三津田信三のレビュー一覧
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シリーズ第3弾!
三部作の最終巻です。
前2作が夢に出るほど怖い本だとしたら、本作はこれを読むことによって自分もこの恐怖体験の一員にさせられてるのではないかと不安にさせられるものでした。
「これなら夜に読んでも大丈夫だったかな」って思いながら読んでいたのですが
ラストの不気味さったら
もう、、、、
さすがとしか言いようがありません。
怖すぎました笑
前2作に比べて派手な恐怖度は抑えられているものの、ものすごく不安で嫌な気持ちにさせられる名作です。
とても面白かったです。
そしてとても怖いシリーズでした。
もし再読するとしたら、今後は昼間にカフェで読むことにします。
怖すぎて家で読めません笑 -
Posted by ブクログ
まさしく傑作揃いというしかないホラーアンソロジーです。全部再読だけれどどれもこれも全部素敵すぎる一冊でした。
なんといっても綾辻行人「バースデー・プレゼント」が最強です。これは今まで読んだすべての作品でトップ1だと思っているし、そもそも私がホラーとミステリにどっぷりハマるきっかけになった一作なので、何度繰り返し読んでも飽きることがありません。おぞましく、美しく、そしてどこかしら穏やかで静謐な印象が強く残ります。
鈴木光司「浮遊する水」、三津田信三「集まった四人」は本当に怖くって、嫌。ホラーは怖くても楽しいと思えるものが多いのだけれど、こういう質の怖さは本当に嫌。なのだけれどもちろん大好きです。夜中にひっそり読めないというだけで……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んだ!(2日かけて読んだので1日目の深夜に怖い夢を見てしまった)
刀城言耶シリーズは初めてだったが問題なく読めた...本書の構成が異質で新鮮なお気持ちになった.あとからそれも完璧に練られた上でのものと分かり感動した
各章のラストにほぼ毎回衝撃の展開を用意することで飽きずに読めるようにされていたと思う.(序盤中盤の「飽くまでも」の乱用も最後の展開の伏線になっていたりする?)
数列の初項の正負だけを入れ替え、後ろだけを局所的に観察してしまい全く謎が解けないという感じになっていた.脚本が完璧すぎる!
刀城言耶シリーズと思い込んで読んだのも寧ろミスリード(これは最後だけ)になっていて最後の展開は明確には分からないけど恐らくそういうことなんだろうということは分かる.ほかの連続通り魔や最後の2つの首切りはヨキ坊がやっていたと考えるのが妥当?だとすれば実際の真犯人もヨキ坊であってそれだとそこまでして(妙子or蘭子)殺しに行く動機がいまいち分からない...考えれば考えるほど分からない(入れ子構造になっていて論理が循環してそう)のでまたいつか読み返して考察したい(逃げる....)
ここまでラストでグルグルコネコネされるのは「名探偵のいけにえ」ぶりだった.今回はa→b→aみたいな感じだが...
あと、兇人邸の殺人を前日に読んでいたので首切り過ぎやろにはなった(え) -
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煽りがヤバすぎるよ……。
怖すぎて朝まで放置したぁぁっ(༎ຶ⌑༎ຶ)
幽霊屋敷シリーズ第2弾!
前作『どこの家にも怖いものはいる』もめちゃめちゃ怖かったですが、今回は輪をかけて怖い……((((;゚Д゚))))
曰く付きの物件をひとつに纏めるって…ヤバすぎ。
その名も【烏合邸】
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烏合とは烏の集まりを表す言葉だが、その集散がばらばらで纒まりがないことから、ただ寄り集まっただけで何の規律もない群衆や軍勢を、烏合の衆という。烏合邸の成り立ちを考えれば、これほど相応しい命名もないだろう。(本文より)
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施工主は、何らかの検証の為にそれらの家に人を住まわせ、記録を取らせる。
【黒い部屋】には、母と子(6歳くらい)を住まわせ、できる限り日記を書かせる。
報酬は、親子の生活費と母へ職の斡旋。
1ヶ月以上住む事ができると報酬がさらに増える。
生活の苦しい親子にはとても良い条件だった。
【白い屋敷】には、作家志望の男を住まわせる。
彼は、魅力的な報酬と執筆活動に専念するのに適した環境という事で入居した。
『七艚小舟』という短編を執筆中、彼が持参した藁舟が……(⊙ˍ⊙)
【赤い医院】を、女子大生(建築学部?)に調査をさせる。
テープレコーダーで記録された様子は、事故物件に住むYouTuberの動画を彷彿とさせる…(-_-;)
