宮木あや子のレビュー一覧

  • あまいゆびさき

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    宮木あや子が2013年に発表した長編小説の文庫版。もとはYuri‐Hime Novelから出版されてた官能的なシーン有の百合小説です。それぞれ家庭に問題を抱えている真淳と照乃の2人の少女がすれ違いと再会を繰り返しながら互いの気持ちを確認し成長する物語です。中盤までは家庭や心情の描写が素晴らしく、真淳と一緒に楽しくなったり悲しくなったりします。終盤はテンポアップし、ちょっとしたアクションがあったり、ライトノベルっぽい展開になりますが、こういう作品でハッピーエンドを迎えるのは珍しいと思います。

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    2022年06月28日
  • 憧憬☆カトマンズ

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    ハケンと正社員、外見と内面、偶然と運命…? 仕事に、恋に、世直しに、ゆれるワーキングガールを描いたウルトラハッピーストーリー。『日経ウーマン』『日経ウーマンオンライン』掲載をまとめて書籍化。

    ウルトラハッピーエンドいいねぇ。

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    2022年05月24日
  • 花宵道中

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    校閲ガールが面白かったので、宮木さんの本二冊目です

    いやぁー
    面白かった
    花魁の様々な女性の生き方
    一冊を通して其々の人生が絡み合っている

    お見事でした

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    2022年04月17日
  • 雨の塔

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    柚木麻子さん、角田光代さんあたりが好きな方は好きだと思う。これも一種のガールミーツガールになるのかな?ほぼガールしか出てこないしな、、。

    設定がしっかりしてるけど、その説明は少なくて。彼女たちの世界の狭さが表れているのかもしれない。
    バナナマフィン食べたい。

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    2022年01月07日
  • 春狂い

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    章ごとに視点が変わる
    人の関係が、だいたいはわかっていたけれど
    時間が行ったり来たいもありわかりにくい感じでした
    男を惑わすくらいの美人が地獄を見たっていうのは
    わかりました

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    2021年05月30日
  • 花宵道中

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    江戸吉原の山田屋で起こるお話6編
    連作的な感じでした
    何人もの女郎が登場し彼女たちのそれぞれに
    それぞれの人生がありそれらが語られた
    エッチシーンもありますがそれ以上に彼女たちの
    物語を知ることができました

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    2021年05月28日
  • 官能と少女

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    表紙が可愛くて購入。
    表紙に合ったお話の詰め合わせで面白かった。
    “春姫”と“モンタージュ”が繋がっているのが良かった。

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    2021年05月21日
  • 花宵道中

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    厳しい暮らし、過酷な過去・生い立ちも、ここでは珍しくない。
    それを飲み込み割り切リながら生きてゆく女性たち。
    それでも思いはつのる。淡い期待のかすめることもある。
    浮世絵や絵巻物のように、しっとりと淫靡で美しい。
    今に通じる辛さと、現在とポンと一拍置いたような儚さ、抜け感。
    でも、やっぱり悲しいよ。
    R-18文学賞作品。

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    2021年04月04日
  • 野良女

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    最初から下ネタ全開で引いたけど、内容としてとてもおもしろかった。この本に出てくる女性は各々でいろんな悩みを抱えているけれどそれに抗うようにみんな強く生きていて、心が折れそうな時は友達に助けてもらっていて。女友達の存在は本当に大事だし大切にしていきたいと思った。持つべきものは友達やなあ。
    こうでないといけないとかそういった固定観念に縛られないストーリーに、勇気づけられた。

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    2021年02月11日
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない

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    こういうドロドロしたやつ苦手だけど、この本はとても好き
    読み進める事に面白くなる

    個人的にはヤクザと駆け落ちするお話が好きでした

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    2021年02月03日
  • 花宵道中 1

    ネタバレ

    泣く

    つらすぎる、、、早く逃げたら良かったのに、、、
    絵も綺麗で可愛くてめっちゃ好きです!本屋さんで買いたくなりました!

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    2021年01月19日
  • 野良女

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    パワフル。面白かったです。
    ここに出てくる女性たち、皆問題を抱えまくっているけれど、むしゃくしゃした気持ちを友人とお酒と下話で盛り上がってワーッと発散してるのが楽しそうでした。
    結構しんどいエピソードばかりですが、言葉のセンスが凄くて笑ってしまいました。日茎平均とかかなり酷い。
    桶川さんと横山さんには幸せになって欲しい…鑓水さんも。桶川さんの話に1番笑いました。髪を切って重めのショートにして、目が腫れてたので眼帯をして仕事してたら、エヴァヲタにロックオンされるの面白すぎです。プラグスーツ着せられて「私が死んでもかわりはいるもの」って言わされまくる…でも、エヴァとガンダムは社会人としての教養って

