宮木あや子のレビュー一覧

  • ガラシャ

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    ガラシャについてはもちろんのこと、幽斎についての従来のイメージが変わった。また、ガラシャが幽閉されていた所が、どのようなところか(どのように自然に囲まれていたのか)見てみたい気がする。

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    2013年10月07日
  • 野良女

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    ネタバレ

    電車とか飲食店とかで、隣り合った人の会話がなにげに聞こえてくるときがあります。とくに興味がなくとも、しばらくは聞いていて気にしているのですが、やがて関心をうしなって、ただの音として頭が認識してくる、ということは、わりあいだれでもある経験ではないかと思います。
    この物語も、そんな感じで・・・
    あけすけというよりもロコツにシモな話は、ドギツいので引きつつも最初は面白く読んでいけるのですが、正直こういうベクトルの人生ではないので、どうもよくわからない感覚だなーと興味が薄まっていくという感で・・・
    シモな話だけではなく、彼女たちの葛藤や悩みも描かれていて、ソレだけではない話であるのは確かなのですが、そ

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    2013年10月05日
  • ガラシャ

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    忠興のワガママ子供っぷりがすさまじい…

    人の心が壊れていく様子は、悲しくて苦しい。
    でも、最後は一応みんな救われるのかな。

    光秀の描き方は、私の好みでした。

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    2013年10月04日
  • 太陽の庭

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    ネタバレ

    同じ作者の「野良女」がはっちゃけてて面白かったので購入。

    一般般庶民にはその存在を秘匿されているが、政財界からは神と崇められる「永代院」一族の滅びが幻想的に描かれている。
    登場人物の名前や設定から想像するに、古事記や源氏物語など、古今のいろいろなお話がモチーフになっていそう。
    ストーリーは永代院の人間の視点で描かれる数章と、彼ら一族が何者なのか探る週刊誌記者目線の章とに大きく分かれている。
    前者の世界観は美しく残酷なおとぎ話チックだが、後者の世界は一転して世相を反映したサスペンスタッチ。あまりにも世界観が違うことに少し違和感を覚えてしまった。

    難しいテーマなだけに、料理の仕方次第ではもうち

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    2013年03月23日
  • 野良女

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    ネタバレ

    「野良女」というタイトルもインパクトがありますが、中身も相当なもの。同性だけに見せる女の素顔が満載!下ネタも大量に飛び交うので女性に夢見ている男性が読んだら幻滅してしまいそう(笑)
    私はゲラゲラ笑いながら(時にはホロリと胸を切なくさせながら)読みました。
    恋や仕事に悩むアラサー女子5人。恋人いない歴が2年で自分の股に苔が生えつつあるのを悩む鑓水、オジン社長を彼氏に持つ「オジョー」の朝日、遠距離恋愛に翻弄される壷井、DV男にハマってぬけだせない桶川、独身者を演じる既婚者と不倫をしている横山。それぞれ恋や仕事で悩み苦しみ生きて行く。自分がアラサ―になった時どのように感じるかはまたその時にならないと

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    2013年01月18日
  • 野良女

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    「負け犬」、「おひとりさま」、「肉食系」、「やらかし女子」などなど。
    さまざまにカテゴライズ及びレッテル貼りされてきた我々女も、とうとう『野良』呼ばわりされてしもうた。

    『野良』である。『のら』。
    もともとの意味は
    “「ら」は接尾語。「良」は当て字》 1 野。野原”
    だそうであるがおそらく、このタイトルには
    『野良犬』の
    “飼い主のいない犬。宿なし犬。やけん。のいぬ。 [補説]「野良犬」は飼い主がなく、人家の周りをうろついて残飯などを食って生きる犬”
    から付けられたのであろう。

    で、本書の女たちの“野良っぷり”はどんなんかと端的に申せば
    「セックスのことしか考えてない」
    である。
    巷でいわ

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    2012年12月24日
  • 白蝶花

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    期待外れ。
    読んでいるうちに話がつながってる...とわかるけど、別に巧い演出とは思わない。それぞれの話のキャラクターの印象が薄いので名前が覚えられない。話がつながることによる必然性も特に感じられない。別にあのキャラクターがこの役目をしなくても...というのがほとんど。わき役に回ったキャラクターの過去を読者が知っていることによるメリットがない。
    「実は連作」風味にするよりも、もっと個々の物語を深めたほうが持ち味(と思われる)濃密な雰囲気の文章ともマッチしていたと思う。

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    2012年07月28日
  • 花宵道中 1

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    髪結いの弥吉の話が一番ラストとしては幸せかな。遊女に限らずこの時代思い通りの恋なんて出来ないわけだから悲恋が多いこの作品でも不幸ばかりでもないなと思う。絵の構図は大胆でコマ割りも大きく一枚絵でバンと見せられ耽美だ。

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    2012年01月03日
  • 花宵道中 1

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    小説ベースなので物語構成はすごくいい。
    絵も、綺麗(ちょっと人物がごっちゃになるときも・・・)
    ただ絵がさくらんの2番煎じ感はいなめません;

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    2012年05月06日
  • 白蝶花

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    大正から戦後が舞台の短編集。読んでいるうちにそれぞれの登場人物たちが絶妙にリンクしていて、物語が繋がっているのが段々はっきりしていくのが面白かった。

    女性の自由が限られている時代だからこその、ひたむきで壮絶な想い。「花宵道中」でも感じたけど、この作者はそういうのを描くのがとても巧い。

    そしてエロい。

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    2011年08月08日
  • 花宵道中 4

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    報われることのない恋の有り様に、もう恋をしないと決めた八津に髪結いの男との触れ合いが・・・臆病にもなる恋の行方は。

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    2011年06月05日
  • 花宵道中

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    ネタバレ

    自分が切ないブームだったので読んだ。私が好きなイラストレーターさんの絵だったので買いました。
    「青花牡丹」と「十六夜時雨」が好き。短編だけど全部繋がってるから、同じエピソードの裏側が分かる。もう一度最初の「花宵道中」を読むと、最初に読んだ時とは違って色んな繋がりとか背景が見えた。切ないけれども、切ないなんて言葉で済まないぐらい残酷で現実的で人間臭い話なんだろうと思った。関西弁とか病気の描写とか冬の様子が、なぜか身に沁みてますます悲しい。
    余韻が残りそうなストーリーだと思ったけど、意外に結末も読後感もあっさりとしていたのでちょっと残念。でも本当は3.5点ぐらいにしたかった。(20101215)

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    2025年06月06日
  • 白蝶花

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    大正から平成までの女たちの恋を描いた連作。

    どこまでも女たちが強い。
    恋の話で、男たちが登場するのはもちろんなのだけれど、女同士の連帯が物語の軸になっている。
    閉鎖的な話だからこその濃密な関係性が楽しめた。

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    2019年01月16日
  • 花宵道中 1

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     原作は読んでいない。
     設定はともかく、時系列が難しく、ある程度巻数が進んでから一気に読むほうがいいかもしれない。
     エンタティメントとして読むのにも少し重たい気がします。
     遊女という仕事への興味だけで読むには、なかなかグロイ部分が有るので子ども(!!)にはお勧めしない。

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    2010年11月03日
  • 花宵道中 2

    無料版購入済み

    首が

    首がろくろっ首みたいに長いのが気になります。
    あと茜が朝霧に似てるとも思えないんだよなー。
    霧里と半次郎の姉弟のエピソードの方は面白そう。

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    2022年04月01日