歌野晶午のレビュー一覧

  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    後半戦の手法乱用は好きじゃない。だけど全部読んでみて、アドベンチャーゲームのシナリオ分岐をコンプしようとしてる途中の感じだなぁと思った。リアリティは無いけどフィクションとしては楽しめる、ってことか。

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    2021年12月26日
  • 魔王城殺人事件

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    ネタバレ

    出てくる人物は小学生達。
    死体消失トリックも、なんとなく想像がつく。
    だからこそすいすい読める本である。
    ミステリーを読み慣れた人には物足りないかもしれないが、これから出会う子どもにとってはよいと思う。

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    2021年12月19日
  • 明日なき暴走

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    2つの物語が繋がった時からが、まさに暴走が始まる…
    そして作者らしい予想外な結末でした。
    ただ、ラストが説明ぽくなり過ぎたような…

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    2021年10月30日
  • 新装版 動く家の殺人

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    「結論からいおう。
    信濃譲二は殺された」で始まり、
    「手摺の向こうに、彼」で終わる。
    始まりも終わりも印象的。
    ミステリとしてはトリック、真相は正直大したことはないのだが、やはり歌野晶午の作品の雰囲気が好きだ。
    初期の作品、中期の作品、最近の作品、作風は変化しているが、どこか共通する雰囲気がある。

    歌野晶午然り、有栖川有栖然り、独自の雰囲気を持っている作家は強いのかもしれない。
    "歌野晶午好き"を再認識。

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    2021年09月16日
  • 死体を買う男

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    同じ歌野晶午作品の「葉桜〜」のような驚きや感動を期待しているとちょっと肩透かしを喰らう。

    作中作の形式で江戸川乱歩を真似た文体で書かれているとのことですが、私自身が江戸川乱歩作品を読んだことがないこともあって、文体や時代描写の魅力や上手さがわからなかった…。

    乱歩や朔太郎が好きな読者なら楽しく読めたのかもしれませんが、2人がじゃれてる場面がちょっと冗長だなぁ…と思いながら読みました。

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    2021年08月30日
  • 新装版 長い家の殺人

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    10数年ぶりの解読。

    途中でトリックを思い出して、こんな内容だったなあと振り替える感じ。


    壁を偽装して部屋移動させたように見せるトリック。
    こんな大がかりなトリックで本当に騙させるか?とちょいツッコミたくはなった。

    あと、エピローグが恋人に宛てたような手紙の末尾で マリへ と出てくるがこれが作中のマリに宛てたものではなく、 マリファナに宛てたものだったとは笑

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    2021年08月27日
  • 名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート

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    ネタバレ

    星3.5

    友達の高梨さんからの視点で語られるお話。

    高梨さんのお母さんは、あの後どうしたんだろう。

    罪の意識で、子供を育てていけなくなるのでは?

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    2021年08月26日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    途中から父親の妄想の話になり、結局白黒付かない。妄想というより「こういう行動をとったらこういう結末になる」というエピソードがいくつもある感じ。白黒ハッキリして欲しい人には向かない気がするが、各々のエピソードも考えさせられる内容になっていて面白かった。

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    2021年08月19日
  • 春から夏、やがて冬

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    まさかの展開に驚き。
    しつこい女だな〜鬱陶しいね〜図太いな〜。冬でもサンダルのしつこい女はちょっと関わりたくないよね。偽善者みたいな事言ったり、ハメたり、頼ったり…イライラしたわ。
    それにしても真実は何だったんだろう。
    哀しい気持ちになったな。
    こんなに救われない事があるのか…と虚しい気持ちになった。

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    2021年08月19日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    安楽椅子探偵のひとみとおじさんの歳三のコンビで事件を解決する短編集と思っていたが、ひとみは全然推理しないことに驚いた。このシリーズを初めて読んだので続編は違うのかもしれないけど。
    それぞれの話の結末はそこまで面白いというわけではないが、前の話と関連性のある事件や、最後に明かされる母親の話とか、連作短編らしいところはとてもよかった。

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    2021年07月28日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    文章そのものは読みやすいし、ストーリーもいろいろ考えさせられる内容です。

    が、ものすごく壮大な妄想を何回も繰り返し読まされたような、結末が曖昧で不完全燃焼的な読後感。

    結局、お父さんはどうしたの?息子はどうなったの?
    妻は?娘は?

    なんか読者にお任せというよりは、作者自身に次々にアイディアが浮かんで書いてはみたものの、どうにも収拾がつかなくなってしまったのかななんて邪推してしまいました。

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    2021年05月12日
  • 7人の名探偵

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    全編書き下ろしアンソロジー作品で、それぞれの作品に名探偵が登場します。

    中には、シリーズ物の人物が出てくる作品もあって、キャラや世界観が分かりづらい話も少し…

    30周年記念作品と言う事で、豪華な顔ぶれが揃っているので、ミステリー好きの人には嬉しい作品です。

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    2021年05月08日
  • 家守

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    「家」をテーマにした五編のミステリー。どれも後味は悪いがミステリーとしては楽しめた。

    「人形師の家で」
    冒頭、人形師と彼が造った女性の人形との夢とも幻想とも現実とも分からないシーンがある。その後、主人公の青年がかつて住んでいた町に戻り自身に関する秘密の確認をするのだが、それが冒頭のシーンにこうした形で繋がるとは。一番罪深いのは…。

