歌野晶午のレビュー一覧

  • 春から夏、やがて冬

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    いやこれだけ複雑にいろいろなことが絡み合っているというなら裁判で人を裁くなど無理ではないか、なんて思ってしまうが。まぁ小説といえば小説だし、しかし事実は小説より奇なり、なんていう話もあるしねぇ。
    途中展開はありがちな話で文字数も少なくスルーと読めるので、最後にどう持っていくんかと思ったけどこのドンデンドンデンっぷりがやり過ぎというか策士策に溺れる感もありつつ救われない感じは好きだった。

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    2024年09月01日
  • 死体を買う男

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    白骨記の小説とそれを巡る小説家の話。この白骨記という作中作がまぁ面白い!白浜で女装をした学生が自死しそれを乱歩と詩人萩原が謎解くんやけど展開に面白いように引っかかり転がされ、存分に楽しんだ所に予想外の角度からやってくる現実。引き込まれて面白かったなぁ。

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    2024年07月18日
  • そして名探偵は生まれた

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    著者らしいちょっとした捻りが効いた中編集で迚も楽しめた。
    特に『生存者、一名』は終わり方含めてお気に入り。

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    2024年07月15日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    ネタバレ

    父が息子の部屋からあるものを見つけ、
    それを機に息子の犯罪への関与を疑い、
    疑心暗鬼になる。
    自分はどう行動すべきか自問自答し、妄想の世界へ。
    そして私達もその妄想に引き込まれていく。
    どこまでが本当?

    あらゆる妄想の末、息子と父は向き合い最後は爽やかに終わるが、果たして真相は?!

    と気になりました。

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    2024年07月05日
  • 間宵の母

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    久しぶりに歌野晶午読んだ(^ ^)
    一気読み大賞1位の帯のとおり、とくに序盤はどうなるの??どういうこと???と引き込まれるシーンの連続。
    オチはなんとも。悲しい
    映像化してもおもしろいと思う。

    また、初めて眼にする単語がいくつかあり、調べながら読んだ。御母堂とか。賢くなったw

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    2024年06月27日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    ネタバレ

    まず事件を担当する刑事の名前が歳三(としみ)であるというところに心惹かれてしまった、新選組好きの悲しい性…。この本はそんな刑事が、その刑事が入り浸っている家で姪の何気ない言葉にヒントを得て事件を解決していくというストーリー。

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    2024年06月20日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    ネタバレ

    前から気になっている歌野さんの作品を読んでみた。
    どの作品も、ふぇ?!となる最後が用意されていて、歌野さん独特の趣向に満ちた作品ばかりでした。
    !!!!以下とてもネタバレ含みます!!!!



    •移住してきた老夫婦に隠された衝撃の事実(旦那でなく)がある「サクラチル」
    •全てを捨てて育てた息子の晴れ姿を臨時ニュースで見逃す「消された15番」
    •娘の小学生試験の無理矢理受験のイヤイヤな「防疫」
    •ストーカー化した男からどうやって逃れられるかの物語「殺人休暇」
    •パチンコ中毒母親が目を離して子供がパチンコ玉飲んじゃうブラックユーモア悲劇「In the lap of the mother」
    •ホーム

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    2024年06月10日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    短編集
    いくつかの話の落ちに はっとさせられたものもがあったが、長い…と思う1本もあり
    なんとなく言い回しが古く感じられるものがあったが 全体的に面白かった

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    2024年05月25日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    タイトル通り後味のよくない短編集。
    なのに面白い。
    バッドエンドではなく、このアンハッピーエンド感がちょうど良い。
    打ちのめされるようなショックの代わりに不幸な結末が用意されている。
    全く予期せぬ展開に驚いたり、先入観にとらわれて騙されたりしながら、結局最後まで楽しんでしまった。

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    2024年05月03日
  • 誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート

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    かなり厚い本でしたが一気読みでした。
    こんなに都合よくと思うところもありましたが、タイトルどおり相次ぐ誘拐にドキドキしました。
    気軽に物語に身を委ねて読むには最適でした。

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    2024年04月04日
  • 春から夏、やがて冬

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    久しぶりの歌野作品。

    最初から最後まで暗い世界の中で物語は展開していて鬱々としているのになぜか頁を繰る手がとまらない。

    果たしてますみは平田の心を救えたのか?という疑問は残したままだけど、個人的見解てはさらなる苦痛を与えてしまったのではないかと思う。きっと精一杯考えた末の行動だったのだろうけど。誰も幸せになれなかった途轍もなく悲しい人生を送って人たちのはなし。

