三津田信三のレビュー一覧

  • 首無の如き祟るもの

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    ネタバレ

    正直幕間があるせいで没入感がなく退屈でした。しかし、最後の50ページですさまじい伏線回収、そして最後の20ページでもう一度度肝を抜かれる展開があったのでそれまでの所在なげにしていたのが一気に目が覚めました。最後を見るためだけに本書を読む価値がこれにはあります。

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    2023年11月18日
  • そこに無い家に呼ばれる

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    単行本からの再読。シリーズの総まとめという印象が強かったです。ぜひとも作中で言及されていた残り2作も書いてほしいです。ラストが単行本から加筆されていて良かったです。

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    2023年11月11日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    シリーズ3作目が名作と聞き、読み始めた刀城言耶シリーズ。

    結構な文量と登場人物、地名、民俗学的な描写に何度も漢字の読み方や相関関係、位置関係などを読み返しながら読み進めた。
    何度も挫折しそうになったが、最後に二転三転する推理、「さいごに」の章での伏線回収は見事でした。

    それぞれの視点から物語が無理なく進んでいくのも面白い。

    なにより、これは心霊現象であってほしくないな、、というのを見事にかわしながらホラーとミステリーを融合させた点が素晴らしい。

    次作も早く読みたい。

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    2023年09月26日
  • 忌名の如き贄るもの

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    ネタバレ

     全てを作者の手のひらで踊らされ続けた。自分の推理力で真相に迫るのもミステリーの醍醐味だが、このしてやられた感を存分に味わえるのもミステリーの醍醐味だ。正直今回の話、あんまり盛り上がらないなと思っていた。事件自体もそこそこありふれている。不可思議な現象も言うほど起きていない。現代のミステリー過ぎて何をどう考えるのが正解かわからない。そんな状態がずーーーっと続いていた。推理章になってもどの推理もやや平凡、最後の結末も筋は通っているが、確かめようがなさすぎて尻切れトンボ感が凄かった。あんまり入り込めないのは僕が寝不足であんまり頭が回っていないからかと思っていたがそんなわけはなかった。最後の最後にと

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    2023年09月25日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    ネタバレ

    読むのが遅い自分にしては、短期間で読んでしましました。続きが気になってとまらなくなってしまったのでした(^^;)。
    最初の4つの怪談がそれぞれ怖く興味深いものでした。その怪談が全体の約4分の1を占めます。その後、刀城言耶が登場。怪談の舞台で、怪談になぞらえたような殺人事件がおきます。そしてその殺人がすべて密室(不可能犯罪)です。トリックに少し無理がある感じはしましたが、そこは小説ですから。大変おもしろかったです。
    最後はなんとも不思議な終わり方でした。

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    2023年09月21日
  • わざと忌み家を建てて棲む

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    煽りがヤバすぎるよ……。

    怖すぎて朝まで放置したぁぁっ(༎ຶ⌑༎ຶ)



    幽霊屋敷シリーズ第2弾!

    前作『どこの家にも怖いものはいる』もめちゃめちゃ怖かったですが、今回は輪をかけて怖い……((((;゚Д゚))))

    曰く付きの物件をひとつに纏めるって…ヤバすぎ。

    その名も【烏合邸】

    ーーーーー

    烏合とは烏の集まりを表す言葉だが、その集散がばらばらで纒まりがないことから、ただ寄り集まっただけで何の規律もない群衆や軍勢を、烏合の衆という。烏合邸の成り立ちを考えれば、これほど相応しい命名もないだろう。(本文より)

    ーーーーー


    施工主は、何らかの検証の為にそれらの家に人を住まわせ、記

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    2023年09月20日
  • わざと忌み家を建てて棲む

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    ヤバい!ヤバいぞ!マジでヤバいぞ!(•́ω•̀;≡;•́ω•̀)アタフタ
    なんやこれ!!((((;゜Д゜)))
    こんなヤバいヤツ世に出していいのかい?(笑)

