宮木あや子のレビュー一覧

  • 婚外恋愛に似たもの

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    容姿や収入が全く違う35歳の女性5人。
    デビュー前アイドルグループ「スノーホワイツ」の推し活で繋がっていく。
    自分より上の立場にはなれないし、下の立場にはなりたいと思わない。そしてどの立場であっても、不満はあるもの。
    等身大の女性ここにあり。

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    2025年10月14日
  • CAボーイ

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    ガッツリ航空業界に関する知識が出てくるため「校閲ガール」よりは読むのにパワーが必要です。
    「学園大奥」同様、執筆中に大きな出来事があり物語が変わったらしく。
    キャビンアテンダントとしての奮闘記というよりも、航空業界を志す青年(アラサー)にまつわる
    謎と、男女のちょっとしたアレやこれやと、男の友情と、過去作のネタを盛り込んだファンサの欲張りセットです。
    メンズ5人がハイスペなのは女子の夢的なものだと思いたい(東京にあんなのがゴロゴロいたら魔境すぎるし。コンプ爆発する)

    宮木あや子さんは社会問題等への関心が高い作家だと思うので今後の作品で押し出してほしい。

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    2025年09月19日
  • 春狂い

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    うーん、、、!なんだろうこれ、すごく重い!
    宮木さんの本は、婚外恋愛に似たもの、官能と少女を読んでいる。婚外恋愛に似たものはあまり好きではなかったが、官能と少女に引き込まれた。この作品も、あらすじを読んで読みたいなと思ってしまった。まだ熟しきっていない少女の心の闇を官能と結びつけて描く。私はこういうの大好き。
    憎しみが愛に変わることはあるのか。
    なんかもう、うまく言葉にまとめられないけど、共依存、歪んだ愛。少女を取り巻く環境は劣悪で耐え難いけど、前原と結城がいてくれてよかった。壱で描かれる前原の妻と、老人。少女と、結城。このふたりの激しい愛でも妥協の愛でもない関係がすごく好きだ。穏やかで、でも

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    2025年09月18日
  • 校閲ガール

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    本がどうやってできているかを理解したくて手始めに読んだ本。
    ドラマを見てるかのようにすらすらと読めたけど、自分の目的に対しては少し内容が薄かったので、更に進んで探していきたい。

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    2025年09月10日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    略奪愛をテーマに、ということでもっとドロドロとした無情で無慈悲で綺麗事なしの恋愛を期待していたけど、その期待は外れた。あくまで個人的な見解だけれど、一般的な略奪愛のイメージではなく、「偏愛」アンソロジーの意味合いが強いと思う。
    そういう意味では個人的には肩透かしを食らった気分だったけど、ひとつひとつのストーリーは面白かった。特に文鳥の話はお気に入り。

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    2025年08月07日
  • 婚外恋愛に似たもの

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    登場する35歳の5人の女性。容姿も境遇も全く異なる。共通しているのは熱狂的なアイドルファンであること。それにしても実際にこの5人が行動を共にするとは思えないけど…極端な例であるのかもしれないとも思える。自分に今推しがいないからあまり感情移入できなかったけど生きる上で拠り所にもなっているのを目の当たりにしてやっぱり推し活はできたらいいな。

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    2025年07月30日
  • 令和ブルガリアヨーグルト

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    ネタバレ

    乳酸菌がしゃべる?!というなかなかトリッキーな設定。
    ただ、乳酸菌の語り口が軽妙で、とても面白い。
    この書き方は好き嫌いわかれる気もするけど、個人的にはかなりツボだった。

    また、乳酸菌やヨーグルトに関する歴史や蘊蓄を乳酸菌自身が話してくれるのも興味深い。普通に勉強になる。
    ヨーグルトに使われている菌の違いとかあまり気にしたことなかったけど、今度ちゃんとパッケージみて買おうという気持ちになった。

    さらにさらに、主人公の由寿の実家が宮城で、彼女を取り巻いていた田舎の価値観を背景に物語が進むシーンもあるのだが、これがまた面白い…
    わりと語られるテーマではあるし、どちらが良い・悪いもないと思うが、

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    2025年07月25日
  • セレモニー黒真珠

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    これは良かった!キャラも物語もとても良かった!葬儀会社に勤める男女3人のお話。父親の借金を抱え、中卒で年をごまかしてソープで働く女の子は初めて愛した男の死に水を取るため葬儀会社に勤める。小さい頃から葬儀に憧れるイケメン眼鏡男子は独立するために葬儀会社に勤めるがそこに勤める先輩に恋をする。その先輩は恋に破れトラウマになった男から妻が亡くなったので葬儀を依頼される。告別式では妻が亡くなったのはお前のせいだと詰られる。イケメン眼鏡男子のブラコン妹の話も最後の中学生のお葬式も泣ける。ステキなお話ばかりでした。

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    2025年07月15日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    とても豪華な作家さんたちのアンソロジー。
    そして話の内容は『略奪愛』
    こういうお話、大好きです…!!!

    アンソロジーの中でも
    彩瀬まるさんの「かわいいごっこ」は
    特に好みでした!
    出てくる文鳥がとても可愛い…。

    とてもドキドキしながら読めました!

