宮木あや子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一部で話題になったという同名の原作のコミカライズ。
原作を読んだことがないので、比較できず、単純にコミックスとしての評価のみです。
同じ見世の花魁を主人公にそれぞれのストーリーを見せていくようです。
第一話は遊女朝霧とお祭りで運命の様に出会った半次郎。一度きりの出会いと思っていたはずが、再会を果たした二人。しかし皮肉にも、その場所は、朝霧の大口客で酒が入ると癖が悪いと評判の客の座敷。案の定、半次郎の見ている前で、淫らな辱めを受ける朝霧。だがしかし、それでも二人の思いは通じあうが、待っていたのは悲しい結末だった。半次郎の狂気性が良いです。遊女が主人公の話ではあるけれど、半次郎のことをもっと知りた -
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Posted by ブクログ
出版社の校閲部を舞台に頑張る女の子のお仕事本。
主人公がズバズバ言う系の、それでいてちゃんと有能で、女の子としてのファッションや恋愛にも全力投球という、なんか最近読書してる中では逆に珍しい感じで楽しめた。
この小説は9年前ぐらいの小説なわけだが、こういう女の子が主人公のお仕事本って色々合った気がするし、この辺の時代のときはまだこれぐらい元気があったのかな~と思ってしまう。
「年末までに恋できてよかった~」とか最近の女性が主人公の本で読んだことない。こういう、推しとかでもなく、男に負けないとかでも生きづらい時代を生きるみたいなのではなく、あ~辛いけどいったるわ~!みたいな女性がもっと流行る