三津田信三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
さすが〜刀城言耶シリーズめちゃおもしろい!!
しかしね…今回は…めちゃ重い……笑
でも!おもろい!!
舞台は男と女の愛憎渦巻く豪華爛漫な世界、
遊郭ッッッッ!うぇぇい!となるところだが、
今回は女性目線で遊郭の裏側の話になっていて
、、、、中々のヘビィな話でしたね…(T ^ T)
初めて花魁という仕事知り…
姐さん達からの陰湿ないじめ…
終わりなき借金地獄…などなど
前半はイゴール・ボブチャンチンの
ロシアンフックを喰らう如き、(#)Д`;;)
中盤から話の展開がスピードアップし、
読む手は止まらない…不可解な身投げも止まらない!笑笑
そして後半、満を辞して刀城言耶登場!!
そう、今回は後半から登場するんですけど
いつ出るの?いつ出るの?と期待を膨らませただけに、
登場した瞬間に、一気にテンション上がる事、間違いなし!!
そして圧巻の考察にはもう〜面白くてしゃーない!!
今回は700ページもある大変ボリューミーな作品
なのだが中だるみなく終始楽しめた!
ミステリーを楽しめただけでは無く、
花魁という仕事を改めて知ることが出来て
良かった。…φ(..)メモメモ
怖さというよりも、悲しさが強かった。
でも面白いから、めちゃおすすめです!( •̀ᴗ•́ )و
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Posted by ブクログ
ネタバレ刀城言耶シリーズ初の短編集。
これまでの長編が隔絶された山村(孤島)を舞台としていたのに対し、本作の1話目は住宅街の真ん中を舞台にしている。
ただ1つ目は短すぎて良さが出ていない感じ。2つ目は短いながら舞台といい、刀城言耶のクレバーな部分といい、味が出ていた。
最後の表題作は、三津田の良さを感じた。乱歩とカーの引用は冗長に感じて読んでいる途中はイライラしたが、その直後には引き込まれた。首無しに通づる推理の大どんでん返しがあり、面白かった。
全体を読んでみた感想としては、短編ではこのどんでん返しを描ききれないので刀城言耶シリーズは中編以上の方が面白いと感じた。
これまでの刀城言耶シリーズの作品はどれも長いので、初めて触れる人にはこの作品を薦めて、シリーズとの相性を見る試金石にしても良いかもしれないと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに5点をつけたいと思った作品。
刀城言耶シリーズはミステリーでありながらホラー要素が最後まで効果を発揮する好みの作品ばかりなのだが、本作はホラー寄りのようにミスリードしながら本格的なミステリーの解が用意されている秀作。
素晴らしい点は、なんと言っても、最後の100ページの種明かしに尽きる。
この終盤の推理の部分は、私の全然ダメな予想とほぼ同じ内容の”読者からの投稿”から始まり、ようやくにして登場した刀城言耶が古里鞠子が犯人とする多重入れ替わりの推理を展開する。この首無し殺人を複数人の入れ替わりによるとする発想は驚かされ、完全に予想外の展開だった。
作中で「首無し殺人の目的は被害者と加害者の入れ替わりだ」と敢えて述べているのに、それを上回ってくるのが心憎い。
それだけでも充分に面白かったのだが、その後に幾多斧高が犯人とする別の解釈(それも無理がない)を持ち出し、それをあっさり棄却する(;正解は古里鞠子犯人説の方)という、作者の力量を見せつけられるような、読者を弄んでいるような展開に楽しい驚きを覚えた。
とどめは、作中のある時点から著者の高屋敷妙子と古里鞠子が入れ替わっているというもの。入れ替わりがバレた時点から明らかに文体が変わることも背筋がゾクッとするような感触を覚え、作中にもあるように”名前を言っていない”というミスリードの仕方にも感心する。
最後には刀城言耶すら本人であるか定かではないという徹底的に入れ替わりに掛けた気色悪さを残し、
エピローグ部分でもその余韻を残し「(本書の)編者の刀城言耶はだれなんだ?どうやって原稿を手に入れた?アレが本人でもナニカでも、気味の悪い感触が残る・・」という、ホラーとしてのスッキリとしない(でもイヤじゃない、薄ら寒さのある)後味を残している。
この最後まで残るホラーの感触と、驚きとスッキリさを持ったミステリー部の共存は他の作品では味わったことのない、むしろ味わいたくても味わえなかった部分であり、私の真に欲していた部分でもあった。
論理を持ったホラー、論理を持った理不尽こそが我が好みなのだろう。