歌野晶午のレビュー一覧

  • さらわれたい女

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    歌野氏の作品を読むのは「世界の終り、あるいは始まり」に続いて2作目。
    買ったのは講談社文庫だが、現在は角川文庫より発売している。
    「カオス」というタイトルで映画化(主演:中谷美紀)もされている。
    冒頭の「私を誘拐してください」から面白そうだなと思わせてくれるが
    ただの狂言誘拐というのではなく、エンディングまで二転三転してニヤリとさせられる傑作。

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    2010年07月03日
  • ブードゥー・チャイルド

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    これは凄い。前世だ悪魔だなんだと出てくるし、タイトルこれだし、てっきりそういう系の話だとばかり思っていたら。見事に合理的解決。まさかあの「悪魔の紋章」までがちゃんと解明されてしまうだなんて! 本当、「悪魔の紋章」の意味に感動した。
    ま、「堀井キン」の謎解き(?)だけは分かったけどね。某人の某作に似たようなのあったっけな。だからってそれしきのこと、どうってことは全然ないけれど。

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    2009年12月29日
  • 新装版 動く家の殺人

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    またやられたよ。
    衝撃的なプロローグから、
    のめりこむように夢中で読みふけった。
    歌野さんのことだから、絶対にひっくり返されるって
    そんなことは、はなからわかっていたのに。
    それでも私の中の可能性という幅は
    歌野さんのそれとは比べ物にならないほど狭かったようです。
    騙され続けてすべてを読んでしまったことを後悔するのは
    いつも読み終わったそのあとで、
    あぁ、これでまた歌野さんの思うつぼだと思うとともに
    尊敬と降参のためいき。
    家シリーズ、読破!!

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    2009年12月12日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    様々なトリックを畳み掛ける演出はさすが。中盤ちょっと中だるみはあったけど、最後のオチもキレイに決まっていて満足。

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    2011年10月14日
  • 女王様と私

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    ネタバレ

    2009/9/26 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。
    2018/2/4〜2/7

    3年ぶりの歌野作品。いやいや、またまたやられました、歌野流の大仕掛に。この作品はどういう仕掛けかと探りながら読み進めるも、解説で杉江松恋さんも書いているように、目前の展開が気になってどんどん読み進めてしまった。うまい!

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    2018年02月07日
  • 安達ヶ原の鬼密室

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    これ、おもしろいですよ!!過去の事件と直感探偵、その助手と現在の事件(もう終わってるからこれも過去なんですが)、そして思わせぶりな青春アメリカ学生恋愛白書事件。直感て・・・いやすごいですよこの人!!理にかなってる直感ってやつは素敵です

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    2009年10月04日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    こう来るか!というラスト。
    作者はそれが伝えたくて、この本を書いたのかと!
    読み終わってから全てが繋がる、ふしぎな本。
    そして、結局、励まされるんだよなぁ。

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    2026年10月11日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    設定が特殊でだいぶ面白かった。主人公のあれそれはなんとなく早いうちに想像がついたけど別のところは予想外で面白かった。面白かったからこそ続き読むか迷うな。

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    2026年10月10日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ネタバレ

    実際に自分が起こした殺人事件に対してネット上の探偵役達に推理ゲームをさせる話。短篇集仕立てで読みやすくてすらすら読めた。今でこそオンライン通話全盛の時代だけど十数年前?にこの話を書けるのがすごい。本当にこういう遊びをしている人たちがいたんじゃないかと思えてしまうリアルさだった。やってることは道楽殺人なので倫理的には最低なんだけどどこか憎めない登場人物達も良かった!
    最後間延びしたのと完結しなかったのでちょっとがっかりしたけど次回作も読みたい。

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    2026年10月10日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    そう来たか!と思うお話。
    確かに…明言はされてなかったし、偏見や思い込みもあった…。
    さすがに飛躍させすぎではと思いつつ、最後にその根拠となる事項も載せており「まあそういうものなのか」と思ったのでした。
    もう一度わかった状態で読み直したい!

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    2026年10月09日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    正直つまらなくてどうしようと思ったものの有名な作品だったので最後まで耐えようと決意。ラスト2割くらいから急に面白くなり一気読み。
    確かに若者が主人公にしては変な単語が沢山あった。バイト先が「おにぎり屋」とか「パソコン教室」とか。あとさくらの言い回しも確かに他人行儀というか年寄りじみていた。昔「映像化不可!」という煽りを聞きたが確かになと納得でした。

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    2026年10月07日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    読み終わって、とんでもない話だな(笑)とニヤついてしまった。
    途中まで、いろんな話をするのでどうまとまるんだろうと思っていた。こんな大胆で強引?なまとめ方、ありですか。もちろん騙されました。
    最後どんでん返し&叙述トリックでいうと「殺戮にいたる病」を思い出した。(個人的には←の方が驚かせられた)

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    2026年10月06日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    面白かったー!読んだことない新しい感覚だった。
    人には勧められない不謹慎すぎる内容だけど、フィクションだからいっか!

