歌野晶午のレビュー一覧
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ネタバレ主人公含む5人のネット友達による推理ゲーム。各々が殺人事件を問題として出題し合う集まりだが、問題となる殺人事件は「出題者本人が犯人」であるという風変わりな作品。
犯人も分かっている、動機も「面白そうだから」という至極単純な理由。その為全ての事件がハウダニットの形式を取っていた。
登場人物の名前が風変わりな為、最初は読み進めるのに時間がかかったが、ストーリーが進み核心に近づく内に慣れていき、そこからは面白いようにページを捲る手が止まらなくなっていた。
まさか頭狂人が最後の事件の犯人、そして身内とは想像できなかった。それどころかコロンボが八田家の子供だと推理していた自分が情けない。
最後はど -
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これまで読んだ作品の中で1番のどんでん返しを喰らった。呆然としてここまで感想が出てこない作品は初めてだ。拙い感想になるがその事がこの作品の魅力を表すことになるだろう。
改めて物語を振り返ってみれば登場人物の名前など高齢者達の話であることを匂わす要素はあったが、自分の中にある固定概念や若者だと思わせる叙述トリックが圧巻だった。
ミステリー作品に当たると思うがその中で繰り広げられるヒューマンドラマも魅力的だった。
成瀬将虎と麻宮さくらの若者らしい恋愛だったが、成瀬の相手が古屋節子になると大人の恋愛な一変する。
人生の最盛期を桜の最盛期に例えると満開をすぎた葉桜の季節が人生の晩年を表すこととな -
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ネタバレ十角館の殺人からの本書。
ミステリ好きのお墨付き、期待値は上がる。
前情報ない方がいるかもしれないので念のためネタバレonにしておく。
本書のミステリ性は所謂叙述トリック。それを知った上で読み進めたがまんまと300ページを超えても気付かず。
後半の畳み掛けで全てがつながる…といいつつ状況理解するまでに"んんっ⁉︎“と何度も首を傾げる。
この展開かーと気持ちよく終える、こう言った作品を作り出せるのは本当に凄すぎる。
この手の実写化不可作品はやはり前情報なしに小説に限る、読んでよかった。
しかし成瀬先輩、筋トレ具合といい台詞回しといい、バイタリティ凄すぎませんか? -
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複雑な心境だが、読んでよかったと思える作品に間違えない。
絵にかいたような叙述トリックで、途中まで練っていた思考がひっくり返された。
そしてタイトルの「葉桜の季節に君を想うということ」が回収されて満足した。
個人的なポイントとしては街の情景と、人に読ませる丁寧な描写に惹き込まれた。
都内は正直馴染みもないが、読むことでどういう街なのかが想像しやすかった。
なにより食事を忘れるほど夢中で読み切ってしまった。
絶妙な違和感を感じさせつつ、最後まで違和感のまま引っ張り続けた。
ところがそれ以上の驚きを突っ込まれるとは思わず、最後まで読んでしまった。 -
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ネタバレなんという読後感。
50代、60代、それ以上の人に読んで欲しい。
ヤクザが殺されて、殺人事件?
推理モノ?ハードボイルド?
現在と過去が入り乱れ、一体なんの話?
わからないけど、ぐんぐん引き込まれて。
最後の最後で、ピタッとパズルのピースが
はまり込むカタルシス。
社会の闇をあぶり出し、なるほど犯罪に手
を染めるとは、そういう流れかと。
すごい説得力。
古典文学に匹敵するんじゃね?
と個人的には心に刺さった。
現在と過去の年齢のミスリード。
闇バイトもそうだけど、借金が膨れ上がる
とともに転落していく様が克明に描かれて
いる。
確かに自殺したくもなるわ -
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ネタバレ特に面白かった話を紹介
【切断にいたる病】:我孫子武丸
殺人鬼:鬼頭樹=AV女優:南野楓花がラストのトリック
【欲動にいたる病】:神永学
登場人物
比嘉直哉(15)秋本弘之(15)
平井玲子(15)※と思わせておいておそらく30代後半
さらに教師で主人公、中西浩太の中学時代の先輩
【怪談にいたる病】:背筋
相談者Aさんは35歳※とみせて精神病患者で実年齢は20歳
「旨いか?」の一言がゾワッとする
【コンコルドにいたる病】
コンコルド効果:
それまでの労力の損切りが出来ず、泥沼にハマること
コントのような展開。
担当編集者と作家の話
【しあわせにいたらぬ病】
平山比佐子(81)
夫は良治