ガラシャ

ガラシャ

715円 (税込)

3pt

明智光秀の娘として美しく成長した玉子。主君である織田信長の媒酌で、細川藤孝の子・忠興と華燭の典を挙げ、平穏な日々を送っていた。だが、突如発生した本能寺の変。実父の犯した罪により蟄居を命じられた玉子は、幽閉先で出会った男に惹かれてしまう。愛の何たるかも知らず妻となった女を苦しめる恋の業火──。絶世の美女と謳われた細川ガラシャの人生を描く華麗なる戦国純愛絵巻。

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ガラシャ のユーザーレビュー

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    購入済み

    明智光秀の娘のお話

    mi
    2020年09月07日

    宮木あや子さんの文章はどれも本当に美しい。
    歴史としてざっくり知ってる程度の本能寺の変という出来事の裏に隠れた様々な人の苦悩を感じ、
    とても切なくなった。 

    歴史とは人が一瞬一瞬積み上げてきたもので
    堅く羅列してしまうと事象だけを飲み込んでしまう。
    少なくとも私は年号と場所と関わった人、というある...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月02日

    哀しいぐらいの一方通行のお話し。
    人を思うことの切なさが、感じられる。
    狂うぐらい、人のことを思えるってすごい。
    光秀の印象がだいぶ変わった。

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    Posted by ブクログ 2017年01月08日

    明智光秀の娘で細川忠興に嫁いだ細川ガラシャの一代記。
    明智光秀、玉子(洗礼名ガラシャ)、玉子の侍女である糸、そして忠興の父・幽斎の目線で順に物語が綴られていく。

    戦国時代に関しては予備知識がほとんどないので、あまり歴史小説という意識なく読んだ。
    著者の他の作品に比べると、ぐいぐい引き込まれる感じが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月01日

    登録数800冊目。

    私、時代小説を読むのは好きなのですが
    歴史に疎く名前を聞いても何をした人なのか
    どの時代に生きた人なのかほぼわからず。
    登場人物の数が多いと頭がこんがらがるので
    今回の小説はスポットにあたる人数が少なかったので読みやすかったです。

    明智光秀、織田信長などの有名どころな人たちの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月31日

    激しい歴史の渦に巻き込まれ、遠い時代にタイムスリップした心があまりの切なさと苦さで痛いです。

    運命に翻弄されながらも強く優しく生きたガラシャの気高さに圧倒させられます。
    ガラシャに限らず、この時代に生きた人たちは生死が近く、制限が多く、幸せがとても刹那的に見えてそれだけでも苦しいくらい。心の方位磁...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月08日

    明智光秀の娘である細川ガラシャの話。ガラシャの心の移り変わりや、それぞれの人物の心理描写、関係がとてもリアルだ。
    2014/2/5

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    Posted by ブクログ 2014年02月06日

    ☆4.0
    明智光秀の娘 玉子=細川ガラシャの史実を絡めたフィクション。
    とても面白く読み進められた。
    光秀や幽斎の苦悩、忠興の幼稚さ。
    名だたる戦国武将とはいえ、ただの人なのだと思わされた。
    糸や玉子が無事に天主様の元へたどり着けたことを願う。

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    Posted by ブクログ 2017年05月28日

    明智光秀の娘・玉子を題材とした小説。光秀・玉子・マリア(糸)・幽斎の章から成り立ち、それぞれの視点から玉子の生涯が語られてる。

    校閲ガールを読んでから宮木作品が気になって手に取ってみた。

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    Posted by ブクログ 2014年06月21日

    宮木あや子が歴史物って、どうなんだろう?と思っていたけれど、ちゃんと歴史小説になってました。とはいえ創作部分もあり、やはり恋愛小説らしい心情も描かれていたり。
    複数人の視点から描かれているのは、良かった。
    読み終わって、時代も人物も何もかもが、とにかく悲しいな。。。と強く感じた。

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    Posted by ブクログ 2014年05月18日

    201405/史実と創作の絶妙さがよかった。他のこの時代物だと、ガラシャは端役であっても強烈な印象を残すことが多いんだけど、この作品ではガラシャよりも糸など取り巻く人々のほうがインパクトあって、でもそれによってかえってガラシャの抑圧や儚さが強調されて伝わった。

    0

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