宮木あや子のレビュー一覧
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東京の大手企業「明和」に就職した岩手出身の由寿は、閉鎖的な考えが残る母親などに悩まされながらも新しい仕事に一生懸命取り組む。明和ブルガリアヨーグルト五十周年特集のために社員にインタビューすると、制限文字数の10倍は書いてしまい削るのに苦労するなど熱意が伝わり微笑ましかった。由寿を見守る乳酸菌(!?)が語ったり、由寿の推しが、素人が創作した物語の中の擬人化された乳酸菌だったりして、ブルガリアや、ヨーグルトの歴史を学ぶこともできた。
コスプレがばれて居場所を失いそうになっている兄を救うため、これから自分に続いて東京に出たいと考えている後輩たちに道筋をつけるため、「いい子」をやめ、諦めずに言葉にして -
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かなり好き。特に斜線堂有紀さんの「選挙に絶対行きたくない家のソファーで食べて寝て映画観たい」、南木義隆さんの「魔術師の恋その他の物語(Love of the bewitcher and other stories.)」、宮木あや子「エリアンタス・ロバートソン」の三編が好き。心中したり不幸になったりしない、でも社会的な背景も踏まえた百合小説で好感度が高い。百合小説というよりビアン小説と言ってもいいなもしれない。わたしはふわふわした王道女子高生百合にどうしてもハマれないたちなのでこういうのはとても趣味に合うし、日々異性愛前提の社会に生きていると心が救われる気持ちになる。
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花宵道中(はなよいどうちゅう)
朝霧の草履の鼻緒は半次郎が染めたもの。
薄羽蜉蝣(うすばかげろう)
八津の妹女郎である茜の初見世。好いた男に抱かれたい。
青花牡丹(ぼたん)
朝霧の姉女郎の霧里とその弟である半次郎(東雲)の話。
十六夜時雨(いざよいしぐれ)
朝霧の妹女郎の八津が髪結いの三弥吉へ想いを馳せる。
雪紐観音(ゆきひも)
桂山の妹女郎の緑は話せない。でも三津姉さんとなら…。
大門切手(おおもん)
吉原の山田屋である女将、勝野の人生。
それぞれの話がリンクしていて、おもしろかった。
十六夜時雨では、八津の同郷である妹分の三津が
いい味を出していて、彼女が亡くなるのが寂しかっ