宮木あや子のレビュー一覧

  • 雨の塔

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    少女といえど女性は女性で、その心理は男である僕には難しいと感じました。
    あらすじ(背表紙より)
    その岬には資産家の娘だけが入れる全寮制の女子大があった。衣服と食べ物は好きなだけ手に入るが、情報と自由は与えられない。そんな陸の孤島で暮らす4人の少女―高校で同性と心中未遂を起こした矢咲、母親に捨てられた小津、妾腹の子である三島、母親のいない都岡。孤独な魂は互いに惹かれあい、嫉妬と執着がそれぞれの運命を狂わせてゆく。胸苦しいほど切なく繊細な、少女たちの物語。

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    2017年03月29日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    the book is buried under the beach(by Maha Harada): based on the real story. the book that fold the edge(Rui Kodemari): sounds excellent! the words, the idiom and how to!

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    2016年11月12日
  • あまいゆびさき

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    幼い頃に出会った真淳と照乃、離れても忘れることができず、女性同士なのに、それはまさに運命の恋だった。境遇の違いや、すれ違う気持ちなど、これが異性との恋愛だったらベタな青春恋愛ものだけど、同性ということ、性的マイノリティの人や引きこもりのオカマが出てくるあたりが面白い。同性に惹かれる葛藤や、スクールカーストなど、もう少し深い方が好みだけど、ライトな分読みやすいとも言える。ただ、全体的にラノベっぽいのに宮木さんらしい艶っぽい表現があったりして、バランスの悪さを感じた。レーベル的にも女性同士の行為の描写なんて珍しいんじゃないかな?主人公2人より奥井が一番好きかも。

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    2016年10月31日
  • 官能と少女

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    オムニバスです
    どの作品も、自分もこの頃こんな事考えてたなとかこんな風に感じてたという事を思い出しました
    ただ当時の私と大きく違うのは自傷という感覚がなかった事です そこが今時かな

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    2016年09月20日
  • 春狂い

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    「官能と少女」に続いて宮木作品二冊目。
    どちらも同じエロとグロ。
    流石に二冊目になるとインパクトは低下。
    他の人の感想を見ても似た様なもの。続けて読む物じゃなさそう。

    そもそもこの作品は読者を意識して書いたものなのか?
    なんだか自分の中に浮かぶドロドロしたイメージをひたすら書き出して行ったという感じがする。
    それが悪いわけではないのですが、当然ついて行けず、置いていかれる人も多いと思う。

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    2016年09月07日
  • 野良女

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    冴えない男ばかり追いかけるアラサー女性たちの短編連作。

    表現が少し下品で性器の話ばかり出てくる。これが普通の感覚みたいにかかれているけれど、少なくともわたしはそうではないし、男性もここに描かれているほど下品でおかしな人ばかりじゃない。

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    2016年07月25日
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない

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    つらい。あまり自分にマイナスの感情のストックがないものだから、どうしてもそこまでやる?と思ってしまう。
    元気で前向きな女の子のお話の方が好きです。

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    2016年06月26日
  • 雨の塔

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    岬にある全寮制の女子大に入学した4人の少女たち。そこでは資産家の訳ありの娘たちが生活していて、授業に出るのも出ないのも自由、ダウンタウンと呼ばれるエリアにある店で日用品も好きなだけ手に入るが、家族からの電話や宅配便はチェックされ、外の世界からは孤立している。そんな鳥籠の中のような環境で、 惹かれあい、嫉妬し、少しずつ病んでいく少女たち。濃密で綺麗な文章は堪能できたけど、私にはちょっと少女趣味的な感じがして合わなかった。小道具はお洒落だし、退廃的で耽美な世界が好きな人には楽しめるかと思われます。

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    2016年06月25日
  • 官能と少女

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    ネタバレ

    ☆春眠…飛び立つための翼を持たずに生まれ落ちたのなら、代わりに誰かが与えてはくれなかったのか。ただただ悲しいです。

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    2016年05月31日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    「メアリー・スーを殺して」中田永一
    「初めて本をつくるあなたがすべきこと」朱野帰子
    「時田風音の受難」沢木まひろ
    「ラバーズブック」小路幸也
    「校閲ガール」宮木あや子

    この5篇が好きだったな
    1作目の「メアリー〜」が面白かったので、一気に読み切れた。

    小路さん以外は初めて読む作家さんなので、他のも読んでみたい。

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    2016年05月29日
  • 春狂い

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    美しすぎるがゆえに、人を狂わす。
    ひとりの少女を取り巻く、
    欲望と狂気が乱れ舞う 青春小説。
    鳥肌立つような、上手い文章がいっぱいあった。
    だけど...エグい。グロい。
    こんな教師っている?こんな家族ってある?
    絶望と残酷さ極限の状況に、
    眉間のシワも、いっぱい寄った。

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    2016年05月16日
  • 雨の塔

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    2016年、18冊目はR-18文学賞のタイトルホルダー、宮木あや子!

