歌野晶午のレビュー一覧

  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    初めての歌野晶午。
    グロくてホラーな感じでちょっと好みではないけれど、ストーリーはとても面白かった。
    気味悪いけれど、先が気になってどんどん読めてしまう。
    誠に恐ろしかった…笑

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    2023年05月12日
  • 間宵の母

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    途中、あまりにも気持ち悪くて(その世界にどっっぷりはまり)電車を降り損ねてしまった…

    最後に全ての気持ち悪さが解消されるところはお見事!

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    2023年04月30日
  • 死体を買う男

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    ネタバレ

    職場の同期に借りた。以前読んだ葉桜の季節に君を想うということと同じ作者。葉桜はどんでん返しが凄かったけどこれはトリックが二転三転あって今までに読んだことがない作風だった。作中作もすごく面白いから1冊で2冊読んでる気持ちになれる。本の中の現実と作中作がリンクして紐解かれていくんだけれど途中どっちがどっちか少し混乱した。作中作には江戸川乱歩と萩原朔太郎が出てくる。乱歩の作品は少し読んだことあるけれど萩原朔太郎の作品は読んだことないから両者の作品を知っててなお作風も分かっている人なら私の倍面白く読めると思う。両者を知らなくてもミステリーとして十分楽しめると思う、ボリュームはあるけど。タイトルの意味が最後まで分からなかったけれど読み終わって少し時間が経ってから「あ、そういうことか!!」ってなった。

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    2023年04月23日
  • 春から夏、やがて冬

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    無理矢理な偶然だな…と思ったら、もう一捻りあったのね。
    まあ、バカかと思っていた登場人物が急に賢くなるのは違和感を感じたが… (^^;

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    2023年03月26日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    ネタバレ

    何度も何度も最悪の事態を想像しては悩み続ける富樫修。父として、夫として、自分自身の本音と向き合い、子や妻を心配し、不安に苛まれ、状況を憂い、なんとか子を守ろう、信じようとする。子育てにおいて「殺人」ということではないにしろ、親なら誰でも考えるなぁ、と共感してしまった。
    タイトルもなるほど!
    しかし、想像力豊かなパパでした。

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    2023年03月19日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    短編集なのでサクサク読めました。
    タイトルから想像できる様にハッピーエンドでは終わらない話しばかりでちょっと気持ちが重くなりました……

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    2023年03月14日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリのレジェンド作家による短編集、ではあるけれど、単なるミステリ短編集では済まないのが予想外で面白かった。テーマが『名探偵』であるせいか、『もし名探偵がAIだったら?』という被りもあったけれど、当然物語の展開はまったく違うから、その差異も含めてとても楽しかった。ラストを飾る綾辻行人は、自伝かエッセイのようでもあったけれど、しみじみとした昔語りにレジェンドたちの歴史の重みを感じることが出来、良い余韻の残る締めだったと思う。

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    2023年03月07日
  • 明日なき暴走

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    ネタバレ

    最初、胸糞悪く始まりでも不思議と読み進めていく中で主人公とその周りに感情移入させられた。
    そこにきて、最後のどんでん返し。
    面白かった。ただ、最後の撮影の説明は自分的にはくどくて読みにくかったかなと感じた。

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    2023年02月18日
  • 家守

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    ネタバレ

    短編小説。
    トリックがちょっと有り得ないと思うものもあったが楽しかった。
    1番最初の「人形師の家で」が1番良かった。



    ・人形師の家で ★★★★
    屋敷に住むおじさんの異常な話かと思ったら、私とゴッちゃんの秘密の話だった。
    一見怪しそうなおじさんと、一見普通に見えるゴッちゃん。
    秘密を隠したい気持ちは分かるなーと。


    ・家守 ★★★★
    どんな話かと思ったら刑事ものやった。
    掃除機を使って酸欠にするとかちょっと有り得ないと思ったけど、笙子が家を離れない理由が1番の肝やった!


    ・埴生の宿 ★★★★
    面白かったー!
    村山(小松)が和希を殺したのかと思ったら事故だったとは。
    ちょっと有り得んかもと思ったが、面白かった。


    ・鄙 ★★★
    瀬戸山先生、怪しいなと思ったらやっぱり。
    けどまさかどんでん返し系で犯行が分かるなんて。

    日良谷っていう地は温泉あったり田舎の環境が良さそうだが、反面田舎や村のマイナス面も感じた。


    ・転居先不明 ★★★
    うーん、期待し過ぎたかも。
    結局、奥さんが感じてた視線ってのは喋り方が訛ってたから?!

