歌野晶午のレビュー一覧
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ネタバレ短編小説。
トリックがちょっと有り得ないと思うものもあったが楽しかった。
1番最初の「人形師の家で」が1番良かった。
・人形師の家で ★★★★
屋敷に住むおじさんの異常な話かと思ったら、私とゴッちゃんの秘密の話だった。
一見怪しそうなおじさんと、一見普通に見えるゴッちゃん。
秘密を隠したい気持ちは分かるなーと。
・家守 ★★★★
どんな話かと思ったら刑事ものやった。
掃除機を使って酸欠にするとかちょっと有り得ないと思ったけど、笙子が家を離れない理由が1番の肝やった!
・埴生の宿 ★★★★
面白かったー!
村山(小松)が和希を殺したのかと思ったら事故だったとは。
ちょっと有り得んか -
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ネタバレ密室殺人ゲームシリーズ第2弾。
前回のあのラストからの何もなかったかのようないつもと同じハンドルネームを持つ5人のメンバーが前回と同じように殺人推理ゲームを行うというものであり、前回とどう繋がっているのかという疑問を持ちながらも読み進めていった。すると、前回に出てきた犯人たちは前回の爆発で半数が死亡しており、彼らの信奉者が模倣犯という形でこのゲームを行っていたのがとても恐ろしかった。そのきっかけが、警察官の些細な流出であると言うのも、リアルさがあってとてもやりきれないと思ってしまった。
今回も叙述トリックが使われており、頭狂人の正体や044APDの末路など驚かされる要素がとても面白かったです。 -
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ネタバレ星4.4
密室殺人ゲーム第2作。
やはり読みやすい。楽しかった。
前作の読者ならば「?」から始まる。
あの5人が帰ってきた!…のか?と。
前作の前日譚?いや、コロンボちゃんはやはり死んでいる?4人は生きていた?
などと考えていたら、しっかり納得のいく形で中盤で答えを明示してくれる。
あのAVチャット流出により模倣犯が蔓延るようになった、という流れは面白い。
模倣犯である新たな5人が、別の模倣犯に対して憤りを感じながら推理するQ1は最高。
おまけに前作のQ1を受けての「次は誰が殺しますか?」というタイトルも憎い。すごい。
特にQ1に関しては、新たな5人が実行犯でないものを推理していくの -
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マトリョーシカのような構成。
一人称だからこそ人間の正直さ、素直さ、冷酷さが際立ち、ひどいと思いながらも自分にも同じ部分を見つけてしまう。
とはいえ子に対する気持ちのドライさは母親と父親の違いがあるだろうな。
お父さんの想像の中の息子がリアルな息子よりだいぶ終わってて、たまにリアルな息子が出てくると意外と無邪気で「本当にこの子が…?」と疑いたくなる。証拠はそろってるけどね。
父は自分の冷酷さを自覚しているからこそきっとそれを息子に投影していて、そんな壮絶な想像の中でさえも保身を考えている自分にさらに嫌悪を抱くと言う延々負のループが続いている。
でもそれをひどい父親って責められるかというとそ -
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ブク友さんのレビューから気になり読んでみた。
絶望しかないと聞いてはいたけど…
本当に絶望しかない!!!叫
いじめにあっている中学生男子の日記が主体となって物語が進む。
いじめの内容とか、それに対する思いが日記に書いてあるんだけど、やることや考え方がやっぱりまだ中学生だなあ…それにしても劣悪。という生々しさもあったし、親や周りの大人の行動も現実的。
そんな中、日記で【死んで欲しい】と想い書き綴った相手が本当に死ぬ。次々に死ぬ。
一体誰が!?というミステリー。
先が気になって後ろから読みたくなった笑
結末はそうきたか…!!!
筆者である歌野晶午さんの【葉桜の季節に君を想うということ】よりか -
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ネタバレ葉桜を読んだので、こちらも読んでみた。
葉桜でハードルが上がりきってるものだから、あの時ほどの「やられた!」感はない。
ただ、期待をして読んでいるため他の作品とは違って、推理しながら読むのはやめた。書かれていることを割と深読みせずにそのまま受け取って読んでいたのだが、やはり今回もヌルッと読者の思考を覆す。
そしてすぐにはそれを詳らかにしないところ。先まで読みたくなってしまう技だ。意味深な言葉を書いておきながら、そのまま一旦放置されるのだ。これがページをめくる手が止まらなくする要因だ。
半分くらいは全くどのように着地させるのか分からなかった。500ページくらいでも、展開も含めて想像がつかなか -
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中学生の太刀川照音はイジメに遭っていた。その苦しみ、怒り、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に日々記していく。ある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り【神】と崇め殺人を依頼したところ叶ってしまう。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈るたび悲劇が起きていく。神とは?友達とは?親子とは?望みが絶たれていく様が描かれた驚愕ミステリ。
歌野晶午2作品目。
前読【ハッピーエンドにさよならを】が傑作だったこと、ブク友・奏悟さんより「ぜひやれられてみて欲しい」とのリクエストもあって、長きに渡り積読棚に鎮座していた本書を手に取るに至った。
約600ページの厚さに躊躇を感じていたものの -
Posted by ブクログ
ネタバレ倒叙だったり、暗号モノだったり、怪しげな宗教が絡んだりとどれも一風変わってはいるが、根源にあるのはれっきとした本格。
個人的に好きなのは下の三編
『有罪という名の不在』
かなり捻られた挑戦モノ。まずは犯人は「おばちゃん」というのに驚き。全く見えていなかった。
そしてそれで終わりかと思いきや、その裏にはもう一つの事件が。攻略法を読めばなるほど!となるが、難易度は鬼。
『水難の夜』
個人的ベスト。本物の篠崎が来たとき、犯人は死んだふりをしていたが、警察が来たため篠崎を殺して入れ替わった。偽篠崎を「篠崎」と呼ぶのは、まぁ視点人物がそう思い込んでいるから良し。短い中でも綺麗に驚かされるし、手がか