歌野晶午のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
騙された。気持ちいいぐらい見事に騙された。
ここまで「えっ!?」となったのは映画『アフタースクール』を観て以来かも。
「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、
同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。
そんな折、自殺を図ろうと地下鉄の線路に飛び込んだところを
救った麻宮さくらと運命の出会いを果たす。
そんなあらすじをさほど見ずに読み始めたのだが、
先入観というものの恐ろしさと情けなさを思い知った。
ある意味、人を見る目が無いなぁと凹むほどだ。
所々織り込まれる謎の男の描写。そして間に挟まれる成瀬の過去。
本筋と関係なさそうな時間軸を行ったり -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭から、かなり面食らった。
成瀬将虎は、行きずりの女性とラブホテルへ入り、別れ際に二万円を渡す。性的な描写も露骨で、こんなにエグい小説なのかと身構えた。
元探偵の成瀬は、広尾駅で線路へ飛び込んだ麻宮さくらを助け、ほどなく交際を始める。同じ頃、後輩の想い人から、祖父の轢き逃げは悪徳商法・蓬莱倶楽部による保険金殺人ではないかと相談される。
成瀬が十九歳の頃を描くヤクザ探偵編が、最高に面白かった。死体の腹が裂かれ、腸が引きずり出されている。成瀬は覚醒剤を積んで敵対する組へ潜る。探偵事務所、雑居ビル、ヤクザの組、クスリを積んだトラック、連れ込み旅館。まるで昔の任侠映画のような濃さがある。このパ -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公含む5人のネット友達による推理ゲーム。各々が殺人事件を問題として出題し合う集まりだが、問題となる殺人事件は「出題者本人が犯人」であるという風変わりな作品。
犯人も分かっている、動機も「面白そうだから」という至極単純な理由。その為全ての事件がハウダニットの形式を取っていた。
登場人物の名前が風変わりな為、最初は読み進めるのに時間がかかったが、ストーリーが進み核心に近づく内に慣れていき、そこからは面白いようにページを捲る手が止まらなくなっていた。
まさか頭狂人が最後の事件の犯人、そして身内とは想像できなかった。それどころかコロンボが八田家の子供だと推理していた自分が情けない。
最後はど