歌野晶午のレビュー一覧

  • それはそれはよく燃えた

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    たくさんの作家さんの作品が一度に楽しめる1冊
    最初の1行は全員一緒なのに、ゾッとしたり、考えさせられたり、驚いたり、意外な結末だったり…次は何が燃えてしまうんだろうと気になるし、短編集なのでサクサク読めた

    私が好きなのは『黄金の森の神様』『燃えろ恋ごころ』『怪物どもの棲家』『レヴナント』『人形供養』

    『忌物を燃やす』は鳥肌たったなぁ…

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    2026年02月21日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ネット上でしか知らない5人が、それぞれ実際に犯した殺人のトリックや共通点を推理し合うというトンデモ設定だが面白い。終盤の2度の衝撃がさらに惹きつけられて一気に読んだ。

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    2026年02月15日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    サイコパス!みーんなサイコパス!
    狂ってて面白かった
    急に終わったと思ったら続編があった
    分厚いなと思ったけど会話が多くて読みやすく2日くらいで読破できた

    3.7くらい
    四捨五入して4

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    2026年01月04日
  • それはそれはよく燃えた

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    タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。

    ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。

    でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。

    クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい

    私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷。年末年始たっぷり楽しめた

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    2026年01月02日
  • 首切り島の一夜

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    ネタバレ

    妙にリズミカルに、サクサク読める。

    各章で挟まる登場人物の過去話が、事件と全然関係なくて草という感じだが、意外に面白い。
    妙に人間臭く、リアル。
    事件は全然おもんない。というか触れられない。半分ほど読み進めても、分かるのは死体発見場所と簡単な遺体の状況、外部からの侵入者の痕跡なしという点のみ。誰か推理してやれよ…
    しかし登場人物が面白い。
    これは推理小説ではない。
    事件は読者を最後まで引っ張って行くためのスパイス。

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    2025年12月29日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    飛車角落ち読破済み

    前作同様、奇想天外なトリックに度肝を抜かれる
    見事な推理を披露するがまだ先が!

    一般的なミステリーは
    誰が?何故?どうやって?を推理するが、この小説はどうやって?のみに集中して読者と考えられる。

    ぜひおすすめします!

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    2025年11月24日
  • それは令和のことでした、

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    歌野晶午さんによる短編集、令和の時代に蔓延る人々の陰湿さや権利主張、対話や協調よりも相手を如何に打ちのめすかの叩きや拒絶などアフアーコロナで浮き彫りになった人々の温かさの欠如、手を取り合わなくなった個の世界が広がっている。どの短編も現状の問題に対する作者なりのアンサーが描かれており、短編を8つではなく幾つもの長編を読んだような心への訴えが感じられた。

    「彼の名は」では親の主義主張に翻弄された子どもの生きづらさや苦心が描かれて、それは最後の一行でより明らかになった。

    「有情無情」では事実の切り取りにより権利や迫害を主張し相手を捩じ伏せようとする最近のネット社会にある人の惨さが、地域社会という閉じた場でどのように人を苦しめるかを痛々しく描いている。

    「わたしが告発する!」では引きこもりの姉をもつ家族の苦しみ、それによる生きづらさや引きこもりの姉に隠された真実が生々しく描かれている。

    「君は認知障害で」ではゲーム中毒で大学に行けなくなった青年のリアルの世界での、リアルだからこその仮想にはない肉感の伴った羨望や欲望、衝動性などが描かれていた。

    「死にゆく母にできること」では、母に支配され母の言いなりに育った娘が家庭に対してどのような再生産をしているか、死が近づく母とどのように最期を分かち合うか、心の叫びが行動に現れていた。

    「無実が二人を分かつまで」では炊き出しに並ぶ人に興味を持った男が自分もまた興味から仕事を辞め、炊き出しに並んだり、日雇いの仕事をし始めたりする。そこで出会った人の真実は今の世相を反映しているような解決編ならそこにはあった。

    「彼女の煙が晴れるとき」は再婚により血の繋がりのない家族ができた主人公が、コロナ後の後遺症に苦しむ家族との日々の関わり、そこのストレスから依存してしまう煙草どの関わりが描かれている。これもまた読み終えたときに現代社会への見方が大きく変わり、題名の意味合いがより心に響く。

    ラストに一つ短い作品があり、それはヤングジャンプ系に掲載されたとのことだった。
    作品全体を通して令和を生きていく我々世代の葛藤や悩み、課題などを丁寧に表現されていておすすめできる。一日に一短編を読むとかでも良いと思う。

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    2025年10月22日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    タイトルの通りオチが全てバッドエンド。
    先入観で読んでいると最後の数ページで驚かされる。
    読み始めるとどんどん先が気になって直ぐ読めてしまった。

    私の中では「おねえちゃん」が1番怖かった。全ての物語に言えることかもしれないが、人の捉え方次第で善意や悪意のないことでも真逆になったりするんだと人との関わり方は難しいなと感じた一冊だった。

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    2025年09月25日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    おもしれーー!!!!!えーー!!おもしろい!!!目キラキラさせて「楽しい」に没頭する子供の気持ち。
    物凄くアトラクション感のある作品だった。スピード感、スリリングな展開、帰りたくないと思わせる吸引力。
    共感できる人物はいないのに、何故か嫌いになれない登場人物。
    1作目に始まって、今作ときて最終どうなるか想像もつかない。

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    2025年09月17日
  • ずっとあなたが好きでした

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    ネタバレ

     甘酸っぱいものやしんどいものまで様々な恋愛を絡めたミステリーが13編収録された短編集で、どれも一筋縄では行かず「そう来たか!」と思わせる話ばかりで意表を突かれ、作中の仕掛けにも大いに驚かされた。

