三津田信三のレビュー一覧

  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    三津田氏の作品は何冊か読んでいたけれど、そのなかでもわりと緩めのものを読んでいたのかもなと思った。
    あまり読んでいてゾッとするという感覚はなかなか(のぞきめでさえ)なかったのだけど、今回はかなり気味が悪くゾッとしつつも楽しめました。

    やっぱり本当にあったような現実と非現実の境のぼかし方がとても上手い。
    地方出身者には土地的なことはわからないので、本当にそんな場所があるのか……なんて思わせられることもありそう。

    後半は入り乱れに入り乱れ、ちゃんとミステリ要素もあり、何より後日談が君の悪さを醸し出している。
    にちゃり、という語感、字形の気持ちの悪さにただたただ脱帽です。

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    2016年11月14日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    三津田信三作品を読むのはこれで2作め。
    まだ刀城言耶シリーズは読んでないが、多分三津田作品の中では割とライトなシリーズなのではないか。

    うーん、三津田作品にも言えるが私は本当にことごとく女性キャラが好きじゃない。(誰の作品でも)
    ちゃんとオチがあったとしてもなんでか性格にイラっとしてしまって……。
    今まで好きな女性キャラっていただろうか……思い出せない。

    それはいいとして、死相学探偵、面白い設定。
    途中のおばあちゃん、愛染様との会話もテンポが良くクスリとくる。
    しかし、ちゃんとぞくりとさせるところもある。
    メリハリがいいのかもしれない。
    また登場人物の過去の話も今後出てく

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    2016年11月13日
  • 水魑の如き沈むもの

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    面白シリーズですね、やっぱり。分量が更にアップしていることもあり、読み応え抜群でした。冗長なだけでダレるということもなく、スーパーナチュラルな存在を仄めかせ続けることによって、一定以上の緊張感を維持することに見事に成功してます。地方ならではの因習に絡んだ事件が起こる展開はいつも通りなんだけど、それがある意味安心感に繋がっていて、信頼のブランドって感じです。かといってマンネリ化って訳でもなく、今回は、謎が結構なところまで解決されている(ように思える)点はいつもとちょっと違うかも。

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    2016年11月09日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    これは怖い。かなり怖い。
    今まで読んできたホラーの中でも上位に入る怖さ。
    暗くなってから本を開くのはお勧めしません。

    きっとこの人の描く『怖い』というモノと私が思う『怖い』がピタッとはまった結果、一人でトイレへ行くことも出来ず、娘の寝息すら不気味に思える程の恐怖を覚える事になったのだと思う。

    何が怖いって最終的に『怖い』ものの正体が良く分からない事が一番怖い。
    読み終わった本を封印したくなりました。

    怖かったけれど、好きだなこの人の本。

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    2016年10月25日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    むう。新書版と結末が変わっている・・・ような・・・新書版の方が好きだったんだけど。笑って終われて、それがまた本当に怖ろしいものをごまかしているというか、そんな終わり方だったのに。ずるっ。

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    2016年07月13日
  • 蛇棺葬

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    新書版以来の再読。話がわかっていても、やっぱり、怖い。自分の知る中で一番、禍々しく、怖く、面白い本だと思う。何か今、いたような…、聞こえたような…、何だったんだ今のは…。そういった誰でも子供の頃に感じたことがある、根源的な恐れを、とても自然に掻き立てられる。

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    2016年07月06日
  • 十二の贄 死相学探偵5

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    死相学探偵シリーズ。大好きなシリーズなのになかなか読み終わりませんでした。そのわけは、冒頭のアレがあまりに怖すぎたから! いくら巨額の遺産が入るからといっても、あれは嫌だー!!!
    黄道十二宮殺人事件、ミステリとしてはかなり魅力的な要素です。でもやっぱり普通の殺人ではなく、黒術師の絡む呪術。ミステリとしてもホラーとしても文句なし。ちなみに私、天秤座ですが。あの死相は唯一コントみたいで嫌だなあ、と思いました(笑)。
    怖いし犯人の狙いも分からないし、じわじわと嫌な雰囲気がいっぱいの作品なのですが。俊一郎と愛染様の漫才や曲矢兄妹の存在がほどよい笑いと安らぎを与えてくれる印象でした。そしてやっぱり僕にゃ

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    2016年03月31日
  • ついてくるもの

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    読む前は、稲川淳二さんが話すようなやつなのかなと勝手に思ってたのですが、一つ一つがとても面白かったです。
    個人的には「八幡藪知らず」が一番ドキドキした。
    この作家さんのは初めて読んだので、他のも読んでみようと思います。

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    2015年11月27日
  • 幽女の如き怨むもの

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    第一部と第二部から感じられる湿った厭な空気に背筋を寒くしつつ、第三部に衝撃を受けた。その分、第四部の謎解きは面白かったが、怪談めいた恐ろしさは感じられなかった。
    ラストの怖さはあまりないものの、言耶でも説明しきれない怪異は依然として残っており、読後じわじわと恐怖を煽ってくるのはお約束。

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    2015年11月15日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    表紙に惹かれて手に取ってみました。死相でどう事件を解決するのか…と思っていたけれど、おもしろかったです。

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    2015年02月27日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    第3巻を読破。今回の事件はあまりにも猟奇的でした。ぞわっとした…人とは恐ろしいものだ…。そんな中、僕にゃんに癒される(*´ω`*) 祖母と孫のやり取りもおもしろいwww

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    2015年02月07日
  • 密室の如き籠るもの

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    「首切りの如き裂くもの」
    舞台設定が都市伝説じみていてなんとも不気味。
    結局言耶は現場には赴かないというのは、少し物足りないなあ。