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    2025年07月09日
  • 令和ブルガリアヨーグルト

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    乳酸菌を擬人化してる感じがようわからんかったけど、それ以外はおもしろかった。ゆずがオタクすぎてかわいい。兄のプリキュアコスプレもたまらん!ヨーグルトを食べたくなったので、帰りに買って帰ろ。

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    2025年06月21日
  • 校閲ガール

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    石原さとみさん主演で
    ドラマ化してたんだ。
    ちょっと見てみたかったなぁ。

    校閲の仕事スゴいですね。幅広さに驚きです。
    文字や文章は勿論、時系列や服装、時代小説なら時代背景が正しいか調べたり、何から何まで細かくて大変そう。
    角田光代さんの解説にもあったけど、タイトルの付け替えの提案まで!?そこまでですかー。
    でも知識も増えるし面白そう!推しの作家さんの原稿をいち早く読めるのも羨ましい。
    一冊の本が出来上がるまでに校閲さんが頑張って下さるから私たちは安心して本を手に取ることが出来るんですね。感謝感謝です。

    校閲の仕事って堅苦しいイメージがあるけど
    主人公悦子のキャラがそれを感じさせない。
    心の

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    2025年05月27日
  • 百合小説コレクション wiz

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    今回のアンソロジーに可愛い百合はいない。
    全体的にビターテイスト。
    一発目の『選挙に絶対行きたくない家のソファーで食べて寝て映画観たい』から刺しに来てて呻きそうだった。
    『パンと蜜月』や『悪い奴』で描かれる愛は歪で、『運命』の二人には苦難が待ち受けている。
    ああでも『魔術師の恋その他の物語』は少し酷くて悲劇的だけど、ドラマティックだったな。

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    2025年05月25日
  • セレモニー黒真珠

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    葬儀屋「セレモニー黒真珠」を主な舞台とした連作短編集。

    人の死と向き合う仕事なだけに、シリアスではあるのですが、所々でコミカルな描写があるので、心を和ませてくれます。

    主要登場人物のキャラクターもしっかりしているので、シリーズ化しても面白そうだと思いました。

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    2025年05月20日
  • 校閲ガール

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    テンポが良く、読み心地もかなりライト。
    一方、表現に唸る、とかはなかったなーという印象。

    角田先生の解説を読んで
    確かにキャラ立ちや説明臭さ、話のブレ、等はまったく違和感なかったな、と改めて気づく。
    これも作り手の強さではあるよな。

    ドラマ見てはないけど、石原さとみははまり役な気がする。

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    2025年04月13日
  • 校閲ガール トルネード

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    ネタバレ

    先輩をあんた呼ばわりし、バッサリと切り落とす我が強い悦子。でも何故か憎めないのはどうしてだろうと第1巻からずっと思っていましたが、それは他の人を妬まないところだと本書でわかりました。

    第1巻のときは「えっ、何この人?」と戸惑う気持ちが強かったですが、3巻まで読み進むにつれて、愛すべきキャラクターだなぁとしみじみ思うようになりました。

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    2025年03月26日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    ネタバレ

    心に染み渡るエピソードが多いなか、結果的には悦子の魂のリサイクル説、アバンギャルドな輪廻観が一番印象に残りました。

    悦子は本書では脇役に回っていますが、少ない出番のなかでもキャラクターの立ち具合いが圧倒的でした。

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    2025年03月26日
  • 校閲ガール

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    ネタバレ

    癖のある登場人物が多く、最初「うぐっ!」と戸惑いましたが、読んでいるうちに悪気がない人達だとわかり、馴染んでいきました。

    不勉強で校閲の仕事は誤字脱字を直すだけかと思っていましたが、推理小説に出てくる移動時間の整合性の検証なども手掛けると初めて知りました。

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    2025年11月07日
  • 令和ブルガリアヨーグルト

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    『校閲ガール』のドラマが大好き(原作は未読)だったので、この作者様はぁぁぁぁぁぁぁ(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु⁾⁾ってオタク全開になったよね。いいよね、オタクの話だし。

    半分もやしもん、半分田舎から出てきた女の子が生き方を見つける話、かな。
    主人公の生い立ちや思考の変化は語られるものの、細やかな心情が語られるわけではなく、なんていうかトレンディドラマちっく。なんか薄いね。『東京タラレバ娘』っぽい。

    田舎で親とケンカするシーンは九州弁はもうちょっと理解できる西の民なのだがなぜここまで読みにくいのか?と頭上にはてなマーク飛ばしながら読むほど「めんたいこ」に引っぱられていた。東北って書いてあったじ

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    2025年02月22日
  • CAボーイ

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    新卒でエグゼクティブホテルのフロントとして就職した主人公。順調なキャリアを築く中で、諦めきれなかったパイロットの夢を追うためにCAとして航空業界に飛び込むお仕事ストーリー。
    知らない業界の内側って面白い!特にボブちゃんの24時間勤務には思わず『ひぇーーー!』って声が出た。笑
    CAの華やかなイメージの裏には、弛まぬ努力と体力、知識だけでなく頭の回転も必要で。それでもCAは保安員。なるほど。
    これを読むと飛行機に乗りたくなる。

    主人公の父親に関してのストーリーは企業や国の裏側の部分というか、社会人として働くことの意味を突きつけられたような気持ちになりました。友人の冤罪については胸糞悪くて。こうい

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    2025年02月16日
  • 官能と少女

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    R指定本なのも知らず、官能の意味も知らず馬鹿な状態で買ってしまったんですけどストーリーは読みやすく、ただまあすごい内容がちゃんと官能表現が綺麗でした。私にはとてもそれが強く印象に残りました。
    章のまとまりも綺麗でした。ただ私には官能小説は早かったのかな、一旦途中でリタイア中です。

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    2025年01月24日