宮木あや子のレビュー一覧

  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    シリーズ第2作目。主人公を取り巻く同僚の話をメインで描かれている。それぞれがそれぞれに悩みや信念を抱えながら毎日仕事をしていて理想の人生と現実の人生に折り合いをつけながら生きていると感じた。当たり前だけど、脇役なんかいなくて、一人一人が人生の主役だと改めて思った。

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    2022年03月22日
  • 校閲ガール トルネード

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    テレビドラマで放映されていた校閲ガールの3部作目。コミカルでテンションが高く読みやすい内容でした。校閲部で働く高野さんは、ファッション部に憧れを抱き異動を目標に掲げ仕事し、現にファッション部に異動するも、仕事内容が激務で校閲部に戻ります。高野さん、そして校閲、職場内の日常の話。
    心に残った〔夢=天職じゃなくてもいい)という言葉です。

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    2022年03月09日
  • 雨の塔

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    柚木麻子さん、角田光代さんあたりが好きな方は好きだと思う。これも一種のガールミーツガールになるのかな?ほぼガールしか出てこないしな、、。

    設定がしっかりしてるけど、その説明は少なくて。彼女たちの世界の狭さが表れているのかもしれない。
    バナナマフィン食べたい。

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    2022年01月07日
  • 校閲ガール ア・ラ・モード

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    この小説に出てくる女性たちはみんな口は悪いけどサバサバしてていいなぁ。セレモニー黒真珠、読んだんだけど全然覚えてないから、キャラリンクの喜びがなくて悲しい

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    2021年06月14日
  • 春狂い

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    章ごとに視点が変わる
    人の関係が、だいたいはわかっていたけれど
    時間が行ったり来たいもありわかりにくい感じでした
    男を惑わすくらいの美人が地獄を見たっていうのは
    わかりました

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    2021年05月30日
  • 花宵道中

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    江戸吉原の山田屋で起こるお話6編
    連作的な感じでした
    何人もの女郎が登場し彼女たちのそれぞれに
    それぞれの人生がありそれらが語られた
    エッチシーンもありますがそれ以上に彼女たちの
    物語を知ることができました

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    2021年05月28日
  • 官能と少女

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    表紙が可愛くて購入。
    表紙に合ったお話の詰め合わせで面白かった。
    “春姫”と“モンタージュ”が繋がっているのが良かった。

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    2021年05月21日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    本の話だから、まあ予想がつくけど、と侮っていたら、結構いけた。凸凹はあるが。今まで読んだことのなかった作家のものが新鮮でよかった。この作家、読んでみようかという気にさせる。
    中田永一「メアリー・スーを殺して」この小説自体がメアリー・スーぽいがなあ。
    宮下奈都「旅立ちの日に」期待したけどねえ。手抜き。
    原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジェ」ピンと来ない。
    小手鞠るい「ページの角の折れた本」さすが元詩人だけあって、描写が美しい。物語もいい。
    朱野帰子「初めて本を作るあなたがすべきこと」察してちゃんの夫への対応に苦労する主人公が面白い。
    沢木まひろ「時田風音の受難」官能小説家と編集者との対峙に笑っ

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    2021年05月06日
  • 花宵道中

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    厳しい暮らし、過酷な過去・生い立ちも、ここでは珍しくない。
    それを飲み込み割り切リながら生きてゆく女性たち。
    それでも思いはつのる。淡い期待のかすめることもある。
    浮世絵や絵巻物のように、しっとりと淫靡で美しい。
    今に通じる辛さと、現在とポンと一拍置いたような儚さ、抜け感。
    でも、やっぱり悲しいよ。
    R-18文学賞作品。

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    2021年04月04日
  • 野良女

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    最初から下ネタ全開で引いたけど、内容としてとてもおもしろかった。この本に出てくる女性は各々でいろんな悩みを抱えているけれどそれに抗うようにみんな強く生きていて、心が折れそうな時は友達に助けてもらっていて。女友達の存在は本当に大事だし大切にしていきたいと思った。持つべきものは友達やなあ。
    こうでないといけないとかそういった固定観念に縛られないストーリーに、勇気づけられた。

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    2021年02月11日
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない

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    こういうドロドロしたやつ苦手だけど、この本はとても好き
    読み進める事に面白くなる

    個人的にはヤクザと駆け落ちするお話が好きでした

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    2021年02月03日
  • 花宵道中 1

    ネタバレ

    泣く

    つらすぎる、、、早く逃げたら良かったのに、、、
    絵も綺麗で可愛くてめっちゃ好きです!本屋さんで買いたくなりました!

