歌野晶午のレビュー一覧

  • 新装版 長い家の殺人

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    歌野晶午さんのデビュー作を読んだ。本格的なものからライトなものまでミステリーが身近になった昨今では、本作のメイントリックはもはや真新しいものではないが、それが露見しないための種々の細工については実に丁寧だと感じる。本作のもう一つの肝はホワイダニットで、犯人が動機について語り終えたあと、プロローグを読み返すと面白い。こういう仕掛けが歌野さんらしい。もう三十年以上前の作品だが、古臭さを微塵も感じさせず、テンポがよく読みやすい。作中でベルリンの壁が出てくると、当時はまだこれが健在だったのだなあと時代を感じた。

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    2022年09月11日
  • 明日なき暴走

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    登場人物は全員クズで、曇りが続くような陰鬱な雰囲気の小説。華やかなテレビ番組の裏方にはこうした灰色の世界があるのだろうか。冒頭の無軌道な若者たちの暴走から胸糞悪く、まるで食べ物を上手く飲み込めないように、なかなか読み進められなかった。種明かしの前には暗転するテレビ的な演出が入り、そこからディレクターズ・カットにより捻じ曲げられた驚きの真実が語られるという趣向は面白い。これはどんでん返しというよりは、まさに著者によるディレクターズ・カットなのだ。嫌いな場面はハッピーキッチンのシーン。嫌いな登場人物はニーナ。

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    2022年09月11日
  • 死体を買う男

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    物語の半分くらいまでは予想どうりでしたが、さらにそこから二転三転あるとは恐れ入りした。


    タイトルの死体を買う男が最後まで??でした笑

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    2022年09月08日
  • そして名探偵は生まれた

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    「密室」をテーマとした四遍からなる中・短篇集。密室と言っても舞台が山荘だったり絶海の孤島だったりで、どれも趣が異なります。特に本書のタイトルにもなっている「そして名探偵は生まれた」がまさかの展開だったりで楽しめました。

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    2022年09月02日
  • そして名探偵は生まれた

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    ちょっと期待し過ぎたかな?
    歌野晶午ということでどんでん返しを期待したのだけど。とはいえ4編どれも面白かった。無人島へ逃げたお話は二転三転。平均点以上でした。

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    2022年08月11日
  • 名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート

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    いやいやまだまだ。
    これはシリーズとしてもっと育ってほしい。

    ミステリー感は前作よりも高まりつつありますよね。それはそのまま、ひとみの成長を表している。

    次も楽しみです♪

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    2022年08月09日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    ネタバレ

    ストーリーの最後に
    To be continued と書かれているような(笑)

    もちろん次作も手元に置いてある。

    作者の筆力から言えば、まだまだ。
    この作品自体、この後に続く作品たちの伏線でしかないのではないか?そう心の中で思っている。

    もう何度も作者には騙されてきたからね。
    最後に来る種明かしひとつくらいで終わるはずがない。

    さて。続けて読むとしよう。

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    2022年08月08日
  • 名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート

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    前作の主人公舞田ひとみが他校の仲間たちと交流を深めながら様々な事件の謎に立ち向かう物語。
    前作に比べて短編集としての色が強い。章同士の繋がりが薄いと感じた。
    前作では推理の主体は叔父さんの歳三であり、ひとみの言動からヒントを得て事件を解決するというものだった。これに対して、今作ではひとみが中心となって、仲間たちや叔父さんの力を借りながら事件の謎を推理する。この点、小学生だったときからの成長?が伺えて面白い。
    ひとみたちがケンカするみたいなシリアス展開は苦手だが、そういうのもなく雰囲気がいい。軽く読めるのが良いところ。大きな驚きはなかったが、どの謎も一定のクオリティを保っている。
    一番好きなシー

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    2022年07月23日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    ネタバレ

