歌野晶午のレビュー一覧

  • ブードゥー・チャイルド

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    月並みな感想だけど面白かった!

    日下部晃士は前世の記憶を持っていた。
    自分は黒人のチャーリーと言う名前で、悪魔バロン・サムデイに母親を殺された。

    そして現世でも事件が起こってしまう。

    途中で、悪魔の紋章の秘密に気づき、晃士の前世や出生の謎にも気づいたので、あっと驚くような展開はなかったけれど、辻占ジュリアンの登場が凄く良かった!

    ジュリアンは実はチャーリーの弟だったとか、そんな展開があったら良かったなぁ。ジュリアンがもっと活躍する話があってもいい。と言うか望んでいます。

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    2017年04月22日
  • 家守

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    「家」をテーマにした短編小説集。それぞれにどんでん返し的展開があり、サクサク読めて面白かった。
    一番好きだったのは最後の話かな。密室殺人の話は、「そんなことできるのか・・・」と思ったけど。

    何作か読んでみたい作家さん。

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    2017年04月19日
  • 新装版 動く家の殺人

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    ネタバレ

    二作目を読んでいなかったので、自分の中で信濃譲二というキャラクターをあまり理解していなかった。
    それでも、譲二が人のためにサラ金に手を出すか…?など違和感のある部分があった。
    それがあんな真相に繋がるとは、予想していませんでした。
    偽信濃譲二が劇団で披露した推理は外れていたが、結局真相には気づいていたし、本物と同じくらい頭が切れる。

    このご時世にマリファナが嗜好品だという信濃譲二が今後も活躍するのは難しく、結局逮捕という形で退場しましたが、いつかまた譲二の活躍がみたいと思ったり。
    とりあえず、そのうち二作目を読みたいと思います。

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    2017年02月17日
  • 家守

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    ネタバレ

    結構無理のあるトリックだ…しかし可能性は0ではない!後は圧倒的筆力でぐいぐい読ませる短編集。

    普段登場人物に感情移入したい質なので短編集は読まない派なのですが、家に読んでない本が枯渇&次の日から出張なので「新幹線で退屈してしまう!」と焦り、閉店間際の本屋さんであらすじチラ見で購入したら短編集。

    短編1話にどんでん返しやらトリックが2回はあるのでそこも飽きさせないというかもったいないじゃないですか長編でも読みたい!と思いました。

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    2016年12月04日
  • そして名探偵は生まれた

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    短編集は物語に入り込む前に終わってしまうことが多いのであまり好きではなかったが、こちらはそれぞれの設定が変わっていて飽きずに読める。最後の最後に騙されることが多く、一種のミステリとして楽しめる。

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    2016年11月29日
  • そして名探偵は生まれた

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    4本の中編本


    『生存者一名』目当てだったのですが、最初の『そして名探偵は生まれた』が一番好きだったのでした。

    この、探偵とワトソンの関係。大好きなのです
    完全無欠の探偵だったり、冷血探偵だったり、優しいだけが取り柄の探偵だったり、とにかくカッコイイ探偵だったり……。
    好きな探偵は色々なのですが、それぞれの探偵とワトソンの関係も、探偵の人物像を感じる手掛かりなのですよね

    図らずも助手になってしまったワトソン、どこまでも着いて行きたいワトソン、自分が助手だと気付いていないワトソン……と、ワトソンも色々いるのですが
    探偵に憧れ、清廉潔白でクールな探偵にこそ着いて行きたい!と願うワトソンの気持

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    2016年10月28日
  • 家守

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    家をテーマにした短編集で『密室殺人ゲーム』ほどのトンデモ感もなく、『葉桜の季節に〜』ほどのどんでん返しもなく、どの話もさらりと終わっていく。歌野晶午の文章は読みやすいと感じるのでそれに助けられた感じがする。

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    2016年02月04日
  • 家守

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    久々の歌野さん。家にまつわる5つのお話。一番最後の「転居先不明」が何か一番残ったなあ。途中までホラーかな?と思っていたら、そんなオチか!と。殺人事件の経緯・詳細はすごく興味深かったし、どう絡んでくるのかなあと思っていたら。プロバビリティーの犯罪って怖いな…。歌野さんということで最後の超どんでん返しを期待したけど、どのお話もまあまあなオチ…という感じでした。

