宮木あや子のレビュー一覧

  • 花宵道中 1

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    「さくらん」然り、花魁ものは女が好きな題材。華やかな衣装に包まれて、花街で人気を競い合う成り上がり物語がどうにも好きです。
    八津と三津の顔の描き分けが出来ておらず、「誰?」と毎回なってしまうのが玉に瑕ですが、絵の感じも全体的に好き。

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    2014年08月08日
  • セレモニー黒真珠

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    町の小さな葬儀屋「セレモニー黒真珠」。そこで働く男女たちと、彼女たちとかかわり合う人々とのおかしくも哀しくもあるエピソードを連ねた連作短編集です。

    ざくざくとしたさっぱりした筆致で、語り慣れた男女のあれこれとともに葬儀という場であらわになる人の本性や企みを描いていきます。

    さっぱりとした描写や表現ながら書かれている内容はけっこうエグく、容赦がないと感じる部分もあります。「白真珠」の元恋人の一言はひどすぎる…。

    けれどどんな醜悪な人間の姿を見ていても、しゃきしゃき働く黒真珠の面々を見ていれば、人生捨てたものじゃないかも?と思わせてくれる、前向きさを得ることができます。

    さくっと楽しめた一

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    2014年07月07日
  • 太陽の庭

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    『雨の塔』と双璧をなす、ともその続編とも言える1冊。
    第1章の「野薔薇」を読んだ段階では、「源氏物語の現代版か?」と思ったが、そんなありふれた物語ではなかった。

    『雨の塔』では謎のままに終わった“岬の学校”の正体が明らかになる。
    読みながらずっと『雨の塔』より前の話なのか後の話なのか考えていたが、結局は同時代の物語だったことがラストで分かる。
    終幕に向かう展開が非常に現代的だな―と思ったら、刊行からまだ1年と少ししか経っていなかった。納得。

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    2014年07月06日
  • セレモニー黒真珠

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    小さな町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」が舞台。男前!?なアラサー女子、喪服が異常に似合う悩める眼鏡男子、訳ありな雰囲気の新人女子を中心とした物語。

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    2015年01月03日
  • 太陽の庭

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    神と崇められる影の組織、永代院。
    日本の中にあるとは思えない、法律を無視したその不思議な成り立ちが面白いです。
    そしてその中で生きる人たちの葛藤、
    また一般市民が上流階級に抱く、憧れや妬み、、、
    お互いの理解不足によってすれ違い、命を脅かすほど人を傷つけてしまう恐ろしさが、とても切ないです。

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    2014年06月08日
  • 泥ぞつもりて

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    女の目からみる平安。
    女はいつも待つ身。

    うわー!難しかった!
    でも、凍れる涙が特に良かった。
    面白かった。

    高子に好感を持ってなかった、
    泥ぞつもりてから、
    凍れる涙を読んだら一気に高子に好感をもった。

    最後は結構きついなと思う内容だったけど、
    それぞれの人々の想いが交錯し読んでいて
    夢中になってしまった。

    宮木さん、初読みだったと思うけど、
    こんな文章を書く人なんだなぁと。
    女心をさらっと書ける人なんだなぁ。
    他の作品も読んでみたい。

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    2014年06月07日
  • 野良女

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    常々思っている友人づきあいは四人組がちょどいい、という考えを後押ししてくれる本。小説としても友人というのは四人がちょうどいいのんだろうか。ばらばらな恋愛観の友人四人組の話で、恋人に何を求めているのかいろいろな考え方がしれて面白かった。

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    2014年05月20日
  • 白蝶花

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    戦前~戦後の婦人解放も儘ならなかった時代を生きた5人のヒロイン達を4つの花の名に題した連作短編。
    花宵道中に引けを取らないぐらい官能的…。
    情婦、妾、女中、令嬢、立場も環境も異なる女性達の儚くも情熱的な純愛物語が最後1つに繋がった時は鳥肌が立ちました。
    それでもやっぱり戦争物は泣いてしまう。
    女だって必死に戦ってきたんだ…と。

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    2014年05月16日
  • 白蝶花

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    小説だな、と思う部分もあるけど小説だから良いのだ。そんな謎結論。

    男と時代に翻弄される女性達のお話。
    どの女も強い。泣いてるけど、みんな強い。
    思い返してみると誰も生きることを諦めていないのがすごい。
    そんなにも愛した男はいい男だったのだろうか。
    文にすると
    どの愛も短い。
    当たり前のことだけど読んでる側とと彼女達の時間の長さは全く違う。支えになり得る充分な時間をかけていると思う。
    でも、読んでる私から見ると短い。愛は時間の長短ではないと思うけど。もうちょっと恋愛してても良かったかな。
    それを許さない時代だったのだろうけども。