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    2024年03月24日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    文章一つ一つに意味があり、丁寧に読みたい本。短編集ながら、人間の本質的な部分に迫った内容になっており、考えながら読むので中身がありすぎる。時代が少し古いので「保母」と言う言葉やジェンダーに関する感覚が今では違和感を感じるが、虐待など今も繰り返される問題と向き合い、知らない間に読者の心理が弄ばれ引きずり込まれる。読書というより、自分が当事者として実際に経験したような読後感。各短編の不気味な終わりかたがゾクリとして、それがまた良い。好き。

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    2024年02月19日
  • 春から夏、やがて冬

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    ハッピーエンドでありバッドエンドでもある、罪深き者は一人とは限らないんだ。どちらともどうか安らかに。

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    2024年01月25日
  • 絶望ノート

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    自分はまだ20半ばで、子供はいませんが、もし自分の子供がいじめられていると知ったらどうするのでしょう。

    他の人も書いてあるように、ここの登場人物が全員好きになれない。偏った視点からだから、もちろん私情も入っているでしょうが、にしても嫌な奴らばかりやな。

    結末は予想の数段上だったので、良かったです。

    いじめとかの小説になると、いじめを知らないふりをして過ごしていたのかなと思ったり思わなかったり。
    受け取り方次第だから分からないことも多いし、僕自身も嫌だと思うこともあったなと。
    ちゃんと伝える術が子どもにはない(知らない)ことを自覚して大人になろうと思いました。

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    2023年12月30日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    現実味のない、虚構ならではの世界。
    本格ミステリー読者をデフォルメした姿で描かれた登場人物。被害者は誰でもよくて、密室殺人をしたいだけの彼ら。もちろん犯人は出題者本人。人殺しと事件解決を担う二面性を持った彼らを批判的に思う反面、展開が楽しみで仕方なかった。永遠に覚めない夢を見ている気分、なんとも言えない気持ち悪さが心地いい。600ページという分厚さが読み応え抜群の一冊。

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    2023年12月29日
  • そして名探偵は生まれた

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    おもしろかった!読者に嘘を吐かない描写で、謎解きに参加できるのが大変おもしろかった。文体も読みやすい。作者の他の本もとても読みたくなった。

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    2023年12月22日
  • 春から夏、やがて冬

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    ネタバレ

     一人娘の春夏を轢き逃げで殺され、妻の英理子もそれがもとで自殺、本人も肺癌にかかり生きる希望が消えかかっている平田誠55歳、スーパーの保安責任者。スーパーで万引きし、(平田誠の娘と同年生まれということで)何も訊かれずに無罪放免された末永ますみ24歳。この2人が織りなす物語。平田の闇を聞かされ、平田に生き続けて欲しいと願ったますみが考えたことは。そして、平田のとった行動は。何とも切ないラストですが、後味如何に関わらず、記憶に残る小説です。歌野晶午「春から夏、やがて冬」、2011.10刊行、2014.6文庫。

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    2023年11月08日
  • そして名探偵は生まれた

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    雪の山荘や絶海の孤島など、ミステリ好きならたまらない舞台の中編が4本。作品自体に繋がりはないので、どれから読んでも楽しめる上に読み応えもバッチリ。4本の中では孤島が舞台の「生存者、一名」が結末が意外で面白かったです。

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    2023年11月07日
  • 間宵の母

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    終わらない悪夢
    ミステリーとして何重にも仕掛けられた伏線が回収されていくのに
    マトリョシカ構造の最後の箱の中身がホラーだった、みたいな感じ

    救いのない話なので人には勧めづらいけど(勧めたら嫌われそうで)
    ハロウィンにかこつければおすすめできるかも、な小説

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    2023年10月30日
  • 新装版 動く家の殺人

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    ネタバレ

    信濃譲二シリーズの三作目にして長編最終作。違和感が多い信濃譲二は結局偽物だったが、これは見抜いた読者は多かったのではないか。ただしニセモノでも真相を見抜く推理力があるので相当切れ者。
    ラストのセリフ、手摺の向こうに、彼 はセンス抜群。
    動く家が結局動かないのはタイトル詐欺ではある。

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    2023年09月23日