宮木あや子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
☆3.5
軽めの雰囲気の本を読みたいと思い、娘のカラーボックスの中から借りた本。主人公の河野悦子含め、みんなあっけらかんとしていてよかった。
また、「ありのままの自分を好きになってくれる男なんていないんですからね」など、ハッとさせられるフレーズがいくつかあったのもよかった。「ありのままの自分」なんて見方によっては根拠のない自己肯定、人との関わりの中で自分を認めてもらいたいなら(好意を持っている人に振り向いてもらいたいなら)「ありのままの自分でよい」という発想はない。もちろん「相手に合わせましょう!」ということでもない。
ただ、河野悦子が入社2年目の大卒24歳はどうなんだろ? 発言内容、仕事の出来具合いなど、これで入社2年目なら将来性のあるとても優秀な人材! -
Posted by ブクログ
今回は校閲ガールのまわりのガールと
ウーマン、ボーイ達6人のサイドストーリ。
なので残念ながら校閲ガールの出番が少ない。
これはやってしまった!と思いきや
予想に反して、物語にグイグイ惹き寄せられてしまった。まるで悦子に何かで引っ張られているように。
どの話もクスッと笑えるところがあるだけでなく、登場人物の日々の仕事の悩みや意外な過去に驚かされたり、そんな思いがあったんだと違う一面を見せられることにより、魅力が増し親近感や愛着がわいてきます。
一番驚かされたのは悦子の上司で部長の茸原
ことエリンギ。あのエリンギが?
普段温厚そうなエリンギがサスペンスあり、
ロマンスありと小説のような恋愛をしていたとは!(小説だけど)これはもう事件だよ!
それにしてもエリンギ格好いいですね。
こんな大変な経験をしたから今のような雰囲気がだせるのかな?
章の最後の悦子とのやり取りには大笑いしたけど、ちょっと重い話を明るく終わらせるところなんかもいいですね。
この本の名物はやっぱりクズ編集者の貝塚とのやりとり。スカッとするし会話が面白い。
本人と面と向かってクズっぷりを論破するところも笑えるが少し可哀想になってきてしまう読み手の気持ちと反して貝塚の打たれ強さには感服してしまう。もしかしてMなの?
無礼で毒舌だけど何か憎めない悦子と案外お似合いなのでは?喧嘩するほど仲が良いと言うしね。
最後の貝塚の気持ち、これはもしかしてもしかするかも!う~ん楽しみ。
校閲だけにとどまらす、編集者、作家の視点でそれぞれの仕事の苦労や面白さがユーモラスに描かれているのも本書の魅力のひとつです。
悦子のファッション好きで校閲には無駄な戦闘服を着てくるところや、やりたい仕事ではないけれど完璧に近い仕事への姿勢は、ただ面白いだけでなく、好きなことをやりたいからこそ今を一生懸命頑張ろうと思わせてくれます。
「小説王」や「店長がバカすぎて」が好きな人なら十二分に楽しめかると思います。
今巻のサイドストーリーを読むと、物語やキャラに深みが出てきて更に面白くなりそう。
モーリーの仕事、悦子の仕事や恋の行方、
まだ気になることが盛り沢山!
次作を読むのが楽しみです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ短編4つ、しかし言葉の濃度が高い。
だから読むのにパワーが必要。
多分テーマは半身、2つで1つ。
でも静かで美しいから、読んでいても辛くない。星の王様が1番好きかも。
ヴィオレッタの尖骨
大人に押さえつけられ世界に出られない少女2人。綺麗な少年。少年の尖った骨に心奪われ、欲しがる2人。歪んでるけど、歪みがないと交わらなかった3人というのは皮肉。人数は違うけど女の子同士が親密だからか、雨の塔を思い出した。
針とトルソー
ふしだらでバカ
天橋立のように地味な場所って微妙にディスっててワロタ。卒業旅行としては大人しめだよね。
地の文に括弧書きが多い宮木作品は何となく気持ちを軽くして読める。楽しそうな予感がして。
でも後半から官能の宮木あや子になった。変態オヤジが出てきた。宮木あや子を読んでると、男って醜いよなと思い自分が少し嫌になる。終わり方は、未来があって嫌いじゃない。
星の王様
宮木あや子の官能が堪能できる。性描写ではなく、文章が作る空気感が官能側。
紫陽花坂
宮木あや子の官能バリバリ。
星の王様っぽいのが戯曲として登場している!
O嬢の物語が出てくるとは!笑
秋子は最後どうなった?お葬式に来てた? -
Posted by ブクログ
ネタバレ宮木あや子さんのお仕事小説は、テレビ業界でもヒリヒリと冴え渡っていました。
バリバリとお仕事して悩む、シスターフッド。面白かったです。
各々の事情で崩れる事があっても、仕事だ!働く!!と立ってる彼女たちの格好良さ。言わないでおく、が出来るようになるのはそれまで公私ともにいろいろ経験されてきたからだろうな、としみじみしてしまいます。
体力で無理ができなくなってる年齢だというのがリアルでした。
昨今なにかとテレビ局は渦中にいますが、このお話読んでても、タレントやスタッフが外されたり飛んだりはあっても「テレビ業界や局自体が揺らぐ」という時代が来るとは想像できないよなぁ…とつくづく。
約10年前のこの作品に「テレビの人はネットを甘く見すぎ」というセリフがあったのはすごい。
ガンダムもエヴァも新作出たし変わらず一線にいます。そうか宮木あや子さんだったかこの説。