歌野晶午のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オンライン上で5人で推理ゲームをしていく話。
2007年に出たと知って驚き。
今でこそzoomとかオンライン飲みとかあるけど、当時はガラケーが主だった時代だよなと。
コロナ前だし、推理後に感想戦として打ち上げをするのも時代を先取りしてたのかと感じた。
トリックがメインで、動機は皆無なので私の好みと合わないかなと最初は思ったけど、動機はないならないでむしろ潔くてトリックに振り切ってるのが良かった。推理ゲームのための殺人とはっきりしているので、純粋にエンタメとして楽しめた。
怨恨でもシリアルキラーでも、取ってつけたような浅い動機が私は苦手なだけなんだと気づいた。
章ごとに推理のテーマはそれぞれ区切りはあるけど、細かいところでそれぞれ繋がっていたり伏線があったりして面白かった。
ラストはなんとto be continued.
そんなぁ。
早く次が読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作に続いて、今回もトリックが面白かった。殺人ゲームがネットを通じて世間に広まり、それを模倣する者たちが現れるという展開も興味深い。最初の話でそれが示唆されていたのだと読んだ後に気づいた。
一方で、前作の登場人物たちのその後があっさり明かされたのは少し残念だった。続編でどうなるのか期待していたが、結局助からず爆死してしまったという結末は、あまりにもあっけなく感じた。面白いトリックを披露するために、キャラクターが使い捨てにされているようにも思えた。
ただ、考えてみれば、作中の登場人物たちも自分のトリックを見せびらかしたいがために平気で殺人を犯している。そう考えると、作者がトリックを披露するためにキャラクターをあっさり退場させる構造も、作品のテーマには合っているのかもしれない。
最後のシューティングゲームに関する話も気になった。相手を倒すより倒されるほうが喜びが増すという説明には、いまひとつ納得できなかった。本当にそうなのだろうか。ゲームだからこそ一時的に休憩できるということなのかもしれないが、少なくともFPSの対戦や競技では、倒されることがうれしいとは思えない。
トリックは楽しめたものの、キャラクターの扱いやゲームに関する説明には少し引っかかりが残った作品だった。