三津田信三のレビュー一覧

  • 魔偶の如き齎すもの

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    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ10冊目。短編だと3冊目なのかな。
    いつも通り三津田先生は面白い、安定している。

    刀城言耶…というより三津田先生は『合理性を突き詰めた上で、それでも残る不可思議こそが怪異』というスタンスなんだろうな。物理波失多シリーズとかもそんな感じだし。
    「妖服」とか「魔偶」とかってのは、一応創作……で良いのだよね?三津田先生の民俗学的説得力がありすぎて、フツーに信じちゃいそうになるんだけども。

    個人的には「巫死」がトリックも含めてお気に入り。刀城言耶シリーズは割りとこの手のトリック多いんだけど、やっぱり騙されてしまうあたり僕も学習しねぇなぁ、とかなんとか。
    「巫死」で家の5人+不二夫で

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    2023年07月10日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    刀城言耶シリーズ第四弾。
    山村の風習の成人参りでの怪異と恐怖の体験を聞きつけ忌み山に訪れた言耶だったが、不可解な連続殺人事件に巻き込まれる。真相は如何に。
    シリーズを順番に読んできていますが、今回のが冒頭から1番おどろおどろしい作品でした。
    内容に関しては情報量が多くて整理するのが大変です。
    解決編では毎度の如く言耶の迷走推理が披露されどれも説得力があるが、いや違うんかい!っと突っ込みたくなる気分にさせられます。
    真相は、頭の片隅にあったことではありましたが経緯は思いつかなかったです。
    次は短編1に進みます。

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    2023年06月12日
  • 幽女の如き怨むもの

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    このシリーズは必ず購読しているのに、どうしてこれだけ見逃してしまっていたのか謎だが、一気に読み終えた。ほぼぶっ通しで6時間くらい。あぁ、やっぱりいい。記憶を消して初めから読み直したいくらい。同じシリーズの他の作品とは少し違ったホラーテイスト?味があった。こういったホラー系のものが苦手な人はこの作品から読んだらすんなり読めるんじゃないかな、っと思った。全くおどろおどろしい感じや、いわゆるホラーものを読んでいる時のようなぞくぞくするような怖さは全然感じなかった。
    まぁ、遊郭や遊女ものが好きなので、かなりはまった。

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    2023年06月09日
  • 水魑の如き沈むもの

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    なんだこのぶっ飛んだ儀式はww…………(T^T)

    〜あらすじ〜
    水神を祀る四つの村。奇怪な雨乞いの儀式。湖上の密室殺人。神男たちは次々と……奈良の山奥、波美地方の"水魑様"を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。ホラーとミステリの見事な融合。シリーズ集大成と言える第10回本格ミステリ大賞に輝く第五長編。

    刀城言耶シリーズ第6弾!!
    今回のシリーズ!いつもと様子がちゃう……
    いつもなら禍々しさを突っ走ってく言耶ワールド
    しかし今回は……めちゃ笑えるー

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    2023年03月03日
  • 水魑の如き沈むもの

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    刀城言耶シリーズ第5弾!

    今回もしてやられたぁ〜!!

    しかし!全く悔しくない、衝撃のラストです!!
    (≧∇≦)



    え〜、こちら、フレンドと推理バトルの課題本としました。

    めっちゃじっくり読みました!
    何度も何度も読み返しました!

    満を持しての犯人当ての結果は…(-∀-`; )

    …まぁ、当たらんよね笑笑


    刀城言耶に全く歯が立たず!でしたぁ。

    今回は奈良の山奥の湖で起こった殺人事件なのですが、この沈深湖には『水魑様』という神がいるそうです。

    晴天が続くと水不足となり、田んぼが枯れてしまうので、増儀と言われる雨乞いの儀式を行います。
    (逆に降りすぎたら、減儀の儀式を行う。)

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    2023年03月02日
  • 忌物堂鬼談

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    ネタバレ

    忌物(≒いわゆる特級呪物)をめぐるミステリ色濃いめのホラー連作短編集。現在進行形で怪異に苛まれる主人公の憑き物おとしを主軸に、独立した(もちろん最終話への伏線も仕組まれた)3つの短編怪談話が展開される。

