歌野晶午のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
結構分厚い本。なんの前情報もなく読んだのが幸いした。もしこれから読もうと思ってる人がいるなら是非、このタイトルをネットで検索するのは読み終わってからにして欲しい。
最初の話はとても短い。最後の1行で「あらー」ってなる。軽い感じのこういう話が続いていくんだろうなと思わせる。恋愛的星新一みたいな感じなのだろうかと想像しながら読む。
でも違う。
『舞姫』は中でも比較的長い話で、その中で起こる殺人事件がメインのように見えて実は違う。最後の1行で「おぉー」ってなる。こんな話も入ってるのか、バラエティに富んだ短編集だなと思う。
でも違う。
13個の色とりどりの積み木。積み重ねて、ガッシャンガラガラ〜 -
ネタバレ 購入済み
ちょうど良い難易度
ハウダニット重視の読者への挑戦状としては非常に良い難易度で──一部は分かるけど全部は分からないという塩梅──この手の趣向のミステリーの理想を体現しています。
ただ、主人公に関する叙述トリックは最初のエピソード時点から容易に予測できてしまうため、そこだけは減点ポイントです。
しかし、全体としては本当によくできているので本心からお薦めできます。ゲーム感覚で推理を楽しみたい方には特に。 -
Posted by ブクログ
ネタバレうーん、唸らされました。
やっぱり歌野晶午は『読ませる』作家ですね。
最後の展開にはもちろん賛否両論あるとおもいますが、個人的にはアリかなと。
さんざん妄想やってきて、色んなことを読者に考えさせて、その中で父親の性格も垣間見えて、って運んできた最後に、『いやー、ほんとのほんとはこうだったんですわー』って言われても、私は冷めると思います。だって、さんざんここまで妄想してきたのに、多分この最後にどんな結末を用意しても、イマイチに終わると思いますからね。
あえて本当のところはぼかす。けれども、絶望の中に希望を見出す。良い小説というのは、結末を完全体に書き切るのではなく、読者にそのあとの展開を予想させ -
Posted by ブクログ
ネタバレテンポ良く進み、しっかり騙され、そして爽やかな読後感。
謎解きやトリックにあまり重点を置いておらず、物語そのものもとても面白く、読まされる。
タイトルも好み。
トリックに関してはアンフェアだという向きもあるようだが、まぁギリギリフェアかなぁ。
2月16日にの33日後が3月19日という伏線もあり、そして「ハラダアユミを名乗る女」の中で同じく時間の基準のズレを利用したトリックが示されているところも憎い。
一つ難癖をつけるとしたら、本来「七年前」と
「七年後」の間には十七年間の時間差があるべきであり、エチオピア暦のこっちとこっちの西暦を比べて、とかこっちから見てこっちは七年前でこっちから見てこっ -
Posted by ブクログ
作中作ってヤツやな。
作品の中に出て来る作品。
結局、お前は、兄なのか?弟なのか?どっちやねん!って最後まで引き摺ってしまう…
更に今は、どの作品の中や?というのもあって、何か微妙に、絡んでて混乱して…(^^;;
二段三段にトリックしてて、「う〜ん…う〜ん…」と唸らされながら終わりまで〜
雰囲気は、江戸川乱歩とかが活躍するので、時代がかってる感じやけど、ええ感じ。
ミステリー小説というより、推理小説って文言が似合う。
タイトルの「死体を買う…」ってどこに関係するんやろ?
と思ってたら最後に登場。
トリックだけだなく、登場人物の心情にもホロリ(T . T)