歌野晶午のレビュー一覧

  • さらわれたい女

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    ネタバレ

    時代を感じさせる誘拐ものの物語

    狂言誘拐を持ちかけられた男が、うまいこと身代金を手にするが、軟禁場所に行くと誘拐された女性は死んでいるという話。

    こういった、女性が死んでるけど、自分は誘拐犯だから警察に通報できない、どうしよう、となった状況はとてもあり。警察に通報できない→じゃあ自分で何とかしよう、って流れはすごく自然。

    でも誘拐ものってそういうの多い気がするね。

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    2011年10月22日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    名探偵信濃譲二の活躍を描いた短編集。
    どの作品も見事な仕掛けと信濃の推理に唸らされました。
    「有罪としての不在」は特に素晴らしかったです。

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    2011年08月31日
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について

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    シンプルなトリックを、小説としての完成度を高めることでうまく機能させた。
    素直にストーリーに入り込んで読んで正解。

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    2011年08月18日
  • 新装版 動く家の殺人

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    「手摺の向こうに、彼」

    この一言に、歌野晶午先生の変革期を感じますね…。
    まだ初期のものではあるけれど、変わりゆく歌野先生を感じることができる作品になってます。

    特に…ね、読者にたいしての裏切りが、「あ、歌野先生だ」と思わせてくれました。

    おすすめです。

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    2012年01月05日
  • 新装版 白い家の殺人

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    歌野晶午さんのデビュー第二作
    最近のものとの作風の違いはデビュー作「長い家の殺人」ですでに知っているけれど、改めて、違う作家さんのものとして読んだ方がいいと思う。

    僕は嫌いじゃないけれど…
    殺人トリックとか、情景描写が複雑すぎて分かりにくい、というのが正直な感想。
    あまりにも実直な当時の作風が故であることは明らかなんだけれど。

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    2012年01月05日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    8つの短編が入っているが、どれもがミステリーの体裁を整えながらも一捻りある。

    とくに、有罪としての不在は、今までにない感じ。

    家シリーズは、登場人物のキャラクターが薄いことが気になったが、これはその点も満足。

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    2011年07月19日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    増補版として未収録だった作品を追加しての
    新たなな文庫化。ご本人もあとがきで触れていますが
    この放浪探偵の「信濃譲二」シリーズは今後一切
    書かないとの事で、シリーズとして完全に
    完結しているんですね。その当時に「動く家〜」を
    読んだだけなので、今回改めてこの「信濃譲二」
    シリーズに触れられた事が新鮮。

    なぜだか分からないけれど、イマイチ探偵役の
    信濃ではなく、その信濃に愚弄(?)される警察や
    関係者や、そして犯人側に同情に近い感情を抱いて
    しまうという不思議な探偵。事件が彼を招くのか、
    彼が事件を呼ぶのか、何故か事件周辺にいつも
    彼がいて、皮肉混じりに事件をサラリと解決して
    しまうのですが、

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    2011年07月01日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    ネタバレ

    本編の鬼密室よりアメリカの話の方がテンポもよくて好きですね。
    相変わらず初めから探偵役を出してこないあたりフェアだなと思いました。歌野先生の探偵は解答を言わせる為だけのキャラクターというか、どことなく記号的な印象を覚えます。
     
    河瀬が極限状態におかれてどんどん豹変してしまうのが悲しかったです。兵吾はその後どうなってしまうのでしょうか…
     
    終わり方が消化不良です。どんどん続きが読みたくなるストーリー展開ができるのだからもう少し最後まで頑張って欲しかったです。

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    2011年06月14日
  • 新装版 ROMMY 越境者の夢

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    トリックは普通レベル。歌野さんの作品は、自分の人生を生き抜くということをなんとか伝えようとしているんだと思う。

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    2011年04月15日
  • ブードゥー・チャイルド

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     前世の記憶がある少年・晃士。その記憶とは、自分はチャーリーという黒人の男の子で、バロン・サムデイという悪魔に殺されたというものだった。
     そして現世。とある事件の現場にチャーリーが殺されたときにバロン・サムデイが遺したサインと同じものが描かれていた。
     この不思議な2つの事件を繋ぐものとは。

     いやあ、見事。歌野さんお得意(?)のどんでん返し。しかし、だからあまり内容にについて語れない……!!
     これは生命の物語だ。

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    2010年11月23日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    太平洋戦争末期、兵吾少年は加藤様の別荘の老婆に助けられたその夜、窓から忍び込もうとする鬼を見かける。
    その後やってきた日本兵たちに起きる殺人事件。あるものは庭の虎の彫像の口にくわえられ、あるものは武者像の弓矢に貫かれていた。
    果たして鬼のしわざなのか?老婆は安達ヶ原の鬼婆なのか?
    真相は50年の後、直感探偵の手により明らかとなる。

