あらすじ
大人気官能純愛絵巻、ついに完結!
遊女が恋したって堕ちて行くだけ――
自らに恋を禁じている八津は髪結の三弥吉に惹かれつつも、自分を抱くなら客として来てくれと冷たくつっぱねてしまう。
貧しい南方の村で生まれた緑は抜群に美しい容姿を気味悪がられ、“白鬼”と疎まれて育つ。
山田屋へ売られた緑は姉女郎の桂山としか話すことができないが、気さくな三津に恋心を抱き始める。
遊女たちの悲恋の行方は――!?
官能純愛絵巻、ついに完結!
感情タグBEST3
こういう終わりもあるのね
私の好きな八津、三津のお話。
後半は緑なんだろうけど、やっぱり三津の話な気がします。
今までにない終わり方で、これからも続いていく希望を感じられました。
どうしようもない現実と向かいあって、諦めることも多かったけど、小さな幸せを見つけたようでちょっびり嬉しい巻でした。
八津、三津の年相応の普通のやりとりが大好きです。綺麗事だけではなかったけれど、やっぱり普通の女の子に戻れるふたりのこれまでも大事な時間だったなぁと感じずにはいられません。
原作をより鮮やかに
小説の漫画化や映画化の場合、先に原作を活字で読んでいるとどうしても色褪せるのが通常だが、この作品は原作で味わい損ねた世界観や人間味が鮮やかに描かれている、漫画化にしては稀な作品。
Posted by ブクログ
また、読み返したくなる。色々な人と人との繋がりが面白い。
ほんと、原作がしっかりしてる。
ただ、最後は緑と三津さん そっちかいっておもた...w
Posted by ブクログ
いよいよ完結の5巻です。
前半は八津、後半…物語の幕を下ろすのは桂山さんのところの新造、緑。
茜編からちょこちょこ顔を見せていた緑ですが、それまでの印象がガラリと変わっちゃいます。
緑があんなに天然さんだったなんて…!!!(そこか
そしてこれまでの物語の裏で、緑と三津がそんなことになってたなんて…!!!w
緑はこのコミックスの幕を下ろすのに適任だったなあ、と思います。
当初はずいぶん中途半端なとこで終わるな、と思ったのですが…どうも原作はもう1部あったらしく、コミックスは何故かここで終わりらしいです;;
女将と弥吉編とか、エリヤさんのお話も見たかったな~~><
なんにせよ、全体を通して大好きな漫画になりました♪
緑かわいいよ緑w
Posted by ブクログ
第四部「十六夜時雨」の続き。
八津はこのまま吉原にとどまることを決意し、それに三弥吉も付いていくって感じのラストですが、これまで悲恋で終わるものが多かったから、こういうのもいいと思いました。
それにしても、水蓮までも八津、三津の馴染みって、小さな村にこんなに美人がいっぱいってすごいなんて、関係ないことを思ってしまいました(^^ゞ
最後は第五部「雪紐観音」で、緑のお話。
彼女が茜と口をきけなかったときは、ほんとに感じの悪い子かと思ってましたけど、これまでのことがトラウマになってただけなんですね。
八津とは別に自分で門を出て行く緑に、ちょっと希望がみえました。
5巻までがあっという間でした。
久々に面白い本に出会えました。
Posted by ブクログ
八津編後半から緑編を収めた物語最終章。
原作を補完した描写もありつつ、また異なるラストとしたことで、遊女の始まりと終わりを描ききった!という感じでしょうか^^
全巻通して、切なく甘く苦しく美しかった…