歌野晶午のレビュー一覧

  • ずっとあなたが好きでした

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    タイトルと表紙の絵を見て購入した本でした。

    実際に読み進めると一筋縄の恋愛小説ではなく、さすが歌野晶午。


    解説含むと700ページ近い本ですが、途中で諦めずに是非最後まで読んでほしい作品です。

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    2020年05月03日
  • 魔王城殺人事件

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    小学生が主人公で、文章も子供向け。

    でも、子供の頃に読んだら、結構ドキドキしそう。

    点数は、子供目線です。

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    2020年05月01日
  • 春から夏、やがて冬

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    ネタバレ

    単純におもしろかった。

    読み進めていく中で、彼女が犯人なんてことあり得る⁉︎って半信半疑。
    可能性はある。
    でも、そんな偶然あるのだろうか。

    最後のオチは、ある意味で納得のいくものだった。
    というか、女の覚悟に戦慄する。

    娘を事故で亡くした男と、娘と同い年の女との出会いは万引き犯と保安員から始まる。
    男は妻も自殺で亡くしていて、実は自分も肺癌で死を覚悟している。

    女はDVの彼氏やら、不幸な生い立ちやらで生きることに精一杯。

    2人の出会いから、心を通い合わせる流れは、磁石が引き合うようなものだったかもしれない。
    もちろん性的なものは一切ない。

    ネタバレだけど、女は最後、男に絞め殺され

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    2020年04月03日
  • ずっとあなたが好きでした

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    一編一編もだが、一冊通した仕掛けも面白かった。初めて読んだ作家さんだったが、色々と巧い。
    ただやっぱり、ちょっとムカつく。
    ムカつくけど面白い、不思議で複雑な小説だった。

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    2020年03月30日
  • 春から夏、やがて冬

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    最後の最後まで飽きさせない物語展開です。少し難点は、登場人物のキャラクターが、ちょっと弱い気がする。

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    2020年03月29日
  • ずっとあなたが好きでした

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    おそらく、「葉桜〜」を読んでから、
    この本を読んだ人が多いでしょう。

    これ、「葉桜〜」じゃなくて
    先にこっち読んだら
    違った驚きと感想だったと思います!

    けど、それでも面白かったかな。
    頭の中で、あの時のあれがこれだった...
    などと振り返って楽しんでます!笑

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    2020年01月19日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    ネタバレ

    星4.5ぐらい

    オリジナル(乱歩)を知らなくても楽しめる。

    全体的に、スマホなどの最近のテクノロジーを使っており、いま読むと納得するが、10年後にはもっと新しいデバイスが出て来て、古く感じてしまうかも。

    小説の中にポケベルや携帯電話(ガラケー)が出ているのを現在読むと「昔は最新だったね」という感じ。

    後世に残るものではなく、今が旬の小説。

    だからこそ、いま読んで欲しい!!

    個人的には、表題作と「人間椅子」がよかった。

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    2019年11月15日
  • 新装版 動く家の殺人

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    信濃譲二シリーズ第三弾。短編集があと一冊あるけど信濃譲二を主人公とした長編がこれで終わりなのは寂しいなぁ…。しかし信濃譲二にはいつか帰ってきてほしいという気持ちとここで綺麗に退場してもらいたいという気持ちが半々。それにしてもこの話は最初から違和感を覚えてはいたんだけどすっかり騙された。そうきたかぁ!という純粋な驚き。

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    2019年10月14日
  • 新装版 正月十一日、鏡殺し

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    短編集。最初の方にある作品は読後感が良い意味でそれほど悪い話ではないのだけれど後半になるほどイヤミス度が上がっていく。それがまた面白いのだけど表題作である「正月十一日、鏡殺し」はなんとなく結末の予想は最初からつくものの読後感は「やっぱりここまで来たかー!」と思った。個人的に「プラットホームのカオス」のが結末の予想がつかないという意味で面白かった。

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    2019年10月05日
  • 新装版 白い家の殺人

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    古式ゆかしい本格ミステリ。第一作の「長い家の殺人」と同じく大胆さが強かった。こういう密室は好き。しかしトリックや動機などの面は書かれた当時に読めていればもっと面白く感じられただろうなとは思う。最後の信濃譲二の心遣いがいいねぇ、かっこいい。

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    2019年10月05日
  • 新装版 長い家の殺人

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    確かに大胆なトリックだった。途中でトリックは気付きはしたけれどプロローグのMの事には気付かず。音楽についての知識はさっぱりな私なので、途中で色々と挟まれる曲の事だとかの色々はわからなかったけれどイヴニング・スターを聴いてみたくなった。

