三津田信三のレビュー一覧

  • 十三の呪 死相学探偵1

    Posted by ブクログ

    短編作品が集まった、いわゆる短編集のミステリーをよく見かけますが、この本は、一冊で一つの話が終わります。なので、常に続きが気になる状態で、ワクワクして読むことができました。三津田さんの他の本も、読んでみたいと思える作品でした。

    0
    2019年09月27日
  • 碆霊の如き祀るもの

    Posted by ブクログ

    ー もっとも刀城言耶にはもう一つ、いつしか別の呼称がついて回るようになった。「探偵作家」がそれである。彼は訪れた地で、なぜか奇っ怪な事件に巻き込まれることが多い。それも土地に伝わる恐ろしい怪異譚などが絡む殺人事件がほとんどで、気がつけば成り行きで素人探偵を務めている。しかも、どうにかこうにか事件を解決に導いていた。

    刀城言耶を無理にでも一言で説明すると、「放浪の怪異譚蒐集家にして探偵作家」ということになるだろうか。 ー

    今回は異常に怖い怪談だった。
    いつもはこの怪談の真相も含めて謎が解けるんだけど、今回は…。

    まぁ、謎を回収しきらないところもこのシリーズの面白いところなんだよな。

    1
    2019年08月10日
  • 山魔の如き嗤うもの

    Posted by ブクログ

    シリーズ最高作といわれる「首なきの如き...」より物語としては面白かった。
    ラスト刀城言耶の推理シーンは毎度の二転三転だがここまで覆す必要があるのかなと思うくらい、ちょっとくどく感じる

    0
    2019年06月22日
  • 黒面の狐

    Posted by ブクログ

    文庫版で再読。
    初読時にはとにかく怖いということが先に立っていて、いろいろ気づけなかった面があったかも。この時代における歴史的背景や、その中で起こっていたさまざまな悲劇や。辻真先さんが解説で書かれておられるように、たしかにこういうことがあったというのは、あまり知られていないことなのかもしれません。とても重要なことなのだけれど。
    ミステリとしても、当時の事情を描いた小説としても、重厚な作品。……だけれど、一番の感想はやはり「怖い」ですよねえ。文庫版で新たに収録された「ある老炭鉱夫の話」がまた怖いのなんのって! ああ、やっぱり炭鉱は好きになれません。絶対行きたくない。

    0
    2019年04月25日
  • 水魑の如き沈むもの

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズ、第五作。本格ミステリ大賞受賞作。いや〜(シリーズイチ)面白かった!!700p以上あったのに、あっという間でした^^ 他シリーズ関連の名がでてくるとやはりワクワクしますね。もうなんて書いていいのやら——。個人的にパーフェクトでした!星五つ。

    0
    2019年04月02日
  • 誰かの家

    Posted by ブクログ

    三津田さんの小説の冒頭が好き過ぎる……。それがこの1冊で6回も読める幸せ。永遠に読んでいたい、なんて思ってしまいます。
    『つれていくもの』がオチを含めて一番怖くて面白かったです。次は『赫眼』を読んでみたいです。

    0
    2019年03月24日
  • のぞきめ

    Posted by ブクログ

    最近読んだホラー小説の中で一番面白いかも。怪奇という虚構と、現実的なミステリーとがうまく融合されている。前半部は虚構、後半部は虚構と現実が重なり、読んでいくうちに種明かしされていく。そのため、推理小説としても良くできている。これは他人に勧めたいホラー。

    0
    2019年08月21日
  • 碆霊の如き祀るもの

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズ。
    相変わらずのホラ-調だけど、ストンとはいってくる推理&どんでん返し。
    楽しませていただきました。

    0
    2018年09月05日
  • 碆霊の如き祀るもの

    Posted by ブクログ

    どの考察も楽しめた。船については人身御供のほうの解釈のがゾッとしたししっくりきたかな。
    あれだけ色々な考察、トリックを次々出し惜しみなく披露されると圧巻。

    0
    2018年08月16日
  • 碆霊の如き祀るもの

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズ。恐ろしい四つの怪談と、それになぞらえたようなあまりに不可解な事件の数々。そこはかとなく漂う怪異の気配と、地域に隠された古くて恐ろしい真相。言耶と偲の掛け合いが楽しいのでさくさく読めるのだけれど、重厚で読み応えたっぷりのホラーミステリです。
    とにかく謎が魅力的。竹林の謎が一番印象的だなあ。そして恐ろしい方法でもあるし(こんな殺され方はしたくない)。ラストの怒涛の解決篇には振り回されっぱなしで(どれもこれもが真相のように思えるじゃないの!)、村の秘密にも愕然。いや、なんとなく見当はついたものの、そこまでのこととはっ。
    とまあ事件は綺麗に片付いたかのように思えたのですが。やっぱり最

    0
    2018年07月21日
  • 碆霊の如き祀るもの

    Posted by ブクログ

    2018年83冊目。冒頭の4つの怪談。その怪談になぞらえたかのように起きる連続殺人。終盤突きつけられる70もの謎。推理のスクラップ&ビルド。最後の圧倒的カタルシス。シリーズの魅力が存分に詰まった大作でした。個人的には最初の事件のトリックがかなりお気に入り。

