宮木あや子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ガッツリ航空業界に関する知識が出てくるため「校閲ガール」よりは読むのにパワーが必要です。
「学園大奥」同様、執筆中に大きな出来事があり物語が変わったらしく。
キャビンアテンダントとしての奮闘記というよりも、航空業界を志す青年(アラサー)にまつわる
謎と、男女のちょっとしたアレやこれやと、男の友情と、過去作のネタを盛り込んだファンサの欲張りセットです。
メンズ5人がハイスペなのは女子の夢的なものだと思いたい(東京にあんなのがゴロゴロいたら魔境すぎるし。コンプ爆発する)
宮木あや子さんは社会問題等への関心が高い作家だと思うので今後の作品で押し出してほしい。 -
Posted by ブクログ
うーん、、、!なんだろうこれ、すごく重い!
宮木さんの本は、婚外恋愛に似たもの、官能と少女を読んでいる。婚外恋愛に似たものはあまり好きではなかったが、官能と少女に引き込まれた。この作品も、あらすじを読んで読みたいなと思ってしまった。まだ熟しきっていない少女の心の闇を官能と結びつけて描く。私はこういうの大好き。
憎しみが愛に変わることはあるのか。
なんかもう、うまく言葉にまとめられないけど、共依存、歪んだ愛。少女を取り巻く環境は劣悪で耐え難いけど、前原と結城がいてくれてよかった。壱で描かれる前原の妻と、老人。少女と、結城。このふたりの激しい愛でも妥協の愛でもない関係がすごく好きだ。穏やかで、でも -
Posted by ブクログ
ネタバレ乳酸菌がしゃべる?!というなかなかトリッキーな設定。
ただ、乳酸菌の語り口が軽妙で、とても面白い。
この書き方は好き嫌いわかれる気もするけど、個人的にはかなりツボだった。
また、乳酸菌やヨーグルトに関する歴史や蘊蓄を乳酸菌自身が話してくれるのも興味深い。普通に勉強になる。
ヨーグルトに使われている菌の違いとかあまり気にしたことなかったけど、今度ちゃんとパッケージみて買おうという気持ちになった。
さらにさらに、主人公の由寿の実家が宮城で、彼女を取り巻いていた田舎の価値観を背景に物語が進むシーンもあるのだが、これがまた面白い…
わりと語られるテーマではあるし、どちらが良い・悪いもないと思うが、 -
Posted by ブクログ
石原さとみさん主演で
ドラマ化してたんだ。
ちょっと見てみたかったなぁ。
校閲の仕事スゴいですね。幅広さに驚きです。
文字や文章は勿論、時系列や服装、時代小説なら時代背景が正しいか調べたり、何から何まで細かくて大変そう。
角田光代さんの解説にもあったけど、タイトルの付け替えの提案まで!?そこまでですかー。
でも知識も増えるし面白そう!推しの作家さんの原稿をいち早く読めるのも羨ましい。
一冊の本が出来上がるまでに校閲さんが頑張って下さるから私たちは安心して本を手に取ることが出来るんですね。感謝感謝です。
校閲の仕事って堅苦しいイメージがあるけど
主人公悦子のキャラがそれを感じさせない。
心の -
Posted by ブクログ
『校閲ガール』のドラマが大好き(原作は未読)だったので、この作者様はぁぁぁぁぁぁぁ(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु⁾⁾ってオタク全開になったよね。いいよね、オタクの話だし。
半分もやしもん、半分田舎から出てきた女の子が生き方を見つける話、かな。
主人公の生い立ちや思考の変化は語られるものの、細やかな心情が語られるわけではなく、なんていうかトレンディドラマちっく。なんか薄いね。『東京タラレバ娘』っぽい。
田舎で親とケンカするシーンは九州弁はもうちょっと理解できる西の民なのだがなぜここまで読みにくいのか?と頭上にはてなマーク飛ばしながら読むほど「めんたいこ」に引っぱられていた。東北って書いてあったじ -
Posted by ブクログ
新卒でエグゼクティブホテルのフロントとして就職した主人公。順調なキャリアを築く中で、諦めきれなかったパイロットの夢を追うためにCAとして航空業界に飛び込むお仕事ストーリー。
知らない業界の内側って面白い!特にボブちゃんの24時間勤務には思わず『ひぇーーー!』って声が出た。笑
CAの華やかなイメージの裏には、弛まぬ努力と体力、知識だけでなく頭の回転も必要で。それでもCAは保安員。なるほど。
これを読むと飛行機に乗りたくなる。
主人公の父親に関してのストーリーは企業や国の裏側の部分というか、社会人として働くことの意味を突きつけられたような気持ちになりました。友人の冤罪については胸糞悪くて。こうい