宮木あや子のレビュー一覧

  • 憧憬☆カトマンズ

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    あとがきにもあるようにスカッとするお話でした。
    世の中そんなに上手くいくハズないけれど、ありえない話なんだけど読後感はとてもよかった。
    日常生活に疲れてる方なら楽しくよめるのでは??

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    2015年01月25日
  • 花宵道中 5

    購入済み

    原作をより鮮やかに

    小説の漫画化や映画化の場合、先に原作を活字で読んでいるとどうしても色褪せるのが通常だが、この作品は原作で味わい損ねた世界観や人間味が鮮やかに描かれている、漫画化にしては稀な作品。

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    2014年11月18日
  • 白蝶花

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    第二次世界大戦を生きる2人の女性を題材にした二つの話。
    一人は姉妹で女衒に売られ、一人は知事の家に奉公に上がる。
    どちらも厳しい時代を強かに生きる様子に心打たれます。

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    2014年06月08日
  • 花宵道中

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    ネタバレ

    「間夫(まぶ)がいなけりゃ、この世は闇」っていう
    言葉があるとおり、女郎たちはつらい現実からひと時
    でも救ってくれる愛する男を頼りに生きている。

    「花宵道中」では女郎の朝霧が半次郎という男と恋に
    落ちるが、ありふれた女郎の恋だと思って読んでいる
    と、「青花牡丹」っていうお話で二人に意外な縁が
    あったことがわかる。
    その話を読んだ後では読後感が違ってきますね~
    いやぁ・・・泣けました。

    女しかいない女郎の世界ですから客の取り合いや、
    足の引っ張りあいもあるわけですが、妹女郎の茜が
    初めて客をとるまでの話を描いた「薄羽かげろう」や、
    「雪紐観音」を読むと、こんな世界でも必死に生き抜い
    てやろう

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    2020年08月21日
  • ガラシャ

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    哀しいぐらいの一方通行のお話し。
    人を思うことの切なさが、感じられる。
    狂うぐらい、人のことを思えるってすごい。
    光秀の印象がだいぶ変わった。

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    2013年12月02日
  • 野良女

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    ぶっ飛ばしてる小説だなあ…って思いました。

    一人一人の抱えてる男との事情は、それぞれ重いけど
    小奇麗にして、ちゃんと仕事してさえいれば、
    女って割と大丈夫だよなあと。
    自分も含めてそうなんだよなと思いました。

    ここに描かれてる女たちの言動さえ、若いなあと思う時が自分にも
    来るのでしょうが、その年齢さえ通り越した時の私がこれを読んで
    何を感じるのかにも興味があります。

    私自身は体の関係には全く重きを置かない、というか
    そういうことはつらいこと、という感覚を持ってるので、

    「好きな人はいた方がいいけど、体はね、別に重ねなくてもいいです。
    あっちなみに百合でもないから。私男の方が好き。ストレ

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    2013年08月28日
  • 野良女

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    ネタバレ

    宮木あや子作品は色々読んできたけど、どれも割と綺麗めな感じの官能小説だったので、これを最初読んだ時はびっくりした。

    ここまで来るともう、エロいを通り越してエグい。

    他の作品のような官能描写はあまりなく、代わりに繰り広げられるのは女子トークで語られる赤裸々な下ネタのオンパレード。
    寝た男の数は優に20人を超える女たち5人が、色んな悩みを下ネタとともにぶっちゃける。

    そういうジャンルの女性(性に奔放過ぎる女性)の文化が自分にも周りの友人にもないので、最初はちょっとひいたけど話が進むにつれてどんどん引き込まれていった。

    結局アラサー女の悩みなんて、恋愛と結婚と性と将来の不安と婦人病に集約され

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    2013年06月09日
  • 野良女

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    やーもう、笑った笑った。
    大爆笑というより、「ぷぷぷっ」て感じかな。
    ゲスい笑いを何度繰り返したか。

    女子のセキララ☆ホンネ なーんて帯のついた本は
    鳥肌がたって白けてしまう私なのですが、
    宮木さんの描く女性達は、本当にリアル。
    これ、モデルいるんじゃないの?これ書いちゃって大丈夫なの?ってくらい
    血肉の通った、現代を生きる女性達がこの本の中には描かれています。

    みんなみんな、強くて、弱くて、したたかで、繊細で。
    一人ひとりが、本当に愛しくて可愛い。

    宮木あや子さんの作風は、本当に幅広い。
    今、全作品を一番読んでみたい作家さんです。

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    2013年05月20日
  • セレモニー黒真珠

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    ネタバレ

    「好きな人の葬式と結婚式、出たくないのどっち?」
    このセリフはきつい(笑)。

    いつもながらこの人のキャラクター描写、心理描写、構成の見事さには感服します。
    第一話ではプロポーズされた女の回想シーンが随所に差し込まれてるんだけど、徐々にその回想は1人のものではなく2人の女の記憶だとつまびらかになっていく過程が素晴らしかった。

    そして、『月刊おくやみ』の特集、「全国美坊主図鑑」が気になって仕方がない!

