歌野晶午のレビュー一覧

  • 新装版 白い家の殺人

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    ネタバレ

    信濃譲二の家シリーズ第2弾。
    最初読んでいて徹が巻き込まれた過去の事件のお話かと思いましたが違いましたね。今回は信濃がやたらと小綺麗に探偵をしていて何だか信濃じゃないみたいでした(笑

    トリックのまとめ方も好きです。
    最初から最後までムラなく楽しめる本でした。
    被害者も加害者も何となく憎みきれないあたりが魅力的なキャラクター作りに長けた歌野先生らしいですね。
    犯人はヤス!と騒ぐ徹にうるさいよ(笑)と思いつつも、信濃と徹はなかなか良い「探偵と助手」だと思います。

    解説は正直必要無いのでは…。
    ミステリーには様々な種類があり、流行のミステリーというのも存在すると思うのですが、そんなに深く考え

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    2011年06月03日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    ネタバレ

    信濃譲二シリーズ短編集
    「~家の殺人」に出ていた信濃譲二が学生のときの話

    「ドア⇄ドア」
    同アパートの住人を衝動的に自室で殺害してしまった男が
    証拠隠滅のため死体を被害者宅に運び、玄関のドアを交換する。

    「幽霊病棟」
    廃墟となった病院に死体を隠した男が落とした財布と取りに戻ると
    死体が別の場所に移動しており、学生達が肝試しをしていた。

    「烏勧請」
    ゴミ屋敷に住む主婦がベランダで死体となって、カラスにつつかれ発見される。
    被害者は旦那の浮気が発覚してから、急にゴミを集めはじめたらしい。

    「有罪としての不在」
    学生寮で殺人事件が発生。容疑者は寮内にいた人物と特定された。
    元カノの嫉妬が原因

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    2011年06月07日
  • さらわれたい女

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    歌野氏の作品を読むのは「世界の終り、あるいは始まり」に続いて2作目。
    買ったのは講談社文庫だが、現在は角川文庫より発売している。
    「カオス」というタイトルで映画化(主演:中谷美紀)もされている。
    冒頭の「私を誘拐してください」から面白そうだなと思わせてくれるが
    ただの狂言誘拐というのではなく、エンディングまで二転三転してニヤリとさせられる傑作。

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    2010年07月03日
  • ブードゥー・チャイルド

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    これは凄い。前世だ悪魔だなんだと出てくるし、タイトルこれだし、てっきりそういう系の話だとばかり思っていたら。見事に合理的解決。まさかあの「悪魔の紋章」までがちゃんと解明されてしまうだなんて! 本当、「悪魔の紋章」の意味に感動した。
    ま、「堀井キン」の謎解き(?)だけは分かったけどね。某人の某作に似たようなのあったっけな。だからってそれしきのこと、どうってことは全然ないけれど。

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    2009年12月29日
  • 新装版 動く家の殺人

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    またやられたよ。
    衝撃的なプロローグから、
    のめりこむように夢中で読みふけった。
    歌野さんのことだから、絶対にひっくり返されるって
    そんなことは、はなからわかっていたのに。
    それでも私の中の可能性という幅は
    歌野さんのそれとは比べ物にならないほど狭かったようです。
    騙され続けてすべてを読んでしまったことを後悔するのは
    いつも読み終わったそのあとで、
    あぁ、これでまた歌野さんの思うつぼだと思うとともに
    尊敬と降参のためいき。
    家シリーズ、読破!!

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    2009年12月12日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    様々なトリックを畳み掛ける演出はさすが。中盤ちょっと中だるみはあったけど、最後のオチもキレイに決まっていて満足。

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    2011年10月14日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    2009/9/26 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。
    2018/2/4〜2/7

    3年ぶりの歌野作品。いやいや、またまたやられました、歌野流の大仕掛に。この作品はどういう仕掛けかと探りながら読み進めるも、解説で杉江松恋さんも書いているように、目前の展開が気になってどんどん読み進めてしまった。うまい!

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    2018年02月07日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    これ、おもしろいですよ!!過去の事件と直感探偵、その助手と現在の事件(もう終わってるからこれも過去なんですが)、そして思わせぶりな青春アメリカ学生恋愛白書事件。直感て・・・いやすごいですよこの人!!理にかなってる直感ってやつは素敵です

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    2009年10月04日
  • 最後の一行 black

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    白があれば黒もある
    ラストの一文で驚かせるシリーズ第2弾
    blackと言うだけあって前作よりもダーク寄りなお話多めなのかな
    歌野晶午先生の「邪魔者」が特に印象的
    王道的な流れだったけど、疑わさせないような巧妙さが印象深かった

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    2026年07月25日
  • ●●にいたる病

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    ネタバレ

    我孫子武丸『切断』
    もはや十八番。犯人の男が渦中の女の子自身(もう一つの人格)。ちゃんとどんでん返しとして成立しているし、トップバッターとして良かった。

    神永学『欲動』
    タナトスに魅入られる人、というのはよくあるテーマ。挿入部分が玲子ってことには気づいたけど、担任教師か…ありがちな罠に何度もしてやられる…よくできた話!

