宮木あや子のレビュー一覧

  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    ちょっとスピンオフみたいな感じで今までの登場人物がそれぞれ主役の短編集。みんないい人だし、できる。。解説が唯川恵さんなのが嬉しい。

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    2020年10月23日
  • 雨の塔

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    んー?
    鳩山郁子さんつながりで辿り着いたんだけど、んー?
    耽美・・・だけどなんか物足りない。
    設定はステキなんだけど、大学生にもなったら自分で何とかして欲しいって思ってしまう。

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    2020年10月19日
  • セレモニー黒真珠

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    普通に面白くて一気読み。
    女子向けのお仕事小説だけど、葬儀屋が舞台なのが異色でよい。

    宮木あや子ファンとしては『花魁道中』のような衝撃を期待してしまうのだが、やはり及ばず…。
    さらりと読み終えてしまった。

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    2020年10月19日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    中田永一(乙一)の作品が収録されていること、そして本にまつわる話のアンソロジーということで購入。
    しかし、朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」と沢木まひろ「時田風音の受難」以外はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものだった。
    『ダ・ヴィンチ』に掲載される作品は結構クセがあるので苦手だ。
    案の定、この短編集も特徴的というか・・・。


    中田永一「メアリー・スーを殺して」
    おもしろかった。しかし、終盤にかけておもしろさが加速していくような他の乙一の作品と比べると、ややしりすぼみしている。
    あと、主人公の内面の話だと思ってたら外に向き始めたことにもやや違和感があった。
    「メアリー・スー」と

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    2020年10月07日
  • 春狂い

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    "人は痛いことや傷ついたことがなくても、相手のことは憶えていられる。少しでも、短いあいだでも、その人を大切に思っていたら忘れられないもんなんだよ"

    "世界がひっくり返っても、人はそれに気付かない。そしてそれは簡単に起こり得る。"

    美しいことがこんなにも人の人生を狂わせることがあるのか、ただただ重い、誰も救われない話。

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    2020年10月02日
  • 官能と少女

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    ネタバレ

    こわいこわいこわいこわいこわ……。
    登場人物が全員狂っているか壊れているか変態かだった。
    耽美小説として良いのかな……と感じるような、狂った美しい世界ではあったけれど、とにかくこわい。

    「コンクパール」
    モノしか愛せない女と女の話。
    宮木あや子の世界によく出てくる謎の金持ち一族“黒川家”登場。
    その元を辿ると『太陽の庭』に行きつくのだが詳細を忘れた。

    「春眠」
    途中までは、女教師と男子高校生の禁断の恋……的なムードだったのが、一気に変態教師の恐怖の物語に。
    中村は、主人公の高校時代の隠し撮りをどうやって撮ったのだろう。
    彼女は女子校で、中村の教え子ではないようだったし。

    「光あふれる」

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    2020年09月22日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    ネタバレ

    今回は悦子の周辺の人々がメインです。
    森尾さんの話が好きです。キラキラしていた時代を直視できなくなって、今も輝く人を妬ましく思ってしまったりして。そんな気持ちがよく分かります。でも、きちんと見ていてくれる人がいる。器用に立ち回ることから、自分の意志を表現し出した森尾さんが素敵です。

    貝塚さんは悦子に気持ちが向くの!?気になります!

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    2020年09月19日
  • 帝国の女

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    テレビ業界で働く5人の視点で描かれた短編連作。校閲ガールシリーズよりはこちらの方が好み。多少、設定が誇張された箇所もあるが、そんなところを吹き飛ばす熱量がある作品。正しいだけでは生きていけないが、一本筋が通った姿勢・言動・行動は共感を持たれるだろう。そこにグルーピングされる(飛び込む)のは気持ちがいいものだ...。ただ、リセットボタンを押したい時ってあるよね...。同じような境遇に置かれた人は救われるかも。

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    2020年09月15日
  • 野良女

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    5人の女性の話。

    ものすごくリアルです。
    こんな女性いない! というようなものではなく
    探したらいそう…という感じで。
    夢追い人になってしまった彼氏だったり
    既婚者だと知っていて知らないふりをしてみたり
    彼氏が欲しいと思ってみたり…。
    会話内容が、ものすごくあけっぴろげでしたがw

