歌野晶午のレビュー一覧

  • 密室殺人ゲーム2.0

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    ネタバレ

    楽しく読めたけど、王手飛車取りの続編ゆえの驚く展開を期待しちゃってたからこれで終わりかぁと思ってしまった。

    王手飛車取りで中身を知ったせいで解きづらくなってる事件やオリジナルのキャラクターを上手く真似て起こしてる事件があってそれは結構楽しめた。

    最後は伴道全教授だけは生き残ってて、またどこかでこのゲームが開催されてるよって事なのかな?

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    2025年10月19日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    主人公がバイタリティに溢れすぎてて若干無理矢理感あるけど、叙述トリックとして普通に騙された。
    (トラックの荷台のシーンで時代はちょっと気になった)

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    2025年10月16日
  • 首切り島の一夜

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    ネタバレ

    首切り島の一夜
    オムニバス形式で綴られる短編連作の様な構成。
    登場人物其々の学生時代や過去の様子が浮き彫りになり、現代に起きた殺人事件と関わる・・・。
    結末まで通しで読んだが置いてきぼりをくらう。
    全く持って意味が分からず、頭の中はクエスチョンマークだらけ。仕方がないので、久しぶりにペンとメモ帳を用意し2周目。結末で気になった部分の整理。アナグラムを用いて鳥飼の謎を把握までは出来たがその後の結末にはモヤモヤが残る。

    以下ネタバレ含めての僕なりの考察











    ラスト、作中作ないで鳥飼が行方不明→現実世界を反映。久我の殺害→殺されたのは冒頭の久我ではない(久我を語っている別人→鳥飼

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    2025年10月15日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    ネタバレ

    想定外のオチだった。設定は非常に面白く、これは前作があるのかな、と思ったらやはりそうらしい。
    もっと続きが読みたくなった。でもミヨコが出てこないと面白くないので復活させて欲しい。アオの頭脳では大したことはできないし。

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    2025年10月15日
  • 家守

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    短編ミステリー5編

    「人形師の家で」
    山の上にある洋館には近づくな…
    大人達に内緒で遊びに行くようになった男児3人がかくれんぼの最中に一人が神隠しに?

    「家守」
    ある住宅でナイトキャップが顔を塞ぎ窒息し死亡するという事件が…事故か殺人か?

    「植生の宿」
    認知症の老人と同居し話相手になるだけ?
    高額なバイト代に釣られた青年の転末は…

    「鄙」ひな
    知人に教えられ山の中の集落に旅行にきた兄弟
    滞在中に知り合った男が自殺した!?

    「転居先不明」
    東京の一軒家を激安で購入した夫婦
    ある日から妻は視線を感じ追い詰められていくが…


    どの話も事件が起こり、捜査というより解説調の謎解きが始まるとい

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    2025年10月13日
  • ずっとあなたが好きでした

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    初めは正直よくわかんない短編の羅列だと思ってたんだけど、途中でわかる意味がすごーい!となった笑
    そして途中で出てくるのがわたしの地元で、それもまた…ね…笑
    ホントみんなに読んでみて欲しい、めっちゃ分厚いけど読む価値はあった!

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    2025年10月13日
  • 首切り島の一夜

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    ネタバレ

    歌野晶午さんだ!と脊髄反射で手にしましたが、これは…なんて言ったらいいんだろ…。
    ちょっと不思議な読後感ですが、決してつまらない訳ではないです。だけど、ゴリゴリの謎解きミステリと思って(よーし、謎解いてやるぞ〜!)っていうスタンスで読むと、肩透かしをくらったような気持ちになるとは思います。

    ・殺人事件とその謎と叙述トリック
    ・同窓会マジックと各人の過去や思い出と現在
    これだけの要素、それぞれをもっと近づけて絡ませる事も当然できたんだろうけど、それはそれでどこかで読んだことあるような作品になってたかもしれないな、と思うので、各章が時々、ほんのわずかずつ絡んでるこの仕あがりが唯一無二で、私は楽し

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    2025年10月12日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    いや、そうはならんやろ。な毒親ミステリ。
    叙述トリックだという前評判を聞いてしまったのが大変もったいなかった。
    身内の大人達どいつもこいつも直接ショーンと会話とかしなくて、どこまでも独りよがりにショーンの神になろうとするのがとても後味が悪い。
    あと妹尾さんは結局何やったん?