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    2021年01月16日
  • 砂子のなかより青き草 清少納言と中宮定子

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    これまでにも、何人もの作家のによる清少納言や中宮定子を読んできた。
    自分の中ではやはり田辺聖子さんの『むかし・あけぼの』の存在が大きい。
    そこでは歴史の流れ、政権の力関係が詳細に描かれていた。

    田辺作品と比べると、こちらではぐっと登場人物を絞り込み、政争はごく簡単に迫害者道長の影を指すのみ。
    行成も公任も斉信も登場しない。
    敵と味方がくっきり書き分けられる。
    紫式部や中宮彰子がこうもわかりやすい悪役になってしまうのには抵抗がある。
    一条天皇の登場シーンも、ごくわずか。
    その代わり、定子と清少納言の絆はもちろん、定子と妹の淑景舎の君、原子との仲睦まじさや、同僚の宰相の君との友情などが細やかに描

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    2020年11月21日
  • 花宵道中

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    官能小説を読もう第二弾。
    遊女たちの生き様を描いた作品だった。
    官能小説だけど、その表現はどこか上品に感じられた。

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    2020年08月16日
  • 憧憬☆カトマンズ

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    4作品の連作小説です。最初の主人公は、外資系IT企業に務める29歳の派遣OLです。できる派遣OLですが、バカでも授業料さえ払えば入学も卒業もできるユーラシア大学出身です。音楽オタクで不倫をしていますが、新しい恋が始まります。親友の中尾ちゃんは派遣会社の営業です。ちょっとスリリングな展開になりますが、中尾ちゃんにも恋が始まります。3作目でハプニングを経て後藤ちゃんと中尾ちゃんの恋が進展します。4作目は後藤ちゃんの同僚でスイーツ女子を装う下町チャキチャキのパティが主人公です。お仕事や社会の嫌な部分もありますが、最終的にはハッピーになる恋愛お仕事小説です。

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    2020年05月31日
  • 花宵道中

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    ネタバレ

    性的描写が激しくて、戸惑いましたが、各章の主人公が皆、芯の通った人物であることと、空や雪といった自然の描かれ方が美しいのとで、決して品が落ちるという感じはしませんでした。

    物語の時系列が前後するので、読み終わったページに戻って確認することが何度かありましたが、時系列の乱れがむしろ効果的で、巧みな構成だと思いました。

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    2020年04月08日
  • 婚外恋愛に似たもの

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    面白かったです。デビュー前のアイドルグループにはまる5人の主婦35歳の話!!ちょうど同年代だからか、共感できる部分も。同じ35歳で同じアイドルがすきでも、こうまで生活レベルの差があると…なんとも言いがたい気持ちにはなりますが、上を見ても不幸、下を見ても幸せにはなれない、ことがよくわかります。それでも、ハマれるものがあるって人生素晴らしいのでは。

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    2020年02月19日
  • 官能と少女

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     書店の「書店員が本気でお薦めする本」的な棚で見付けた。ハヤカワJA・この表紙・このタイトルということで、ここで買わなかったら一生読まないだろうと思って購入した。

     一般的に「メンヘラ」とカテゴライズされるような少女が出てきて、愛情・性欲といった問題に振り回され傷付く短篇集。

     「身の回りに愛すべきものたちがあるのに、なぜ人は、人とのつながりばかりに重きを置くのでしょうか。人の気持ちが手に入ったってそれは目に見えないし、離れてゆくさまだって見えません。勝手に人に愛情を注いでおいて、望んでいた量の愛情がその人から戻ってこなかったからといって流す涙よりも、予約期日を過ぎてしまい、入荷当日お店に

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    2020年01月01日
  • 校閲ガール

    購入済み

    がらりと作風を変えて

    この著者の他の作品とはがらりと作風を変えたお仕事小説。
    文章力はある作家なので読みやすい。
    私としては従来の繊細な作品よりこちらの作風の方が好み。

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    2019年11月23日
  • 恋テロ 真夜中に読みたい20人のトキメク物語

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    2019年84冊目。リアルな社会ものを2冊続けていたので、自分の中で一服の清涼剤的なものを求める意味でチョイス。出している文庫が女性向けなのか、どちらかというと女性視点の短編が多い気もする。そんな中で良かったのが、「破談同盟」「初めてのラブレター」の2つ。どちらもラストが、これから何かが始まるという期待で終わる話で、何か読んでいるこちらがニヤニヤしてしまう。オジサンもたまにはこういう物が欲しいのよ。(笑)。感想はこんなところです。

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    2019年11月15日