【感想・ネタバレ】帝国の女のレビュー

あらすじ

「帝国テレビジョン」で働く女たちの日々は、世間の認識とは裏腹に、華やかさから程遠い。倒れるまで奮闘する宣伝部・松国、仕事以外はまるでダメなプロデューサー・脇坂、倦怠に沈む脚本家・大島、刺青持ちのマネージャー・片倉、憧れの人と出会う日を夢見るテレビ誌記者・山浦。ままならないことばかり。それでも私たちはこの仕事が好きだ。5人の切実さが胸に迫る連作短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

相変わらず宮木さんの筆致が冴えわたりまくっていて、読み進めるのが恐くて辛いけど、でも微かに(現実的な)救いのある物語。
アラサー女の苦悩を描かせたら右に出る者はいないんじゃないかと思うけど、今作ではアラフォーも描いてきたよ。

光文社のB面は全部エグくてエロいけど、『野良女』から読み返してみようかな
読み返すの勇気いるけど。

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2018年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宮木あや子さんのお仕事小説は、テレビ業界でもヒリヒリと冴え渡っていました。
バリバリとお仕事して悩む、シスターフッド。面白かったです。

各々の事情で崩れる事があっても、仕事だ!働く!!と立ってる彼女たちの格好良さ。言わないでおく、が出来るようになるのはそれまで公私ともにいろいろ経験されてきたからだろうな、としみじみしてしまいます。
体力で無理ができなくなってる年齢だというのがリアルでした。
昨今なにかとテレビ局は渦中にいますが、このお話読んでても、タレントやスタッフが外されたり飛んだりはあっても「テレビ業界や局自体が揺らぐ」という時代が来るとは想像できないよなぁ…とつくづく。
約10年前のこの作品に「テレビの人はネットを甘く見すぎ」というセリフがあったのはすごい。
ガンダムもエヴァも新作出たし変わらず一線にいます。そうか宮木あや子さんだったかこの説。

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2025年02月18日

Posted by ブクログ

テレビ業界で働く5人の視点で描かれた短編連作。校閲ガールシリーズよりはこちらの方が好み。多少、設定が誇張された箇所もあるが、そんなところを吹き飛ばす熱量がある作品。正しいだけでは生きていけないが、一本筋が通った姿勢・言動・行動は共感を持たれるだろう。そこにグルーピングされる(飛び込む)のは気持ちがいいものだ...。ただ、リセットボタンを押したい時ってあるよね...。同じような境遇に置かれた人は救われるかも。

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2020年09月15日

Posted by ブクログ

「校閲ガール」宮木あや子のライト系お仕事小説。
今回はテレビ局。激務に励む女たち5人。
明るく楽しく…ではないけど、それぞれが持つ強い想いが彼女たちを駆り立てる。
健康第一だよ!!!と思いつつ、最後に楽しく笑ってる彼女らが見れて良かった。

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2018年08月23日

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