    「砂歩き」
     とりあえず舞台設定と状況を説明しつつ、主人公が謎足跡&奇声に襲われる。情報を小出しにしてくるので、もしかしてシックス・センス的構造か…と疑ってしまうが、その正体は最終話でしっかり明かされ、杞憂に終わる。

    「後ろ立ち」
     古びたアパートを舞台に、一日毎に怪異が近づいてくる、という既視感のある設定だが、伏線の張り方(ノックの位置が低い!) があまりに巧妙&終盤に明らかになる光景

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    2023年01月18日
  • 幽女の如き怨むもの

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    花魁テーマは大好き。
    ミステリ絡まなくても楽しく読める。
    多分、多くの人が犯人の見当はつくと思う。
    そう考えさせないようにする描写が、少し無理があるような。

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    2023年01月16日
  • 白魔の塔

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    ネタバレ

    年末年始はホラーミステリー…と、読み始め…
    怖い
    曰くの森を彷徨う主人公…すでに怖い
    彷徨いつつも見つけた家は…(・・;)
    現れた幼さを残す女性と老婆のやり取りに、ほんわかしたり震えたり…
    灯台の歴史や知識が身につくこの一冊
    もちろん、灯台にまつわる怪談話もあり
    私的にはオススメ

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    2023年01月01日
  • わざと忌み家を建てて棲む

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    わざと忌み家を建てて棲む
    #三津田信三
    家シリーズ第二弾、曰の建物に纏わる違う方が書き起こした日記形式などの体験談をいくつかとそれに関する考察を(それに関わる事で自身に忍び寄る怪異と共に)著者が記していく作品。

    それぞれの体験談もリアルで興味深く、更に所謂「読んだら呪われる」系読者巻き込み型の肝試し感覚の一冊でした!ゾクゾクしたいこの季節にぜひ!

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    2022年08月27日
  • のぞきめ

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    ちょっ……
    怖すぎ((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ

    久しぶりに背筋がゾワッとしました…

    ーーーーーーーーーー

    ホラーミステリー作家の先生が、昔知った怪異譚。
    ある経緯で手に入れた民俗学者の古い大学ノート。
    偶然にも同じ地が原因で起きている奇怪な現象を知ってしまった「僕」にも、
    作品を読んでいる「あなた」にも、
    何かと目が合っても……
    ………と、警告は『序章』でされています。

    ーーーーーーーーーー

    いや、怖いよ。
    私、この手の怪談が1番怖い。

    なんせ「1番怖いホラー映画は?」と聞かれると、
    「本当にあった呪いのビデオシリーズ」って答える程「何か起こっても知ら

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    2022年07月11日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    すごい…!!
    こんな方法、思いつきます!?

    盲点をついたトリックにびっくり(゚ロ゚)
    先入観という言葉を恨む。

    刀城言耶シリーズ 第4弾!

    忌み山と呼ばれる初戸の三山にある集落に、昔から伝わる成人参り。
    「乎山」(かなやま)と呼ばれる忌み山に迷い込み、恐ろしい体験をしたという原稿が刀城言耶の目に入る。
    祖父江偲の願いもあり、現地に赴くことに。
    そして、恐ろしい連続殺人に巻き込まれる…。

    見どころは何と言っても「人間消失」の謎!

    この発想はホントすごい。
    「えっ?!」ってなりました(°д°)

    言耶は毎度少しずつ推理を披露していくのですが、
    「警部をはじめ両刑事が、思わず息を呑んだのが

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    2022年07月04日
  • 魔偶の如き齎すもの

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    刀城言耶シリーズ 十冊目。
    『密室の如き籠るもの』『生霊の如き重るもの』に続く短編集三冊目です。

    短編と言えど、侮れない怖さ…(´ºωº`)
    今回はどちらかと言うと「奇妙さ」の方がしっくりくるかも…。
    刀城言耶シリーズ、裏切りません。

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    【妖服の如き切るもの】
    坂の上下に分かれている砂村家で殺人事件が起こる。志津子が見た、軍の外套が突如電信柱に現れる「妖服」の奇妙な話と、犯人の行方は。