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    2019年10月05日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

    購入済み

    話を整理するのに時間がかかった

    気が付くと「んっ???」何の話をしてんだ。
    ストーリーをどこか見落としたかと思うほどだまされた。
    色々突っ込みどころはあるが、
    人間の先入観や想像力を見事に利用した話だった。

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    2019年09月13日
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について

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    なぜこれをチョイスしたのか、忘れてしまったけど、確かトヨザキ書評集からだったか。歌野作品だけにどんでん系を勝手に期待してたけど、そういう意味では拍子抜け。でも、物語そのものが読ませる内容だったし、事件と謎解きを主眼にしているのではない、と考えると、これはこれでアリかも。それにしても、グランドキャニオンにおける瞬間移動の謎は、結局最後までほったらかしなんですね。

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    2019年03月12日
  • そして名探偵は生まれた

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    ネタバレ

    推理小説短篇集。

    『そして名探偵は生まれた』は、麻耶雄嵩のとある助手に似たようなキャラが出てきて麻耶作品好きの私には最高だった。

    『生存者、一名』は、この中で一番面白かったかな。
    孤島のサバイバルということでハラハラ感もあった。もう一人ってまさか…となんとなく察したような気になったが最後の最後にまた驚かせてくれた。

    『館という名の楽園で』は、この中では展開が読みやすく驚くポイントはそんなになかったけど、懐かしいような切ないような気持ちになれる作品。

    『夏の雪、冬のサンバ』は、これもオーソドックスな推理小説かな?と思いきや犯人がわかったときに「え?誰!?え?!あぁ!」となって一番純粋に驚

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    2019年02月06日
  • 家守

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    「家」にまつわる短編集。「家守」の最期の謎は伏線が出てきた時点ですぐわかった。あのトリックも他で見た気がする。「転居先~」の夫は自業自得、奥さんは気の毒だけど。

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    2019年01月30日
  • 新装版 長い家の殺人

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    1988年のデビュー作。

    長い廊下にある部屋、覚えにくい部屋番号というところでトリックは思いついた。しかし、暗号は凄いな…。いや、解ける人には解けるんだろうな。

    序章に出てくるM=マリが最後に関係してくるとは。

    結局、犯人は自殺してしまったのかな。
    きっと裁かれたとしても山脇くんに殺されてたかな。

    いや~面白かった!
    すいすい読めました!

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    2018年09月09日
  • 新装版 長い家の殺人

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    やはり歌野晶午先生は面白い!!残念ながらトリックはわかってしまった。好きなテレビドラマと一緒だったから。しかしこれが、88年のデビュー作と聞けば、すごいの一言に尽きる。まさか一日で読んでしまうとは思わないくらい、読みやすく、続きも気になってしまった。時間があるときに読むことをオススメします。

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    2018年08月29日
  • そして名探偵は生まれた

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    ■圧巻の密室トリックと驚愕の結末に瞠目せよ!

    影浦逸水は、下世話な愚痴が玉に瑕だが、正真正銘の名探偵である。難事件解決のお礼に招かれた伊豆の山荘で、オーナーである新興企業の社長が殺された。雪の降る夜、外には足跡一つなく、現場は密室。この不可能犯罪を前に影浦の下す推理とは?しかし、事件は思わぬ展開に……。(「そして名探偵は生まれた」より)“雪の山荘”“孤島”など究極の密室プラスαの、ひと味違う本格推理の傑作!

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    2018年07月16日
  • そして名探偵は生まれた

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    ミステリーはつくづく面白いな、と思える一冊だった!!
    騙されぬように慎重に読み、たまに真相を想像することはできるが、結局は騙されていたり。
    名探偵は生まれた、というのは読み手のことでもあるのかな?と思ってしまった。
    中短編が4作おさめられた本作だが、どれも名探偵気分が楽しめる内容になってる。

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    2018年04月25日
  • 女王様と私

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    最初、キモオタの日常を描いただけの物語かと思ったら、やっぱり殺人事件が起こって、ミステリ的展開に突入していく。そこからは、反則スレスレっていうか、もうこれ、アウトじゃない!?みたいな展開が連発して、何回も唖然とさせられながら、力技でエンディングを迎える。もうこれは、こういうもんだとして楽しんだ方が良いんですね、きっと。ミステリとしての結構云々にとやかく言っても仕方ない。そういう意味では良くできたエンタメ作品だと思うし、”向日葵の~”のときに覚えた反発心を、今回はあまり自覚しなかったのです。読み手としての心持の違いかな。自分の読解力の成長と思いたい。

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    2018年04月11日