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    2014年03月12日
  • 太陽の庭

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    面白かったー。
    文体も美しくて世界観がきちんとしていて引き込まれた。
    「太陽の庭」では一気に世界が変わり永代院を追い詰める。
    展開もよくラストも納得だった。

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    2014年10月02日
  • 野良女

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    赤裸々にも程があるアラサー女子、野良女。
    果たして「女子」という言葉はいくつまで許されるのかしら。

    こういう小説は、学生のときには面白さが分からなかったのではなかろうか。イマイチそそられない煽り文句なのですが…「働く女性にオススメ!」
    久々に声を出して笑った小説。
    特に『太陽にぽえむ』がもう面白過ぎて…!
    実際私はこの小説に出てくる女性のような話をしたことはないけれど、すごくリアルな気がするのです。

    男性には決しておすすめしない。

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    2013年03月26日
  • 野良女

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    アラサー女子のホンネがつまっている。
    登場する5人の女子は、一見、強かで、「そんなことも言っちゃうのか!」と吹き出しそうになること多数。
    けど5人それぞれ不安を抱えていて、お互いに思いやる場面にジーンとしたり。
    共感だらけでおもしろかった。
    柚木さんの解説まで、しっかり楽しかった。

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    2013年03月03日
  • 白蝶花

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    宮木あや子さんの文章は綺麗ですごく好きです。短編小説かと思いきや、ひとつひとつが繋がっていて長編小説のようです。明治、大正、昭和の女性って題材がもともと好きなので楽しく読めました。

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    2012年08月02日
  • 雨の塔

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    友達に耽美系の本ない?って聞いたら貸してくれた本
    久しぶりにドストライクすぎてつらい…!

    常々可愛い女の子たちを可愛いものがいっぱいの部屋に閉じ込めたい、って思ってたから、世界観が本当にツボで幸せ
    少女小説ってこんなにも素敵なんですね

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    2016年08月15日
  • セレモニー黒真珠

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    花宵道中を読み終わらないうちに購入、そして先に読み終えてしまった 笑
    「葬儀屋」というテーマと表紙に惹かれて購入。サラッと読めます。
    皆さん思われているように、続きが気になるな~

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    2014年03月19日
  • 白蝶花

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    いやー、もう本当に好きだ。
    壊れちゃいそうに切なくて悲しいのに
    なんて美しくて強い、女たち。

    情感に溢れる描写と、理性的な文章の骨子
    何より作者の、人物に対する眼差しが優しくて
    泣きそうになるほど、みんな愛おしい。

    凌霄花のお話がときめきすぎて
    萌えましたすみません……。
    でもどの話も好きだよーー。ぶわっ。゚(゚´Д`゚)゚。

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    2012年06月23日
  • 花宵道中 4

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    ネタバレ

    第三部「青花牡丹」の最後と第四部「十六夜時雨」です。

    第三部「青花牡丹」は、江戸に着いた半次郎が霧里とは結局会えなかったというところから第一部につながって、朝霧との出会いが半次郎側から描かれていて、束の間ちょっとほんわりしました。

    で、やっぱり朝霧と吉田屋の件ですが、あのとき彼はあんなことを回想していたのかぁと、ちょっとドキドキ。第一部を読んだときとは全然違う展開で、吉田屋を殺したのは、朝霧への仕打ちではなく、姉を抱いた父への復讐だったと。そのあとは描かれていないのですが、結末は第一部と同じだし、これでよかったなと思いました。

    第四部「十六夜時雨」は、八津のお話。髪結いの三弥吉との話です

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    2012年05月06日
  • 花宵道中 3

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    ネタバレ

    第三部「青花牡丹」で、霧里のお話。
    京都から吉原にきた経緯や妹女郎の朝霧との出会いの話はいいのだけど、驚いたのは、吉田屋との関係。霧里と吉田屋は実の親子っていうことは、東雲=半次郎と吉田屋もってことですよね。
    うーん、半次郎が吉田屋を殺した理由が微妙になってきたかも。

    一方、まだ京都にいた半次郎は腕を折られて、染め物ができなくなり、仕事もクビに。その腕を折るということを依頼したのが、かわいらしい顔したええとこのお嬢様って。いくら半次郎と結婚したかったとしてもやってはいかんことですね。しかもそれを半次郎にきかれるって・・・。

    そのあとは、ちょっとキレちゃってますけど、ここからやっと半次郎が江

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    2012年05月06日
  • 花宵道中 5

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    また、読み返したくなる。色々な人と人との繋がりが面白い。
    ほんと、原作がしっかりしてる。
    ただ、最後は緑と三津さん そっちかいっておもた...w

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    2011年12月22日
  • 花宵道中 2

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    なるほど~青花牡丹そう、繋がるんだ.... ちょっとヘビーな物語だけど...

    前半の茜編もよかった。

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    2011年12月16日