    最後には、何となくまとまってみたりしてましたが
    この人達ならこんな感じか、というまとまりで
    小説だから!? という現実に戻されるものでは
    なかったです。
    しかし…萌えるキャラって、どんな人になれば??w

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    2020年07月03日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」、沢木まひろ「時田風音の受難」、宮木あや子「校閲ガール」が好き。「初めて本を~」は一番身近な感じがした。「校閲ガール」は単行本の第一話なのかな。キャラのポテンシャルが収まりきっていない印象(良い意味で)。

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    2020年06月01日
  • 校閲ガール トルネード

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    前作で周囲のキャラ立ちをしっかりさせてからの本作は、より楽しませてもらった。校閲部から編集部に異動した関係で、校閲ノウハウは薄め。終わり方は...まあそうなるでしょうね。日本人的な仕事の捉え方により、多くの方から共感は得られるでしょう。

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    2020年05月04日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    オシャカワこと前作主人公の悦子は脇役となり、他の登場人物の視点から語られる短編連作集(スピンオフ作品)。個人的には男性陣(?の人もいるが)の話がお気に入り。実はある使命感を持って仕事している貝塚に感情移入。ちょっと毛色は違うかもしれないが、今は認知されていないが、世の中のために新しいことに取り組んでいる会社や団体に投資する感覚に近い。自作も楽しみ。

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    2020年05月03日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    一作目から随分時間が経ってからよんだので、脇キャラたちをあまり覚えていなかったのだけど、面白かった。部長の話が一番インパクトあったけど、黒真珠の木崎がでてきて驚いた。短いこの感想にもいっぱい赤が入りそうだな、と思った。

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    2020年04月24日
  • 白蝶花

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    戦前、戦後を生きた女性たちを描いた4編からなる連作短編集。

    現在シリーズ物を読んでいるので、少し趣向を変えてと思い手に取った1冊。

    各話の登場人物がそれぞれの話で繋がっており、
    息抜きのつもりがほぼ一気読み。
    少女漫画チックで少し物足りなさは感じたが
    これはこれで面白かった。

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    2020年03月07日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    短編で、5人の作家。
    彩瀬まるさんの、かわいいごっこの、話が、好きでした。
    文鳥が、出てくるお話。小さい頃、祖母が、飼っていて、手のひらにのせて、ふわふわの、毛の感触が、懐かしかったなあ。

    本は、色んな事を、思い出させてくれますね^_^

    それと、表紙が、とても、気に入っています!

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    2020年01月15日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    アンソロジー、まとまった時間が取れない時や、気分が浮き沈みしている時に手に取る事が多いな。新しい出会いもあったりして嬉しくなる。

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    2019年11月24日
  • あまいゆびさき

    購入済み

    独特の世界

    同じ著者の「校閲ガール」とはまるっきり作風が違う。この著者の作品一覧をみるとこちらの作風の方が多い。
    繊細で微妙な語り口はそれなりに良いが、私の好みには合わなかった。

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    2019年11月23日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    ネタバレ

    窪美澄「朧月夜のスーヴェニア」

    戦地に赴いた許嫁を待つ真智子の許されない恋。
    お婆さんになった主人公の回想という形。

    宮木あや子「蛇瓜とルチル」

    芸能向けの衣装屋に勤める女性とアイドルの話。
    この主人公、ショタなのかな。
    完全にヤバい人だと思う。

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    2019年09月28日
  • 泥ぞつもりて

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    高子さんが主役
    というか、時代を前後しながら物語を数人の女性たちが紡ぎだす
    歴史小説というよりも時代を平安に置いたロマンスです

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    2019年07月04日
  • ヴィオレッタの尖骨

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    ネタバレ

    いつまで続くのかもわからない出口のない環境での少女たちのもがき。

    才能を大人によって世間から隠されている少女2人が出会った美しい少年への罪。
    運命からは逃れることのできない事情をもった少女2人。
    売春婦として育てられ、自由を手に入れた双子がそれぞれ選択した道。

    女子校であったあの頃のこと。
    演劇部だった夕子の憂鬱、数年後に夕子が慕っていた先輩の死をきっかけに思い出されるあの時の記憶。

    なんてエロいの!
    永遠を求めていながら過ぎていく日々を待ち焦がれている少女たち。
    桜庭一樹思い出した。

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    2019年06月07日