歌野晶午のレビュー一覧

  • 春から夏、やがて冬

    Posted by ブクログ

    無理矢理な偶然だな…と思ったら、もう一捻りあったのね。
    まあ、バカかと思っていた登場人物が急に賢くなるのは違和感を感じたが… (^^;

    0
    2023年03月26日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何度も何度も最悪の事態を想像しては悩み続ける富樫修。父として、夫として、自分自身の本音と向き合い、子や妻を心配し、不安に苛まれ、状況を憂い、なんとか子を守ろう、信じようとする。子育てにおいて「殺人」ということではないにしろ、親なら誰でも考えるなぁ、と共感してしまった。
    タイトルもなるほど!
    しかし、想像力豊かなパパでした。

    0
    2023年03月19日
  • ハッピーエンドにさよならを

    Posted by ブクログ

    短編集なのでサクサク読めました。
    タイトルから想像できる様にハッピーエンドでは終わらない話しばかりでちょっと気持ちが重くなりました……

    0
    2023年03月14日
  • 7人の名探偵

    Posted by ブクログ

    新本格ミステリのレジェンド作家による短編集、ではあるけれど、単なるミステリ短編集では済まないのが予想外で面白かった。テーマが『名探偵』であるせいか、『もし名探偵がAIだったら?』という被りもあったけれど、当然物語の展開はまったく違うから、その差異も含めてとても楽しかった。ラストを飾る綾辻行人は、自伝かエッセイのようでもあったけれど、しみじみとした昔語りにレジェンドたちの歴史の重みを感じることが出来、良い余韻の残る締めだったと思う。

    0
    2023年03月07日
  • 明日なき暴走

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初、胸糞悪く始まりでも不思議と読み進めていく中で主人公とその周りに感情移入させられた。
    そこにきて、最後のどんでん返し。
    面白かった。ただ、最後の撮影の説明は自分的にはくどくて読みにくかったかなと感じた。

    0
    2023年02月18日
  • 家守

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編小説。
    トリックがちょっと有り得ないと思うものもあったが楽しかった。
    1番最初の「人形師の家で」が1番良かった。



    ・人形師の家で ★★★★
    屋敷に住むおじさんの異常な話かと思ったら、私とゴッちゃんの秘密の話だった。
    一見怪しそうなおじさんと、一見普通に見えるゴッちゃん。
    秘密を隠したい気持ちは分かるなーと。


    ・家守 ★★★★
    どんな話かと思ったら刑事ものやった。
    掃除機を使って酸欠にするとかちょっと有り得ないと思ったけど、笙子が家を離れない理由が1番の肝やった!


    ・埴生の宿 ★★★★
    面白かったー!
    村山(小松)が和希を殺したのかと思ったら事故だったとは。
    ちょっと有り得んかもと思ったが、面白かった。


    ・鄙 ★★★
    瀬戸山先生、怪しいなと思ったらやっぱり。
    けどまさかどんでん返し系で犯行が分かるなんて。

    日良谷っていう地は温泉あったり田舎の環境が良さそうだが、反面田舎や村のマイナス面も感じた。


    ・転居先不明 ★★★
    うーん、期待し過ぎたかも。
    結局、奥さんが感じてた視線ってのは喋り方が訛ってたから?!

    旦那の心霊的なイタズラはちょっと楽しそうで、私も誰かにやりたいかもと思った笑


    0
    2023年01月29日
  • 春から夏、やがて冬

    Posted by ブクログ

    何か考えさせる内容でした。
    どこに真実があったのだろうか。
    「葉桜の・・・」とは、また違う衝撃的な
    ラストでした。

    0
    2023年01月14日
  • 新装版 長い家の殺人

    Posted by ブクログ

    推理小説としては比較的初心者向けでわかりやすいと感じた。
    やや無理があるとか、運に左右されるという感想もあると思うが、本格好きとしてはそこも楽しめる部分かと。
    ハウダニット、フーダニット、ホワイダニットそれぞれ推理し甲斐があり、王道として楽しめると思う。