    「迷家の如き動くもの」
    刀城言耶シリーズにしては珍しく、怪奇の怖さ<<<現実の怖さ。
    女の子二人が可愛らしくて良い。

    「隙魔の如き覗くもの」
    これはおそろしい、好き。
    怪奇を逆手に取るという発想が面白い。

    「密室の如き籠るもの」
    「コトリバコ」を連想させるイヤーなお膳立てのお話。
    真相は何とも言えない。
    「口うるさい強欲な親戚」というのは便利な登場人物である。

    短編と中編で、長編よりはいくらか読みやすい。
    思わず背筋が冷たくなるような余韻を残すのが、相変ら

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    2014年12月08日
  • 生霊の如き重るもの

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    ネタバレ

    刀城言耶シリーズの短編集第二弾。
    言耶の学生時代で、まだ探偵・小説家として活躍する前の話。
    タイトルの『生霊〜』は田舎の旧家に伝わるドッペルゲンガーのような伝承にまつわる事件。
    表題作の他に事件現場に残された足跡により現場が密室化するものが二作、密室状態の現場から人が消失するものが二作。

    言耶が成り行きから探偵のような役割を果たすが、名探偵の父のことに触れられるのを露骨に嫌がるのがまだ青いなあ。
    そして阿武隈川烏の存在感(笑)

    終盤で推理が二転三転するのはお決まりといえるが、そのせいであらゆる可能性を排除してもどうしても残る怪異が余計恐ろしく感じる…

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    2014年08月28日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

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    死相学探偵シリーズ。やっぱり萌えるぞ僕にゃん……そしてこんな特技があっただなんて! なんとも素晴らしい化け猫(笑)です。
    今回の事件もいかにもホラー仕立て。だけど被害者をつなぐミッシングリンクなど、ミステリ要素もしっかり健在。第一の事件と第二の事件、それぞれに恐ろしさはあるのだけれど。やはり明らかになった真相のあの部分の方があまりに酷い……。
    俊一郎の死相学探偵としての「限界」や、黒術師との因縁などなど、まだまだ気になる要素が盛りだくさんです。続編が気になるなあ。

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    2014年05月25日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    怖い。
    この一言に尽きます。
    ホラー好きの三津田先生によるホラー短編集です。
    表題作の『赫眼』や『よなかのでんわ』『後ろ小路の町家』がとても怖かったです。
    また最後には私の好きな死相学探偵シリーズの短編が収録されています。
    この話には冒頭の『赫眼』のあの子と思しき子がチラリ…w

    ホラー好きの方には是非オススメしたい本です!

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    2013年12月11日
  • 密室の如き籠るもの

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    ネタバレ

    「刀城言耶」シリーズの短編集。
    内容は、短編3偏と、短めの長編と言っても良いであろう中編?が1編。
    どれも面白い。ハズレ無し。
    特に、全体の約半分を占めている「密室の如き籠るもの」が良い。その中の結構な部分を割いて語られる探偵小説における密室の分類は、かなり読みごたえあり。しかもそれだけ力を入れたにも関わらず、真相はその分類とは別の物にしてあっさり捨て石にしてしまうあたりがなんとも凄い。

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    2015年02月16日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    怖い話には惹かれるが、読んだ後トイレやお風呂が怖くなる人は電灯をつけて
    昼間に読みましょう。
    怖い話には惹かれるし、読んだあともひょっとしたら怖い体験に自分も出会えたらなー、
    といったタイプの向こう見ずな人は、深夜に枕元の電気スタンドだけで読みましょう。
    寝返りを打とうと反対側を向いた瞬間に、この表紙の女の子が笑って
    あなたを覗き込んでいるかもしれませんよ。

    そんな無駄話はさておいて、本当に買ってよかったホラー本の一つでした。
    読む端からゾクゾクとしたものが背筋を駆け上がります。
    背後や頭上が妙に気になり、物語がおぞましい展開を見せるたび、
    顔を引きつらせ、身体をこわばらせて、それでもページ

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    2013年05月16日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    俊一郎が、探偵らしい探偵でした。
    死相も使いますが、普通に推理と言うか、曲矢もレギュラーです。
    生きた人間が犯人だと分かっているからか、怖さは薄かったですが、やっぱり追われてる雰囲気だけは怖いです。
    俊一郎がどんどん社会に馴染んで来ている様です。そして、新垣との関係。早く続きが読みたいですっ!

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    2013年03月23日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    面白いですが、楽しくはなかったです。
    前巻よりも怖かった…
    何かに追いかけられるのって、正体が分かっていても、分からなくても、人でも人で無くても怖いです。
    俊一郎のおかげで、だいぶ怖さが軽減されるとはいえ、ホラーでした。
    僕が可愛いです。僕にゃん。次巻が楽しみです。

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    2013年03月22日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    赫眼
    表題作&カバーイラスト
    転校生の謎めいた女の子の家にいた禍々しいなにか…

    怪奇写真作家
    雑誌編集者が怪奇写真作家の自宅を訪ねる…

    怪談奇談・四題
    (一)旧家の祟り
    数百年も続く旧家の七代末までの祟り

    見下ろす家
    新築されたというのに、いつまで経っても人が住む気配の無い崖の上の立派な洋風住宅
    僕は、あの家が僕を見下ろしていると感じていた。
    怪しい家を調べようと少年達が中へ入る…

    怪談奇談・四題
    (二)原因
    ある日を境に悪い出来事の続くK
    そのはじまりの日の出来事とは…

    よなかのでんわ
    5年前、仲間5人で酒の勢い行った廃墟と化した墓場から掛けているという電話
    ほんまはな、お前をこっ

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    2012年02月25日