    今回の頭三会が迎え撃つ幽霊屋敷は……
    筋金入りの猟奇者(怪異好き)の金持ちジジイが
    全く別々の事故物件の家屋を繋げて一つに立て直しそれぞれの部屋に被験者に住まわせた。記録が見つかる…
    記録は合わせて三つ、黒い部屋、白い屋敷、
    赤い病院、青い邸宅。
    どれもゾッとする様な部屋ばかりでしたが…

    しかし!真の恐怖はここにあらず!!
    今回は頭三会はかなりの実害に遭っていました。
    それがマジで怖ぇ〜ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
    前作と同様に一旦

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    2023年09月10日
  • 七人怪談

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    このアンソロジーを一言で表すなら、「とても怖い」。とにかく怖い描写や不気味な描写が多い。
    澤村伊智『サヤさん』ある霊能者に出会った小学生の話。前半の怪異に襲われる不気味さ、不条理さと、後半の物語の真相、謎の残るラスト。どれをとっても怖い。『予言の島』を事前に読んでおくとなお良い。
    加門七海『貝田川』実話の様な怪談、その真偽は不明。フィクションだと思っているのに、そうだと断言することが出来ない。
    名梁和泉『燃頭のいた町』「現世」と「異界」の境界が曖昧になり、いつしか怪異に襲われる。だが、この話は怪異より人間のほうが怖いと思う。
    菊地秀行『旅の武士』旅をする武士を中心として語られる時代劇怪談。連続

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    2023年09月01日
  • 首無の如き祟るもの

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    いい意味で踊らされた。最後まで気が抜けない作品。
    ミステリとホラーを組み合わせた作品で、ここまで夢中になるなんて思ってなかった。

    ホラーが苦手な人がいるかもしれないが、それでもミステリ好きなら読んでおけといえる。

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    2023年08月22日
  • 逢魔宿り

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    単行本からの再読。
    「某施設の夜警」と「よびにくるもの」が不気味で好きです。
    本書と同時に『みみそぎ』も読んでいたのですが、ノートの記録と「よびにくるもの」との似た描写に、どっちの物語を読んでいるのか分からなくなりそうになりました。
    「怪談のテープ起こし」のような単行本からの追記も期待しましたがそのままでした。

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    2023年08月19日
  • 七人怪談

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    ネタバレ

    面白かった。澤村さんの短編がお目当てだったけれど、どの作品にも背筋がヒヤッとさせられた。最近民俗学と絡めた小説が好きなので、霜島さんの作品は思わぬ収穫だった。

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    2023年08月07日
  • 首無の如き祟るもの

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    今まで読んだミステリの中で一二を争う面白さだった。特にラストの怒涛の解決編は別格。流石はベストオブベスト。
    インパクトの強い表紙とは裏腹にホラー要素はそこまで多くなかったが、ホラー展開のおかげで退屈になりがちな序中盤も楽しく読めたので有難かった。ホラー苦手な人にもおすすめ。

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    2023年07月31日
  • 密室の如き籠るもの

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    そうきたか〜(〃'艸'〃)!!
    乱歩のトリックの説を用いて細かく推理。
    そして真相は……すごすぎる…‎߹ㅁ‎߹)♡



    刀城言耶シリーズ短編集第1弾!

    【首切の如き裂くもの】

    元侯爵家の令嬢が、喉を裂かれて殺される事件が発生。
    行き止まりの路地突き当たりには、氏神様が祀られている祠がある以外は、何もない場所だった—。

    ちょ……これすごいよ。
    このトリック解けたら拍手!(๑•∀•๑)!


    【迷家の如き動くもの】

    毒消し売りの少女が峠を越えた所で見かけた奇妙な家。
    しかし、もう1人の少女は、見ていないと言う。
    家が動いている?
    すると、山で出会った商売人の男に「マヨ

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    2023年07月30日
  • 逢魔宿り

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    怖かった~
    怖いのに読む手を止められず。
    雨降り夜に家人が出掛けた家で1人読んで、後悔した 苦笑
    最近になって三津田信三を知って、作品を何作か立て続けに読んだけど、読んだ中ではこれが一番面白かった!