    岬の女子大は全寮制。ソコに集まるのは、少々ワケありの資産家の令嬢。そして、今年、入学した新入生の四人も……。

    メイン・キャストの四人、それぞれの設定、少しずつわかってくることは悪くなかった。一方、全体的に(特にクライマックス&オチ)は好みとは少し違った。それでも、この限定世界の空気感は名作(個人的に)『花宵道中』に通じるモノを感じた。

    オッサン向けでないのは、百も承知。ただし、耽美派女子向けと思っていると、足元掬われるかもしれません。

    そして、次なる(?)、『太陽の庭』がソコには控えているのであった。

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    2016年05月13日
  • 官能と少女

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    こういう独特のエロティシズムのある雰囲気はとてもとても好き。
    漫画とかで読めたらまた違った印象だったかもなぁ。

    大学時代にでも読んでたらどっぷり浸かったような気がする。

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    2016年05月03日
  • 春狂い

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    2016年、13冊目は(個人的)名作『花宵道中』以来の宮木あや子。

    その美しさゆえ、欲望と虐めの対象とされた一人の少女。そして、その周りの人々の物語。

    全六章、連作短編のように視点や語り手を変え、時系列を前後させて進んでゆく。

    欲望と暴力の連鎖は苦手な方々も多いだろう。また、背表紙のあらすじや帯で官能を期待すると肩透かしを喰らうコトとなります。

    非常に狭い世界の話で、全体的には良かった。それだけにあの「落とし」は全く好みと違って、もったいない。なので、評価は★★★☆☆。

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    2016年04月19日
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない

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    宮木あや子が炸裂しててとても満足の一冊。
    不倫をしている人妻というのがテーマでしたが、描かれている女性の狂気は様々。
    痛くて、苦しくて、一見普通にみえる彼女たちが内に秘める闇はこんなにも深い。
    宮木あや子の麻薬のような筆致でくらくらするほど濃密に融解されていました。
    それぞれの物語に沿わせた比喩も素敵だった。

    「指と首、隠れたところ」はいつかアンソロジーで読んだことあったな。
    あの頃はフーンて感じであっさり読んでしまったのだけれど、なんだか今回は違った。
    不倫したあの日の私はどれほど特別だったか、というその罪の甘美さがたまらなかった。

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    2016年01月26日
  • 太陽の庭

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    こういう閉ざされた空間に身を置き、人間関係が限られていると、相手に対する思いも必然的に強くなりそうだ。
    一人に向けられる愛情も憎しみも、増幅するんじゃないかって。

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    2016年01月24日
  • 雨の塔

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    耽美的かつ繊細で濃厚な文章に惹きつけられました。それはある種、純文学のような雰囲気もありました。けれども、百合が嫌いな私にはどうしても受け付けない部分がありました。また、これは私が重苦しい小説が好きなのもあると思いますが、ページ数から想像していた通り設定の割に浅く感じました。

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    2016年01月13日
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない

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    女性を描いた短編集。
    不幸な身の上の女性の劇的な話が多い。
    ちょっと毛色の変わった「泥梨の天使」という話が、自分が母親ということもあり、おもしろく読んだ。

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    2015年12月22日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    8人の語り手による短編集。
    本を通して見た世界はこんなにも多く、こんなにも刺激的。
    広がる世界の面白さを、あなたに。

    『メアリー・スーを殺して』
    メアリー・スーとは聞きなれない言葉だった。
    一体それは誰?
    この人物は、二次創作における、書き手の願望を一身に背負った自己愛の塊というべき人物。
    つまり、イタいキャラクターであり、ご都合主義的な登場人物ということらしい。
    ありがちな設定だ。
    プロの作家なら、それらを上手く操れるのだろうが、残念ながら多くの書き手はそうではない。
    自分の妄想とありがちな設定と底の浅さが露見する、書いている本人だけが満足できるという代物。
    このことに気づいた主人公、如月

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    2015年11月22日
  • サイドストーリーズ

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    一服ひろばについての、アンソロジー。

    ひとつが30ページ程度なので、読みやすかったです。
    しかし読んだ事がある本が、3冊だけ。
    とはいえ、どれも今現在がどういう状態なのか
    分からないという話はなかったです。

    最後から2番目。
    女って恐ろしい…と思うには十分な話でした。
    確かにこれは恐喝になります。
    こうなった場合、即座にその場を離れるのが鉄則。
    けれどそれを本当に実行できるかと言われると
    多分無理な気もします。

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    2015年11月03日