宮木あや子のレビュー一覧

  • 雨の塔

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    ずっと静かで切なかった。
    「痛い魔法」とか「架空の激痛にのたうちまわりそうになる」とか、出てくる文章表現にハッとさせられた。

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    2022年04月12日
  • 花宵道中 1

    無料版購入済み

    前後するので

    連作オムニバスだけど時代が前後するのでちょっとわかりにくいかも。
    あと描き分けもあんまりできてないので…
    花魁ものとしてはよくある話。

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    2022年04月01日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    略奪愛をテーマにした小説集。
    女性作家たちの描く偏愛にドキドキする。

    どうしてこんなにも、欲しいのだろう。
    そして、どうしてこんなにも、求められたいのだろう。

    「それからのこと」花房観音
    なんだかリアルでよかった。設定はリアルじゃなかったけど。奪われたい、求められたい。

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    2022年03月22日
  • 雨の塔

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    ネタバレ

    自由なようでありながら外界から完全に隔絶された舞台設定のせいか終始物語に息苦しさのようなものを感じながら読んだ。又、私の読解力の無さもあるだろうが、4人がなんとなく似たような闇(親との関係など)を抱えているせいか各々のイメージが掴みにくく、読んでいて今誰の視点で話が進んでいるのかわからなくなる場面が多々あった。架空の世界より現実世界の中でこの4人の感情を描いた方がより読者の心に届いたような気がする。

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    2021年12月11日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    田中栄一の作品「メアリー・スーを殺して」。

    所謂オタク女子という人物が小説を書いていて、ある人の言葉を切欠に現実と関わる。
    関わる先は大きくなっていく一方、メアリー・スーは?
    そう、メアリー・スー=中二病となっているが自らが生み出したキャラだ。
    作中のメインヒロインを理想の女性として置き、それに自分を投影していく。
    彼女の作品の中に必ず出てくる彼女の理想が、メアリー・スー。
    没頭していた時代に同じくそれらに没頭していた友人が、少し離れた時間に現れて「あなたの作品が読みたい」と。
    久々に訪れた母校、そこで転寝をした彼女の前に現れたメアリー・スー。

    キーボードを動かし始める動作で物語は終わる。


    田中栄一氏の作品でこれだけ短編は初めて読んだ。
    うん・・・
    やっぱこの人の作品好きだわ。

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    2021年09月11日
  • 泥ぞつもりて

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    ネタバレ

    まんま伊勢物語……。
    伊勢物語好きな人は必読!やな。

    けど、宮木あや子にしてはあんまサクサク読めず。
    私が平安時代とか、あまり興味ないからかも。

    そんな古典好きでもないけど、伊勢物語の第四段と第六段は高校の古典でやったので、覚えてる。
    六段なんて、ほんとそのままだわ。

    結局、主人公は藤原高子なのかな?
    後年、不義密通で皇太后の座を廃されてるとは知らなかった。

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    2021年09月05日
  • ヴィオレッタの尖骨

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    表紙がめちゃくちゃ綺麗です。
    内容は一言で言うと百合と言うか少女同士の愛って感じです。
    ただ結末がハッキリと書かれてなく、文章が少し難しくて文学的でした。つまらなくはないですが個人的にはもう読まないかなと言う感じです

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    2021年08月30日
  • セレモニー黒真珠

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    お仕事小説のつながりで読みました。宮木あや子さんのこれまでの作品とはまた違って新鮮な感じがしました。テンポよくて、読みやすいです。葬儀屋の話。イラストがまた素敵。

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    2021年07月20日
  • セレモニー黒真珠

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    セレモニー黒真珠で働く人たちのお話。 タイトルと装丁から、コミカルな雰囲気かと思ったら、とてもガチでシリアス。 こんな風に思うのは何回目だろう。あまり先入観を持つのはやめよう(笑) 嫌な人がいっぱい出てくる中、最後のお話は爽やかで切なくてよかった。 最近この方のイラストをよく見るなぁ。すごく好きな絵だけど。

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    2021年06月14日
  • セレモニー黒真珠

