三津田信三のレビュー一覧
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おどろおどろしい雰囲気の得意な作家が、
おどろおどろしく書いたホラー短編集。
一言で言うと大満足です。
元々はホラーミステリの作家さんですが、
いわゆる和製ホラーのうす暗さをテンポ良く書ける方なので映画を見る様にさくさくびくびくドキドキできます。
学校の怪談系や本当にあった~系が好きな方は絶対好きだと思われます。
ところで作中作への言及で作者御本人は金田一シリーズと著作を一見似ているが異なるものとされている事を知りちょっと反省。
確かに民俗学的なアプローチの仕方は三津田氏の方が現代的なのですが…読み込みが足らんかな??
ともあれ冬の夜をさらに寒くなりたい方にオススメの一冊。
私は怖くて電 -
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ネタバレ
浮遊する水 鈴木光司
これあれじゃね?仄暗い水の底のやつって思いながら読み終わったら仄暗い水の底だった。びっくりした。
猿祈願 坂東眞砂子
ラストが本当に怖かった。不倫許せない人間なので、いい気味とか思えそうだったけれどもそんなこと吹っ飛ぶぐらい怖かった。読み終わってからヒェって声出た。
影牢 宮部みゆき
怖かった〜。語り口調の小説苦手なのに、すっと頭に入るのはさすが。驚くほどのどんでん返しはなかったけれど、ため息が出る感じの気持ち悪い怖さ。ずっとへばりつくような不気味さというか不快感があって、最後にそれがなんとなく意味がわかる感じ。
集まった四人 三津田信三
読んでる間ずっとぞわぞわ -
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ネタバレ文章が怖い!と今回はとてつもなく思いました。特に異世界屋敷の少年視点の章があまりにも怖すぎる!とんでもねぇバケモンに追いかけられたかと思ったら屋敷もおかしくってさあ!いや、まじで怖すぎました。文章で怖いとはあまり思わないのですが、追いかけられる怖さがずっと続き迫り来る描写と追いつかれた!というシーン、発狂する少年。流石に怖かったです。
解決しないホラーというのがあまり好きではないので終わり方は好きじゃないんですが、今回はとりあえず怖い文章を読みたい人にオススメしたいですね。実はほんとに少年は追いつかれて死んでたってのも含めて怖すぎますね。
家(土地)に連鎖して怖いことが起きるってのは残穢と似た -
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【短評】
無明大学の特別講師として招聘された刀城言耶(とうじょうげんや)に充てがわれた「怪異民俗学研究室(通称:怪民研)」に齎される数々の恐怖譚。「拝み屋」の素質を有する女学生・瞳星愛(とうしょうあい)と、小説家志望の助手・天弓馬人(てんきゅうまひと)がコンビを組み、怪奇と不可思議で彩られた物語を紐解いていくーー
あらすじが示す通り、刀城言耶シリーズの傍流的な側面を持つ三津田信三による新シリーズである。事前に『凶鳥の如き忌むもの』や『首無の如き祟るもの』辺りを読んでおくと、世界観に拡がりを感じることが出来るだろう。趣としてはファンブックに近いが、私はファンなので何の問題も無い。
構造として -
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ネタバレこれはホラーだな、と思ったら本格ミステリにもなっているそうだ・・裏表紙から
その村には、山の上に神櫛家、少し下の小山の上に谺呀治(かがち)家があった。
谺呀治家の祖母は憑座(よりまし)という憑き物落としの重要な役目があった。それは代々受け継がれて来た。
祖母の叉霧(さぎり)という名前も娘の嵯霧、孫の紗霧へと読みは同じでも表記の違う形で受け継がれている。
落とした憑きものはお札に移されて緋還川に流されてきた。
そして四人が怪死を遂げる。
死体は共通して、カカシの笠をかぶり蓑をつけていた。
山神信仰も案山子様を祭ることもまだ行われていた頃。
何の祟りだろうといぶかしむ。
フラッと訪れた、怪奇 -
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