歌野晶午のレビュー一覧

  • 死体を買う男

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    初めて読んだ歌野さんの作品。登場人物が多すぎず、ザという感じの推理作品だった。作中作品は嫌いではないし、面白いトリックだったが、教科書的すぎたので⭐︎2.5くらい。

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    2025年01月09日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    殺人推理ゲームを出題しあうオンラインサークル。ただし出題はすべて本当に起きた事件で……!?
    展開やトリックは正直ありきたりなものもありますが、仲間内のゲームのためにそこまでする執念は凄いですね。
    実在しないとは思いますが、本当にそんなサークルがあってもおかしくないと思わされる作品でした。
    しかしラストはどうにもぶん投げた印象でなんだかスッキリしないなあ。

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    2025年01月05日
  • それは令和のことでした、

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    ネタバレ

    令和の時代(かな?平成からあることかもしれないけど)の生きづらさを描いた8つの短編集。
    ○ジェンダーを意識した名前を付けられたばかりに苦労する太郎の話。「彼の名は」
    ○昭和の感覚でよその子に接したら、強制わいせつを疑われてしまった話。「有情無情」
    ○引きこもりの姉がいる弟が、両親が亡くなった後、何とかしようとするがならなかった話「わたしが告発する!」
    ○いなかから自由を求めて都会に出たのはいいものの楽を求めていくうちに廃人になり、あげくに殺人の罪をきせられる話。1番主人公がダメなヤツと思った割には、つけてもらった弁護士が優秀で、意外に最後ホロッとさせられてよかった。「君は認知障害で」
    ○親の呪

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    2024年12月17日
  • 絶望ノート

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    いじめの描写が長くて長くて、読まなくてもストーリー的に影響ないかな…と思ってしまい、ぱらっと読み進めてしまう部分もありましたが。

    どんな展開になるか手探りの状態では、どの人の立場で見ていけばいいか、分からず、
    あれ、あなた脇役なの? それともメインキャラなの?
    という感じで、ニュルニュルっとした気持ちでした。

    主人公のイメージがあっち行ったりこっち行ったりして

    全体的に鋭くてしんどい話を読んでるはずなのに、もやもやぁとした変な気分

    オチもそれなりに楽しめました!

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    2024年12月11日
  • ずっとあなたが好きでした

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    短編とはいえ分厚いのもあり、しばらく積読になってしまっておりましたが、読んでみるとあっという間に読んでしまいました。
    歌野晶午さんということもあってただの短編集ではないだろうなと思いながら読みましたが、やっぱりそうでだったー!
    個人的にはすごく楽しめました。
    ただのハッピーエンドでは終わらないあたりが個人的に好みでした。

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    2024年12月09日
  • 新装版 長い家の殺人

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    なるほど、プロローグはそういうことだったのか。流石に音楽のメッセージは分からんわ。島田荘司の薦で歌野晶午誕生の話も垣間見れて面白かった。

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    2024年11月30日
  • それは令和のことでした、

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    ネタバレ

    ぼんやり読んでいると取り残されてひっくり返される。
    年齢や性別など、古典的な叙述トリックばかりだけど、さすが大御所。安定している。だけどベタでイヤミスなのかお涙頂戴ものなのか判然としない。どんな反応取ればいいのか戸惑うとこも含めて、その薄さが令和のことなのかもしれない。

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    2024年11月29日
  • 7人の名探偵

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    十角館の殺人から30周年を記念して7人の作家に書き下ろされたアンソロジー。いずれも、なんだかその辺にありそうな、なさそうな、本格ぽくもあって、さらりと軽く読める、そんな作品が集まり、メインディッシュのような前菜のような1冊となっていた。

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    2024年11月27日
  • それは令和のことでした、

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    ラストの鮮やかなどんでん返しが続く短編集ですが、この著者の傑作「葉桜の季節に君を想うということ」を越えるものではありません。

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    2024年11月25日
  • 新装版 長い家の殺人

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    書かれた当時と今では読む側の知識とか情報量とか色々違いがあると思いますが、オーソドックスで読みやすかったです。

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    2024年11月22日
  • 絶望ノート

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    最初の方は珍しい文の書き方、ストーリーの進め方で読みづらく、ただ永遠といじめの描写が鮮明に書かれているだけで面白味にも欠けていたけど、途中からどんどん面白くなってページを捲る手が止まらなくなった。3分の2読み終えたあたりから面白くなります❗️❗️

