歌野晶午のレビュー一覧

  • 新装版 ROMMY 越境者の夢

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    このテーマをこの時代に設定して、本格ミステリーとして描いたのはすごい。
    初期はいわゆるただ、名探偵が事件を解くという懐かしき本格でしたが、今の歌野晶午に繋がる。
    本格は人間を描けないなんて言説はある意味、意味のないことだと思う。

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    2012年01月19日
  • 新装版 動く家の殺人

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    ネタバレ

    家シリーズ3作目!
    作者まえがきで「信濃を殺すことにした」とあってかなり落ち込みながらの読み始め。
    日付をまたぎながら時間をかけて読み進めたので夢にまで内容が出てきて色々とうなされました(笑
    作中の「神様はアーティストがお好き」も面白かったです!何となく歌野先生の自画自賛な描写もコミカルでした。

    しかし完全に騙されましたね…もう途中から謎解きなんてどうでもよくなってしまいましたよ!
    葉桜を読んであれだけもう騙されないぞ!と思っていたのに本当に悔しいです…!
    悔しい!悔しいけれど、本当に良かった…
    信濃というより徹の心配をしていたので心底安心しました(笑
    それだけこの作品にハマっていたのだなあ

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    2011年06月08日
  • 新装版 白い家の殺人

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    ネタバレ

    信濃譲二の家シリーズ第2弾。
    最初読んでいて徹が巻き込まれた過去の事件のお話かと思いましたが違いましたね。今回は信濃がやたらと小綺麗に探偵をしていて何だか信濃じゃないみたいでした(笑

    トリックのまとめ方も好きです。
    最初から最後までムラなく楽しめる本でした。
    被害者も加害者も何となく憎みきれないあたりが魅力的なキャラクター作りに長けた歌野先生らしいですね。
    犯人はヤス!と騒ぐ徹にうるさいよ(笑)と思いつつも、信濃と徹はなかなか良い「探偵と助手」だと思います。

    解説は正直必要無いのでは…。
    ミステリーには様々な種類があり、流行のミステリーというのも存在すると思うのですが、そんなに深く考え

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    2011年06月03日
  • 増補版 放浪探偵と七つの殺人

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    ネタバレ

    信濃譲二シリーズ短編集
    「~家の殺人」に出ていた信濃譲二が学生のときの話

    「ドア⇄ドア」
    同アパートの住人を衝動的に自室で殺害してしまった男が
    証拠隠滅のため死体を被害者宅に運び、玄関のドアを交換する。

    「幽霊病棟」
    廃墟となった病院に死体を隠した男が落とした財布と取りに戻ると
    死体が別の場所に移動しており、学生達が肝試しをしていた。

    「烏勧請」
    ゴミ屋敷に住む主婦がベランダで死体となって、カラスにつつかれ発見される。
    被害者は旦那の浮気が発覚してから、急にゴミを集めはじめたらしい。

    「有罪としての不在」
    学生寮で殺人事件が発生。容疑者は寮内にいた人物と特定された。
    元カノの嫉妬が原因

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    2011年06月07日
  • さらわれたい女

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    歌野氏の作品を読むのは「世界の終り、あるいは始まり」に続いて2作目。
    買ったのは講談社文庫だが、現在は角川文庫より発売している。
    「カオス」というタイトルで映画化(主演:中谷美紀)もされている。
    冒頭の「私を誘拐してください」から面白そうだなと思わせてくれるが
    ただの狂言誘拐というのではなく、エンディングまで二転三転してニヤリとさせられる傑作。

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    2010年07月03日
  • ブードゥー・チャイルド

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    これは凄い。前世だ悪魔だなんだと出てくるし、タイトルこれだし、てっきりそういう系の話だとばかり思っていたら。見事に合理的解決。まさかあの「悪魔の紋章」までがちゃんと解明されてしまうだなんて! 本当、「悪魔の紋章」の意味に感動した。
    ま、「堀井キン」の謎解き(?)だけは分かったけどね。某人の某作に似たようなのあったっけな。だからってそれしきのこと、どうってことは全然ないけれど。

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    2009年12月29日
  • 新装版 動く家の殺人

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    またやられたよ。
    衝撃的なプロローグから、
    のめりこむように夢中で読みふけった。
    歌野さんのことだから、絶対にひっくり返されるって
    そんなことは、はなからわかっていたのに。
    それでも私の中の可能性という幅は
    歌野さんのそれとは比べ物にならないほど狭かったようです。
    騙され続けてすべてを読んでしまったことを後悔するのは
    いつも読み終わったそのあとで、
    あぁ、これでまた歌野さんの思うつぼだと思うとともに
    尊敬と降参のためいき。
    家シリーズ、読破!!

