三津田信三のレビュー一覧

  • 碆霊の如き祀るもの

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     碆霊様を祀る村に纏わる四つの怪談、それをなぞらえるような不可解な四つの密室殺人、死体に残された笹舟、村が秘匿してきた禁忌など怪異と本格ミステリーの塩梅が絶妙な刀城言耶シリーズの長編で、持ち味の多重推理と思わず絶句するラストが堪らなかった。

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    2025年12月02日
  • 首無の如き祟るもの

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    面白かった!一作目、二作目に比べるとホラー要素よりミステリ要素が強く、民俗学パートが少ないからかなり読みやすかった。冗長にならず驚くパートが中盤に何箇所かあり、ラストは怒涛の展開!ページをめくる手が止まらなかった。

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    2025年11月18日
  • 妖怪怪談

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    怖い。そして面白い。妖怪談義のエッセイ風書き出しに引き込まれる。雪女小泉八雲のところは読み応えあったな。1番怖かったのは座敷童で、ゾッとしたのは神隠し。三津田信三のモキュメンタリー、良いね!

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    2025年11月14日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    様々な時代、年齢の登場人物、そして豪華なメンバー作家で贈られる短編集。じわっと怖いものから真に迫る恐怖まで。個人的には「浮遊する水」「影牢」「集まった四人」「山荘奇譚」が好きです。8編あるのでどれか一つは好きになる話があるんじゃないでしょうか。姉妹本もあるのでそちらも読んでいきたいと思います。

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    2025年11月13日
  • のぞきめ

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    昔読んだやつの記録です。
    以下、当時の感想である。

    最後辺りまでずっと静かな恐怖が読書中にあってホラー小説としてとても優秀だったと思う。最後の怒涛の伏線回収がミステリ好きな自分としてはかなり面白いと思った。そういえばそのような解明されてない謎があったなーと読者に思い出させてから「主人公の解釈」として答え合わせをしていて本当にこのページで読後感が決まった感じがする。おもしろかった。この人の他の作品も読んでみようと思う。

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    2025年11月10日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラーアンソロジーの「堕ちる」です。
    コンセプトが割としっかりしている短編って「長編で読みたいなぁ」と思うことが良くある。
    同じシリーズのアンソロジーで「潰える」「慄く」では、短編だからこそできる潔さがあったけれど、「堕ちる」に収録されている作品は、後を引く感覚があった。その後の出来事、前日、話が飛んだ間には何があったのだろうかと。
    怖さで言えば「潰える」が1番だったけど、読後の感覚だと今作が1番だと言える。
    なお、以下に個人的なランキングを書きました。

    『怖さ』ランキング
    1位 潰える
    2位 慄く
    3位 堕ちる

    『読み応え』ランキング
    1位 慄く
    2位 堕ちる
    3位 潰える

    『コン

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    2025年11月04日
  • 密室の如き籠るもの

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    探偵役である刀城言耶は、快刀乱麻を断つような解決をするのではないのですが、それが魅力になっているシリーズ。しかし短編集となると迷う暇なく解決してしまう感じです。
    決してそれが悪いという訳ではなく、彼が登場した時の安心感がたまらないですし、何よりカッコ良さが強調されている印象です。そう考えると、順当に長編から読んでおくとギャップを楽しめそうです。
    そんな感じで推理の流れとしては解決までに余り迷わず刀城言耶シリーズとしての特徴が薄目なのですが、怪異が絡む余地を残すラストなど、ホラーミステリとしての魅力はしっかり味わえます。
    特に表題作である「密室の如き籠るもの」は中編と言える長さで読み応え十分な上

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    2025年11月02日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    もともと刀城シリーズは大好きなので、本スピンオフシリーズも、第一作のときから気にはなっていた。そんな中、本の雑誌での本作の紹介文を見て(おそらく、刀城シリーズとの近似性が書かれていたのかな)、『これはこっちも読んどかんと』と手に取ったもの。もちろんせっかく読むなら順番通りに。で、やっと読めた本作。なるほど。”嫁首”なんだから当たり前かもしらんけど、”首無”と関連が深い訳だ。そして前作”亡者”と違い、本作は長編ってのもポイント高し。刀城シリーズ並みに満喫・堪能致しました。

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    2025年10月20日
  • わざと忌み家を建てて棲む

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    1冊目より想像力が必要(間取り的な意味で)。
    烏合邸、本当に過去一恐ろしい場所かもしれない。
    ホラーって他のジャンルより合う合わないがある気がするが、私の場合三津田先生の作品がドンピシャ。
    人生で1度も怪奇現象と無縁だったにも関わらずこの本読んでる間2回怖いものが視界に入った気がしてドキッとさせられた…。

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    2025年10月01日
  • 首無の如き祟るもの

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    三津田信三氏の最高傑作と言われることも多い作品。トリックとしては複雑でありながら読み進めにくさは全くなく、ミステリ初心者から強者まで楽しめます。人気作品なので良質なネタバレ考察がネットに沢山上げられていますが、ミステリとしても小説としてもマイナスな意見はほとんど見られません。
    氏の骨頂であるホラーミステリとしても秀逸で、違和感なく怪異とミステリを合わせるだけでも容易でないのに、本作では見事にお互いの魅力を高めあっています。
    また本作は刀城言耶シリーズの3作目になりながら単体でも充分楽しめる点を高評価として挙げられることも多いです。同意見ですが、本作に散りばめられたミステリや怪異を1つ残さず楽し

