宮木あや子のレビュー一覧

  • 花宵道中 3

    購入済み

    切ない

    今回は半次郎さんのこれまでのお話。
    まだお姉さんと再会する前のお話でした。
    最悪の状況から頑張ってきた半次郎さんにも乗り越えてきたものがあって、、、切なかったなぁ。
    まだまだ続くけど、ちょっと1巻から読み直してみようと思います。

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    2021年06月07日
  • 花宵道中 2

    購入済み

    泣ける

    茜の話に泣けました。
    上を見ればキリがない。
    上ばかりを見ていた茜が、一人前になっていく様子は、暖かかった。その優しさに涙。
    打掛?お布団、おまんじゅう。
    茜もかっこいい遊女になってくんだろうね。

    そして後半は半次郎さんの若い頃!
    繋がってて嬉しいな。

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    2021年06月07日
  • 花宵道中 1

    購入済み

    吉原らしい

    この時代独特の花魁さんの話が好きで購入。
    手が届きそうで届かないもどかしさと切なさが感じられました。
    ヒロインがその都度変わるようなので、いろんな話を楽しめそうです。

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    2021年06月07日
  • 雨の塔

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    ネタバレ

    2009年の初読以来。

    はじめて読んだ宮木作品が本作で、わたしにとって、シリアス宮木さんと言えば雨の塔。
    もう少女とは言えない10代終盤から20代前半くらいの大人女子、の、一部というか半数というか……が、強烈に憧れるだろう少女趣味な小道具群、
    特に甘いものに没頭出来ない自分を感じて
    すっかり大人になってしまった……とちょっとしょんぼりしたのはまあ前半(?)くらい。

    大すきな作品だと記憶していたけれど、記録を辿ったら意外と三つ星で、だから今回、もしかしたら初読時よりも多くのものをがっちりとキャッチ出来たような気までする。
    表層にやられない分、芯まで手を突っ込んだ感じ。というか昔は表層だけに耽

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    2020年10月14日
  • セレモニー黒真珠

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    短編だから背景を省いてあるから一気に読めるし、続きが気になって止めるのに苦労した。

    仕事の熱意や人に接する態度、自分はどうなんだろうと反省もしながら一気読み。
    優しい文章で書いているので心が清浄できた気もする。

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    2020年09月16日
  • 雨の塔

    mi

    購入済み

    ラプンツェルの塔

    雨の塔を見上げた矢咲は
    その小さな窓から
    救いの髪が降りてくるのを願った。

    窓から見下ろした小津は
    垂らす事の出来ない
    うなじで切り揃えられた髪の毛で
    あがっておいでとただ願うのみ。

    妄想を最大に働かせると
    もうここで彼女達の命運は決まっていたように思える。

    小津はもう限界だった。

    母に捨てられた時。
    鳴く事を知らない鳥は
    骸となって鳥籠に横たわった。

    父に捨てられた時。
    鳴けない鳥は悲しみと共に
    籠の底に切り捨てられ動かなくなった。

    そして

    矢咲を失う時。
    鳴く事を知ってしまった鳥はもう
    鳥籠には帰れない。

    海を選んだのは
    海流に乗って潮風に運ばれて
    母のそばに矢咲のそばにい

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    2020年09月13日
  • ガラシャ

    mi

    購入済み

    明智光秀の娘のお話

    宮木あや子さんの文章はどれも本当に美しい。
    歴史としてざっくり知ってる程度の本能寺の変という出来事の裏に隠れた様々な人の苦悩を感じ、
    とても切なくなった。 

    歴史とは人が一瞬一瞬積み上げてきたもので
    堅く羅列してしまうと事象だけを飲み込んでしまう。
    少なくとも私は年号と場所と関わった人、というある種記号のような覚え方しかしてこなかった。
    その瞬間に多くの苦しみ戸惑い怒り悲鳴があったことなどつるんと覆い隠されてしまう。

    もう会えないかも知れないという思いで
    夫を戦地に送り出す

    我が子の未来に戦と死と絶望しか感じられない

    本当に愛した人とは決して結ばれる事は出来ない

    細川ガラシャだけでな

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    2020年09月07日
  • 花宵道中

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    江戸時代の遊女たちの物語。
    宮木あや子さんの本は、ただ文字を読み進めているだけなのに耽美な空気に包まれてその世界に惹き込まれてしまう。
    陳腐な言葉の表現だけどピンクの世界に包まれるというか。
    花宵道中の世界観はまさに私が大好きな宮木あや子さんワールドで完成している。
    私の言葉では表現出来ないが、女ひとりひとりに焦点の当たった苦しくて悲しくて、そして甘い話。
    短編集のような作りなのに全てが繋がっている。
    私も彼女たちの人生に関わる1人かのように共に喜び共に悲しめる。
    宮木あや子さんの本は女を強くしてくれる気がする。