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    2014年05月11日
  • 太陽の庭

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    約2年前に読んだ『雨の塔』は、
    面白くはあったがピンとこなかった。
    でも、今回の『太陽の庭』を読んで、
    (リンクしていることを知らずに読んだが)
    あ~そういうことだったのか、と納得。
    浮世離れした耽美な世界が広がる。

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    2014年03月07日
  • 白蝶花

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    激動の時代に生きた、5人の女性の物語。

    境遇がまったく違うのに、何らかの関わり合いをもって全員が繋がっていく。
    最後の章は蛇足に感じた。
    和江お嬢様は老いてもなお気高く、潔癖なお嬢様気質のままでいてほしかった。

    「雨の塔」に関係する人物が出てくるので、できれば先にこちらを読んだ方がいいかもしれない。

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    2014年02月22日
  • 密やかな口づけ

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    宮木あや子さんの作品が入っているので、買ってみました。

    女性作家の書く官能小説は、変にねちっこかったり、興ざめするようなところがなく、きっちりと書かれている感じのするのが、良いところかな・・・。

    男性の描くそういったシーンは、女性からすると、流れとか色々と都合が良すぎて、「ないわー」と、あきれてしまう事がしばしばあるのですが、女性が描くものは、そこに至るまでの過程や心情がしっかりとしている上に、同性なので、「さすがわかっていらっしゃる、そうなのよねー」と、納得出来ます。

    このアンソロジーも、宮木あや子さんは勿論、どれも良かったのですが、一番好きなのは、吉川トリコさんの『ポルノ姫』です。

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    2014年02月09日
  • ガラシャ

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    明智光秀の娘である細川ガラシャの話。ガラシャの心の移り変わりや、それぞれの人物の心理描写、関係がとてもリアルだ。
    2014/2/5

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    2014年02月08日
  • ガラシャ

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    ☆4.0
    明智光秀の娘 玉子=細川ガラシャの史実を絡めたフィクション。
    とても面白く読み進められた。
    光秀や幽斎の苦悩、忠興の幼稚さ。
    名だたる戦国武将とはいえ、ただの人なのだと思わされた。
    糸や玉子が無事に天主様の元へたどり着けたことを願う。

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    2014年02月06日
  • 野良女

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    今どき女子の真の姿を、赤裸々に語った作品でした。
    物語は大学を卒業した女子5人の私生活から成り立っています。
    女ならば誰しもが感じている悩み、悲しみ、苦しみをコメディタッチで描かれておりとても読みやすく、絶対に共感間違いなしの作品。
    今を生きる女子必見です。

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    2013年11月12日
  • 野良女

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    なんてあけすけな本なんだろう。
    世の女子はみな、こんな会話をしているのだろうかも自分も女なのに驚いた。
    それぞれに悩みがあり、軸がありなんだか元気がでた

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    2013年10月09日
  • 野良女

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    ホントにげらげら涙まで流して笑った笑った!後半には、心に沁みる場面もあったりしたけど、あけすけな女性達の容赦ないシモネタ、でもからりとしててエロくないこの面白さは最高!面白かったー。

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    2013年07月04日
  • 太陽の庭

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    美しく幻想的。
    だからこそ際立つ残酷さ。


    宮木さんの美しい世界観に浸れる作品。

    後半にある、宮木さんには珍しいミステリー要素も違和感なく楽しめた。


    雨の塔。文芸あねもね収録の短編も合わせて読むと更に世界が広がります。

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    2013年03月06日
  • 太陽の庭

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    ああ、良かった。相変わらず、イイ。けれど「ちょっと宮木あや子って人の本を読んでみたい」という人には、まず他の作品から入ってください。と言っておいた方が無難かな? と思う作品です。私自身まだ著作全てに触れたわけではないのですが、微妙に感触が違うんですよ。いつも以上に(この作品と関連のある「雨の塔」よりも)現実離れしているというか、少女マンガを読み慣れている人ならすんなりと受け入れられる世界なのでしょうけれど、モヤモヤ感があるんです。でもこのモヤモヤがファンにとっては快感なのです。少なくとも、私にとっては。

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    2013年03月02日
  • 太陽の庭

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    イラストが鳩山郁子さん、帯が宝野アリカさん、解説が皆川博子さん、という、とても豪華な、宮木あや子さんの小説です。

    解説で、皆川博子さんも書かれていますが、私も、前半の、永代院の楽園(或いは鳥籠)を読んで、映画の『エコール』を思い出しました。
    私もやはり、同じ原作から映画化された『ミネハハ』よりも、『エコール』の方が断然好きです。
    『ミネハハ』の方は、『エコール』のように、美しく幻想のベールで包んだりはしておらず、全ての謎を剥ぎ取ってしまっているようで、あまり好きではありません。

    この小説も、前半は、敢えて描かれない謎が多数ありますが、その謎が、あからさまに書かれていなくても、読んでいる内に

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    2013年02月21日