宮木あや子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
何とも哀しい気持ちになるお話ばかり
章を追うごとに 苦しい
性的描写が かなり細かく描かれているが
それはこの人物たちを表現するのに
必要であったと思う
彼女、彼らの心情や背景が
真に迫るものになっている
彼らのこころの奥底に ふれる
少し前に「二木先生」を読んだが
合わせて考えることがあった
二木先生は そこを分かっていたのだ
いくらその娘にとって幸せでも…
……あぁ 人の しあわせとは何なんのか…
しあわせは人それぞれ。でも
この世界では受け入れられないのだ
そんな少女も居た
ヒリヒリと痛い物語
余韻が残る
何処か嶽本野ばらのような
痛くて 美しくて 狂気をはらんだ6編だった -
Posted by ブクログ
よい!
出てくる人がよいし、ところどころにはっとする文章がある。前巻もそうだった。
出てくる人たちは自分を知ってる。自分がどういう人で、人の目にどのように映っていてそれが決してよい映り方でなくても、そこから何ができるか考えている。そこでへこんだりしていない。そうありたいと思う。
「誰だって良い仕事をしたいと思っている。後世に残ろうと残るまいと、今このとき目の前にある何かを最良の状態にして世の中に出したいと願っている。(p.126)」
なぜ自分は好きでもない仕事をがんばっているんだろう?と思っていた答えだと思った。好きでなくても、目の前の自分の仕事を最良の状態にして次に渡したいということ。 -
Posted by ブクログ
☆3.5
軽めの雰囲気の本を読みたいと思い、娘のカラーボックスの中から借りた本。主人公の河野悦子含め、みんなあっけらかんとしていてよかった。
また、「ありのままの自分を好きになってくれる男なんていないんですからね」など、ハッとさせられるフレーズがいくつかあったのもよかった。「ありのままの自分」なんて見方によっては根拠のない自己肯定、人との関わりの中で自分を認めてもらいたいなら(好意を持っている人に振り向いてもらいたいなら)「ありのままの自分でよい」という発想はない。もちろん「相手に合わせましょう!」ということでもない。
ただ、河野悦子が入社2年目の大卒24歳はどうなんだろ? 発言内容、仕事の出 -
Posted by ブクログ
今回は校閲ガールのまわりのガールと
ウーマン、ボーイ達6人のサイドストーリ。
なので残念ながら校閲ガールの出番が少ない。
これはやってしまった!と思いきや
予想に反して、物語にグイグイ惹き寄せられてしまった。まるで悦子に何かで引っ張られているように。
どの話もクスッと笑えるところがあるだけでなく、登場人物の日々の仕事の悩みや意外な過去に驚かされたり、そんな思いがあったんだと違う一面を見せられることにより、魅力が増し親近感や愛着がわいてきます。
一番驚かされたのは悦子の上司で部長の茸原
ことエリンギ。あのエリンギが?
普段温厚そうなエリンギがサスペンスあり、
ロマンスありと小説のような恋愛をし