歌野晶午のレビュー一覧

  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    どんでん返し系ミステリーを調べるといつも上位に来る本作。
    楽しみに読んだけど、評価されてるだけあって見事に引っかかった!イメージは大きなミスリードがいくつかある感じ。ハサミ男やイニシエーション・ラブとはまた違ったタイプ。こうなると他の作品も読みたくなる。
    どんでん返し系はタネ明かされた時の「へ?」ってなる感覚がいいんだよなぁ。

    ただ、回想部分が思いの外長い。一応章内で完結するものの「ぶつっと切れて終わる」印象。
    これだけだとモヤモヤするなぁと思っていたら、最後の方でちゃんと回収してくれてよかった。

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    2025年12月18日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    これは見抜けなかった…!先入観って恐ろしいな
    1ページ目で騙されてるしラストの答え合わせでアハ体験をこれでもかとさせられる
    今まで認識していたのはなに
    長編だけど、ジョークを交えた会話や短編じみた構成はそれを感じさせなかった

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    2025年12月17日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    これまた叙述トリックと呼ばれる本ですね。

    混乱させられます。
    ん???と、大体の人はなるかなと。
    そして、頭の中で一度整理し直すはず。

    タイトルの意味も、深いですね。

    読み終わった後と、噛みしめられる作品でした。

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    2025年12月15日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    私は葉桜になりました。
    誰も私には気づかないけれど、
    私がそう思えばいつだって、
    私は満開の桜なのです。

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    まるで狐つままれたようなお話。
    「世界でいちばん透き通った物語」ほどではないにしろ、映像化は難しいだろう。

    タイトルについては賛否あったが、将来をひいては今を後押ししてもらえるような言葉で、個人的には気に入っている。

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    2025年12月12日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    葉桜の後、普通のミステリを書くとなるとこうなるよなぁ。ソフトランディングとしてはいいでき。

    と思ってたら解説読んで理解が深まる。
    叙述の必然性が(動機としてはやや弱いものの)用意されたことは革命的なことなのかもしれない。

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    2025年12月10日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    しっかり騙された。
    固定観念というか、完全に自分の勝手な思い込み。
    ちょいちょい「ん?」って思うことはあったけどサラッと読み流してたら、急に真実が明るみになって「え、え、どういうこと?」ってパニック。
    面白かった。面白かったんだけど…

    なんか最後いちゃついて終わったけど、蓬莱倶楽部と愛ちゃんとキヨシどこ行ったん?笑

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    2025年12月09日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    最初に持っていた登場人物のイメージが、最後でしっかり覆されました。なるほどこれはやられた…。
    何でも屋の成瀬が、自殺しようとしたさくらを助けたことから始まる事件。途中途中に入る回想シーンもどういうことかと思ったけど、最後で納得。

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    2025年12月05日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    「間宵の母」の続編。

    急にコメディ要素が強くになって、私は前作よりもこっちが好き。

    主人公・柏原蒼空と前作の悪鬼・間宵己代子の会話劇がコミカルで、読んでいて楽しい。
    それが、時々己代子が前に出てくるようになって、いざどうなる⁉︎というところから、ラストへの駆け抜けにはページを捲る手が止まりませんでした。

    ラスト4行のどんでん返し。
    湊かなえさんの[リバース]とも通ずるが、小説という文字でのみ表現される作品ならではのこういう仕掛けが本当に楽しい! 
     
    続編あるのかな?
    あるよね?
    ある意味ブレーンでもあった己代子と別れた蒼空がどうなっていくのか、続きが読みたい!

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    2025年12月05日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    ページ数が多いが、最後まで楽しく読む事ができた。

    どんでん返しにも色々あるが、割と王道パターンの年齢の返し。

    視点が最後の方でガラッと変わるので、そうだったのか!となる部分があり面白い。

    ただ、書き方や現実的な観点では多少無理があるシーンもあったかなと思う。

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    2025年12月02日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    リアルの触れ合いではなく、インターネット上の交流で繋がる五人の狂人たちによる「殺人ゲーム」は自分たちが行った殺人のトリックを周りの人たちで解き明かしていくリアル殺人ゲームであった。
    顔も声も人となりもわからずにある種「記号化」されている登場人物たち、虚構の中で交流する彼らが、現実の「殺人」という形で繋がりを見出すところに狂気やサイコパス性を感じた。特に密室殺人や崩せないアリバイ、連続殺人の法則性などに対するアンサーとして読み手の現実の考えを超えた、ある種の「虚構」の考え、ゲーム上のように感じるようなトリックが展開されており、読み手を虚構の中に入れ込む作品としての構造があったように感じた。
    設定