    0
    2022年12月30日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文章の相性が凄いです。止まらなくて、一日で読みました。
    自宅、カフェ、庭、色々な所で読みながら、何度か、「なんやねん!」と立ち上がり、「でも、どーすんねん」と座り。最後は、「反則やー」と項垂れながらも、タイトルに共感し、文章力に感動しました。

    0
    2022年12月06日
  • ハッピーエンドにさよならを

    Posted by ブクログ

    黒い…

    ハッピーエンドがお望みの方は、
    本書には手を出さないでください。

    最初の「おねえちゃん」から
    この時点で相談されても
    自分が美保子だったらと思うと
    絶望感しかない。

    両眼の前を覆った手のひらの
    指の隙間から覗き見する感じですかね。

    0
    2022年11月14日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

    Posted by ブクログ

    マトリョーシカのような構成。
    一人称だからこそ人間の正直さ、素直さ、冷酷さが際立ち、ひどいと思いながらも自分にも同じ部分を見つけてしまう。
    とはいえ子に対する気持ちのドライさは母親と父親の違いがあるだろうな。

    お父さんの想像の中の息子がリアルな息子よりだいぶ終わってて、たまにリアルな息子が出てくると意外と無邪気で「本当にこの子が…?」と疑いたくなる。証拠はそろってるけどね。

    父は自分の冷酷さを自覚しているからこそきっとそれを息子に投影していて、そんな壮絶な想像の中でさえも保身を考えている自分にさらに嫌悪を抱くと言う延々負のループが続いている。
    でもそれをひどい父親って責められるかというとそんなことなくて、だって読者含め誰だって自分がかわいいでしょって問われているようだった。実際私に関して言えば、その通りですって感じだった。

    読み終わってみるとタイトルが本当に秀逸。
    もう読み返したくはないけどあっぱれな一冊。

    0
    2022年11月03日
  • そして名探偵は生まれた

    Posted by ブクログ

    「そして名探偵は生まれた」 読んだ後が少しイヤミス寄りの後味。
    四作とも密室だが、それぞれ趣が異なり楽しめた。

    0
    2022年10月15日
  • 絶望ノート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「絶望ノート」がこれほどまで他人を操り翻弄するとは。終始完膚なきまでに虐められる描写が印象的だったが、ラストで明かされる真実は、これまでの物語の見方が180°変わる衝撃的なものだった。長編だが、面白くて一気読みできる作品だった。

    0
    2022年09月06日
  • 絶望ノート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    太刀川照音がクラスメイトからの日々のイジメについて書いた絶望ノートによって多くの人の人生が狂わされていく。読んでいて終盤まんまと騙され、そこまでの出来事や登場人物への印象が一転した。

    0
    2022年08月15日
  • 誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート

    Posted by ブクログ

    シリーズの最初は小学生だった、舞田ひとみも高校生。元々個性的な性格だったが、そのまま成長しているよう。推理力は、ますます磨きがかかって、誘拐事件を解き明かす。
    このシリーズは好きなのだが、次回ひとみは大学生だろうか?

    0
    2022年08月07日
  • 絶望ノート

    Posted by ブクログ

    ブク友さんのレビューから気になり読んでみた。
    絶望しかないと聞いてはいたけど…
    本当に絶望しかない!!!叫

    いじめにあっている中学生男子の日記が主体となって物語が進む。
    いじめの内容とか、それに対する思いが日記に書いてあるんだけど、やることや考え方がやっぱりまだ中学生だなあ…それにしても劣悪。という生々しさもあったし、親や周りの大人の行動も現実的。

    そんな中、日記で【死んで欲しい】と想い書き綴った相手が本当に死ぬ。次々に死ぬ。
    一体誰が!?というミステリー。
    先が気になって後ろから読みたくなった笑

    結末はそうきたか…!!!
    筆者である歌野晶午さんの【葉桜の季節に君を想うということ】よりか驚きは少なかったものの、それでもびっくり。
    そしてやっぱり絶望しかなかった

    なかなか厚みのある1冊だけど、不思議と長いとは感じなかった。
    【いじめ】という問題に目を向けることも出来るし、ハッピーエンドは待っていないけど気になる方はぜひ。

