歌野晶午のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物、全員嫌いすぎる。
全員しっかりしろよ!!と言いたい。
いじめの日記の描写が長すぎてちょっとダレたしイライラしたが、まぁ神なんていなくて本当は誰かが実行してるんだろうな誰だろう〜と思いつつ読めた。
ラストはどんでん返しがあったものの、息子の日記だけを鵜呑みにして直接会話することなく友達に制裁を加える両親も頭おかしいし、両親に愛されてるか確認したいから直接話さず嘘日記で愛情を推し量る照音も気味が悪いと思った。
どんなひねくれた性格してたらこんな行動になるんだよ。笑
是永も、それいじめじゃね?笑ということ結局やってたが、嘘日記のせいで殺されたのさすがにかわいそう。
全体的にもやもや暗い気持ちになるような話だった。 -
Posted by ブクログ
「十角館の殺人」刊行から三十周年を記念して出版されたアンソロジー。7人の作家さんが「名探偵」をテーマに本格ミステリを書き下ろした短編集の文庫本。
・水曜日と金曜日が嫌い ー大鏡家殺人事件ー 麻耶雄嵩
→ミステリ作家の主人公が、探偵メルカトルに頼まれた用事の帰りに迷い、大鏡家の邸宅に助けを乞う。休ませてもろてると殺人事件が起きて…。建物の感じとか登場人物の名前とか、どことなく洋風ちっく。鳥を観察するヒュッテ?とか、サラマンダーが〜とか。でも探偵が出てきたらすぐ解決した、すごい…
・毒饅頭怖い 推理の一問題 山口雅也
→落語のまんじゅうこわい、の話が最初に語られ、その後後日談的なストーリー。まんじゅうこわいって言ってた人が大人になり、後継問題の話の席で毒饅頭に殺される。犯人は誰なのか。途中馴染みある、この中で1人嘘つきがいる〜みたいなクイズがあって、古典的な話の中に、最近の遊びって感じもまた面白かったし、ちゃんとオチもあってさすが。
・プロジェクト:シャーロック 我孫子武丸
→「ワトソン」という、医師に代わって診断を行うAIが作られているから、「シャーロック」という名の名探偵AIを作ろう、みたいな話。情報を勉強させてAIをいろんな人と育てていくんだけど、その試作に関わった人たちがどうやら次々と殺されているっぽい?みたいな。この発想はできんよなー。
・船長が死んだ夜 有栖川有栖
→犯罪心理学者の火村英生と、ミステリ作家の有栖川有栖が、遠方で取材。早く終わったので観光でもして帰ろうかってなっている時に、どうやら殺人事件があったらしいと噂を聞く。野次馬的に顔を出し、最終的に犯人を推理する感じ。怨恨じゃないけど、思いこみとか、日頃の行いとか、人間の感情がいちばん怖いのよなって感じ、いろんな偶然が重なってて、少し切ないます。
・あべこべの遺書 法月綸太郎
→法月綸太郎が父から事件の情報を聞いて、その情報と憶測と可能性で持って事件を解決に導く、安楽椅子探偵みたいな感じの話。
AさんがBさんの家で死んでてBさんの遺書があり、
そのBさんはAさんの家で死んでてAさんの遺書がある。
なんでや?みたいな話。これも人間不信になりそうな、人は簡単に信じられんよな、みたいな話。人間ってこうゆうとこが怖いんよな。
・天才少年の見た夢は 歌野晶午
→近未来の戦時中。シェルターに逃げ込んだ子供たち、その中の1人が名探偵と呼ばれているにも関わらず、シェルター内で次々と殺人が起こっていく。これはどうゆうことか、何が起こっているのか、などを考えながら読む作品で、分かってからもう1回頭から読みたくなりましたん。
・仮題、ぬえの密室
→綾辻行人、我孫子武丸、法月綸太郎と、綾辻行人の嫁さんの4人で宴席。大学生の頃ミステリ研に所属していたのだが、その時に「幻の犯人当て」といわれた、フーダニット作品があったよね、という話になり。みんな思い出せないので、意見を擦り合わせていく。その中で、作品の傾向であったり、代表作を思い出しながら描かれていて、このアンソロジーならではだなって感じました。
どの話も面白かってんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ -
Posted by ブクログ
ある夏の終わり、〈私〉は軍艦島の世界遺産登録を記念して行われることになったプロジェクションマッピングイベントに参加するため、長崎港に到着したものの、台風の影響で船は出なかった。落ち込む〈私〉に一人の男が話しかけてきた。目的がなくなり、市内を一緒に回ることになった、その途中、彼と彼から紹介されたスマホの画面の向こうにいる『彼女』の身の上について聞かされる。美しい『彼女』はアイドルユニット『マイヨジェンヌ』のメンバー、ヴィーナスだ、と彼は言う。だけど〈私〉は彼の話に違和感を覚えて――「スマホと旅する男」
職を失い、定年一歩手前で主夫になった太郎。テレビ局のプロデューサーとして順調なキャリアを送る妻は若い男と不倫し、夫婦仲はもう冷え切ってしまっていた。子どももいないふたりの家に家族が増えることになった。認知症になった妻の父親だ。うまくいかない義父への介護に憎しみを募らせていく中で、太郎は一篇の小説と出会った。江戸川乱歩の「お勢登場」だ。――「「お勢登場」を読んだ男」
ということで本書は、全七編の短篇集です。全篇、江戸川乱歩の作品を現代風にアレンジするという点で統一されています。どれも切れ味の良い結末と底意地の悪さが光っていて、表題作や「「お勢登場」を読んだ男」あたりはその容赦のなさに思わず笑ってしまうくらいでした。安穏とした読み心地を許さない作者らしさのようなものを強く感じて、とても好ましかったです。個人的に一番好きなのは、幻想小説的な美しさもある「スマホと旅する男」で、続いて、主人公の生来の気質が結末と密接に絡む「陰獣幻戯」かなぁ、という感じです。