歌野晶午のレビュー一覧

  • そして名探偵は生まれた

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    いわゆる本格もどきの作品を集めた中編集。
    なかでも表題作は、名探偵ってどうやって食ってるんだろう?という子供の頃に感じた疑問に対する答えを盛り込んだ遊び心ある作品でした。
    その他も歌野氏らしいなぁという印象の作品ばかりだと思います。

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    2015年09月10日
  • 新装版 正月十一日、鏡殺し

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    短編集。読み進めるごとに話が重苦しくなる。それぞれ最後にはまさかの結末、やっぱり驚かされる。
    流石歌野晶午‼

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    2015年09月04日
  • そして名探偵は生まれた

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    そして名探偵は生まれた
    生存者、一名
    館という名の楽園で
    夏の雪、冬のサンバ
    中編3つ、短編1つ。
    ①は愚痴の多い名探偵が事件解決のお礼に招かれた山荘でオーナー兼社長が殺された。山荘内、密室。もちろんそれだけではない。
    ②は宗教教団によるテロを起こした犯人達が海外逃亡準備が整うまで孤島に隠れることになったが…。教団に裏切られた犯人達の心情、そして一人一人と人数が減っていく。犯人というより生き残るのは誰だ!
    もちろんそれだけではない。
    ③推理小説好きが頑張って、夢である館を建てた。大学時代の仲間を集めて推理ごっこをすることになったが…。館にまつわる甲冑の話がトリックに絡んで来るため、これを解かな

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    2015年08月16日
  • 新装版 白い家の殺人

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    本格ミステリーと言っていいはず。
    わりと無難な作品、という印象。
    "白い家"は関係薄い。
    『動く家の殺人』より先に読むべきだったか。

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    2015年08月03日
  • 新装版 動く家の殺人

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    信濃譲二シリーズ3作目。
    深水黎一郎『トスカの接吻』や森博嗣『笑わない数学者』を思い出す。が、途中から全然別の方向に。
    これはユーモアミステリー!

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    2015年07月01日
  • ブードゥー・チャイルド

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    前世の記憶に悩まされる少年。そしてホラーチックなタイトル。ホラーかな、SF要素もあるのかな、と思わせておいてミステリーで着地。
    さくさく読めて面白かった。

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    2015年06月30日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    さすが新本格ミステリーの旗手のひとり、「真っ当」とされるストーリーテリングにトリックにで、シンプルに楽しむことができるそんな中でも、それは本当に情報が足りているか、など思わないでもない作品もあるが、素直に楽しむこともできる。

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    2015年06月01日
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について

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    歌野さんらしい、読み応えのある作品でした。
    クライマックスに向かうにつれて、本当にわくわくする。

    蓋を開けてみれば何も謎はない、素直な事件なわけですが、またもや綺麗に騙されました。
    この見事さが本当にはまります。

    ただ、エピローグ(?)部分はちょっと説明が冗長に感じられてしまいました。
    グランドキャニオンのくだりもそうですが、必ずしも一から十まで登場人物の口から語らせなくても良かったのでは?という気もします。

    グランドキャニオンの別れ際の謎くらいは、調べればわかることですし、そのままにしておいても、作品に余韻も出るし、ある日突然気づいてにやり、なんてこともありそうで私好みかな…なんて。

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    2015年04月22日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    ある屋敷で戦時中に起きた「黒塚7人殺し」の真相とは…
    本編前の2つの話はヒントなのだろうと思いながら読んだものの、全然見当のまま読んでいたのでビックリした。最後まで読めば、伏線やヒントも見えるし、絶対分からないということもなさそうに思うが、なんにしてもとんでもトリックなので、やっぱり難しいか。
    八神探偵ってシリーズものなのかな?

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    2015年04月04日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    ジョージの短編集。
    有罪の不在がちょっと理屈っぽかったケド面白かった。ジョージの偉そうなキャラが好き。

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    2015年04月03日
  • 新装版 正月十一日、鏡殺し

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    he had slump. he couldn't wright long stories. 'cos he wrote short stories. he know, they had any weak points.