怖すぎ…。
【青い邸宅】に超心理学者の女を派遣。
超常現象を科学的に、機器を用いて記録させる。
彼女は依頼主に、霊媒の協力を求める。
どの屋敷もそれぞれ過去に事故があり、曰く付きの物件である。
この記録の内容が怖すぎて……。
三津田先生と三間坂の身に降りかかる現象も……(༎ຶ⌑༎ຶ)
怖すぎてすらすらとは読めませんでした。
煽りを受け、一旦本を閉じ、次の日の朝を待ちました(^▽^;)
だって怖いんだもん。
併読はめっちゃ笑えるエッセイ。
だって怖いんだもん。
『烏合邸』近所にあったら話題なハズだから……ないよね。(希望)
さて…今夜も眠れるかが心配……( ̄▽ ̄;)
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ヤバい!ヤバいぞ!マジでヤバいぞ!(•́ω•̀;≡;•́ω•̀)アタフタ
なんやこれ!!((((;゜Д゜)))
こんなヤバいヤツ世に出していいのかい?(笑)
今回の頭三会が迎え撃つ幽霊屋敷は……
筋金入りの猟奇者(怪異好き)の金持ちジジイが
全く別々の事故物件の家屋を繋げて一つに立て直しそれぞれの部屋に被験者に住まわせた。記録が見つかる…
記録は合わせて三つ、黒い部屋、白い屋敷、
赤い病院、青い邸宅。
どれもゾッとする様な部屋ばかりでしたが…
しかし!真の恐怖はここにあらず!!
今回は頭三会はかなりの実害に遭っていました。
それがマジで怖ぇ〜ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
前作と同様に一旦は読者に対しての注意事項の説明は確実にページを捲る手が止まる事間違いなし!
しかし!!読まない訳ない!!
好奇心とは恐ろしいな……(笑)
問題の記録、そして迫り来る怪異、ラストの三津田信三による考察!
気が付けば読み終わっていました。
それぐらい怒涛の後半戦でした…
相変わらず三津田信三の考察は素晴らしい⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
惚れてまう〜( ⸝⸝ʚ̴̶̷̆ ̫ ʚ̴̶̷̆⸝⸝ )
前作よりも楽しめたと個人的には思います!
とても面白かったです!!(,,'w',,)
それでは次の『そこに無い家に呼ばれる』も
読みたいと思います。( •̀ᴗ•́ )و
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そうきたか〜(〃'艸'〃)!!
乱歩のトリックの説を用いて細かく推理。
そして真相は……すごすぎる…߹ㅁ߹)♡
刀城言耶シリーズ短編集第1弾!
【首切の如き裂くもの】
元侯爵家の令嬢が、喉を裂かれて殺される事件が発生。
行き止まりの路地突き当たりには、氏神様が祀られている祠がある以外は、何もない場所だった—。
ちょ……これすごいよ。
このトリック解けたら拍手!(๑•∀•๑)!
【迷家の如き動くもの】
毒消し売りの少女が峠を越えた所で見かけた奇妙な家。
しかし、もう1人の少女は、見ていないと言う。
家が動いている?
すると、山で出会った商売人の男に「マヨヒガ」の話を聞く…。
動く家の謎。
迷家の中で夜をやり過ごす描写が怖い……。
すごく面白かったです!!
必ず思いがけない展開がある所が、言耶シリーズの魅力です(〃´-`〃)♡
【隙間の如き覗くもの】
多賀子は昔から「隙間」を嫌う。
小さい頃から襖やドアの隙間はきちんと閉めるように祖母から厳しく躾けられていた。
林間学校の就寝時間、襖が少しだけ開いていた。
覗き込むと、そこでは友人同士のやりとりが見えた。
過去や未来が見える隙間。
覗くと、向こうからも覗かれて…\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/
これもまた、すごいトリックでした(^▽^;)
【密室の如き籠るもの】
猪丸家に突然現れた謎の女、葦子。
記憶がなく、怪しいが、当主に気に入られ嫁入りする。
前妻が2人、謎の死を遂げた蔵座敷の2階で狐狗狸さんをはじめる。
すると、よく当たる占いとして評判になる。
コックリさん…。
勝手に狐の霊だと思っていましたが、違うみたい(^▽^;)
欧米にも、ウィージャーボードというのがあるそう。
この話で出てくるのはハート型の板に鉛筆を差し込んで使う自動筆記版。
興味深いですね。
コックリさんの事だけではなく、トリックと推理方法について細かく解説しています。
面白い!間違いない!
言耶が出てくると安心感がある…(〃´-`〃)
これでもか、これでもか、と端から疑問点出して端からぶった斬っていくスタイルは読んでいて気持ちいいです。
しかも『密室の如き籠るもの』に関しては、もう、お見事としか言えない……!!