    というのが本編のあらすじなのですが、なにより構成にやられました。
    4つのお話からできているのですが、まず
    1・ひらがなカタカナのみ使用の子どもの絵日記風なある事件(ほのぼのイラスト付)
    に肩透かしされ、いきなり次の話の
    2・アメリカが舞台のサイコキラーの話
    に一瞬

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    2010年09月27日
  • 女王様と私

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    表紙かわいい。こういうタイトルの映画ありましたね。内容は違うけれど。それはともかく、いつの間にこんなものを書くようになったのだろうというのが、いちばんの驚き。白い家とか長い家の名残はほとんどありませんね。いちばん問題になるのは、オチだと思うけれど、私はそれもありかなと思います。だって、途中で明らかに変だもの。4回だけお願いかなえてくれる券。みたいなのが登場した時点で、すわ、まったく新しい実験ミステリなのか?とおもいきやオチではそうではないことが判明するという。で、これまで付き合って読んできたのになによー。という気にもなるのですが、まあ、そりゃそうだわなという気にもなる。だって、作品に出てくる女

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    2011年09月03日
  • 新装版 動く家の殺人

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    信濃譲二シリーズ
    劇団の制作として参加した「信濃譲二」。劇団でかつて起きた事故で死んだ女性。死んだ女性の父親が作った劇場での追悼公演。小道具のナイフがすり替えられ起きた事件。そして公演続行中に起きた同じすり替えによる刺殺事件。

     2010年1月31日購入

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    2010年04月20日
  • ブードゥー・チャイルド

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    あらすじに惹かれて、ほぼ一気読み。
    どうせ煙に巻いたような結末で終わるんでしょと、ひねくれた気持ちで読んだけど、あらら、ちゃんとキレイに終わったではありませんか!
    途中から何となく予測がつく話ではありますが、面白かった。
    探偵役の人物はあまりに出来すぎなキャラで、とっても魅力的なだけに、もっと偶然性を省いた登場だったらよかったのにな。
    それから、殺人のあった家で一人で夜を過ごすのは怖くないんだろうかとすごく不思議だった。
    なんにせよ、面白かったことには変わりない。
    この作者の、若者の言葉遣いは自然で好きだな。

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    2010年01月11日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    本格ミステリ。
    他に2作品収録。
    この2作品の前半の後に、表題作品が挿入され、最後に2作品の結末が置かれるという変わった編集になっている。

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    2009年12月18日
  • 新装版 動く家の殺人

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    ジョージ最後の事件
    徹が助手の域を飛び出しかけたり、ジョージがひどい目にあったり、最後にふさわしいけどさびしいな
    昨今大麻を高らか叫んで嗜好する探偵はやっぱだめかな
    シリーズものでは密室殺人と同じくらい好きなのに

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    2009年11月22日
  • 新装版 白い家の殺人

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    本人が最初に記している通り、若い時に書いた作品なんだなっていうのが分かるような気がしました。
    全体の流れは面白くてのめりこんだけど
    最後の纏め方が、今書けばもっと上手く纏めたんだろうなあっていう印象。
    でも、逆を返すと、やっぱり最初っから
    偉大な作家になるべき人だったんだなあ、と。
    家シリーズ、残るは「動く家の殺人」。

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    2009年10月04日
  • ブードゥー・チャイルド

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    これはいままでの歌野作品のなかでいちばんおもしろかった、というか好み!!
    やっぱりトンデモなキャラの名探偵が出てくるとわくわくする。単に
    御手洗が好きなだけかもしれないが、ジュリアンはかなり気に入った。
    ストーリーのオチは中盤から読めてしまうし、すごい勢いで矛盾な点とか不思議な
    点もあるが、10年前の作品ということと、なにより作者を楽しませようという
    気概がひしひし伝わるのがいい。麻衣ちゃんもいい。主人公だけ立ってないけどな…

    ジュリアンシリーズ読みたい。

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    2009年10月04日
  • 新装版 白い家の殺人

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    大富豪の別荘で起こる3件の殺人事件。どれもが密室性を持っている。謎が解けていくと、第一の殺人が偶然に密室になったがために謎が深まっただけのこと。殺人の理由は、最後まで明かされないが、不幸な過去をもった女の日記が発見されてすべて解決する。こんなのありか・・・という思いもあるが、初期の作品とは言え良く書けている。

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    2009年10月04日
  • ブードゥー・チャイルド

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    最後の最後に驚かされた葉桜と違って、途中で結末の見当はついてしまったのが、ちと残念だけど、まぁまぁ楽しめた。

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    2011年07月15日