あらすじ
プライドを貫いた霧里や恋に生きた朝霧…。
たくさんの遊女たちの人生が重なり合い、時にもつれ、
また、はかなく結ばれる江戸・吉原の山田屋。
シリーズ最終章「大門切手」は
山田屋の女将・勝野が負った
廓の内で生きていく宿命と
廓の外に思い残してきた、
淡い恋心の物語!
感情タグBEST3
強くてしなやかで脆い
この作品、本当に堪能しました。
まさかのラストはやり手サンと弥吉じぃちゃんのお話。
やり手サンも最初は遊女だったのね。
信じて、信じすぎて。
先輩遊女の言うことが回り回ってる様子も、何やらストンと落ちました。
途中、懐かしの面々の顔もチラリとみえて、ちょっと嬉しかったです。
強くてしなやかで脆い、素敵なストーリーでした。
原作も読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
宮木あや子原作『花宵道中』コミック版完結編。
姐女郎から妹女郎へ、綿々と受け継がれてゆく山田屋の歴史みたいなのが上手くまとまっている。
今までの五編があるからこそ、実はこの「大門切手編」の切なさが胸にしみる。