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    連作短編6作。
    ストーリー的にベタベタしそうなところを、切れ味良いナイフでシュッシュッと捌いて、ただ爽快。
    見える話をもう少し読んでみたいな。

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    2021年04月23日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    ネタバレ

    脇をかためる登場人物がそれぞれ一人称で語る短編集。
    校閲の文章といい、作者の文体練習として書かれているような気もする

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    2021年03月03日
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない

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    女性が主人公の短編集。女性たちにびっくり。

    私の生活じゃ絶対あり得ないような女性たちの行動や立場にドキドキ。不倫とかヤクザとの恋とか、次の展開が気になってどんどん読めた。ほっこりとは真逆のおもしろさ。でもちょっと刺激的過ぎたかなぁ(笑)。

    表紙はヒグチユウコさんの、たしかオフィーリアという作品。オフィーリアは恋人ハムレットと結ばれることなく川で溺れ死ぬ役。短編集の中にもオフィーリアと重なる境遇の主人公がいて、そのときは、おぉ!と思った。オフィーリアが主人公なのもありだなぁ。

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    2021年01月04日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    ちょっとスピンオフみたいな感じで今までの登場人物がそれぞれ主役の短編集。みんないい人だし、できる。。解説が唯川恵さんなのが嬉しい。

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    2020年10月23日
  • 雨の塔

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    んー?
    鳩山郁子さんつながりで辿り着いたんだけど、んー?
    耽美・・・だけどなんか物足りない。
    設定はステキなんだけど、大学生にもなったら自分で何とかして欲しいって思ってしまう。

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    2020年10月19日
  • セレモニー黒真珠

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    普通に面白くて一気読み。
    女子向けのお仕事小説だけど、葬儀屋が舞台なのが異色でよい。

    宮木あや子ファンとしては『花魁道中』のような衝撃を期待してしまうのだが、やはり及ばず…。
    さらりと読み終えてしまった。

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    2020年10月19日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    中田永一(乙一)の作品が収録されていること、そして本にまつわる話のアンソロジーということで購入。
    しかし、朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」と沢木まひろ「時田風音の受難」以外はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものだった。
    『ダ・ヴィンチ』に掲載される作品は結構クセがあるので苦手だ。
    案の定、この短編集も特徴的というか・・・。


    中田永一「メアリー・スーを殺して」
    おもしろかった。しかし、終盤にかけておもしろさが加速していくような他の乙一の作品と比べると、ややしりすぼみしている。
    あと、主人公の内面の話だと思ってたら外に向き始めたことにもやや違和感があった。
    「メアリー・スー」という理想像は、完全になくしてもいけないのだろうな。

    宮下奈都「旅立ちの日に」
    手紙に書かれた物語と、父からの本当のメッセージの間に飛躍を感じる。

    原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」
    実話が元になっているようだが、小説としての見せ方が中途半端だ。
    ノンフィクションとして書くか、もっと飾り付けるかすればいい。

    小手鞠るい「ページの角の折れた本」
    どうして「あなた」という語りかけ口調なのか。
    ストーリーもなんだかよくわからなかったが、読み返す気にもならない。
    主人公みたいな女の人がとにかく苦手。

    朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」
    夫が情けないのは確かだとは思うが、主人公がすべて正しいような描き方が気に食わない。
    ラストの主人公にキレ方はスカッとしてよかった。

    沢木まひろ「時田風音の受難」
    おもしろい。
    官能小説は読んだことがないが、こういう感じの文章なのだろうか。
    主人公が女性編集者の百山に翻弄されるのと同じように、私も翻弄されていた。
    なおかつ、そうやって振り回されるのが心地良いのもよくわかる。