    背筋『怪談』
    最後の台詞にゾクッ…!怪談すぎる!
    途中であ〜そんなもんか〜と思わせときつつ、ちゃんとオチてオモロくて狡い!一番◎

    真梨幸子『コンコルド』
    う、うーん暫定最下位かも

    矢樹純『拡散』
    叙述トリックではない…だと…。まあ全部そうでもね、うん、おもんないからさ。

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    2026年07月25日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    賛否両論はあるようだが、まず主人公の性格が快活で好感を持てた。ワイルドな主人公のミステリーも珍しいだろう。ところどころに散りばめられる些細な違和感が最後に全て回収され、その作者の文章力には感嘆しかない。タイトルの意味も読み終えて初めて理解出来る究極の叙述トリックというやつだ。個人的に最後の描写から恋愛要素で終わったところは少し物足りないというか、想像するようなミステリーとは少しずれているというかはあったが、エンタメ小説としてはかなりの完成度であるだろう。なにより作者の文章表現能力の高さを見せつけられるばかりであったあとタバコがちかっこいい

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    2026年07月25日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    私達って思い込みを結構しているものだな、と思った作品。
    思い込みをなくすと、あーそうかぁ。という感想が。
    序盤のたった一言で、全編を騙されて(思い込まされて)いたことに気付きました。
    でも、なんとなくテンポやスッキリさが今一つな感じがして⭐️四つ。

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    2026年07月24日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    江戸川乱歩の名作を現代にアレンジ、再構築した短編集です。
    乱歩の原作のオチを忘れてるものもあるのでそちらも合わせて読みたいかも。
    割と胸糞系のお話が多い。

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    2026年07月24日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    物語が行ったり来たりしてると思いきや繋がる、読み終わった後は殺戮にいたる病を読み終わった後と同じ気持ちになった。引き込まれたし面白かったけど、人におすすめするならまた別の本かな。

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    2026年07月23日
  • 最後の一行 black

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    最後の一行
    というタイトル通り、最後の一行で物語が完結します。一番好きなのはプカプカ島でした。
    中にはオチが読めてしまうものもありましたが、最後の一行という制約があるにもかかわらず、作家さんたちの熱意と工夫に驚かされます。時間がなくてもサクッと読めました!

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    2026年07月21日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    騙された!
    ちょこちょこ、ん?って思う部分はあったのに気づけなかった!くやしい!
    ネタバレしてから自分の頭の中の主人公たちがどんどん老いていくのが面白かった。
    元気おじぃちゃん。

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    2026年07月21日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    冒頭から主人公の性生活と自論から始まって、なんだこいつと読むのをやめてしまおうかと思ったけれど(笑)

    その描写が若者だと決めつけさせるミスリードだと気づいた時は膝を打った。そこから、70代だって20代のように奔放に溌剌に生きて何が悪いと展開していくのは爽快でした。

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    2026年07月20日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    前回も読んでたので再読。当時より面白く読めたのは年取ったからなのか、それとも最初にネタバレを確認してから読んだからか?

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    2026年07月19日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    完全に叙述トリックに騙された。
    さくらと節子が同一人物なんて思いもしなかったし、同一人物だと明かされて一瞬で年齢まで結びつけられないくらい混乱した。
    節子が久高の次のターゲットを安さんにしてると言ってたけど、安さんが1年前になくなってると明かされた時は流石に訳は分からんかったし、節子が別軸で動きすぎてて、このあと単体で出てくるのか?なんなんだ?とは思ってたけども
    終盤は読み進めるたびに、登場人物みんなジジババだと分かり、見てた世界が全部塗り替えられた。

    中盤はスピード感もあるしヤクザパートも単体で別の謎を追ってる感じでそちらのミステリーも楽しめた。
    蓬莱倶楽部とヤクザが全て関わって解決するの

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    2026年07月19日
  • 新装版 動く家の殺人

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    最初の一文と最後の一文が本当に光った。切ない終わり方ではあったが、これはこれできっちり纏まったのかな。これでこのシリーズ終わりだと分かりつつもこの主役の探偵が好きで読みたくなる。

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    2026年07月18日