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    2009年12月12日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    様々なトリックを畳み掛ける演出はさすが。中盤ちょっと中だるみはあったけど、最後のオチもキレイに決まっていて満足。

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    2011年10月14日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    2009/9/26 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。
    2018/2/4〜2/7

    3年ぶりの歌野作品。いやいや、またまたやられました、歌野流の大仕掛に。この作品はどういう仕掛けかと探りながら読み進めるも、解説で杉江松恋さんも書いているように、目前の展開が気になってどんどん読み進めてしまった。うまい!

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    2018年02月07日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    これ、おもしろいですよ!!過去の事件と直感探偵、その助手と現在の事件(もう終わってるからこれも過去なんですが)、そして思わせぶりな青春アメリカ学生恋愛白書事件。直感て・・・いやすごいですよこの人!!理にかなってる直感ってやつは素敵です

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    2009年10月04日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    後半のどんでん返しのテンポがとても良くてすごくドーパミンが出たけど松岡修造みたいな熱さで前向き論が苦手な私は少しがっかりした。ただ話自体はとても面白くて読みやすかった。結末がわかってから思い返すとなるほどーと思う場面がたくさん。

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    2026年08月24日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    まさか高齢者とは!!
    途中から意味深な描写がいくつかあったから何だろうと気になりながら読み進めてたもののまさかの結末でした!笑
    面白かった!

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    2026年08月20日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    麻宮さくらとの交際と、蓬莱倶楽部の事件が絡み合った物語。

    後半いきなり、高齢者だったの?と訳がわからなくなって、何度か読み返した。
    最後の補遺で、全て先入観を逆手にとって読者を翻弄したんだな、と納得した。
    先入観についてはやられたなぁと思ったよ。
    人の呼び方も、あなたにとって誰ですか?って確認しなきゃ会話が成立しない人もいるしね。
    しかも、昔のヤクザ潜入(これはおもしろかった!)や、やすさんの娘探しが書かれているから、なおさら時代・時系列の迷路にはまってしまう。
    でもだよ、高齢者の交際はアリとしても、蓬莱倶楽部の強面とやり合って逃げられるか?いくらなんでも無理だろう。
    って、これも先入観か…

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    2026年08月19日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    好き嫌いハッキリ分かれるとは思いますが、
    嫌いじゃない読後感で楽しめた。
    他の人におすすめはしづらいかも。

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    2026年08月17日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    ネタバレ

    プレイヤーネームはそのままに、5人によるネット上での殺人事件の推理合戦が再び行われる。
    今回も「誰にも解けないアリバイ工作をしたい」「美しい密室トリックを完成させたい」という知的好奇心のためだけに嬉々として殺人が行われる。そのための犯行が緻密でびっくりするほど手が込んでいて、唖然としてしまう。
    そして、対照的に殺す「命」に対しては、どこまでも軽い。
    彼らにとっては、ただのゲームなのだから。

    だからこそ、このラストになってしまうのかしら。


    『人の命は等しいと片桐は思っている。等しく無価値だと。子供の時からそう思っていた。だから彼は躊躇なく人を殺す。
    「人」とは他人だけを指しているのではない

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    2026年08月17日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    なるほどなるほど。技術力の高い文章。ハードボイルド系が好きなため特に刺さった。話の構成力が高く、最後に綺麗にまとめきったというところが非常に良かった。オチに気がついてもよい要素を確かに散りばめつつ、それに気が付かせない。公平。とてもよい作品でした。

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    2026年08月16日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    主人公及びそれを取り巻く人物の情報から勝手に若い人たちなのかなと勘違いしてたが、実は当時でいう高齢者だったという所は驚きだった。桜が実は紅葉してるという事を知らない人が多いという文言が、高齢になってからもしぶとく様々な事に挑戦している主人公のような人を多くの事は知らないということを暗喩してるのかなと思った。

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    2026年08月16日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    始まり方からこれは学生が読んでいいものなのかとソワソワしながら読み進めたが、実際にはしっかり結末まであって面白かった。

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    2026年08月15日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    読み終えて、まず最初の感想が、「んなアホな」
    最初から最後まで、ずっと70歳近くの老人たちの話だった、とわかると急に成瀬とさくら(節子)のやりとりやラブシーンにゾワゾワします。
    私が一番「騙された!」と思ったのは愛子です。
    愛子が最初から久高隆一郎のことを「おじいさん」と呼んでいたため、てっきり愛子は隆一郎の孫だと思っていました。

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    2026年08月12日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    え?って声でた。その後は一気読み。
    先入観で騙されたのは初めての体験!
    全てを知ったうえでもう一度読みたい。けど、全てを知ったうえで振り返ると、おぉ、、ってなるかな(笑)

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    2026年08月10日