    小路幸也「ラバーズブック」
    素敵な話だと思う。
    しかし、アメリカっぽさを出しすぎで、押し付けがましい感じがする。

    宮木あや子「校閲ガール」
    校閲ってそんなところまで見てるのか、と勉強になった。
    ただ、やはり苦手な女の人が出てくる。


    全体的に、小説を読むというより、世間話を聞かされるような作品が多い。
    なので、あまり心に残らない。

    強い女の人ばかり出てくるのもひとつの特徴だと思う。
    『ダ・ヴィンチ』が女性向けだからだろう。
    掲載される作品は芸術ではなく商品であり、読んだ女性が快感を得られるようになっている。
    芸能界や海外といったキラキラ感も重要視している。
    そういう作品をうまく集めてくるのは、編集部が優秀でコンセプトが定まっているからだと思う。
    ただ、やはり男性にはうけないだろう。
    私が嫌悪感を抱いてしまうのも、器か小さいということ以上に、仕方ない面が大きいと思う。

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    2020年10月07日
  • 春狂い

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    "人は痛いことや傷ついたことがなくても、相手のことは憶えていられる。少しでも、短いあいだでも、その人を大切に思っていたら忘れられないもんなんだよ"

    "世界がひっくり返っても、人はそれに気付かない。そしてそれは簡単に起こり得る。"

    美しいことがこんなにも人の人生を狂わせることがあるのか、ただただ重い、誰も救われない話。

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    2020年10月02日
  • 官能と少女

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    ネタバレ

    こわいこわいこわいこわいこわ……。
    登場人物が全員狂っているか壊れているか変態かだった。
    耽美小説として良いのかな……と感じるような、狂った美しい世界ではあったけれど、とにかくこわい。

    「コンクパール」
    モノしか愛せない女と女の話。
    宮木あや子の世界によく出てくる謎の金持ち一族“黒川家”登場。
    その元を辿ると『太陽の庭』に行きつくのだが詳細を忘れた。

    「春眠」
    途中までは、女教師と男子高校生の禁断の恋……的なムードだったのが、一気に変態教師の恐怖の物語に。
    中村は、主人公の高校時代の隠し撮りをどうやって撮ったのだろう。
    彼女は女子校で、中村の教え子ではないようだったし。

    「光あふれる」
    こわいこわいこわいこわい……。
    児童虐待を受け続けた結果、狂ってしまった少女の話。
    初潮も迎えてないのに体を売って、想像妊娠とかこわすぎる。

    「ピンクのうさぎ」
    なんかおかしい……ヤバい、ヤバい、ヤバい。。。
    ターナー症候群と性同一性障害?の恋人同士。
    この恋人、一体どういう人なんだろうか……。

    「雪の水面」
    こわいこわいこわい……キモいキモいキモい……。
    この“叔父様”は一体何者なんでしょうねえ。
    主人公が見せられているリストは、性犯罪者のリストなのか、テロリストのリストなのか。
    あと、叔父様の家に来た男たちは誰なのか?警察?

    「モンタージュ」
    「春眠」で描かれた世界の裏側&その後。
    性被害で受けた心の傷を隠すために、相手を愛していたと記憶を改竄する……ありそうな話だ。

    とにかく全編通して恐いしキモいし、ほぼ救いがないし、宮木あや子らしい狂った世界観で嫌いじゃないけど、もう一度読み返したい本ではない……。
    あと、どの話も全てが明らかにならないので、真相が気になる。

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    2020年09月22日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    ネタバレ

    今回は悦子の周辺の人々がメインです。
    森尾さんの話が好きです。キラキラしていた時代を直視できなくなって、今も輝く人を妬ましく思ってしまったりして。そんな気持ちがよく分かります。でも、きちんと見ていてくれる人がいる。器用に立ち回ることから、自分の意志を表現し出した森尾さんが素敵です。

    貝塚さんは悦子に気持ちが向くの!?気になります!

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    2020年09月19日
  • 帝国の女

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    テレビ業界で働く5人の視点で描かれた短編連作。校閲ガールシリーズよりはこちらの方が好み。多少、設定が誇張された箇所もあるが、そんなところを吹き飛ばす熱量がある作品。正しいだけでは生きていけないが、一本筋が通った姿勢・言動・行動は共感を持たれるだろう。そこにグルーピングされる(飛び込む)のは気持ちがいいものだ...。ただ、リセットボタンを押したい時ってあるよね...。同じような境遇に置かれた人は救われるかも。

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    2020年09月15日