(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ
ブラボー!
短編で隙間時間も言耶に癒されたい…♡
おすすめです!!!ヽ(´▽`)/
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身を売られた花魁の哀しい運命(T-T)
さすが三津田作品。意外な真相、お見事です!
花魁は華やかな世界で接客をするお仕事。
13歳の少女には、憧れの世界だった。
緋桜という源氏名をもらい、花魁となった16歳の桜子は、過酷な現実に失望する。
正直、前半は読むのが辛かったです( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
下働きは辛く、多額の借金に逃げ場がありません。
かと言って足抜けは重罪で、下手をすると追い借金を科されます。
戦前・戦中・戦後と、名前を変えて営業する遊郭で、『緋桜』という同じ源氏名を持った3人の遊女が絡む、怪死事件。
時代を跨ぎ、戦時の遊郭の様子がとても詳しくわかります。
特に遊郭内での遊女達の噂話や決まり事などは非常に興味深かった。
17時に全員で神棚にお参りをするのですが、神棚に飾ってある御神体が『木彫りされた細長い茸のようなもの』笑
遊女達が天気が良い時にお日様にお股を広げて寝る『お秘所の天から干し』。
これをしておくと、冬場でも風邪をひかないらしい。ホントかな…(・_・;
廓に現れる『幽女』の謎。
刀城言耶がきっちり解き明かしてくれます。
戦争前後の情勢に翻弄され、ミステリもまた時代を跨ぎ少しずつ真相が分かっていく話、大好きです!
めちゃめちゃ面白いです!!(≧∇≦)
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ネタバレ刀城言耶シリーズ10冊目。短編だと3冊目なのかな。
いつも通り三津田先生は面白い、安定している。
刀城言耶…というより三津田先生は『合理性を突き詰めた上で、それでも残る不可思議こそが怪異』というスタンスなんだろうな。物理波失多シリーズとかもそんな感じだし。
「妖服」とか「魔偶」とかってのは、一応創作……で良いのだよね?三津田先生の民俗学的説得力がありすぎて、フツーに信じちゃいそうになるんだけども。
個人的には「巫死」がトリックも含めてお気に入り。刀城言耶シリーズは割りとこの手のトリック多いんだけど、やっぱり騙されてしまうあたり僕も学習しねぇなぁ、とかなんとか。
「巫死」で家の5人+不二夫で6人、つまり六道を象徴してるのかな?とも思ったり。まぁここらへんはもうこじつけレベルですが。色々妄想するのは楽しいなぁ。 -
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なんだこのぶっ飛んだ儀式はww…………(T^T)
〜あらすじ〜
水神を祀る四つの村。奇怪な雨乞いの儀式。湖上の密室殺人。神男たちは次々と……奈良の山奥、波美地方の"水魑様"を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。ホラーとミステリの見事な融合。シリーズ集大成と言える第10回本格ミステリ大賞に輝く第五長編。
刀城言耶シリーズ第6弾!!
今回のシリーズ!いつもと様子がちゃう……
いつもなら禍々しさを突っ走ってく言耶ワールド
しかし今回は……めちゃ笑えるーーww
その一因はなんと!今回は!まさかの!あの!
そう!祖父江偲ちゃんが言耶に同行している!
わぁーい!!
この子がめちゃいい味出してる〜ww
今までなかった和やかさ!そんな!祖父江偲ちゃんに
拍手!!大活躍でしたww
物語の始まりは言耶、偲ちゃん、阿武隈川烏の
3人のやり取りから始まるのですが……めちゃ
笑えますww偲ちゃんめちゃ阿武隈川さんを手のひらで転がしとる〜ww なんやいつもの感じと違うやんと終始和やかムード…………が!!
皆さん!
これは刀城言耶シリーズですよ!
三津田信三作品ですよ!
和やかで終わらすはずがない!!
怖い描写ではガッツリ!背筋を凍らせて
ゾッとさせてきます。
油断は禁物ですぞ!!
そしていよいよ村に、到着し、噂の水魑様の儀に
参加するのですが…………やばい!
とにかく!この儀式がめちゃやばい!!
恐らく、皆さん儀式の本当の真実を知った瞬間
口を揃えて言うでしょう………………
『オーマイガーッッッ!!』とww
それぐらい衝撃でした(T^T)
そしてそれだけでは終わらせない!刀城言耶
この儀式のどさくさに紛れての連続殺人……
も〜〜〜う〜お腹いっぱいだよーww
でもね!ちゃんと推理したましたよ!
晴れの日も〜晴れの日も〜めげずに!