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    2024年11月07日
  • 名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート

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    かなり変わった性格で父子家庭の娘である舞田ひとみが叔父で刑事である歳ちゃんが担当する事件に首を突っ込んで、意外と鋭い読みで事件を解決するという構成は前作と同じだけど、今回は何故か語り手が同級生の少女になっている。
    中学生にしては行動的過ぎるけれど、またフィクションだから許容範囲であり、それなりに面白く読めました。

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    2024年11月03日
  • それは令和のことでした、

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    全編面白かったんだけど最初の2編がイヤミス過ぎて、この先もずっとこんな感じ?とびびりながら読んだ。結果後半にポジティブな結末もあったり、結末はアレだけどまぁ理不尽と言う訳でもなかったり自業自得だったりで全体的には読んで楽しかった

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    2024年10月21日
  • 家守

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    【2024年186冊目】
    人形師と消えた友人、妹を待ち続ける姉、記憶を失った老人、村落での殺人、視線に悩む妻。悪意が引き起こす5つのミステリー短編集。

    いや、ホラー小説ちゃうんかい!
    ええ、私が悪かったですよ、いつもあらすじ読まずに読み始めるので今回もそうして読み始めたわけです。でもさ、でも、表紙に「これを読んだら、家にはもう帰れません」とか書いてあったら、「ほほう、家に纏わるホラー小説か…?」って思うじゃないですか。いや、帰れるが?大手を振って帰るが…?

    ということで、ホラーじゃなくてミステリーなので、家は舞台装置でしかなく、家自体に怖い要素はありません。安心してください。怖いのは人間で

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    2024年10月10日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    タイトル通りの作品でした。
    ただ、どうしようもなく辛くなることはなく、少し心が重くなるなぁぐらいの物語が多いです。
    身近に起こりえそう、実際にありそう、な物語だという印象。難しい内容ではないので読みやすいですが、ドキドキ、ハラハラ、ゾッとすることはなく淡々と読み進んでしまったことが残念。ちょっとだけ暗い物語を読んでみたいという人にはいいかも。

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    2024年10月07日
  • それは令和のことでした、

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    ネタバレ

    2024年。短編集。
    葉桜とか、ジェシカを読んだことあるので、その流れかなぁ。最後にそういうことかぁ、って思うやつ。女だと思ってたらタニシだった系(ちょい違う)
    「彼の名は」令和のいじめってこんななの?最後でなるほどーって思った。
    「有情無情」
    「わたしが告発する!」
    「君は認知障害で」たまたまあった認知症老人。
    「死にゆく母にできること」毒親だった母。
    「無実が二人を分かつまで」
    「彼女の煙が晴れるとき」これもこの作家さんらしい。
    「花火大会」超短編。

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    2024年09月30日
  • 春から夏、やがて冬

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    ネタバレ

    誰も幸せにならないやつ…
    人を想う心が招いた結末がこれでいいのか。
    でも最初の不幸がなければこの心にも気づかなかったわけで。

    でも読後感が悪いという訳では決してなく、平田という人物がどのような人間なのか、それを探っているうちに結末に到達した。

    いや、でも辛い。

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    2024年09月14日
  • 家守

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    これを読んだら、家にはもう帰れません。の言葉に釣られ読んだので思っていたのとは違くて軽くショック。ホラー的なのを想像していたためがっかりしたが純粋に楽しめた作品もいくつか。

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    2024年08月17日
  • 新装版 長い家の殺人

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    ネットで評価を見ると低いので心配だったのですが、普通に面白かったです。論理もちゃんと納得できるものでした。ただ息を飲むような衝撃やどんでん返しはなかったので★5まではいかず、個人的にハマる作品でもなかったので★3に留まりました(これから読む人のために言いますが、つまらなかったわけではありません。)。

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    2024年08月16日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    これもまあ、個人的・夏のホラー特集。発表された年代は結構バラバラな短編集。氏の手になるアンハッピーエンド作品集となれば、それなりの品質が保証されているようなものだし、概ねそれは裏切られない。ただ、表題で結末の方向性を決定づけられてしまっている以上、そこまで意外過ぎる展開もまた期待しづらい訳で、その点では、どうしても物足りなさを感じざるを得ない。面白くはあったけど。

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    2024年08月13日