歌野晶午のレビュー一覧
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読み終わって、「さ、レビューでも書くか~」と、他の人のレビュー拾い読みしたら、「話の順番が・・・」とか「最後の話が・・・」とか書いてあって、なんとなく読み返してしまった。
いつもそうだけどプロローグとか目次とか、中盤終わるころにはすっかり忘れてるんだよね。
メメントには難しすぎる要求でしょう(怒)
で、わざわざ読み返したんですが、期待してたほどの感動なし。
やっぱり同じ本2回読むのはつらいわ~。
話のきっかけは誘拐。しかも被害者は女子高生。事件のきっかけは、やる気無し刑事の娘が消えて脅迫状が来たから。まー普通に被害者・犯人両方を探す調査をするんですが刑事は娘の通う高校の養護教諭に事態の相談 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「こうへいくんとナノレンジャーきゅうしゅつだいさくせん」「The Ripper with Edouard」「安達ヶ原の鬼密室」の3篇が入っている。
構成が変わっていて、ナノレンジャー前編 The Ripper with Edouard前編 鬼密室 The Ripper~後編 ナノレンジャー後編 の順になっている。さらに、鬼密室の中ごろには、全く別のエピソードが組み込まれており、計4つの事件を読むことになる。
なぜこんな変わった構成にしているのかは、読み進めていけばおのずと分かってくる。
まあ非常に実験的な作品といえるでしょう。 -
Posted by ブクログ
あらすじ
自分はバロンに殺されたのだ。
主人公は小さい時から前世チャーリーとしての記憶に悩まされ続けていた。
そして、その真実を知ろうとホームページを立ち上げ情報を募集していた。
そんな折、義理の母が殺され、父も何ものかに襲われた。二人が襲われた場所には、悪魔の紋章が落ちていた。
前世の記憶は正しくバロンは実在し、また僕を殺しにくるのか?はたまた、ホームページを見た愉快犯の犯行か?家にかかってくる謎の電話の正体は…?
とこの他にも謎が盛りだくさんの内容となっております。書ききれない。
読み終わった感想。
あなた本当に歌野さんですか?!
本格的すぎてびっくりだよ(><)
例えて言うな -
Posted by ブクログ
"優しさ"と思春期の娘に手を焼く刑事の物語。
"優しさ"が邪魔をして取り調べができない刑事・佐原は、毎日のようにサウナで時間を潰す毎日を過ごしていた。そんな中連続婦女暴行殺人事件の被害者が逃げ出してきたことで事件の波に飲み込まれていく。
物語は第2の事件・連続婦女暴行殺人事件、第3の事件・身代金誘拐、そして第1の事件へと焦点を変えていくという、少し変わった章立てとなっている。
3つの事件の裏に横たわる、違和感。そのあたりの書き方はさすが歌野さん、と思う半面物足りなさがある。と、いうのも細かくはわからなくとも「あ、これは事件に絡んでいるな」とわ -
Posted by ブクログ
ミステリ小説ファンには、2つのパターンがあると思っている。トリックそのものの出来に主眼を置く純粋なミステリファン、そしてある小説としての完成度を求める読者。本作は、自分がミステリにどんな期待をしているのかがわかる一冊だ。
本作は、ひとつのトリックをもとにまったく別々の物語が、しかもそのトリックを3種の見せ方で書かれている。事件の主軸となるトリックにもなるし、ある一事件の鍵となる要素のひとつにもなるし、子どもの日常的な、しかもありきたりなトラブルの解決策にもなる。こうした見せ方は非常に歌野晶午らしくもあり、感心もしたくなる。
ただこのトリックは、多少奇抜すぎる。現実味がなく、きちんと懐