    驚くべきトリックをやってのけてます。
    「日本軍の外套が襲ってくる」怪談話という所がまた恐怖を仰ぎます。

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    【巫死の如き甦るもの

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    2022年06月17日
  • 忌物堂鬼談

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    ネタバレ

    三津田先生の新シリーズ。
    由羽希を襲う怪異。幼い頃、遊んでいた遺仏寺に助けを求めに。
    天空坊主と由羽希の、恐ろしながらも弾む会話は読んでいて楽しい。
    黒猫の「黒猫先生」も良き存在。
    いくつかの忌物にまつわる話、そして、由羽希を襲う怪異の正体。

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    2022年06月07日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    すごく好き。
    文句なしです。
    私の好みが凝縮されてます(*´ω`*)

    刀城言耶シリーズ第二弾!
    瀬戸内海に浮かぶ鳥坏島。
    この島にある鵺敷神社の祭壇で、18年ぶりに「鳥人の儀」が行われる。
    その神事に参加する事ができた刀城言耶。
    儀式の最中に、巫女の朱音が姿を消してしまう。
    拝殿は崖の上に存在し、扉は言耶が見張り、密室状態であった。

    『厭魅の如き憑くもの』の時の感想と被るかもしれませんが、

    ホラー
    時代背景が昭和初期
    宗教
    不気味な言い伝え
    密室状態
    美しい巫女
    そして、ミステリーである。

    これはシリーズ全部貫かれるのかなぁ(*´﹃`*)
    もう外れませんよ。

    幽霊のような禍々しい怖さ

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    2022年04月24日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    このシリーズは、第1の殺人が始まってからの展開が非常におもしろいです。現場が脳内に広がり、次はどうなる?次はどうなる?と、読みふけってしまいます。そして最後の謎解きで、全てのフラグが回収されます。ホラーなのか、サスペンスなのか、どっち?と、怖さを残してくれる終わり方も好きです。

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    2022年04月21日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    シリーズ2作目。孤島で起きた儀式と、消えていく人々。この度は、警察が介入することなく、主人公が事件解き明かし、幕を下ろしました。でも、最後の最後に、これはただの事件では無かった可能性。。匂わせてくれる作者様に脱帽です。ハラハラ、ドキドキを、ありがとうございます!

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    2022年03月24日
  • 赫衣の闇

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    「黒面の狐」「白魔の塔」の間になる物語。敗戦直後の闇市を舞台にしたミステリ。
    足を踏み入れた者が迷ってしまう「赤迷路」に出現する怪人「赫衣」。かつて起こったという米兵ジャックによる猟奇殺人。不穏な噂をなぞるかのように起こった凄惨な殺人と、その後も赤迷路の中を跳梁する怪人の影。この時代独特の重苦しさを背負っているせいもあって、実に陰鬱で禍々しい雰囲気がたっぷりです。このような時代があったのだということが、現代の人にはなかなか信じられないかもしれません。
    密室殺人の謎、路地で消えた怪人の謎等いろいろと謎解きのポイントはありそうに思えますが。しかし一番の謎は動機だったのか……これもまた、現代ではなか

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    2022年03月08日
  • 赫衣の闇

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    時系列的には白魔の塔の前日譚にあたるのかな?
    犯人やトリックは予想したものでは全くなかった。
    そういうところよりも戦後すぐの日本の状況が事細かに描かれていてそちらの方が興味深かった。

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    2022年02月26日
  • のぞきめ

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    自分が現場に入り込んだような、臨場感を味わいました。言葉の選び方も好き。構成も、とても引き込まれる面白さ。

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    2022年02月26日
  • おはしさま 連鎖する怪談

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    日本・香港・台湾の作家によるホラーミステリのリレー小説。箸を使ったおまじないの「おはしさま」。それはただの都市伝説なのか、それとも呪いなのか。なんともおぞましく恐ろしい作品、と思って戦々恐々の心地で読み始めましたが。
    まず「おはしさま」。これは文句なく怖いです。嫌です。いや、好きなんだけど。一番短いのに一番恐ろしさは強烈。さすが三津田さんです。
    続く「珊瑚の骨」は、切ない青春小説のような読み心地だし。「呪網の魚」は都市伝説を用いたミステリ。「鰐の夢」では今までのあれやこれやが繋がってきた感があって、たしかにこれで完結してもよい気がしました。ならば続く最終章でこれはいったいどのように着地するのだ

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    2022年01月29日