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    2020年07月11日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    8人の作家による本をめぐる物語。切り口が各人各様、装丁の話もあり、作品を生み出す基本エッセンスあり etc。電子書籍が増えてきたけど、やっぱ手に取る本がいいわと感じさせてくれた一冊。本は誰かに届けられる。本は電子書籍に比べ、より沢山の人の気持ち、技術が結集され生まれるを実感。それにしても最近の本はアニメのような絵が表紙を飾るようになったなぁともおばさんは感じた一冊。

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    2020年01月19日
  • 婚外恋愛に似たもの

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    面白くて一気読み。ジャニオタ風味のアイドルファンの35歳の女たち五人が主人公の群像劇で、アイドルファンってこんなだよねーわかるーという面白さだけでなく一人一人のキャラの魅力的な描写がすごい。誰もが満たされないものを抱えて生きてるよね、とラストではちょっと泣けました。

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    2020年01月08日
  • 野良女

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    登場人物達のセリフが、良かった。
    下品だ等の書評もありますが、フツーに楽しく読めました。
    後半の鑓水さんのセリフは、確かにグッときた。

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    2019年12月28日
  • 校閲ガール トルネード

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    「校閲ガール」シリーズ第3弾前作がどちらかというとスピンオフだったのに対し、主人公の河野悦子中心の物語に回帰ファッション誌編集を熱望していた悦子が実際に臨時で配属されたとき、「好き」と「職業」の違いに気づくところが切ない彼氏とのストーリーも含めて面白くもほろ苦い話だった頑張れ貝塚

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    2024年09月16日
  • 春狂い

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    どこかにいそうな気がする

    主人公の少女、小さい頃から男は虜になり偏執的な暴行を受け続ける、女からは煙たがられる存在。
    男は皆、少女に狂い狂人となっていく。
    少女は暴行されてもなんとか身を保ち育っていく。
    少女は自分と同じ境遇を歩んできた美しい少年と出会いお互いの心を通わせるが少年は家族によって戒められ自ら命を立ってしまう。
    少年を戒めた家族(少年の兄)が少女の学校の教師になり少女は兄の殺害を企てる。

    春狂い
    内容もわからずに本屋で手にとってあまりにも表紙のイラストが美しかったため購入しました。
    あらすじを読んでこれは重い内容だなぁと読み始めると想像よりはるかに重かった。
    読み終わってぐった

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    2019年08月21日
  • 校閲ガール トルネード

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    念願のファッション誌編集局に異動になった主人公の悦子。ファッションモデルの彼氏もできて、順風満帆といくのかどうか?

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    2019年03月12日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    校閲ガール=悦子を取り巻く人たちが、一人一人主人公となる短編集。それぞれ抱える悩みや歴史、過去がある。

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    2019年03月11日
  • 婚外恋愛に似たもの

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    この本で確実に落ちました。
    宮木あや子さん、どれを読んでも外れない。
    花宵道中の時代小説から校閲ガールの現代まで、
    お上手だなあと思ってたけど、いやー。もう。


    みんなアイドルが好きな、ただのファンの女性達の話。
    子持ちもキャリアウーマンもブサイクも。
    みんな等しくただのアイドルオタク。
    そんな女たちの小さな話の積み重ねなんだけど、
    ひとつひとつ、ひとりひとりの描写が丁寧で、
    なんていうかすごくよかった。


    好きな作家さんのひとりにいれます。

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    2019年01月23日
  • 野良女

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    女子(飲み)会のお話。
    女子会、飲み会好きなアラサー女子としてはものすごく共感できて笑えました!
    ちょっと東京タラレバ物語を彷彿させます。(こっちのが先に出てるのかな)
    が、、下ネタもあるのでもしかしたら共感できない&嫌悪感感じる方もいるかもしれません(汗)
    でも女子でも自分たちはこれくらいの下ネタは話してるので気にならないしむしろあるあるだったかも…
    楽しめました!
    でも男性が読むとどうなんだろう、、、???

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    2018年11月04日
  • 帝国の女

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    ネタバレ

    相変わらず宮木さんの筆致が冴えわたりまくっていて、読み進めるのが恐くて辛いけど、でも微かに(現実的な)救いのある物語。
    アラサー女の苦悩を描かせたら右に出る者はいないんじゃないかと思うけど、今作ではアラフォーも描いてきたよ。

    光文社のB面は全部エグくてエロいけど、『野良女』から読み返してみようかな。
    読み返すの勇気いるけど。

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    2018年06月22日
  • 花宵道中 1

    面白い

    続刊が読みたくなります。

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    2018年04月09日
  • 恋テロ 真夜中に読みたい20人のトキメク物語

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    思わずクスッと笑ってしまうお話や微笑ましい少しうるっときてしまうようなお話がたくさん詰まった小説でした。
    漫画も小説と違った面白いお話がたくさんあったので一冊でたくさん楽しむことが出来ました。
    個人的には、初めてのラブレターや破断同盟、至高なるアレキサンドライトの恋が好みでした。

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    2018年02月04日