    トリックものでしたか…笑
    ちょっと読み進めにくい部分が多く、最後に『なーるほど』とはなったけど…
    まあこういうのもありかもしれませんね。
    全然かんけーない話なんたけど、根本は一緒みたいな短編集。最後にカチッとはまると気持ちが良いですね。

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    2022年05月05日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    江戸川乱歩の作品をモチーフにした短編集。
    乱歩らしくじめっとした感じのミステリーやホラーでじんわりと怖さがくる。
    どの作品もとても面白くて、初めての著者だったけど他の本も読んでみたいと思った。

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    2022年05月02日
  • 新装版 動く家の殺人

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    破天荒系の探偵。ハードボイルドも良いが、こういうのもアリ。長い家の殺人よりもストーリーがしっかりしていて、嫌いじゃないし、歌野晶午の音楽や舞台に対する知識は緻密だなと感じた。ただ、事件そのものはミステリとしてはインパクトに欠けていたかもしれません。

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    2022年04月12日
  • 家守

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    結構話に当たりハズレがあるけど、総じて面白かったのではないでしょうか?転居先不明もそうだし、植生の宿の切なさも悪くない。私はあんまりミステリーはトリックうんぬんよりも、そういう過程とか動機とかドラマに興味があるので、そういう部分がフォーカスされてる話は面白かった

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    2022年04月06日
  • 新装版 正月十一日、鏡殺し

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    短編集。
    ベストは猫部屋の囚人かなー。追い詰められる感じがコワイコワイ。でも全体として軽いのが好みですね。やっぱり現実の殺人はこういうものなんですよ。最後のやつは激イヤミスだけど、まあさもありなん。

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    2022年03月31日
  • 死体を買う男

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    発想が素晴らしく、昔の文豪にありがちなねちっこい文章は見事。この手の作品は本家に比べると見劣りすることが多いが、入れ子構造がそれをカバーしている。ただ、結末はまあ落ち着くところに落ち着いた。どんでん返しのテイストは刀城言耶みたいなイメージかな。

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    2022年03月30日
  • 新装版 長い家の殺人

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    うーんまあデビュー作らしいのでまあこれはこれとして。確かに奇想天外なトリックだが、感想は衝撃!というよりも『ほへー』って感じ。やっぱり私は叙述トリックの方が衝撃度が高くて良いのかも。こういうしっかりしたやつは正直あんまり謎解きに参加できないので。

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    2022年03月28日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    んー、私はあんまり、前作との比較のようなことはしたくないんですけど…どうしても、そういう視点をから見ちゃうとねー
    もちろん、単体のお話は面白いんですよ。けれど、やっぱり1作目のことがあるわけで。全てひっくるめてのどんでん返し祭りを期待したいんですね。でも、このゲームの模倣が広がるというのは、中々…

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    2022年03月23日
  • 春から夏、やがて冬

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    こんなミステリーもあるんだと知った。

    ずっと切ないけど、
    先が気になって読み進めさせる
    ストーリー。

    歌野晶午さんの物語は好きですね。

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    2022年03月15日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    乱歩のオマージュ短編集。
    乱歩の元ネタを読んで、歌野版を読み、2倍楽しめた。
    元々乱歩にハマった時期があったのだがお勢登場と押し絵の旅する男の収録されている文庫は持ってなかった。残念。
    乱歩の変態っぷり、歌野の巧みさを改めて思い知った。

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    2022年02月23日
  • 絶望ノート

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    テンポよく読めた。
    日記が現実なのか、嘘なのか、この部分がやはり肝を握ってくるわけで、やはりこの作家は、『現実』と『虚構』の掛け合わせが絶妙なのだと思った。
    最後はもう少しひとひねりあっても良かった気はするが、最後の最後までぐっと引っ張られた。

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    2022年02月15日
  • 新装版 白い家の殺人

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    田辺医師もだけど、一族みんな性格うざすぎでは…?人格者ぽい祖母千鶴もまあまあキチババだし…?

    静香を逆さ吊りにした理由が結局わからなかったんだけどちゃんと読んでないだけかな?

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    2022年02月04日