歌野晶午のレビュー一覧

  • ハッピーエンドにさよならを

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    いい意味で最悪な話しかないまさにタイトル通りの本ですね。読み終わった後にモヤモヤしたい人におすすめ!

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    2023年06月06日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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     密室殺人ゲーム第二章!! ゲーム感覚で殺人を犯す若者たち、残虐思考の最期に見出した答えは・・・。

    動機をかなぐり捨てた推理ゲームが帰ってきた! 前作の終わりをちゃんと引き継げてます、すごい。 設定は同じなので新鮮味はやや薄れましたがそれでもなおエキセントリックな狂人たちの戯れ、歌野晶午氏の暗いミステリーやっぱ面白いな。 

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    2023年06月04日
  • 7人の名探偵

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    日本を代表するミステリ作家による豪華なアンソロジー。
    本格ミステリ界を牽引する方々だけあってクオリティは折り紙つきです。
    ラストを締める綾辻さんの「仮題・ぬえの密室」が本格ミステリの歴史を感じさせて感慨深い気持ちになりました。(あと麻耶雄嵩の扱いで笑いました)

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    2023年05月25日
  • 死体を買う男

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    確かに二重三重のからくりはあるが、最後の最後は犯人の自白によって真実が明かされるだけで犯人の正体の根拠になるものがその前の文中にほとんど書かれていないので、どんでんがえしにあるすっきり感を感じず、「あっそう!?」という感じで終わってしまった(;O;)ただ、「白骨鬼(楽屋噺)」の前までは面白かった!

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    2023年05月23日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    初めての歌野晶午。
    グロくてホラーな感じでちょっと好みではないけれど、ストーリーはとても面白かった。
    気味悪いけれど、先が気になってどんどん読めてしまう。
    誠に恐ろしかった…笑

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    2023年05月12日
  • 間宵の母

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    途中、あまりにも気持ち悪くて(その世界にどっっぷりはまり)電車を降り損ねてしまった…

    最後に全ての気持ち悪さが解消されるところはお見事!

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    2023年04月30日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    前作から半年以上経ってからであったため、思い出すのに少し苦労したが、しっかり続編であった。
    登場人物たちの成していく殺しのトリック、そして彼ら自身の正体に、アッとさせられた。

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    2023年04月30日
  • 死体を買う男

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    ネタバレ

    職場の同期に借りた。以前読んだ葉桜の季節に君を想うということと同じ作者。葉桜はどんでん返しが凄かったけどこれはトリックが二転三転あって今までに読んだことがない作風だった。作中作もすごく面白いから1冊で2冊読んでる気持ちになれる。本の中の現実と作中作がリンクして紐解かれていくんだけれど途中どっちがどっちか少し混乱した。作中作には江戸川乱歩と萩原朔太郎が出てくる。乱歩の作品は少し読んだことあるけれど萩原朔太郎の作品は読んだことないから両者の作品を知っててなお作風も分かっている人なら私の倍面白く読めると思う。両者を知らなくてもミステリーとして十分楽しめると思う、ボリュームはあるけど。タイトルの意味が

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    2023年04月23日
  • 春から夏、やがて冬

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    無理矢理な偶然だな…と思ったら、もう一捻りあったのね。
    まあ、バカかと思っていた登場人物が急に賢くなるのは違和感を感じたが… (^^;

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    2023年03月26日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    ネタバレ

    何度も何度も最悪の事態を想像しては悩み続ける富樫修。父として、夫として、自分自身の本音と向き合い、子や妻を心配し、不安に苛まれ、状況を憂い、なんとか子を守ろう、信じようとする。子育てにおいて「殺人」ということではないにしろ、親なら誰でも考えるなぁ、と共感してしまった。
    タイトルもなるほど!
    しかし、想像力豊かなパパでした。

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    2023年03月19日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    長編ミステリーは途中でだれてしまう作品もあるが、今作は飽きることなく一気に読んでしまった。作者による謎解きゲームという現実から虚構の世界に没入して、それがものすごい体験であった。