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    2025年09月24日
  • 怪異十三

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    色んな怖い話が読めて面白いです。
    人が恐れるもの恐怖とは簡単に共感できないんだと知れてよかったです。

    外国の怖い話というのがとても興味深く、悪魔やばいなと思いました。

    それぞれの話ごとに三津田さんの解説もあり、読み応えがあります。

    作者の巻末書き下ろし番外編【霧屍疸村の悪魔】を皆さんに一読してほしいです。
    とても面白かったです!!

    田中貢太郎【竈の中の顔】
    橘外男【逗子物語】
    宇江俊勝【蟇】
    ロバート・ルイス・スティーブスン【ねじけジャネット】
    マイクル・アレン【アメリカからきた紳士】
    の作中に登場する「おばけの足音」という話が特に面白かったです!!

    オススメです!!

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    2025年08月28日
  • 首無の如き祟るもの

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    ネタバレ

    刀城言耶が出てくるのが唐突だなあと思ったら、必然性があったのか……。
    たった一つのポイントですべてが解明できる、爽快感を味わえた。

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    2025年08月25日
  • ついてくるもの

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    ああ...怖かった。次はどんな展開かと怖くて堪らないのにページを捲る手が止まらい。個人的には日本人形にそもそも恐怖心があるのでビビり倒しました。泡吹き失神事案。

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    2025年08月13日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    刀城言耶シリーズ長篇の中では登場人物が少なく、複雑な家系図を把握する必要もないので読みやすい作品です。更に早々に限られた人数で舞台となる島に渡ってしまうため、起こる事件や怪異も多くありません。それなより必然的にシリーズの中ではミステリ色の強い作品になっています。
    また同じ理由で、ほぼ主人公の刀城言耶を中心で進むため混乱しないことに加え、彼の人柄もよくわかります。長くなるので詳しくは書きませんが、彼のある癖によって生じる笑いにつられて笑ってしまうのですが、誰も傷つかない笑いが心地いいです。
    事件が起きた理由が弱いとのレビューもありますが、そういうことが有り得た時代であり、そういったことも含めた、

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    2025年08月13日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    シリーズ第一作。個人的にはシリーズの中でこの作品が1番好きです。日本の田舎の情緒や風景をもとに恐怖を描く著者の筆致は唯一無二だと思います。

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    2025年08月12日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    怪民研シリーズ2作目。

    刀城言耶先生はでませんが、二人のかけあいは良いね。

    いや〜 ラストはあいかわらずゾッとさせてきます。

    花嫁道中でも得体のしれないなにかがいそうで、怖かった。

    三津田信三先生の本をたくさん読みたい〜 

    ぜひ〜

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    2025年08月11日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    ホラーモキュメンタリーの時点でもう好き好き大好き。めっちゃくちゃ怖いです。家で深夜に読んでください。

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    2025年08月02日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    ★5 昔ながらの風変りな土着信仰・婚姻儀式が執り行われる中、不可解な殺人事件が発生し… #寿ぐ嫁首

    ■あらすじ
    大学生の瞳星愛は友人の唄子に誘われ、彼女の実家で行われる婚礼の式典に参加することになる。唄子は山神様のお告げによって結婚することになり、さらに嫁首様の祟りを避けるための儀式を行う必要があった。

    まもなく披露宴が開かれる折、嫁首様をまつる迷宮社の中で死体が発見される。さらに迷宮社で動物が殺害される見立て殺人事件にも発展していき…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 おもろい! 完成度の高すぎですね、さすが三津田信三先生、参りました。

    本作は代々の名家である皿来家の物語。昔ながら

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    2025年07月16日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    怪民研シリーズ二弾。学友の婚礼の「付き添い嫁」を務めるため、盂蛇村の皿来家を訪れた瞳星愛。皿来家の屋敷神である「嫁首様」の祟りを恐れ、奇妙な慣例によって婚礼が執り行われる中で事件は起きた。迷宮での密室殺人、そして儀式めいた不吉な殺動物事件。これは人間の仕業なのか、それとも嫁首様の祟りなのか。じわじわとした恐怖も味わえるホラーミステリです。
    辺鄙な村。いわくありげな一族。奇妙な風習と言い伝え。謎の数え歌。もうこれでもかって要素が揃っていて、とんでもないご馳走でした。それに加えて迷宮で得体の知れない何者かに迫られる情景が怖くて怖くて! もちろんこのシリーズはきちんとミステリとして解明されますが、や

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    2025年07月14日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    今作はミステリー寄りのホラー作品ですかね。迷宮のなかで死体が見つかり…。二転三転する推理も楽しめた。最初の事件の真相って実際の事件でも、あんなことあったのだろうか。銃の取り扱いって慎重しなきゃだ。真犯人がゾッとする方法で逃げてしまわれたラストが1番怖かった。

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    2025年07月13日