    「家守」
    密室トリックは散々読んできたが、これはちょっと斬新。力業という感じもするが面白い。しかしタイトルからしてもメインテーマはそこではなく、被害者がなぜ頑なにその家を離れようとしなかったかという物語。何とも暗澹たる思いにさせられる。

    「埴生の宿」
    記憶が混乱しているらしい老人視点と、その老人の若き頃の息子になりすますバイトを引き受ける青年視点とで展開する話。この作品のみ悪意は存在しない。親が子を守りたいという本能と、生存本能と、ちょっとした保身とが悪いように重なりあってしまった。この屋敷、実際に見てみたい気もする。

    「鄙」
    『あまりに辺鄙な場所』を旅した兄弟が遭遇した、同時期に帰省してきた男の首吊り自殺に見せかけた殺人事件。兄が解決したものの、数年後に実は違う真実があったのではと気付く。
    横溝正史先生の『獄門島』を思い出した。トリック以上にその動機、心理状態、このコミュニティならではの状況に印象が残る。

    「転居先不明」
    九州から東京の一軒家に越してきた夫婦。遅れて移った妻は間もなく誰かの視線を感じると不安を訴える。やがて夫はその家で過去に凄惨な事件が起きていたことを突き止めるのだが、夫は転居することを面倒臭がり妻はますます不安と不満を募らせる。
    読んでいくうちにそういうことかな?という気はしたが、やはり気分は悪い。結果ブラックジョークなオチになっているが、こんなことしなくても…という気持ちでいっぱいになる。

    直接的な意味での「家」から広義的な意味での「家」まで、人が「家」を守るための様々な闘いを見せられた。その印象や感想も様々。滑稽なものから切なかったりゾッとするものまで。しかし本人たちは至って真剣なのだから笑ってはいけない。

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    2021年05月05日
  • 新装版 白い家の殺人

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    信濃譲二探偵のシリーズものの二作目らしい。私は一作も読んでなかったが、探偵のキャラクターはなかなか良い。多くは語らないが友人思い。
    ところどころ市之瀬への友情を伺い知れる。
    市之瀬の間違った推理にはイライラするところもあるけど、犯人の犯行動機には少し悲しい思いになる。
    娘が殺されたのは完全にとばっちりで可哀想。

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    2021年05月01日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    歌野晶午のミステリ連作短編集
    殺人事件を捜査する独身捜査官が、姪(小学生!)との会話にヒントを得て、事件の謎を解いていく連作短編ミステリです。伏線と謎解きの絶妙さが「いかにも歌野ミステリ」なのですが・・・
    サブタイトルの「舞田ひとみの推理ノート」に偽りアリ!
    ネタバレになるのでこれ以上は言えませんが・・(^_^;)

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    2021年03月27日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    ネタバレ

    以前読んだ「誘拐リフレイン」で高校生だったひとみが小学五年生になってて、前作の過去話なのかと思ったのですが、本作の方が先に出ていたんですね。「誘拐リフレイン」と同じノリで、ひとみがいろんなことに頭を突っ込んでいくような話を想定していたら、ほとんど歳三の活躍を描いた内容だったので、ちょっと期待と違った感があります。

    前作の印象から「舞田ひとみシリーズ」は、ひとみの無茶な(けれど事件の核心に繋がる)行動が特徴のシリーズだと思っていました。なのでそれがない本作には、最後の最後で何か驚きの仕掛けがあるのかも、という期待をどうしても抱いてしまいます(「葉桜の季節に~」の印象も未だ残ってるので……)。その結果、ここでも肩透かしを喰らった気分に。

    「誘拐リフレイン」よりこちらの方が先に出ていたら、そのような印象を抱かなかったのでは?と思うので、何で本作を後から出したのか、その意図の方が気になってしまった読後でした。

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    2021年03月14日
  • 春から夏、やがて冬

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    受け取り方によって、ハッピーエンドにもバッドエンドにもとれる。それが著者のやりたかったことのようだ。
    ますみは殺されることまで望んでいたのか、そしてますみは本当の犯人ではなかったと平田が知ってしまったら...
    切ない。

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    2021年03月14日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリ30周年記念のアンソロジー

    それぞれのシリーズを知らない読者にとっては、背景が判らない名探偵の出現は唐突だろうが、
    アンソロジーのための書下ろし故か、多分、
    甘めになっている感じがしたので、読み易かった。

    ラストを締めくくる綾辻氏の作品は名探偵モノといっていいか判別し難いが、
    実名の作家たちが登場する 新本格を愛する読者にとっては嬉しい一作だと思う。

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    2021年03月11日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    舞田ひとみ高校生のから入ったので、たぶん最大のびっくりポイントでびっくりできなかった……

    それはそれとして、とても読みやすい1冊だったなぁ

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    2021年03月10日
  • 明日なき暴走

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    中だるみ感があったものの、クライマックスへ近づくにつれ、「来た来た。歌野さんワールド!」とニヤニヤしながら読んでしまった。
    リンネがもう少し活躍してくれたら面白いのになあなんて思いながら読んでいた私。ごめんなさい(笑

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    2021年03月08日