宮木あや子のレビュー一覧
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ネタバレ最高に面白い。トレンディドラマを見てるように情景が浮かぶ。お仕事コメディ小説。そりゃドラマ化する。
主人公は河野悦子(こうのえつこ)。
ファッション誌の編集者になることが夢。
しかし憧れの出版社に合格したものの、文芸書の校閲部に配属されてしまう。名前が河野悦子だからか!?と疑いながら、もくもくと原稿と格闘する日々。
一日でも早く、ファッション誌の編集部に移動したい。そのためには校閲の仕事を完璧にこなして、仕事のできるヤツと認められないといけない。
堅苦しい作家を説得したり、偉そうな先輩に言い返したり、作家のパーティーに出席する同僚を垢抜けさせたり、独創的な純文学に辟易したり、事実確認が大 -
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ネタバレ
資産家の娘達がこの世の果ての塔に閉じ込められる、って設定だけでわくわくしてたけれど、実際は女の子の弱くて繊細で美しい描写がもりだくさんのお話で、胸がいっぱいになる。
ずっと側にいてほしい、どこにも行かないでほしい、って気持ち。捨てられた彼女達がそれを切に願う所が皮肉のようで苦しくなる。
香りが特徴的な小説。
シャンプーの桃の香り、煙草の香り、焼き上がったマフィンの香り、インスタントコーヒーの香り。香りが印象づいているのは魅力的。
ずっと小津はいつか海に帰るのだろうと思ってはいたけれど、凄く苦しい。矢咲は、帰ったらまた顔を合わせて話そうね、と未来を語れたけれど、そう考えられなかった小津のこ -
Posted by ブクログ
2023年の読み納めはこちら。久しぶりの宮木作品、待ってました。
やっぱり好きだわ~。
パイロットの夢を諦めて一流ホテルに勤めていた治真は、中途採用で航空会社NALへCAとして入社。かつて彼の父はNALのパイロットであったが薬物使用の疑いでその職を奪われた。父を信じている治真はなぜそんな嘘がまかり通ったのか、自分の夢も燻り続けながらも新たな道で訓練が始まる。
大学同期とのやり取りや、先輩CA・保安検査員との日常会話など相変わらず宮木節を感じる会話のテンポが好き。珍しくちょっとした謎も散りばめながら、最後はやっぱりすっきり終わるお仕事小説+ちょっとラブあり。
あっという間に読み終わって楽しい -
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ネタバレなんだこれは。
宮木あや子だけど、A面でもB面でもない、新境地!?
A面にしては、優美な官能が足りないし、B面にしては現実感が足らなすぎる。
現代の話だし、B面の派生系みたいな感じだと思うが、長崎の五島列島の風景とエステ科のある高校での寮生活というのが自分とはあまりにもかけ離れた世界なので、現実感がなさすぎる。
そして、宮木あや子なのに一切エロがない、これはどうしたことか!?
がしかし、爽やかな、でも大人の階段を登っていく少女の青春小説としてはとても良かった。
子供は、周りの大人が今まで思っていたほど完璧ではなかった、と気づいたときが大人になる時だと思っている。
友麻のように複雑な家庭環境だ -
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ごめんなさい、ほんとにおもしろいけど、R指定をつけてください。笑
とりあえず25歳以上の女性じゃないと響かないかもしれない。
まだキラキラした将来を夢見ている若い処女がこれを読んだら、大人に失望するかもしれない。けど実際こんなもんだと思うのよ。
女子の下ネタはエグいって言うけど、そうそうこの感じ。男子が見たらショックを受けるかもしれない。女子は仲のいい女子との間では色んなこと話すのよ。
笑えて元気が出る。私は私のまま。とりあえず前に進めば大丈夫。そう思わせてくれる作品。
落ち込んだり失恋したときに読もう。ほんとに仲よしの友だちにだけは薦められる!(下ネタ多すぎて公には薦められない) -
Posted by ブクログ
さてさてさんのレビューを見て早速読みました。
さてさてさんはエログロが苦手のようですが
自分は大好物なんで、期待度マックスで読み始めました。
その期待を裏切らない、いや想像を超える
えげつないエログロ作品で大興奮でした。
私、語彙力がないもので、解説から引用して
「こんなにもいびつで、勝手で、醜いものが、
こんなにも清々しく、爆発的なエネルギーを
放って生きている。
面白くってたまらなかった。
思わずにやにやしたあとに我に返り、
ここから連なる物語とはなんだろう、いったい
どこへ連れて行かれるのだろう…」
という感じで、どんどん物語に、少女に引き込まれていきました。
ここまで壮絶な人生を -
購入済み
しゃれた構成のアンソロジー
煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。