宮木あや子のレビュー一覧

  • 令和ブルガリアヨーグルト

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    ネタバレ

    かわいらしい装丁とタイトルだけで手に取ってしまった。この作家さんのお仕事小説は面白いはずという期待もあり。東北に住む私が3月に、主人公東日本大震災の被災者であるこの本に出会った偶然も何かの縁。
    このお話、乳酸菌(乳酸菌という名前の菌はないらしい)を擬人化してブルガリアの歴史を描いた小説が途中に挿入されていて、さらにそこから現代に生きている菌たちのかわいい語り、東北出身の主人公に染み付いたしがらみやら葛藤など…深刻になりすぎず、でもライトすぎず読ませてくれる。
    東北弁で書かれている部分、縁のない方でも伝わるのか⁇とちょっと心配はあるが、ヨーグルトの歴史も勉強できるし、明日からスーパーで売り場を見

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    2026年03月08日
  • CAボーイ

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    宮木あや子のお仕事小説はやっぱり面白い。
    羽田空港で見つけて買って、浸りながら読めました。ホテルや航空業界の裏側を知れて、今度飛行機に乗る時に少し違った気持ちで乗れるなーと思った。楽しい仲間たちに囲まれた高橋くんが羨ましかった。

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    2026年03月03日
  • 校閲ガール トルネード

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    何度か読んでいる作品。この作品で校閲というものを知りました。
    トルネードしか読んでないけど他も読んでみたい。かなり好きな作品。

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    2026年02月27日
  • 百合小説コレクション wiz

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    『選挙に絶対行きたくない 家のソファーで食べて寝て映画観たい』『パンと蜜月』『エリアンタス・ロバートソン』『嘘つき姫』が好みで、南木義隆氏はさすがの力量だった。選挙〜はどちらの気持ちも分かる。選挙は行くけど、雑に生きる権利欲しいよね。 現代百合からファンタジー百合まで幅広く、どの話も短編ながらずっしりとした質量があり良質なアンソロジーで、読めて良かった。

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    2026年02月11日
  • あまいゆびさき

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    よくある百合小説…
    かと思いきや、少女達の成長物語だった。

    真淳の行動力がすごい!
    「照乃と一緒にいられるように」選択した行動の1つ1つが、心に刺さる。
    未来を見据えて、夢を現実に変えようと、それまでの厭世的な彼女を脱ぎ捨てた照乃も、ひたむきで良い!
    多少ご都合主義な感じもあるが、奥井とユリカの存在が、程よいスパイスになっている。

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    2026年02月07日
  • 官能と少女

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    何とも哀しい気持ちになるお話ばかり
    章を追うごとに 苦しい
    性的描写が かなり細かく描かれているが
    それはこの人物たちを表現するのに
    必要であったと思う
    彼女、彼らの心情や背景が
    真に迫るものになっている
    彼らのこころの奥底に ふれる

    少し前に「二木先生」を読んだが
    合わせて考えることがあった
    二木先生は そこを分かっていたのだ
    いくらその娘にとって幸せでも…
    ……あぁ 人の しあわせとは何なんのか…
    しあわせは人それぞれ。でも
    この世界では受け入れられないのだ
    そんな少女も居た

    ヒリヒリと痛い物語
    余韻が残る
    何処か嶽本野ばらのような
    痛くて 美しくて 狂気をはらんだ6編だった

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    2026年01月27日
  • 泥ぞつもりて

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    系図の中の「基経」「高子」「清和天皇」などの文字でしか認識していなかった人物が、血の通った人なんだなーと。
    血筋がよいからといって、必ずしも能力や野心があるわけでも、人間ができているわけでもないし、今で言うところのサイコパス気質の人もいるんだろう。
    いつの時代も人間は変わらないな。

    大部分がフィクションだろうと思うと、創造力に驚く。非常に読み応えがあった。

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    2026年01月17日
  • あまいゆびさき

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    百合小説?というジャンルに入るのか分からないけど、面白かった。
    精神的に過酷な状況にある主要人物の2人。
    けれど諦めずに想いが実ったのはよかった。
    ユリカの初登場から終盤の活躍は予期できなかった。奥井も良いやつで、嫌な男があまり出ない作品だった。

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    2026年01月15日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    よい!
    出てくる人がよいし、ところどころにはっとする文章がある。前巻もそうだった。
    出てくる人たちは自分を知ってる。自分がどういう人で、人の目にどのように映っていてそれが決してよい映り方でなくても、そこから何ができるか考えている。そこでへこんだりしていない。そうありたいと思う。

    「誰だって良い仕事をしたいと思っている。後世に残ろうと残るまいと、今このとき目の前にある何かを最良の状態にして世の中に出したいと願っている。(p.126)」
    なぜ自分は好きでもない仕事をがんばっているんだろう?と思っていた答えだと思った。好きでなくても、目の前の自分の仕事を最良の状態にして次に渡したいということ。