    旦那の心霊的なイタズラはちょっと楽しそうで、私も誰かにやりたいかもと思った笑


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    2023年01月29日
  • 春から夏、やがて冬

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    何か考えさせる内容でした。
    どこに真実があったのだろうか。
    「葉桜の・・・」とは、また違う衝撃的な
    ラストでした。

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    2023年01月14日
  • 新装版 長い家の殺人

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    推理小説としては比較的初心者向けでわかりやすいと感じた。
    やや無理があるとか、運に左右されるという感想もあると思うが、本格好きとしてはそこも楽しめる部分かと。
    ハウダニット、フーダニット、ホワイダニットそれぞれ推理し甲斐があり、王道として楽しめると思う。

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    2022年12月30日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    ネタバレ

    文章の相性が凄いです。止まらなくて、一日で読みました。
    自宅、カフェ、庭、色々な所で読みながら、何度か、「なんやねん!」と立ち上がり、「でも、どーすんねん」と座り。最後は、「反則やー」と項垂れながらも、タイトルに共感し、文章力に感動しました。

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    2022年12月06日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    黒い…

    ハッピーエンドがお望みの方は、
    本書には手を出さないでください。

    最初の「おねえちゃん」から
    この時点で相談されても
    自分が美保子だったらと思うと
    絶望感しかない。

    両眼の前を覆った手のひらの
    指の隙間から覗き見する感じですかね。

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    2022年11月14日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    マトリョーシカのような構成。
    一人称だからこそ人間の正直さ、素直さ、冷酷さが際立ち、ひどいと思いながらも自分にも同じ部分を見つけてしまう。
    とはいえ子に対する気持ちのドライさは母親と父親の違いがあるだろうな。

    お父さんの想像の中の息子がリアルな息子よりだいぶ終わってて、たまにリアルな息子が出てくると意外と無邪気で「本当にこの子が…?」と疑いたくなる。証拠はそろってるけどね。

    父は自分の冷酷さを自覚しているからこそきっとそれを息子に投影していて、そんな壮絶な想像の中でさえも保身を考えている自分にさらに嫌悪を抱くと言う延々負のループが続いている。
    でもそれをひどい父親って責められるかというとそんなことなくて、だって読者含め誰だって自分がかわいいでしょって問われているようだった。実際私に関して言えば、その通りですって感じだった。

    読み終わってみるとタイトルが本当に秀逸。
    もう読み返したくはないけどあっぱれな一冊。

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    2022年11月03日
  • そして名探偵は生まれた

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    「そして名探偵は生まれた」 読んだ後が少しイヤミス寄りの後味。
    四作とも密室だが、それぞれ趣が異なり楽しめた。

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    2022年10月15日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    「絶望ノート」がこれほどまで他人を操り翻弄するとは。終始完膚なきまでに虐められる描写が印象的だったが、ラストで明かされる真実は、これまでの物語の見方が180°変わる衝撃的なものだった。長編だが、面白くて一気読みできる作品だった。

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    2022年09月06日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    太刀川照音がクラスメイトからの日々のイジメについて書いた絶望ノートによって多くの人の人生が狂わされていく。読んでいて終盤まんまと騙され、そこまでの出来事や登場人物への印象が一転した。

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    2022年08月15日
  • 誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート

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    シリーズの最初は小学生だった、舞田ひとみも高校生。元々個性的な性格だったが、そのまま成長しているよう。推理力は、ますます磨きがかかって、誘拐事件を解き明かす。
    このシリーズは好きなのだが、次回ひとみは大学生だろうか?

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    2022年08月07日
  • 絶望ノート

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    ブク友さんのレビューから気になり読んでみた。
    絶望しかないと聞いてはいたけど…
    本当に絶望しかない!!!叫

    いじめにあっている中学生男子の日記が主体となって物語が進む。
    いじめの内容とか、それに対する思いが日記に書いてあるんだけど、やることや考え方がやっぱりまだ中学生だなあ…それにしても劣悪。という生々しさもあったし、親や周りの大人の行動も現実的。

    そんな中、日記で【死んで欲しい】と想い書き綴った相手が本当に死ぬ。次々に死ぬ。
    一体誰が!?というミステリー。
    先が気になって後ろから読みたくなった笑

    結末はそうきたか…!!!
    筆者である歌野晶午さんの【葉桜の季節に君を想うということ】よりか驚きは少なかったものの、それでもびっくり。
    そしてやっぱり絶望しかなかった

    なかなか厚みのある1冊だけど、不思議と長いとは感じなかった。
    【いじめ】という問題に目を向けることも出来るし、ハッピーエンドは待っていないけど気になる方はぜひ。

    こちらの1冊に出会わせてくださったブク友様、感謝です☆

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    2022年07月16日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    葉桜を読んだので、こちらも読んでみた。
    葉桜でハードルが上がりきってるものだから、あの時ほどの「やられた!」感はない。

    ただ、期待をして読んでいるため他の作品とは違って、推理しながら読むのはやめた。書かれていることを割と深読みせずにそのまま受け取って読んでいたのだが、やはり今回もヌルッと読者の思考を覆す。
    そしてすぐにはそれを詳らかにしないところ。先まで読みたくなってしまう技だ。意味深な言葉を書いておきながら、そのまま一旦放置されるのだ。これがページをめくる手が止まらなくする要因だ。

    半分くらいは全くどのように着地させるのか分からなかった。500ページくらいでも、展開も含めて想像がつかなかっただろう。それは主人公の照音の日記に基づいて進んでいたからだ。決して、照音のその時の感情の描写ではない。日記を我々読者も読み続けていた。「トヨヒコ、ダメだなぁ」と必要以上に思わされていた。照音の賢さに驚かされる。

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    2022年07月06日