そして!いざ!犯人を絞込み!
多重解決の嵐にいざ行かん!!
…………(´・_・`)……ハズレたぁぁぁぁぉぁww
いやそれでも!!ラストの衝撃!!
泣けるーーー!!
色々思い出してきたーーー!!
なんかめちゃかっこいい人でてくるわぁーー!!
と言う様に余韻が凄かった……(T^T)
かなり僕的にはめちゃ面白かった
そして楽しめた作品でした〜!
皆さんも是非宜しければ読んでくだされ〜
最後に一言……「あの人の未来に幸あれ」以上!
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刀城言耶シリーズ第5弾!
今回もしてやられたぁ〜!!
しかし!全く悔しくない、衝撃のラストです!!
(≧∇≦)
え〜、こちら、フレンドと推理バトルの課題本としました。
めっちゃじっくり読みました!
何度も何度も読み返しました!
満を持しての犯人当ての結果は…(-∀-`; )
…まぁ、当たらんよね笑笑
刀城言耶に全く歯が立たず!でしたぁ。
今回は奈良の山奥の湖で起こった殺人事件なのですが、この沈深湖には『水魑様』という神がいるそうです。
晴天が続くと水不足となり、田んぼが枯れてしまうので、増儀と言われる雨乞いの儀式を行います。
(逆に降りすぎたら、減儀の儀式を行う。)
過去に2度、不審死と行方不明の事故があったという事。
儀式を控えたある日、刀城言耶と祖父江偲が村に到着する。
前半の、言耶と偲と阿武隈川烏とのやり取りにほんわかしました。(*´꒳`*)~❀
この巻まで想像していた言耶のイメージと少し印象が変わりました。(かなり良い意味で。)
ホラー味は、少なめだったように感じます。
物足りないという訳ではなく、程よく軽いトリハダレベル。
ミステリー要素が強めだったような感じ。
(当たり前か(^▽^;))
毎度言耶の多重推理にしてやられる訳ですが、やられるのがタマラナイデス…(ღ*ˇ ˇ*)。o♡
三津田作品、やっぱりどれを読んでも面白い!!
超超おすすめです!!!
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Posted by ブクログ
ネタバレ忌物(≒いわゆる特級呪物)をめぐるミステリ色濃いめのホラー連作短編集。現在進行形で怪異に苛まれる主人公の憑き物おとしを主軸に、独立した(もちろん最終話への伏線も仕組まれた)3つの短編怪談話が展開される。
「砂歩き」
とりあえず舞台設定と状況を説明しつつ、主人公が謎足跡&奇声に襲われる。情報を小出しにしてくるので、もしかしてシックス・センス的構造か…と疑ってしまうが、その正体は最終話でしっかり明かされ、杞憂に終わる。
「後ろ立ち」
古びたアパートを舞台に、一日毎に怪異が近づいてくる、という既視感のある設定だが、伏線の張り方(ノックの位置が低い!) があまりに巧妙&終盤に明らかになる光景(ドアを開けたら…)がとんでもなく不気味で、出色の出来。
「一口告げ」
様々な電話から怪異が語り掛けてくるというシンプルな構造かつ、別に大したこと言ってくるわけでもないのに、段々狂っていく主人公の生活(特に会社から休暇を勧められる理由を想像すると、怖気が…) が、どんどん読ませる。忌物当てのミステリとしても楽しめる。
「霊吸い」
こちらも忌物当て。長々続くスプラッタ描写に正直、辟易とするが、作者の過去作からすると、全然物足りないくらいなのかも。
「にてひなるもの」
主人公を苛む怪異の構造を分析しつつ、いよいよ憑き物おとしに着手。身近な人の声色を真似して語り掛けてくるという特殊能力持ちの怪異は、読み慣れたものではあるが、それでもやっぱり怖い!招き入れてもらわないと家に入れなかったりと、怪異としての定型を踏襲しているからこそ、その恐怖ポイント(主人公がまんまと引っかかってしまう!)に体が反応して、ハラハラしてしまう。ていうか理屈抜きに、今回のラスボス「かつて母親だったもの」が怖すぎる。
悪く言うとキャラ造形や会話の内容が薄い印象はあるが、各怪談がしっかり怖くて出来がいいので、期待通りの恐怖を味わえる満足の一冊。あえて言うなら、お母さんがいつの間にかあっさり死んでしまっているのが残念(さすがにあの状態から生還は無理か…)。そのこと自体、話の枝葉なので仕方ないのだけど、母親の怪死をいち女子高生がそんなにあっさり受け入れて、さっさと次の猫との触れ合いにわくわくする…って割り切りが良すぎるのでは!