三津田信三のレビュー一覧

  • のぞきめ

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     一人の大学生がバイト先で遭遇した怪異と、ある民俗学者が残したノートに綴られた『のぞきめ』という憑き物とそれを伝承する呪われた村という二つの怪異譚の共通点を紐解くホラーで、因習が蔓延る村と正体不明の怪異は勿論終始「隙間から誰かが覗いている」という感覚に見舞われて怖かった。ラストの不穏さも良かった。

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    2025年07月09日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    安心して読める、誰にでも勧められる、安定感抜群なシリーズもののホラーミステリ作品を聞かれたら真っ先に挙げる「刀城言耶シリーズ」の第1作目。ホラーミステリの特徴である、おどろおどろしさ、残虐さ、ミステリレベルなど、全てのバランスが秀逸です。それでもどうしても重い話になるときでも、すかさず探偵役の刀城言耶が場を和ませてくれます。
    村全体の地図や屋敷の間取りも載っているのですが、こちらも親切すぎず、難解しすぎずで読み解きがいがあり、イメージを膨らませる余地があり楽しいです。

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    2025年07月02日
  • 死相学探偵最後の事件

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    とうとう読み終わってしまった。
    死相学探偵シリーズ。
    少し若向けな気はしますが、
    ぜひ、ドラマかアニメ化してもらいたい。
    イケメン俊一郎とイケおじ新垣警部がみたい。
    悍ましい黒術師との緊迫した最後の戦い。
    沢山の人に見守られ成長した俊一郎に立ち塞がる
    最後の困難。
    まだ、書いて欲しいなぁ。
    俊一郎の新たな戦い。
    また、キャラたちみんなに会いたい。

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    2025年07月02日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    さすが。
    終盤に導くための伏線の数々、ホラーめいた描写も含めてめっちゃいい。
    2950冊
    今年178冊目

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    2025年06月29日
  • ついてくるもの

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     実話怪談の形をした怪異譚が七編収録されていて、廃屋から持ち帰った雛人形がもたらす怪異に震える『ついてくるもの』や曰くがある竹藪に入ろうとする五人の少年とポストに届く不気味な手紙が交錯する『八幡藪知らず』など、どの話も全てが解明されず探ろうとすれば何か障りがあると思われるようなラストばかりで怖かった。

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    2025年06月15日
  • ついてくるもの

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    とにかくどれも怖い。読みながら背後を気にしてしまうようなまとわりつく恐怖。廃墟から持ち帰ってしまった雛人形のお姫様。執拗に追いかけて来て逃れられない。果たして自分がおかしくなったのか?呪いなのか?7つのどの物語もサクッと読めて恐怖は続く。

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    2025年06月06日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    作家三部作の三部目。作品名は独立していますが、本作は三部目の後編にあたります。よって感想は前編である“蛇棺葬”に書いています。

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    2025年06月05日
  • 蛇棺葬

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    作家三部作の三部目の今作ですが、一部目はホラー、二部目はミステリときて、三部目は怪談です。そして三部目は蛇棺葬と百蛇堂の2冊に分かれていているので、今作は前編的な位置づけになっています。なのでさすがに後編である百蛇堂よりは先に読んだ方が良いですが、一部目二部目は読んでいなくても問題ないと思います。とは言っても主要人物は共通ですし、一部目や二部目に触れる描写もありますので、一部目の “忌館 ホラー作家の棲む家” から順番に読むのは全然アリです。それを強く押さない理由は、結局氏の作品は定期的に読み直したくなるからです。
    氏の作風であるホラーとミステリの融合というのは、解決したかしないか、解釈された

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    2025年06月05日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    途中までは現場のイメージが沸かず、やや苦しかった。しかし、事件発生後は言耶の本領発揮といったところ。可能性をピックアップしてつぶしていくのがやはり良い。何よりも、この設定によって動機面に正当性をもたせられるのが本当に見事だ。

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    2025年05月29日
  • 歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

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    ネタバレ

     作家であり探偵である刀城言耶の研究室『無明大学・怪異民俗学研究室(通称、怪民研)』に持ち込まれる怪異譚を言耶の助手・天弓馬人(怖いものが苦手)と拝み屋の祖母を持つ瞳星愛が推理し合理的な解釈をしていく五編が収録されたホラーミステリーで、それぞれの怪異の怖さと解決編の先に待ち受けるラストなど最後まで油断ができない面白さやとあるシリーズの繋がりも見られて大満足だった。

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    2025年05月29日
  • おはしさま 連鎖する怪談