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    2025年09月09日
  • ずっとあなたが好きでした

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    ネタバレ

    2025.08.21 (木)

    ポイントカードみたいな本だった
    時には、自分にハマらない話もあったけど、コツコツ読み進めてその度にシールを集めて貯めて、最後にカード1枚全部埋まったような
    最初から順を追って最後まで読んだ人にしか味わえないご馳走……

    これが走馬灯……??女 !の最後から、落とした木の実をポツポツ拾っていくような感覚で読んでたたのしい〜〜〜〜歌野晶午だいすき〜〜〜

    記憶消してもっかい読みたいな〜〜〜解説にも載ってた雑誌掲載時の順番で初見で読みたい〜〜

    この本は大和であり、五十嵐であり、弓木であり、板橋継世であり、永嶌であり、DJマイケルであり、大輔であり、馬渡であり、ロレッタであり、十條であり、世之介であった……彼ら全て1人の人生恋物語だった…もうおもしろすぎ……!!!
    このおっさん、今がいちばんの恋愛適齢期とばかりに還暦過ぎても全然懲りてない……!はああああたーのしかった…!


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    2025年08月21日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    すっごく面白かった。
    ぐいぐい話に引き込まれて、早くラストが知りたくてたまらなかった。
    己代子と蒼空の掛け合いが笑える始まりから、1人の女の子と知り合い、話はどんどんシリアスに…それでも己代子と蒼空のやりとりは最後まで楽しかったけど。
    そして驚きのラスト。どうかねたばれなしで読んでほしい。

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    2025年08月11日
  • それは令和のことでした、

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    様々な家族の話。
    すごく胸抉られる話も、自分と重ねてしまう話もあった。
    「君は認知障害で」は、事態の深刻さを微塵もわかっていない本当にアホとしか言いようがない大学生と独自のやり方で息子を守る父親の話。父親の愛に感動してしまった。

    歌野さんの話は、葉桜の季節に…以来の2冊目。
    読みやすい!そして読みやすいだけじゃない!ファンになりました。

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    2025年08月02日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    ネタバレ

    面白かった。
    ハッピーエンドじゃないお話の短編集。
    ハッピーエンドじゃないとわかってて読むから、それ
    以上それ以外のものを期待してしまうけど、裏切られ
    ない。

    『おねえちゃん』
    年齢を考えると、勘違いも許せてしまうんだけど、あれ
    はないわ。怖い。

    『サクラチル』
    最後まで読んだ後すぐに最初から読み返してしまった。

    『天国の兄に一筆啓上』
    手紙。亡くなった兄への心温まる手紙と思いきや…

    『消された15番』
    この母親の悔しい気持ちはよくわかる。何でもないよう
    に見える日常の一コマが誰かの大切な一瞬を奪っている
    こともあるんでしょうね。皮肉な結末です。

    『死面』
    まあ、そうなるよね。

    『防疫』
    幼少期には酷く同情したけど、その結果がこの子の人格
    なのかもしれない。理由が「防疫」ってのがね…怖い。

    『玉川上死』
    親のジレンマ。

    『殺人休暇』
    最後の一行に「そう来たか」と思ったけど、この話、少
    し切なく感じた。もっと早くからしっかり話していたら、
    ストーカー的行動もなく、もしかしたら良い友人になれ
    たかもしれないと思った。生きていて欲しい。

    『永遠の契り』
    めちゃくちゃ短いけど、インパクトは大きい。
    ミツルの願いが叶って(?)、苦く笑ってしまった。

    『In the lap of the mother』
    お前もだよ、とひとこと言いたくなるお話。

    『尊厳、死』
    最後に、そうだったのね…と思ったお話。
    フジエダと中学生に違いはあれど、どちらも「価値観の
    違う人間」に対する態度というのは興味深かった。

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    2025年07月21日
  • 春から夏、やがて冬

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    完読直後は予想外にアッサリ終わった様に感じた。
    暫くして思い返すと背中がゾクッとした。
    やはりこの作者はただ者ではない!

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    2025年06月25日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

    購入済み

    葉桜の季節に君を想うということ

    オチですっかり騙されていたことに気付かされました。内容としても恋愛だったりなどがとても面白かったです。

    #感動する

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    2025年05月11日
  • 絶望ノート

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    息子の机の引き出しで見つけた絶望ノートに書かれたいじめの記録。
    絶望ノートに書かれた内容に全員が振り回されてひとつのストーリーを作っているのが見事。
    いじめをでっち上げ罪のない友人を殺させた結果、その友人の庇護を失いいじめに合い殺されるという、他人を操れる等と思い上がった主人公に相応しい結末だったのかな。

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    2025年04月20日
  • 家守

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    短編なのに、どれもここまで展開できるのかという秀逸な作品ばかり
    どの作品も短編とは思えない濃い〜内容でめちゃくちゃ楽しめました
    歌野晶午さん何者すごい

    どうせまたしばらく経ったら再読しそう

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    2025年02月21日
  • ハッピーエンドにさよならを

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    ネタバレ

    ホームレスは男だという先入観が強すぎる
    脳をそろそろアップデートしないと

    行為に夢中で焼け死んだカップル
    哀れすぎるけど幸せの中逝ったのか

    ほどよくよくない後味
    節が効いていた

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    2025年02月16日
  • 家守

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    面白かった。いずれも家に関するミステリー短編。どれも後味が妙に悪く、良いことになるとは到底思えない(ミステリーって大体そうだと思うけど)
    どれもその後の展開が気になるような終わりになっていて、それぞれどんな生活を送ることになるのか、すこし妄想が捗るなと思った。

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    2025年02月04日