    こちらの1冊に出会わせてくださったブク友様、感謝です☆

    0
    2022年07月16日
  • 絶望ノート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉桜を読んだので、こちらも読んでみた。
    葉桜でハードルが上がりきってるものだから、あの時ほどの「やられた!」感はない。

    ただ、期待をして読んでいるため他の作品とは違って、推理しながら読むのはやめた。書かれていることを割と深読みせずにそのまま受け取って読んでいたのだが、やはり今回もヌルッと読者の思考を覆す。
    そしてすぐにはそれを詳らかにしないところ。先まで読みたくなってしまう技だ。意味深な言葉を書いておきながら、そのまま一旦放置されるのだ。これがページをめくる手が止まらなくする要因だ。

    半分くらいは全くどのように着地させるのか分からなかった。500ページくらいでも、展開も含めて想像がつかなかっただろう。それは主人公の照音の日記に基づいて進んでいたからだ。決して、照音のその時の感情の描写ではない。日記を我々読者も読み続けていた。「トヨヒコ、ダメだなぁ」と必要以上に思わされていた。照音の賢さに驚かされる。

    0
    2022年07月06日
  • 絶望ノート

    Posted by ブクログ

    中学生の太刀川照音はイジメに遭っていた。その苦しみ、怒り、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に日々記していく。ある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り【神】と崇め殺人を依頼したところ叶ってしまう。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈るたび悲劇が起きていく。神とは?友達とは?親子とは?望みが絶たれていく様が描かれた驚愕ミステリ。

    歌野晶午2作品目。
    前読【ハッピーエンドにさよならを】が傑作だったこと、ブク友・奏悟さんより「ぜひやれられてみて欲しい」とのリクエストもあって、長きに渡り積読棚に鎮座していた本書を手に取るに至った。

    約600ページの厚さに躊躇を感じていたものの、とても読みやすい文体かつ内容がスリリングでハラハラドキドキとページをめくる手が止まらなかった。

    確かにここに絶望があった。いや、絶望しかなかった。

    主人公のショーン(太刀川照音)の絶望ノートという名の日記を主として進行していくのだが、悲惨燦々たるや否や、わや。兎角、イジメの描写がリアル過ぎて息が詰まる。そして、イジメをうけた側の本音と怨念節がエゲツなく胸の奥がギューっと鳴った。

    個人的には10月24日(水)の日記が1番エグられた。
    誰かの死を願う日記よりも自然過ぎて深くエグられた。

    イジメという言葉に心身的アレルギーや不適応と感じられる方は避けた方が良い作品かもしれない。私はミステリ作品として、延いては社会問題をテーマとした作品として傑作に1票。

    大人に振り回される子供、子供に振り回される大人、どっちもどっち。掛け違えたボタンに気付いているのなら、決してそのままにしてはいけない。

    0
    2022年05月28日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    倒叙だったり、暗号モノだったり、怪しげな宗教が絡んだりとどれも一風変わってはいるが、根源にあるのはれっきとした本格。

    個人的に好きなのは下の三編

    『有罪という名の不在』
    かなり捻られた挑戦モノ。まずは犯人は「おばちゃん」というのに驚き。全く見えていなかった。
    そしてそれで終わりかと思いきや、その裏にはもう一つの事件が。攻略法を読めばなるほど!となるが、難易度は鬼。

    『水難の夜』
    個人的ベスト。本物の篠崎が来たとき、犯人は死んだふりをしていたが、警察が来たため篠崎を殺して入れ替わった。偽篠崎を「篠崎」と呼ぶのは、まぁ視点人物がそう思い込んでいるから良し。短い中でも綺麗に驚かされるし、手がかりも見事。タイトルも上手い。

    『阿闍黎天空死譚』
    屋上に放り出され、脱出しようとしたら磔になってしまったというのも面白いが、とにかく冒頭が巧い。(塔が叫んで殴ってくる...)

    0
    2022年05月27日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

    Posted by ブクログ

    有名な乱歩作品を現代風にアレンジした翻案物の短編集。
    しっかり乱歩を踏襲してあり、現代の技術を使ってあり、と面白かった。
    乱歩をまた読もうかなぁ…

    0
    2022年05月13日