宮木あや子のレビュー一覧
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前半は、第一作を思わせる校閲ミステリー仕立てに絡めて、ついに悦子と是永が結ばれるドタバタ・ラブ・ストーリー。後半はあこがれの編集部(ただし、"Lassy" ではなく、そのウェディング向けスピンアウト雑誌 "Lassy noces")に異動したものの、想像とは違う編集の世界に悦子が翻弄される姿を描く。
幸せな結婚を願いつつ、独身のまま Lassy の敏腕編集長として第一戦で活躍する榊原と、一流キャリアウーマンを目指しながら幸せな結婚と子供に恵まれ、第二線の Lassy noces 編集長に甘んじる楠城の二人の女性が、同じく希望の職業と適性が合致しない悦子 -
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ネタバレ表紙買い。宮木あや子作品、初めて読んだ。文章は読みやすいし雰囲気も結構好きだし、他の作品も読んでみようかな。
本の帯に「恋愛小説」って書いてあったけど、恋愛小説とは違うような気がした。恋愛が絡んではいるけど、登場人物同士の心はあんまり通ってない。全部の話に寂しさを感じた。それから、何度か出てくる血の描写が妙に印象に残る。個人的には、この本はエログロ小説。
最初に恋愛小説を期待して読んだからかな、「春眠」がいちばん好きだった。印象のよくない主人公が「モンタージュ」でも再登場したけど、こちらでは良い先生ぶっててシュールだった。最後、ちょっとスカッとしたよね。 -
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これやっぱりモデルはジャニーズかな?と、大抵の人は思うはず。ひとつの事務所に男性アイドルグループがたくさん所属していて、CDデビュー前のグループは既にデビューしている先輩のバックで踊って、コンサートではオリジナルのうちわを振って…という、どこかで聞いたことがある要素がたっぷり。
なのでジャニーズファンの人ならより面白く読めるかも知れない。あるある!って思うことがたくさんありそう。
35歳で既婚でスノーホワイツのファン。というざっくりとした共通点を持った5人の女性の物語。
1章ごとに主役が交代してそれぞれの境遇や人柄などが描かれてゆき、その中で5人が少しずつ出逢ったり紹介したりされたりで繋がっ -
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ネタバレ今作は、悦子と一緒にいろいろと考えながら
読みすすめました。
「がんばれ!悦子!」思わず
そう声をかけたくなる。
そんな読後感です。
天賦の才能と 自分のやりたいことに
ずれがあると気づいた時。
しかしそれは
「自分には願ってもみなかった才能がある」
と気づく瞬間でもあるんですね。
だからこそ。
それは自分の望む方向ではなかったのに
悦子は恋人よりも校閲の仕事を迷わず選んだ。
まだ若い悦子はこれからも悩みつつ
悦子にしか歩けない悦子だけの生き方を
切り拓いてゆくことでしょう。
私は若い頃志した作家にはなれず
なりたくもなかった教師として
30年を過ごしました。
天職…だとはまだ思 -
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先輩が吉原は他とは違うんだ、あそこをそこらへんのデリヘルとかと一緒にすんなと力説しているのを思い出すわけだが、何が違うって予約していって駅まで車で迎えに来てくれると。でも帰りは歩いて帰ると。ともかく吉原のネームバリューはすごい。
やっぱ今でも金持ちの娯楽として流行ってんのかな。現代の事は分からんけど、江戸時代のシステムもなかなかにえげつなく、初回はお話だけよ、みたいなのから処女はめっさ価値があるのとか、おっさんの願望をうまく利用するシステムは昔も変わらんわね。
こういうの読むと、ホント男って勝手だわー、それに比べて女はいつもけなげに頑張ってるのね、って思うけど、まぁこれ小説だよって言われれ -
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まさか宮木あや子さんの薄い本が読めるとは…そればかりではないですが、面白かったです。
それぞれ担当は違うけど同じアイドルグループのファンの35歳、というだけの繋がりの5人の女性たちが、皆さん素敵でした。
普通に暮らしていたら関わることもなかったと思う、境遇の違う女性たちでしたが、友達居ないと言いつつ話に親身になっているところが素敵でした。妬みがないのは、それぞれ自分にも相手にも不満があることをどこかで理解しているからなのかな。
好きなものがあると人はこんなにも強く、幸せになるのだなと思いました。
ジャニーズではないですが、わたしも追いかけている人たちがいるので彼女たちの想いにはとても共感しまし