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    2021年01月19日
  • 野良女

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    パワフル。面白かったです。
    ここに出てくる女性たち、皆問題を抱えまくっているけれど、むしゃくしゃした気持ちを友人とお酒と下話で盛り上がってワーッと発散してるのが楽しそうでした。
    結構しんどいエピソードばかりですが、言葉のセンスが凄くて笑ってしまいました。日茎平均とかかなり酷い。
    桶川さんと横山さんには幸せになって欲しい…鑓水さんも。桶川さんの話に1番笑いました。髪を切って重めのショートにして、目が腫れてたので眼帯をして仕事してたら、エヴァヲタにロックオンされるの面白すぎです。プラグスーツ着せられて「私が死んでもかわりはいるもの」って言わされまくる…でも、エヴァとガンダムは社会人としての教養って

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    2021年01月16日
  • 砂子のなかより青き草 清少納言と中宮定子

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    これまでにも、何人もの作家のによる清少納言や中宮定子を読んできた。
    自分の中ではやはり田辺聖子さんの『むかし・あけぼの』の存在が大きい。
    そこでは歴史の流れ、政権の力関係が詳細に描かれていた。

    田辺作品と比べると、こちらではぐっと登場人物を絞り込み、政争はごく簡単に迫害者道長の影を指すのみ。
    行成も公任も斉信も登場しない。
    敵と味方がくっきり書き分けられる。
    紫式部や中宮彰子がこうもわかりやすい悪役になってしまうのには抵抗がある。
    一条天皇の登場シーンも、ごくわずか。
    その代わり、定子と清少納言の絆はもちろん、定子と妹の淑景舎の君、原子との仲睦まじさや、同僚の宰相の君との友情などが細やかに描

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    2020年11月21日
  • 花宵道中

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    官能小説を読もう第二弾。
    遊女たちの生き様を描いた作品だった。
    官能小説だけど、その表現はどこか上品に感じられた。

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    2020年08月16日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    短編集。以下気になったタイトル

    メアリー・スーを殺して(中田永一)…二次創作小説を書く女の子と、その小説の中に顔をのぞかせるメアリー・スーとの向き合い方について

    砂に埋もれたル・コルビュジェ(原田マハ)…認知症で徘徊癖のある父と世話をする娘の話。あとがきで本を埋める話について読み、考えるところがあった

    ラバーズブック(小路幸也)…アメリカ一人旅中の主人公が立ち寄ったカフェで巡り会う一冊の本について。短編だけど伏線のようなものがあっておもしろく、また「本をみぐる物語」というタイトルにぴったりな話だと思った

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    2020年07月04日
  • 校閲ガール トルネード

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    宮木あや子さんが描く登場人物って誰も自分に似た部分があり凄く好き。

    私は原作ファンなのでドラマは
    自分が思い描いていない悦子が出てきたら嫌だ。と思い観ていなかったけど、後書きを読んでから観てみようかな?と思った。

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    2020年06月13日
  • 憧憬☆カトマンズ

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    4作品の連作小説です。最初の主人公は、外資系IT企業に務める29歳の派遣OLです。できる派遣OLですが、バカでも授業料さえ払えば入学も卒業もできるユーラシア大学出身です。音楽オタクで不倫をしていますが、新しい恋が始まります。親友の中尾ちゃんは派遣会社の営業です。ちょっとスリリングな展開になりますが、中尾ちゃんにも恋が始まります。3作目でハプニングを経て後藤ちゃんと中尾ちゃんの恋が進展します。4作目は後藤ちゃんの同僚でスイーツ女子を装う下町チャキチャキのパティが主人公です。お仕事や社会の嫌な部分もありますが、最終的にはハッピーになる恋愛お仕事小説です。

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    2020年05月31日
  • 花宵道中

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    ネタバレ

    性的描写が激しくて、戸惑いましたが、各章の主人公が皆、芯の通った人物であることと、空や雪といった自然の描かれ方が美しいのとで、決して品が落ちるという感じはしませんでした。

    物語の時系列が前後するので、読み終わったページに戻って確認することが何度かありましたが、時系列の乱れがむしろ効果的で、巧みな構成だと思いました。

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    2020年04月08日
  • 婚外恋愛に似たもの

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    面白かったです。デビュー前のアイドルグループにはまる5人の主婦35歳の話!!ちょうど同年代だからか、共感できる部分も。同じ35歳で同じアイドルがすきでも、こうまで生活レベルの差があると…なんとも言いがたい気持ちにはなりますが、上を見ても不幸、下を見ても幸せにはなれない、ことがよくわかります。それでも、ハマれるものがあるって人生素晴らしいのでは。

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    2020年02月19日