潜伏していた問題が、令和で限界に達した
    気づけば令和のことでした

    「君は認知障害で」
    それは苦手分野の令和のことでしたが、
    この設定は嫌ですねえ。
    直接くるより ダメージが大きそうです

    「無実がふたりを分つまで」
    なるほど
    さすが令和のことでした。
    ただ 私は作中に出てくる ジャマーがなんのことかわからないで読んでいましたので、なんの話だか?でも 最後のオチは
    令和になってからたびたび目のする気がします

    「彼女の煙が晴れる時」
    なるほど令和のことばかり
    藤井聡太さんの快進撃はいつからだったろうか?煙草が絶滅危惧種となり始めたのはいつだったろうか?
    歌野さんらしい トリックもあり
    解決策もあり よござんした

    この作品は この単行本の書き下ろしのようです

    近年の社会変化を扱った作品を発表されていて
    後から「令和」というくくりで短編集としたのでしょうが 違和感なく収束されていると思いました

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    2026年06月02日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた

    この書き出しで始まるまったく展開の違う物語。それは炎なのか、炎上なのか、どの作品も最後には驚くようなオチが待っていて趣向が凝らされていた。
    寝る前にサクッと読んでいったけど、内容がすごく濃いわけではないからいい読み方だったかもしれない。

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    2026年05月30日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた。
    から始まる25の短編が入ったオムニバス。

    吉原幻鏡・高田崇史
    怪物どもの棲家・島田荘司
    回答・神林長平
    マザー・ジン・古泉迦十
    失われた史料、的外れな再建・市塔承
    消えない炎・我孫子武丸
    比翼・河村拓哉
    全滅館の殺人・似鳥鶏

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    2026年05月24日
  • 魔王城殺人事件

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     怪しい御屋敷。徘徊するゾンビ女。死体消失と瞬間移動。⋯本格ミステリな道具立てが満載で、ワクワクするなという方が無理な面白さにページを捲る手が止まらなかった。
     ジュブナイル仕立てだから、小学生の時分に江戸川乱歩の少年探偵シリーズを読んでハラハラ・ドキドキ・ワクワクしていた感覚を思い出して、とても懐かしくなった。

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    2026年05月10日
  • ずっとあなたが好きでした

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    ネタバレ

    なるほど、この方が恋愛小説を書くとこうなるのか。ずっとあなたが好きでした、はひとつの短編の主題なのかなと思っていたけれど!物語を通してひとりの生涯の恋愛模様を描く一冊でした。

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    2026年05月10日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    私シリーズ物が大好き
    この本は舞田ひとみちゃん小学生
    短編なのに繋がっていて面白ミステリー
    小学生なのに大人の事情で生きづらい

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    2026年05月08日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    ネタバレ

    読み終えてから「間宵の母」とやらの続編と知る。
    タイトルや表紙だけで選んでいる弊害が出てしまった結果だ。
    しかし間宵巳代子と栢山蒼空とのやりとりの中でおおまかな過去がわかるのでこちらから読んでも特段不便は無いかも。
    孫娘への角膜移植をきっかけにその人物の乗っ取りに成功した昭和18年生まれの巳代子。
    火災によって孫娘が亡くなる時に18歳の少年、蒼空の身体に入りこむ。
    本来なら早くて半年でその人物の完全な乗っ取りに成功しており、身体は器でしかなかった。
    しかし蒼空の身体は一筋縄では行かない。
    頭の中から聞こえてくる巳代子との共同生活の中出会った、毒親に虐げられている少女リアナ。
    虐待の末施設育ちの蒼空は昔の自分とリアナを重ねる。
    口が悪い頭の切れる巳代子と、毎日に希望を持てない蒼空が最終的に決めた未来とは。

    歌野さんらしくラストで覆してくる感じ。
    テンポの良い二人の掛け合いと、他人の身体に寄生できる法則を探るあれこれが興味深くすらすら読めた。
    スーパーのビニールが開けない指先。
    何もない所で躓く足。
    熱い食べ物でむせる喉。
    日に日に老いを実感する我が身体もこんなふうに寄生出来た上に思考まで乗っ取りできたらと、寝室からの階段の最後あと一段あると思い込み空中散歩して死を覚悟した自分がいた。

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    2026年04月24日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    虚構からの現実への侵食。そのゲームの真意とは

    密室殺人ゲームシリーズの続編はここでは語れないネタバレの要素がたくさんあるためぜひ実際に手に取って読んでほしい。今作も五人のハンドルネームプレイヤーによ
    るインターネット上での殺人ゲームの謎解きは「誰が殺したか」は明白、出題者ということで「どうやって殺したか?」といった古典的な謎解きに集中することができる。

    と思ったらそれはまた違く、衝撃的な展開やトリックに驚き、そこには「なぜ殺したか」や人間関係といった背景や動機の要素も加わるといった何層もの構造が実物であった。

    特に「意外性のある被害者」、「意外性のある加害者」、そして一つの殺人のために行われた凶行に含まれる狂気はもちろん読み手としてはフィクションとして捉えられる反面、この作品世界の人たちにとってはノンフィクションである。昨今現実と虚構、リアルとバーチャルが溶け合いつつある現状をまさに読み切った作者の想いがここにあると感じた。

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    2026年04月15日
  • ●●にいたる病

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    思った以上にホラーだった、、、
    1作目の凄惨で残虐で陰惨で猟奇的で、いきなりくじけそうになった。
    執筆陣を見て、ミステリ多めと思っていたので、油断したというか。
    でも、イヤミスのイメージの強い真梨幸子さんの『コンコルド』はかなり好きだし、最終話の
    歌野晶午さん『いたらぬ』のタイトルからしてすごく好み。

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    2026年04月14日