歌野晶午のレビュー一覧

  • ガラス張りの誘拐

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    刑事に降り掛かった娘の誘拐事件。
    その娘の学校の保険医が仕組む哀しくも歪んだ誘拐事件。

    動機の部分にはやや疑問符も感じるも、
    犯人の意外性と誘拐ものとしての面白さはグイグイ。

    後半部の犯人のその人格形成に至るストーリーと
    濃密度にやや差と温度差を感じてしまい終盤残念。

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    2009年10月07日
  • さらわれたい女

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    「私を誘拐してください」から始まるこの設定(タイトルもいい)に興味轢かれました。ネタについては、ある程度の意外性あって、矛盾点もなく納得です。ただ、この種の小説は、キャラクターをたてることがなく、ストーリーで読者をいかに驚かせるか、騙すかということを中心に書かれている気がして、私的にはあまり好みではありません。昔の東野圭吾作品に似てますね。1991年に書かれたものということで、「ダイヤルQ2、伝言ダイヤル、車載電話、ポケベル」といういまとなっては懐かしすぎる通信手段が深く関わってます。 あとがきにも記されてますが、この部分は当時を思い出しながら読めばそれなりに面白いかもしれません。(若い人には

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    2011年08月06日
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について

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    二つの西暦を駆使したトリック。
    それはトリックというよりか無理に惑わせてる感じがするなぁ。
    無駄に暗くさせるような話が多いのも。


    上手い作家さんとは思うけど好き嫌い分かれそうやね。
    この人の作品は二つ目やけど。

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    2009年10月04日
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について

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    読みかけ。まだ最初。
    読んだ。すぐ読めた。
    カントクがどんな人なのかは全然わかんなかった。
    で、ジェシカもアユミもイマイチぼんやりした感じ。
    でも全体的には、すらすら飽きずに読めて、読んだ後味もなかなかいい。

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    2009年10月04日
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について

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    寒くなってきてそろそろマラソンの季節ですね。
    来週に迫った東京国際女子マラソンは1979年に始って黎明期の女子マラソンの歴史を紡ぎ、30周年の今年を限りにその役割を終えて姿を変える。
    この本、東京の大会とは直接の関係はないのだけど、時代的には丁度その大会が始まった頃に、クラブチームでメジャーなマラソン大会を目指して走っていた女性を描いたミステリー。
    エチオピア人のジェシカは貧しい暮らしから這い出るために、日本人監督ツトム・カナザワが主宰するクラブチームで練習を積む。
    走りで頂点を目指す様々な国から来たチームメイトの中にアユミ・ハラダという日本人ランナーもいた。
    そのハラダが監督との間のトラブル

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    2011年07月18日
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について

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    2008/10/28 7&yにて購入。
    2013/1/15〜1/17

    評価の高かった「葉桜~」の次の作品と言うことで期待して読んだが、これはちょっとなあ。解説にもあったが、緩やかに本格から離れる意図があったとしても、このトリック、動機はイマイチであった。

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    2013年01月17日
  • さらわれたい女

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    面白かったです。

    素直な気持ちでさくさく読むといい感じだと思います。
    最初から、二転三転あるんだろう?的な構えた気持ちで読むと、最後のどんでん返しもわりと読めちゃうんじゃないかと思います。
    まぁ、そうやって自分なりの推理をしながら読むのが、こういうミステリー小説の楽しみでもあるのですが。

    「自動車電話」とか「伝言ダイヤル」とか「パーティライン」とか、ネタがちょっと古いけど、まぁそれはこの本が発表されたのが1991年っていうことでしかたないですよね。

    (2006/03/19)

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    2009年10月04日
  • さらわれたい女

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    今やミステリ界の代表作家になりました、歌野晶午さん。狂言誘拐のはずが本当の誘拐になり殺人事件にまで発展・・・となりますが、思ってたよりは普通の展開でした。ヒントがでた時点で真犯人が誰か想像がついてしまったし。タイトルに「女」と入れるからにはもっと女の怖さ、もしくは直向さを見たかったなと思います。でも以前読んだことのある「葉桜の季節に君を想うということ」よりも明るくコミカルで楽しめました。探偵の慌てぶりが可愛い。にしても、現実の発展振りがあまりに早いとそんなに前の作品じゃないのに随分古く感じてしまいます。今の時代のミステリ作家さんは大変ですね。そして携帯の普及の影響って大きい。

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    2009年10月04日
  • 新装版 長い家の殺人

    購入済み

    オーソドックス⁇

    歌野晶午さんのデビュー作という事で、大好きな作家さんなので読みました。
    うーん…
    私的にはトリックがかなり現実味ないし、犯人も意外性がなく、ストーリーも定番というか所謂オーソドックスな感じを受けました笑💧
    強いて言えば「マリ」ですね!
    これがキーワード!

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    2025年07月14日