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    2023年03月15日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    短編集なのでサクサク読めました。
    タイトルから想像できる様にハッピーエンドでは終わらない話しばかりでちょっと気持ちが重くなりました……

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    2023年03月14日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリのレジェンド作家による短編集、ではあるけれど、単なるミステリ短編集では済まないのが予想外で面白かった。テーマが『名探偵』であるせいか、『もし名探偵がAIだったら?』という被りもあったけれど、当然物語の展開はまったく違うから、その差異も含めてとても楽しかった。ラストを飾る綾辻行人は、自伝かエッセイのようでもあったけれど、しみじみとした昔語りにレジェンドたちの歴史の重みを感じることが出来、良い余韻の残る締めだったと思う。

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    2023年03月07日
  • 明日なき暴走

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    ネタバレ

    最初、胸糞悪く始まりでも不思議と読み進めていく中で主人公とその周りに感情移入させられた。
    そこにきて、最後のどんでん返し。
    面白かった。ただ、最後の撮影の説明は自分的にはくどくて読みにくかったかなと感じた。

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    2023年02月18日
  • 家守

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    ネタバレ

    短編小説。
    トリックがちょっと有り得ないと思うものもあったが楽しかった。
    1番最初の「人形師の家で」が1番良かった。



    ・人形師の家で ★★★★
    屋敷に住むおじさんの異常な話かと思ったら、私とゴッちゃんの秘密の話だった。
    一見怪しそうなおじさんと、一見普通に見えるゴッちゃん。
    秘密を隠したい気持ちは分かるなーと。


    ・家守 ★★★★
    どんな話かと思ったら刑事ものやった。
    掃除機を使って酸欠にするとかちょっと有り得ないと思ったけど、笙子が家を離れない理由が1番の肝やった!


    ・埴生の宿 ★★★★
    面白かったー!
    村山(小松)が和希を殺したのかと思ったら事故だったとは。
    ちょっと有り得んか

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    2023年01月29日
  • 春から夏、やがて冬

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    何か考えさせる内容でした。
    どこに真実があったのだろうか。
    「葉桜の・・・」とは、また違う衝撃的な
    ラストでした。

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    2023年01月14日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    王手飛車取りの続編なので読む前から楽しみだったけど、前作から繋がっている謎と今作で展開する話の謎、両方とも好みだったので満足した

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    2023年01月05日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    ネタバレ

    密室殺人ゲームシリーズ第2弾。
    前回のあのラストからの何もなかったかのようないつもと同じハンドルネームを持つ5人のメンバーが前回と同じように殺人推理ゲームを行うというものであり、前回とどう繋がっているのかという疑問を持ちながらも読み進めていった。すると、前回に出てきた犯人たちは前回の爆発で半数が死亡しており、彼らの信奉者が模倣犯という形でこのゲームを行っていたのがとても恐ろしかった。そのきっかけが、警察官の些細な流出であると言うのも、リアルさがあってとてもやりきれないと思ってしまった。
    今回も叙述トリックが使われており、頭狂人の正体や044APDの末路など驚かされる要素がとても面白かったです。

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    2023年01月03日
  • 新装版 長い家の殺人

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    推理小説としては比較的初心者向けでわかりやすいと感じた。
    やや無理があるとか、運に左右されるという感想もあると思うが、本格好きとしてはそこも楽しめる部分かと。
    ハウダニット、フーダニット、ホワイダニットそれぞれ推理し甲斐があり、王道として楽しめると思う。

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    2022年12月30日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    ネタバレ

    文章の相性が凄いです。止まらなくて、一日で読みました。
    自宅、カフェ、庭、色々な所で読みながら、何度か、「なんやねん!」と立ち上がり、「でも、どーすんねん」と座り。最後は、「反則やー」と項垂れながらも、タイトルに共感し、文章力に感動しました。

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    2022年12月06日