    2回「えっ」ってなって、最後の方はデスゲーム始まるんか?とドキドキしていたけど、そう来たかという感じ。

    最後は頭狂人どうした!?となって、ちょっと盛り下がってしまったかなと感じたので星4。

    でも500ページ超えで結構分厚いのにスラスラ読めたし、めっちゃ面白かった。

    三部作だそうだが、ここからどうなるんだろう?
    頭狂人はまた出てくるのかな?

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    2026年10月04日
  • ●●にいたる病

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    作者が意図的に読者に誤認させて、最後にネタバラシ的なのを叙述トリックというのか。
    例えば子供だと認識させるような文章が、実は夫だったとかを最後にばらす。
    そんな叙述トリックがテーマのアンソロジー。

    初め2編は微妙。背筋はさすがだなと思った。
    西村賢太でもお馴染みの真梨幸子の文初めて読むがなるほど!歌野晶午、知らなかったけど大ベテランなのか!この3編が面白かった。
    これまだまだ読みたい。叙述トリックおもろ!

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    2026年10月02日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    この一冊の満足感がすごい。

    過去と現在の話が交互に登場し、いまいち時代感覚を捉えきれず話が進んでいく。また、話のジャンルもさまざまであり、短編集を読んでいるような感覚なのだが、少しずつ話がつながっていることで、疑問を残したままそれぞれの話が幕を閉じる。最後に全てが回収されるが、全く警戒していなかった形でのどんでん返しがあった。少しは、勘づいてしまいそうなのだが、話の書き方と展開のみで、最終盤まで楽しみを残しながら読み進めることができた。
    ミステリ、アクション、サスペンスでありながら恋愛でもある収まりきらないようなジャンルの押収に加えて、おそらく作者が伝えたいことの着地の裏切られた感覚が本当に面白かった。

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    2026年10月03日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    「最後まで読んでびっくりしたよ!」といった感想が正しい気もするが、そこに関しては「なるほどねぇ」程度の驚き。そもそも「どんでん返しにびっくりする小説!」って勧められてから読んだのが良くなかったかもしれない。
    あとは、仕掛けのためか時々差し込まれる話のせいで、話の筋が見えずらくなった気がする点と、この話必要?みたいな気持ちになってしまった箇所があったのが残念。
    とはいえ、取り扱っている社会問題が重めで、普通に探偵小説として普通に楽しく読めた。あとはタイトルが美しい。

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    2026年09月30日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    どんでん返しとまでは言わないが、最後の最後で「あらっ!そうだったの〜」となる展開があって面白かった。
    ページ数も多く、ストーリーにも読み応えがあった。

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    2026年09月30日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    タイトルに惹かれて。読みやすい文章で、最後の展開に驚かされた。 残り100ページになっても全く終わりが読めず、このままどうやって物語を畳むのか不安になっていたところ、あっという種明かしで全てが繋がったのがとても気持ちよかった。まんまと騙されてしまった。 歳をとっても人生を楽しんでいく気概は大切にしたい。

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    2026年09月27日
  • 死体を買う男

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    ネタバレ

    作中作と現実が重なり合いながら真相へ近づいていく構成が印象的だった。江戸川乱歩を思わせる妖しい雰囲気と、読み手の思い込みを利用する仕掛けには引き込まれる。
    一方で、題名がアナグラムとして機能する点は面白いものの、実際に「死体を買う」行為が物語の核心ではないため、読後にはやや釈然としなさも残った。

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    2026年09月27日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    探偵である成瀬と麻宮さくらの出会いは、彼女の自殺を止めるところから始まった。
    怪しげな詐欺会社、蓬莱倶楽部の陰謀を暴くことは出来るのか?麻宮さくらとの関係はどうなるのか!?

    結局、ジジイとババアの話だったんかーい!!やられたーーー!!
    これの一言に過ぎる。
    登場人物が全員、ジジイとババアだったのだ!
    舎弟のような後輩、美しいお嬢様のマドンナ、気の強い妹、全員高齢者だったのだ!

    だとしても話に辻褄が合うし、むしろそうでないと繋がらない部分もあって、腑に落ちた。

    時代背景の説明など読み飛ばしたところもあるが、そこにヒントが仕込まれてたのかもしれない。名作に不要な部分はないのだなー。

    特にヤクザに潜入捜査するところは面白く読めたし、同じ不正をしていても、正義のためか悪のためか、見え方が違うし、最後の何歳からでもやり直せる話は刺さるものがあったな。

    王道ミステリーではないものの、物語として退屈な部分はほとんどなく、トータルとして面白い作品であった。

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    2026年09月26日