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    2015年03月16日
  • 女王様と私

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    妄想、妄想、また妄想。同著者の「世界の終りまたははじまり」よりもさらに妄想っぷりが進化している。たまには歌野晶午のハッピーエンド物が読んでみたい・・・。

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    2015年02月14日
  • さらわれたい女

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    ネタバレ

    そう言うトリックかぁと納得してから、それで主人公どうするの?
    復習するの?やめときなよ。
    それとも返り討ちにあっちゃうの?
    何てハラハラしてたら、そう来たか!
    うん、それがいいと思いました。悪くないです。

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    2015年01月16日
  • ガラス張りの誘拐

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    連続婦女殺人魔の犯人は誰?犯行声明文を出したのは誰? 
    中年刑事・佐原の娘を誘拐したのは誰?身代金の受け渡しに要求してきた犯人の目的とは? 
    謎だらけでどうなるのか楽しみでどんどん読み進む。と急にストップがかかる。戸惑いながら読んでいき新たな真実にぶつかる。
    ただの殺人事件で終わらないところがやっぱり歌野晶午だなと勝手に思って感心してしまった。

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    2014年09月30日
  • ブードゥー・チャイルド

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    少年の前世の記憶の謎を解く物語。
    早い段階から、なんとなく結末は読めるんだけど、それなりに面白かった。
    ただねぇ、産みの母親と育ての母親を両方とも殺されたわけでしょ、この少年は。
    にしては、理解がありすぎる気が。
    もうちょっと心の傷は深いと思うんだけどな。

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    2014年07月07日
  • 女王様と私

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    本来文章というのは不完全な情報だ。
    全てを文章で説明すると冗長だし、読みづらい。
    だから世の中の文章は、一定のコンセンサスを前提として成立している。

    人の脳は文章を読みながら頭の中でイメージを想起するが、イメージ化するにあたって与えられていない情報については経験上最もありそうな情報を補完する。

    読み進めるうちに新しい情報が与えられると、仮置きしていた情報が書き換えられていくので、新しい情報が意外な内容だと驚く。

    本書にはこうした細かい叙述トリックと大枠の叙述トリックが同在していて、主人公の姿、ヒロインの姿、妹の姿、物語の前提条件すらもコロコロ変わるのが面白い。

    中盤以降のなんでもアリの

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    2014年06月14日
  • 女王様と私

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    まあまあ。
    歌野さんの得意のやつ。
    ミステリとしては特筆すべきものはないんですが、設定が相変わらずぶっ飛んでいていい。
    しかしこの作者を読み込んでいれば特に感動もない。
    自らハードルを上げてしまった作者の悲しさか。
    歌野晶午はこんなもんではない。

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    2014年04月20日
  • 新装版 正月十一日、鏡殺し

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    歌野晶午は葉桜で衝撃を受けてからずっと好きだったから、この本も買おうって思った
    殺人ゲームみたいな感じだと思ったけど、冒頭の作者の言葉にもあるとおり、名探偵も巧妙なトリックもない話だったかな
    でも面白かった
    あたしは猫のやつが一番好き。どんどん主人公が壊れてくのがたまらなく面白いよねー

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    2014年03月24日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    ガキうざいの一言に尽きる。
    しかも、またしてもあのオチ(途中だからオチじゃない?)かよって感じ。
    歌野 晶午はしばらくいいかなと思った。
    (と言いつつ、密室殺人ゲームシリーズを読みたいに入れてますが)

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    2014年03月15日
  • 女王様と私

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    だいぶ昔に読んだ一冊。歌野晶午先生の作品の中で読んだ二冊目だけどあまりに後味が悪いのを読んでしまった感じ、おかげでしばらく歌野晶午先生の作品から離れてしまってます。

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    2014年03月05日