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    2025年10月12日
  • 絶望ノート

    匿名

    購入済み

    自分の予想とは違う方に話しが進んで何度も驚きました。心を痛めて苦しかったけれど話は違う方向に、どこまでが真実だったのかもわからなくなりました。

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    2025年10月11日
  • 春から夏、やがて冬

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    グイグイ読ませるが、最後はスッキリと「救われた」という結論にはならない。
    深い、難しい。読者の解釈にもよるところがあると思う。それが作者のねらいであろうし、まんまと読み手がそうなってる。さすが歌野さん。

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    2025年10月11日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    あおくんの人生、切なすぎやしないか。
    そして、己代子はなんかずるくないか。

    歌野さんの小説は数えるほどしか読んだ事無いから、こんな感想を書くのもどうかと思うけど、イメージと違う。

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    2025年10月07日
  • ●●にいたる病

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    殺戮にいたる病のアンソロ!?、と飛びついてしまった。
    どの作品もミスリードがあり、読みやすかったけど、我孫子先生の作品は相変わらず、エログロ!という感じでめちゃくちゃパンチ効いてた。
    個人的には、背筋先生と歌野先生の作品がすき。

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    2025年10月05日
  • ●●にいたる病

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    読み出しからアクセル全開やったけど全てがそうでは無かった。。タイトル通りの病。正直、コンコルドだけは??でした。ラストのタイトルはなんだかなぁって、、、。リアルなテーマで苦しいです。
    あとはっきり言ってしまうと物足りなさを感じてます。殺戮にいたる病を読んでからこの作品を読んだので余計にそう思ってしまったのかも。
    怪談にいたる病は。。。なかなかのホラーです。

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    2025年10月03日
  • 間宵の母

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    ネタバレ

    序盤からかなりの鬱展開。親友同士の親が不倫駆け落ちして残された家族がみんなして地獄に。ミステリというよりはホラー感が強いな・・・と思ったらラストでいろいろと真相が。
    失踪っていってもこれなんか殺されてる感じじゃないの?と一章の時点で予想はできたけど、接ぎ木とかオカルト的な展開までは予想できなかった。。。結局のところ最後まで誰も幸せな人がいない胸糞展開。ホラー要素の強いイヤミスというか・・

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    2025年10月03日
  • ●●にいたる病

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    気軽に読めたり初めての作家さんに出会えたのはアンソロジーならではでしたが、短編という特性上、どの作者さんもどうしてもあともう一捻り、二捻り欲しいなと思ってしまいました。
    特に我孫子さん、歌野さんは長編の方が本領発揮できるんだろうなと。(ただの一読者のくせに上から目線ですみません。。。)

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    2025年10月02日
  • ●●にいたる病

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    読みやすく面白かったです。好きな作家さんも、知らない作家さんの作品も読めたところも○。企画自体とても豪華で予約してワクワクしながら届くのを待ちました。

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    2025年10月01日
  • ●●にいたる病

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    我孫子武丸さんデビュー35周年記念ということで、殺戮にいたる病からタイトルをとった各作家さんによるオマージュ的オムニバス。

    まえがきでご本人が書かれているように、編集者さんのアイデアありきのものなので、作家さんごとにタイトルは共通しているものの、テイストが全く異なり…。
    正直、我孫子武丸さんご自身がいちばん力が入っていないような…。

    その中でも背筋さんは、モキュメンタリー作家さんと受け取られていますが、普通の物語もうまくまとまっているし、
    八樹純さんのは別の著作を読めばしっかりその世界観を楽しめるらしいです。
    とはいえ、ラストに行くまでは、淡々と読んでおりましたが、
    歌野晶午さんよ。

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    2025年09月29日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    葉桜の季節にきみを想うということのどんでん返しで衝撃を受けてから、全く読んでなくて久しぶりに読んだ歌野晶午作品。人が人に寄生するという設定で結末はハッピーでもなく、バッドでもなく。

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    2025年09月27日
  • ●●にいたる病

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    どの作品も驚くほど読みやすく、それでいて各作家の個性が鮮やかににじみ出ていた。
    一つひとつの筆致が異なるのに、全体を通して流れる不穏さや緊張感は共通していて、不思議な統一感があった。

    もともと『殺戮にいたる病』が好きで、この企画を知った時から期待していたのだけれど、その期待を裏切られるどころか、さらに深く引き込まれていった。
    ページをめくるたびに作家ごとの色合いが重なり合い、同じテーマがこんなにも多様な景色を見せてくれるのかと感嘆した。

    読み終えた後に残るのは、重苦しさよりもむしろ「言葉と物語の可能性」の豊かさ。恐ろしくも、美しい。

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    2025年09月28日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    (数年前を思い返して書く)珍しく妹からおすすめされて読んだ本。読んだ歌野晶午作品としては2作目。『葉桜の季節に君を想うということ』は全く刺さらなかったのだがこれは良い。叙述トリックでは往々にして【読者】だけを騙す事があるのだがこれは作中の人物も含めて叙述トリックに引っ掛かっているため読み終えたときの納得感が凄くある。今作のあと叙述トリックものは何作か読んだが未だにこれを超えるものはない。

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    2025年09月27日