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    2016年02月01日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    後味がとてもわるいけれど、嫌いじゃない。読み終わってはじめて表紙裏?の絵夢と数馬の会話の意味がわかった。

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    2015年10月01日
  • そして名探偵は生まれた

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    無性にクローズドサークルものが読みたくなったので「生存者、一名」目当てに再読。何度読んでもこの結論には唸るなあ…4本の中編集ですが、それぞれ違う面白さがあって楽しめます。

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    2015年10月01日
  • そして名探偵は生まれた

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    どの話も面白かった。ただ短編集だからか王手飛車取りとかほどの衝撃感はなかったように思う。安定の面白さという感じ。

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    2015年08月17日
  • 新装版 白い家の殺人

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    推理小説です。
    怪しい動きをしている!犯人だ!と思ったら全然違いました。見事に引っかかってしまった…。

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    2015年08月15日
  • 死体を買う男

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    構成にこだわったミステリー。アナグラム。
    約5年ぶりの再読。前回よりも楽しめた。
    タイトルいいですね。
    死体を買ったのは誰?死体とは誰?(何?)
    派手さはないが、細部まで楽しめる。

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    2025年12月01日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    ネタバレ

    歌野作品に対してかなりの辛口評価をしてきた私ですが、今作ではそれらの評価を一気に覆す位の衝撃を受けました。この非現実的な見取り図・このユニークな構成・この大胆不敵な超絶トリック!う…歌野先生〜〜〜!!(歓喜)

    今作は、表題作の他に二つの短編を収録しています。
    第二次大戦下、疎開先から飛び出した少年が辿り着いた奇妙な屋敷で起こった、連続変死事件(安達ヶ原の鬼密室)。
    日本の高校をドロップアウトした女子高生が、留学で訪れたアメリカの田舎町で遭遇した連続猟奇殺人(The Ripper with Edouard)。
    こうえんで、だいじなたからものを いどのなかにおとしてしまった、こうへいくんとゆみち

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    2014年07月25日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    ネタバレ

    「有罪という不在」は、トリックの中身が濃くてけっこう個人好み。
    ただ、餓死は想像するとちょっと…(個人的には)

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    2014年06月09日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    全部で3つ(4つ?)の話からなっている長編。短編集ではないのが味噌。メインの「安達ヶ原の鬼密室」も面白かったが、個人的にアメリカでの話が好きでした。 しかし「安達ヶ原」のミステリアスな雰囲気はさすがです。

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    2014年03月18日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    読者挑戦ものの短編集です。純粋な本格ものから倒錯、叙述トリックなど、バラエティーに富んでいてお得感があります。はずれがなくどれも高水準です。
    個人的には【ドア⇔ドア】【有罪としての不在】【水難の夜】が面白かったです。特に【有罪としての不在】は、タイトルの意味、プロット、ロジカルな推理と三拍子揃った傑作だと思います。

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    2014年04月27日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    発想が面白いですよね。悲哀と狂気を含んでいるのに、どこかコミカルと言うか重苦しさを上手く躱していると言うか。
    キャラがとんでもなくステレオタイプなのもまた、この作品においては説得力を増すいい材料になっていたかと思います。
    最初は口調なんかがいちいち気になっていたんですけど、徐々に「これはこれで正解だな」って感じられるようになりました。

     ただ序盤で妄想であると記述してはいるものの、中盤で完全なネタバレをしてしまうのはちょっと早かったかな?
    小学生なのに整形も殺しも平気で行う加藤月もぶっ飛んだ母親の知佳も妄想内って事を明かしておかないとさすがに
    違和感が出てきてしまうのはその通りですし設定を明

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    2013年06月24日
  • 新装版 ROMMY 越境者の夢

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    ネタバレ

    終盤にわかる真実についてはなんとなく、わかってしまった。でも、もう1つの真実には全く気づいてなかったので、そこそこ楽しめた。

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    2013年09月15日
  • 新装版 白い家の殺人

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    キャラクター重視の軽い作品が増えている中で、時々無性に「本格系」の作品が読みたくなる。
    最近めっきり数が減ってしまったけど、しっかり考えて書かれた作品を読むと安心するわ。

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    2012年12月17日