宮木あや子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこわいこわいこわいこわいこわ……。
登場人物が全員狂っているか壊れているか変態かだった。
耽美小説として良いのかな……と感じるような、狂った美しい世界ではあったけれど、とにかくこわい。
「コンクパール」
モノしか愛せない女と女の話。
宮木あや子の世界によく出てくる謎の金持ち一族“黒川家”登場。
その元を辿ると『太陽の庭』に行きつくのだが詳細を忘れた。
「春眠」
途中までは、女教師と男子高校生の禁断の恋……的なムードだったのが、一気に変態教師の恐怖の物語に。
中村は、主人公の高校時代の隠し撮りをどうやって撮ったのだろう。
彼女は女子校で、中村の教え子ではないようだったし。
「光あふれる」
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購入済み
独特の世界
同じ著者の「校閲ガール」とはまるっきり作風が違う。この著者の作品一覧をみるとこちらの作風の方が多い。
繊細で微妙な語り口はそれなりに良いが、私の好みには合わなかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ愛という檻にとらわれた女たち。
虐待されていた頃、一緒に家出をしてくれた医者の息子との偶然の再会。
自然派食品を愛する主婦のパート先の在日のバイトとの乱暴な関係。
金のために資産家と結婚した女が少女に抱いた気持ち。
ピアノを習いに来ている単身赴任の男に欲情する暇を持て余した専業主婦。
ヤクザの男が残した部屋で彼の帰りだけを待つと決めたとき。
大人へと成長してく娘の姿を認められず、いつまでの自分の操り人形として接する過干渉の母親。
読みやすい。
読みやすいけどバッドエンド(?)で読んでてつらい。
そして表紙の絵が不気味で怖いんですけど。。。 -
Posted by ブクログ
まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
今の世にこういう企画は合わないと思う。