    0
    2018年07月20日
  • ついてくるもの

    Posted by ブクログ

    三津田さんの短編集は初めて読みました。話の冒頭の雑談が大好きなので、それが1冊で7回も読めるなんてそれだけで満足でした。
    一番怖いと思ったのは「裏の家の子供」。怖いというよりは不気味な印象で、全編を通していまいち内容が把握できない恐ろしさがありました。

    0
    2018年06月17日
  • 生霊の如き重るもの

    Posted by ブクログ

    なかなかに粒揃いの短編集。不可解な現象に解釈をつけるも、最後には説明のつかない怪異が残る。パターンが全編通してハマっていた。「天魔の如き飛ぶもの」コミコミで個人的ナンバーワン。言耶の立ち居振舞いが格好いい。トリックのインパクトもあるし、オチがバチーンと決まってた。「生霊の如き重るもの」表題作だけあって、完成度は一番。生霊のフリから魅力的な謎を経ての、締めが絶妙。

    0
    2017年08月22日
  • 水魑の如き沈むもの

    Posted by ブクログ

    シリーズ最長編の名に恥じない、重厚さと濃厚さ。偲のキャラクターもいいアクセントになっている。事件の真相は勿論、それに伴って明かされる儀式の真実のインパクトが物凄い。

    0
    2017年07月02日
  • 八獄の界 死相学探偵6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    黒術師崇拝者を集めた行き先不明のバスツアーに潜入する俊一郎。
    ツアー内での探偵探しが始まったり、結界に閉じ込められたり、ツアー客が1人ずつ謎の死を遂げたり…
    閉鎖された環境で得体の知れないものに追い詰められていくハラハラ感がホラー映画のようだと思ったら、作中でもホラー映画の話題がでてきた(笑)

    帰ってこれなかった四人はどうなったのか…
    そしてメタル、これまでの事務所での横柄な態度、絶対楽しんでやってたな(笑)

    0
    2017年05月30日
  • 八獄の界 死相学探偵6

    Posted by ブクログ

    死相学探偵シリーズ。黒術師に繋がるバスツアーに潜入した俊一郎に降りかかる、おそらくシリーズ上最大の危機。身を守るはずの結界「八獄の界」に取り込まれてしまった一行に降りかかる怪異の数々は、常識から切り離された世界でのことだけに、いったい何をどうすればいいものか。
    死相すら常識とは反する状況に、まさしく絶体絶命の危機。映画「ミスト」っぽいあの情景と怪物も恐ろしいし。一人ずつ参加者が減っていくサスペンス感もたまりません。
    この真相……うわあ、その「犯人」は想定しなかった! ああでもよく考えるとそういうことかあ。きちんと伏線はあったのですね。そして俊一郎の身近に潜んでいたスパイの正体……さらに予想外で

    0
    2017年04月05日
  • 水魑の如き沈むもの

    Posted by ブクログ

    『その土地に密着した宗教者という存在は、しばしば家とか家族とか個人とかという単位を超えて、完全に地域の一部と化す場合がある。

    言わば自然のようなものだ。』

    このシリーズも面白いな。一作目から読みたくなった(@ ̄ρ ̄@)ミステリのガジェットが詰め込まれていて最高!

    0
    2016年12月30日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

    Posted by ブクログ

    三津田氏の作品は何冊か読んでいたけれど、そのなかでもわりと緩めのものを読んでいたのかもなと思った。
    あまり読んでいてゾッとするという感覚はなかなか(のぞきめでさえ)なかったのだけど、今回はかなり気味が悪くゾッとしつつも楽しめました。

    やっぱり本当にあったような現実と非現実の境のぼかし方がとても上手い。
    地方出身者には土地的なことはわからないので、本当にそんな場所があるのか……なんて思わせられることもありそう。

    後半は入り乱れに入り乱れ、ちゃんとミステリ要素もあり、何より後日談が君の悪さを醸し出している。
    にちゃり、という語感、字形の気持ちの悪さにただたただ脱帽です。

    0
    2016年11月14日
  • 十三の呪 死相学探偵1

    Posted by ブクログ

    三津田信三作品を読むのはこれで2作め。
    まだ刀城言耶シリーズは読んでないが、多分三津田作品の中では割とライトなシリーズなのではないか。

    うーん、三津田作品にも言えるが私は本当にことごとく女性キャラが好きじゃない。(誰の作品でも)
    ちゃんとオチがあったとしてもなんでか性格にイラっとしてしまって……。
    今まで好きな女性キャラっていただろうか……思い出せない。

    それはいいとして、死相学探偵、面白い設定。
    途中のおばあちゃん、愛染様との会話もテンポが良くクスリとくる。
    しかし、ちゃんとぞくりとさせるところもある。
    メリハリがいいのかもしれない。
    また登場人物の過去の話も今後出てく

    0
    2016年11月13日
  • 水魑の如き沈むもの

    Posted by ブクログ

    面白シリーズですね、やっぱり。分量が更にアップしていることもあり、読み応え抜群でした。冗長なだけでダレるということもなく、スーパーナチュラルな存在を仄めかせ続けることによって、一定以上の緊張感を維持することに見事に成功してます。地方ならではの因習に絡んだ事件が起こる展開はいつも通りなんだけど、それがある意味安心感に繋がっていて、信頼のブランドって感じです。かといってマンネリ化って訳でもなく、今回は、謎が結構なところまで解決されている(ように思える)点はいつもとちょっと違うかも。

    0
    2016年11月09日