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    日本、香港、台湾の作家によるホラーアンソロジー……だと思ってたら、なんとリレー小説。4話目で全ての糸がつながり始めた時はドキドキした。
    めちゃ面白かったので、香港台湾の作家さんにも手を出してみようかな。

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    2025年05月05日
  • 忌名の如き贄るもの

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     刀城言耶シリーズ8作目。相変わらず迷ってばかりいる推理でありながら、内容自体は非常に好きでした。ラストのシーンも面白く、ホラーミステリーが見事に融合した一冊でした。昭和の辺境の村の妖怪やしきたりなどの民俗学的な要素を題材にした素敵なシリーズものでした。次の作品にまた期待。

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    2025年04月29日
  • 幽女の如き怨むもの

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     遊郭に入り、花魁となる少女の日記に始まり、内容の多くが遊郭と、その遊郭を通した事件のことで書かれています。そこのパートも普通に興味深く面白く読め、最後にはすっきりする謎解きからのプラスアルファ。今のところ読んだ、刀城言耶シリーズで一番か二番に面白かった一作です。

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    2025年04月13日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    SNSで話題に上がっていたのをたまたま覚えていて書店の棚で目に入って購入。
    執筆陣が限られた枠の中に物語を詰め込んだ作品集。枠の中にピッタリと収まった物語の心地よさと怖さが良かった。

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    2025年04月09日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    ネタバレ

    蛇棺葬で疑問だったことがほとんど解消した
    砂川家、あまりにも酷い...

    不気味な人間消失事件も飛鳥さんたちにかかれば現実的な解釈がされ、不思議とそれが真実のように思えてしまう

    あとがきにあるような矛盾や散りばめに気が付かなかったけど、三津田信三失踪後に出てきた女史は覚えてる

    忌館のあの人だ...だいぶゾッとした
    ほとんどの疑問が解消したけど、まだ解消できてないものもある
    它邑町の人はどうして三津田を襲撃したのか、閇美山はどうなったのか、そして皆どこへ行き、蛇足の龍巳氏の妻とは何モノなのか...新しい謎だ

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    2025年03月28日
  • 蛇棺葬

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    ネタバレ

    読み終わった時の疲労感が凄い。
    ジワジワと追い詰められていくような怖さだった
    主人公の幼少期は壮絶で、心に大きな傷を残した
    大人になってからもそれに絡め取られている

    異常なまでの魔除けをなぜするのか、父はどうやって密室の百蛇堂から消えたのか、マーモウドンとは何なのか、百蛇堂に入った主人公を襲ったモノの正体は、主人公もどうやって密室の百蛇堂から家に戻ったのか、義母の死体はどこへ、民婆はどうして死んだのか、百々山とその山で見たものは何なのか、砂川家に何があったのか謎ばかりが残る

    次の百蛇堂を読めば分かるのかな

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    2025年03月28日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    怪談パートが死ぬほどこわい。
    作家の三津田さん本人が登場するモキュメンタリーホラーでした。

    ミステリーみもあるんだけど、謎は解ききらないほうが怖いこともあるので、私はこのくらいの着地で十分面白いと思った。
    ほかのホラーも読んでみよっと!

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    2025年03月20日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    1番オススメ出来る、ホラーミステリ作家のデビュー作。氏はホラー寄りにも、ミステリ寄りのも自由自在に書き分けますが今作は前者。デビュー作から読んでもらいたいという気持ちと、安定して楽しめるミステリ寄りの刀城言耶シリーズからを勧めるべきか迷います。
    今作は結構心に重いです。主人公は出版社でバリバリ働きながら自分でも小説を書いています。当然毎日数多くの人と接するでしょうし、知り合いも多くなります。しかし特に今作では同僚とのやり取りとか仕事で他人と話すシーンは最低限。友人にしても同様で、続編では友人との時間にホッとすることも多いのですが、今作は電話で軽く話す程度です。
    では決して少なくないページ数が何

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    2025年03月11日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    刀城言耶シリーズ4作目。すこぶる楽しく読めました。どんでんがえしに次ぐどんでんがえし。楽しく読めるようになってきたのは自分が作風に慣れてきたからなのか、シリーズを重ねるごとに面白くなってるのかは分かりませんが、最後まで一気に読めて、ぞっとする感じもあり、素晴らしき作品でした。

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    2025年03月07日
  • 首無の如き祟るもの

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    刀城言耶シリーズ3作目。多分一番有名な作品。内容は小説の中の小説という形式で事件が語られており、最後には二転三転する落ちが待っています。途中で間延びする感覚はありましたが、推理編の勢いは凄い。最後の最後まで色々と飛び出し、読者を飽きさせない仕掛けのオンパレードでした。

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    2025年03月04日