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    2025年12月02日
  • ●●にいたる病

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    出ると知ってから欲しかったもの。

    背筋さんの話も面白かったが、最後の2作も面白かった。
    全て短い作品だが、それを感じさせない面白さがあった。

    拡散に至る病は怪談的な話ではなく、気味が悪い話。現在進行系で拡散されているのがより気味が悪い。

    幸せにいたらぬ病は事件の結末だけでなく、比佐子側にも真実が隠されていた。思い込みは怖い。

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    2025年12月02日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    少し生々しい表現が多いため人を選ぶ作品ではありますが、個人的には嫌悪感なくすんなり受け入れられました。

    人には勧め辛い作品とは思いますが刺さる人にはとことん刺さる本だと思います。文章ならではの叙述トリックを楽しめてよかったです!

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    2025年12月02日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    歌野晶午さん初読み。
    はい、見事に騙されました!ってかなんかずるくない?

    完全に若者の恋愛感動もののイメージで読んでた。まさかこんな結末とは!

    歳を重ねても、成瀬のように元気はつらつ「なんでもやってやろう屋」精神で生きたいとは思いました。

    マジで最初のおじいさんが亡くなったに完全に騙された!ぷんぷんである。

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    2025年12月01日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    まさかそうだったとは!と見事に騙された。
    途中積読になってしまったので、少し読み返しつつ。
    クセありハードなインパクトあるストーリー。
    苦手な描写もあったけど、全体的に結構楽しめた。
    (強烈だけど)
    とにかく、まさかそうだったとはね。

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    2025年11月30日
  • ●●にいたる病

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    私が今年の5月から本を読み、アプリに記録をし始めたのは『殺戮にいたる病』を読んだからなのでこの本を書店で発見したときは感極まった。短編集だから読みやすい。個人的には背筋の話が好き。

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    2025年11月28日
  • 新装版 長い家の殺人

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    ネタバレ

    新装版で再読(笑)殺人が2つも起きたっけ?(笑)トリックは分かりやすく単純だけど面白いと思います(笑)探偵役の登場が少し遅いかな〜。もう少し早く登場してあーでも無いこーでも無いって推理してくれる方がいいな〜(笑)それに性格が(笑)まあちょっと変わってますね(笑)巻末の島田荘司が良いです(笑)すごいですね〜(笑)歌野さん(笑)

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    2025年11月25日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    ホラーあまり得意ではなく
    ホラーかと思って読んだら違った。
    いろんなタイプの悪い人が出てきた

    続編だった

    面白かった。

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    2025年11月24日
  • ブードゥー・チャイルド

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    ある雨の晩にバロン・サムデイがやってきて、ぼくはおなかをえぐられて、そうしてぼくは死にました。

    自分の前世はチャーリーという黒人であるという日本人の中学生が再び奇妙な事件に巻き込まれる。
    物語が進むにつれ少しずつ展開されるエピソード、最後まで読者を惹きつけて離さない!
    奇想を存分に味わえる“葉桜”以前の名作!

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    2025年11月23日
  • ●●にいたる病

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    ネタバレ

    まーーじで作家さんが豪華すぎる
    短編集好きじゃないけど読み切れた
    殺戮にいたる病、大好きだよ
    小説沼に戻ってくるきっかけになった本
    これを最初に読んだ時のワクワクと衝撃の快感が忘れられなくて今日まで色んな小説を読み漁ってるまである。

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    2025年11月21日
  • それは令和のことでした、

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    タイトルが気になって読んでみましたけれども、割合面白かったですね! 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    叙述トリックというんでしょうか、自分はよく分からなかったけれども、物語の最後まで読んでああそうだったのか、みたいな落ち着きが得られるかと思いきや、そうではなく(!)前述したように僕はそのトリック的な文章に気が付かなかったので最後まで読んでみてちんぷんかんぷんでした…(!) 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    でもまあ、トリック以外の部分、登場人物たちの心情などに関するところでは共感もしましたし、特に女性の内面部分に関するところなんて大分あれですね、リアルですよ! 著者は女性なんじ

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    2025年11月21日