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    2026年01月11日
  • 校閲ガール

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    ☆3.5
    軽めの雰囲気の本を読みたいと思い、娘のカラーボックスの中から借りた本。主人公の河野悦子含め、みんなあっけらかんとしていてよかった。
    また、「ありのままの自分を好きになってくれる男なんていないんですからね」など、ハッとさせられるフレーズがいくつかあったのもよかった。「ありのままの自分」なんて見方によっては根拠のない自己肯定、人との関わりの中で自分を認めてもらいたいなら(好意を持っている人に振り向いてもらいたいなら)「ありのままの自分でよい」という発想はない。もちろん「相手に合わせましょう!」ということでもない。
    ただ、河野悦子が入社2年目の大卒24歳はどうなんだろ? 発言内容、仕事の出

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    2025年12月28日
  • 校閲ガール

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    ネタバレ

    軽く読めるのに、表に出ることのない校閲の仕事の内情がよく分かります。間違いのある文章を読んでみても中々誤りに気づけなかった私は、校閲の仕事には向いてなさそうです…笑 ハッキリした物言いの悦子のキャラが読んでいてスカッとします。悦子と周りの人達の関係性をこの先も読みたくなりました。

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    2025年12月22日
  • 令和ブルガリアヨーグルト

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    乳酸菌が主人公の1人(1菌?)で、現代の20代女性(岩手県出身)も主人公で、乳酸菌の歴史も並行して語られるという独特な世界観の小説で、いろんな要素がてんこ盛りでおもしろかったです。
    岩手の方言も強烈でした。

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    2025年11月26日
  • ヴィオレッタの尖骨

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    耽美な百合世界を堪能〜〜!
    子供じゃないけど大人でもない
    危うい存在としての少女達が魅力的でため息が出る
    表題作のビー玉に身悶え、星の王様では無垢なようでいて全てを見通すような存在感が切ない

    世界観にどっぷり浸った

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    2025年11月19日
  • あまいゆびさき

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    ネタバレ

    こういう耽美な百合大好物。傷ついた少女たちが幼い頃に惹かれ合っていけない遊びをしていてそれがずっと忘れられず、お互いが高校生になって再会するまで想い続けていたのも、アメリカ行ってからも遠距離で夢を追いながら想い合ってたのも純愛すぎます。ふたりの未来に幸あれ。
    絶望的な展開も続いたけどハッピーエンドに向かってよかった。毒親はやばかったけど、周囲にいい人間がいたのが救い。奥井とユリカいいキャラしてて好き。

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    2025年10月01日
  • 雨の塔

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    好き。
    匂いがしてくる小説だった。
    タバコの匂い、マフィンの匂い、インスタントコーヒーの匂い、雨の匂い、桃のシャンプーの匂い、潮の匂い、終わりの匂い。

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    2025年10月01日
  • 官能と少女

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    少女からかけ離れる代わりに折り合いが付けられるようになった寂しさがそのままの状態である。共感するけれど通り過ぎた道を振り返るような封じ込めた願いを思い出すような感覚。「一人きりでは、迷子になることもできなかった」って…泣いちゃいそうになるなあ。

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    2025年09月01日
  • ガラシャ

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    ネタバレ

    なんで最後に幽斎パートなんて挟むん?
    と思ってたけど最後のコレがやりたかったんだな。別になくても良かったけど、あったほうが読後感は爽やか。

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    2025年08月08日
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない

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    いびつな愛の形しか知らない女性に関するストーリーの短編集。

    特に最後の「泥梨の天使」はホラーだった。娘を誰よりも愛し、表面上は娘の安全健康を願うよき母として振る舞いながら、全ての行動を監視、コントロールしようとする。スマホの電話やチャット履歴は全て把握し、母が不要と思うレース付きのパンツや化粧品は全て知らない間に捨てられる。
    全てその行動を正当化する心の声が読めるのも怖い。

    何か愛なのか、愛の名の下に相手に押し付けているものがないか怖くなる。

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    2025年08月03日
  • 手のひらの楽園(新潮文庫)

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    高校2年生の女の子の1年間を描いたもの。
    家族のことや友人関係、将来のこと、また彼女にとってかなり衝撃的な事実が明らかになったりする。
    だが、決してその出来事をドラマティックに描くことなく、あくまでもそれに対峙する少女の心境に主眼がおかれ進んでいく。そこがとても良かった。
    きらきらが描かれなくても、結果的に「青春」を読んだ感じはしっかりと残っている。

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    2025年06月14日
  • 憧憬☆カトマンズ

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    ネタバレ

    野良女の鑓水が出てきた!テンション上がったわ!さらにあのキャラたちまで!おお!
    会話のテンションの高さと、地の文の冷静さの対比が宮木あや子らしい。

    p.145恋愛するときってそれを忘れがちだ。相手を大切にすること。大切にされることばかりを考えていると、人はいろいろと見失う。

    格言。効いた。

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    2025年06月07日