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    2023年07月27日
  • 幽女の如き怨むもの

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    身を売られた花魁の哀しい運命(T-T)
    さすが三津田作品。意外な真相、お見事です!



    花魁は華やかな世界で接客をするお仕事。
    13歳の少女には、憧れの世界だった。

    緋桜という源氏名をもらい、花魁となった16歳の桜子は、過酷な現実に失望する。

    正直、前半は読むのが辛かったです( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)

    下働きは辛く、多額の借金に逃げ場がありません。
    かと言って足抜けは重罪で、下手をすると追い借金を科されます。

    戦前・戦中・戦後と、名前を変えて営業する遊郭で、『緋桜』という同じ源氏名を持った3人の遊女が絡む、怪死事件。

    時代を跨ぎ、戦時の遊郭の様子がとても詳しくわかります。

    特に

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    2023年07月23日
  • 魔偶の如き齎すもの

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    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ10冊目。短編だと3冊目なのかな。
    いつも通り三津田先生は面白い、安定している。

    刀城言耶…というより三津田先生は『合理性を突き詰めた上で、それでも残る不可思議こそが怪異』というスタンスなんだろうな。物理波失多シリーズとかもそんな感じだし。
    「妖服」とか「魔偶」とかってのは、一応創作……で良いのだよね?三津田先生の民俗学的説得力がありすぎて、フツーに信じちゃいそうになるんだけども。

    個人的には「巫死」がトリックも含めてお気に入り。刀城言耶シリーズは割りとこの手のトリック多いんだけど、やっぱり騙されてしまうあたり僕も学習しねぇなぁ、とかなんとか。
    「巫死」で家の5人+不二夫で

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    2023年07月10日
  • 魔偶の如き齎すもの

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    刀城言耶シリーズ第三短編集。表題作『魔偶の如き齎すもの』が一番面白かった。これまで刀城言耶シリーズを読んできた読者は、この展開に驚くだろう。巧妙なトリックと伏線回収に驚嘆。

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    2023年06月28日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    刀城言耶シリーズ第四弾。
    山村の風習の成人参りでの怪異と恐怖の体験を聞きつけ忌み山に訪れた言耶だったが、不可解な連続殺人事件に巻き込まれる。真相は如何に。
    シリーズを順番に読んできていますが、今回のが冒頭から1番おどろおどろしい作品でした。
    内容に関しては情報量が多くて整理するのが大変です。
    解決編では毎度の如く言耶の迷走推理が披露されどれも説得力があるが、いや違うんかい!っと突っ込みたくなる気分にさせられます。
    真相は、頭の片隅にあったことではありましたが経緯は思いつかなかったです。
    次は短編1に進みます。

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    2023年06月12日
  • 幽女の如き怨むもの

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    このシリーズは必ず購読しているのに、どうしてこれだけ見逃してしまっていたのか謎だが、一気に読み終えた。ほぼぶっ通しで6時間くらい。あぁ、やっぱりいい。記憶を消して初めから読み直したいくらい。同じシリーズの他の作品とは少し違ったホラーテイスト?味があった。こういったホラー系のものが苦手な人はこの作品から読んだらすんなり読めるんじゃないかな、っと思った。全くおどろおどろしい感じや、いわゆるホラーものを読んでいる時のようなぞくぞくするような怖さは全然感じなかった。
    まぁ、遊郭や遊女ものが好きなので、かなりはまった。

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    2023年06月09日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    刀城言耶シリーズ第七作目。強羅地方に伝わる四つの怪談とそれに擬えた殺人。冒頭の怪談はどれもとても怖い。不可能かと思われる殺人事件。最後の二転三転のどんでん返しの解決編はとても面白かった。そして衝撃のラストに戦慄。

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    2023年05月23日